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「ロサンゼルス日本映画祭」史上初。松本動監督作品Wノミネート。故・大林宣彦監督の特別記念上映も

10月1日より開催される「第15回ロサンゼルス日本映画祭/JFFLA」にて、松本動監督作品が長編・短編の両部門にWノミネートとなったことが決定した。これは、映画祭史上初の快挙となる。

ノミノートとなったのは、長編映画『星に語りて~Starry Sky~』と、短編映画『公衆電話』の2作品。
なお、同映画祭は、2020年10月1日(木)~4日(日)の4日間の開催予定で、今年は新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの開催が決定している。

松本動監督メッセージ
この度、数多くの応募作品の中から、私が監督を務めました『星に語りて~Starry Sky~』と『公衆電話』をノミネート作品に選出していただき、1作品でも嬉しい事ですが、まさか2作品も選んで頂けるなんて、驚きと共に、心より感謝しております。
長編の『星に語りて~Starry Sky~』は、今回が海外プレミアとなる記念すべき映画祭となります。これを皮切りに、この映画で描かれた東日本大震災における知られざる真実を、世界中の方々に知って頂ける機会が増える事を願っております。
短編の「公衆電話」については、国内外の映画祭への参加が50ケ所目となり、こちらも記念すべき映画祭となりました。
そんな予期せぬ嬉しいWノミネートのお陰で、忘れ難き思い出深い映画祭となりましたが、それに輪を掛けて嬉しい事は、私が助監督として最後に従事した大林宣彦監督の特別記念上映が決定したという事です。上映される「野のなななのか」では助監督で従事し、予告編の制作もさせて頂きました。これも映画の神様の思し召しなのだろうと、感慨深い思いでおります。
今後も、「Japan Film Festival Los Angele」の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。

松本動監督

松本動監督

故・大林宣彦監督の特別記念上映も緊急決定

最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』の公開を待たずして、この世を去った映画作家・大林宣彦氏の特別記念上映も急遽決定し、『海辺の映画館-キネマの玉手箱』 を始め、『野のなななのか』『ふたり』の3作品が上映される。
本映画祭は、2013年に大林宣彦監督の特集プログラムが組まれ、大林監督も現地を訪れて、トークショーも行われたという深い繋がりから、今回の特別記念上映が実現した。
実は今回、Wノミネートを果たした松本動監督は、大林監督の晩年2作品に携わっており、今回上映され『野のなななのか』では、助監督と予告編制作を行っていて、運命的な繋がりが感じられる。

ロサンゼルス日本映画祭/Japan Film Festival Los Angeles/JFFLA

JFFLA

2003年に始まった、“日本人に広く愛されている家庭劇で、国や国籍を超えて家族について語り合おう” という、『チャノマ映画祭』が前身で、一般的な日本文化の理解を浸透させることを目的とした先駆的な映画祭だった。
家族の集いの場であるリビング、「茶の間」をテーマに、日本の家族の日常を描いた心温まる映画を上映していた。
しかし、時代の流れと共に、観客にもっと映画祭を楽しんでもらうため、異なる日本文化の側面を描いた、より幅広いジャンルをセレクトする様になった。
その進化を遂げた映画祭を強調するため、映画祭の名称は2008年から「ロサンゼルス日本映画祭/Japan Film Festival Los Angeles/JFFLA」に変更された。
2013年に故・大林宣彦監督が、2014年には俳優の仲代達矢氏が現地を訪れ参加し、トークショーが行われた他、2018年には『カメラを止めるな!』が最優秀作品賞、女優の桃井かおり氏が主演・監督を務めた『Hee』が最優秀監督賞を受賞し、桃井氏本人も現地を訪れ参加。
2019年は村上虹郎主演の『銃』において、武正晴監督が最優秀監督賞を受賞し、監督本人も現地を訪れ参加するなど、LAを代表する日本映画祭となっている。
2020年度の第15回は、10月1日(木)~4日(日)の4日間に渡り、オンラインでの開催が決定しており、今年は大林宣彦監督の特集プログラムが組まれたり、榎木孝明 主演『みとりし』、モトーラ世理奈 主演『恋恋豆花』、俳優の斎藤工が監督を務めた『COMPLY+-ANCE』などが招待作品として参加する事が先頃発表された。
上映作品は今回ノミネートされた松本動監督の『星に語りて~Starry Sky~/ Talking to the Starry Sky』『公衆電話/PAY PHONE』の2作品が入るコンペティション作品16作品を含む全23作品を予定している。

JFFLA映画祭ホームページ:https://www.jffla.org/
JFFLA映画祭Facebookページ:https://www.facebook.com/jffla/?ref=br_tf&epa=SEARCH_BOX

松本動監督 ノミネート作品情報

長編部門ノミネート

『星に語りて~Starry Sky~』(英題:Talking to the Starry Sky)

《物語》2011年3月11日 東日本大震災、障害のある人と、それを支援した人たちの、実話をもとにした知られざる真実の物語。

《スタッフ》 製作統括:西村直、企画:藤井克徳、脚本:山本おさむ、音楽:小林洋平、撮影:鈴木雅也、照明:古橋孝映、録音:西岡正巳、美術:津留啓亮、制作プロダクション:ターゲット、製作:きょうされん、監督:松本動
《キャスト》 要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井玲、入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人、他
2019年/DCP/カラー/5.1ch/アメリカンビスタ/115分
(C)きょうされん
公式HP:http://www.kyosaren.or.jp/starrysky/
《劇場公開・映画祭参加歴》
・2019年4月5日 アップリンク吉祥寺公開(3週間)
・第37回日本映画復興賞/復興奨励賞 受賞(2019年度)
・第25回函館港イルミナシオン映画祭/オフィシャルセレクション
・福島映像祭2019/オフィシャルセレクション

特報

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短編部門ノミネート

『公衆電話』(英題:PAY PHONE)

《物語》 ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜の小さな物語。

《スタッフ》 撮影:池田直矢、録音:西岡正巳、音楽:鈴木光男、助監督:大滝朋恵、ヘアメイク:清水美穂、衣裳:杉本京加、タイトルデザイン:東かほり、脚本・監督:松本動
《キャスト》 菅井玲、入江崇史、貴玖代
2018年/FullHD/カラー/ステレオ2ch/シネマスコープ/15分47秒
(C)動.MATSUMOTO
《主な受賞歴》
・ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018/ジャパン部門 ベストアクター賞
・24th Kansas City FilmFest International (アメリカ)/最優秀短編映画賞
・第5回岩槻映画祭/最優秀作品賞(グランプリ)&観客賞
・第22回横浜映像天国2018/グランプリ
・星降る。どうぶつ園シネマ/みさき公園賞(グランプリ)
・第11回おもいがわ映画祭/監督賞

予告編

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