最高の家出

【インタビュー】高城れに「一人遊びが上手だった私にリンクしている役です」舞台『最高の家出』

2024年2月4日(日)に開幕するパルコ・プロデュース2024『最高の家出』。単独舞台出演&初座長となる高城れに(ももいろクローバーZ)に、本舞台への意気込みや魅力などを聞いた。(サイン入りチェキ読者プレゼントあり)

舞台『最高の家出』は、ある演劇が繰り返し上演されている「模造街」という虚構の街で<その街に迷い込んだ人><その街しか知らない人>の2人の家出が交差する物語。
瑞々しい台詞と、イマジネーションがはじける劇団ロロの三浦直之(作・演出)の劇空間に期待が膨らむ。

高城れに インタビュー&撮り下ろしフォト

■「ぶっ飛んでるな」という印象を持ちました

‐現在、稽古中だそうですが、今の出来具合はいかがでしょうか?

高城れに(立花箒 役)
つい先日、頭から終わりまで一通り通すことができたんですが、ここからがまたゼロからのスタートじゃないかなと私は思っています。昨日もシーンごとに「ここはもっとこうしたらいいんじゃないか」と話し合ったり、(作・演出の)三浦直之さんから追加されるシーンや、シーンの組み換えがあったりと、元々の台本からどんどんと肉付けしていってるからです。

‐台本を読む限りでは難しいところもある物語に感じましたが、高城さんはいかがでしたか?

高城れに
最初に読んだときは、「ぶっ飛んでるな」という印象を持ちました(笑)
自分の中で勝手に解釈した上で、稽古初日を迎えて、そこから作り上げていく段階で、少しずつ、三浦さんが示したかったことはこういうことだったんだとわかってくるようになりました。三浦さんが大事にしている言葉を聞いて、内容が理解できるようになりました。
台本を読むだけでは解釈が難しいですが、人が演じることによってわかりやすくなると思います。でも、それでも1回観るだけではすべてはわからないかもしれないので、何回も観てほしいですね。公演数もたくさんありますので。
最後のシーンを観て、ようやくそれまでのことが繋がりますし、その結末を知った上で、もう一度観たら、またぜんぜん違う発見があると思います。

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高城れに(ももいろクローバーZ)

■未知のことだけど、良い作品にしたい気持ちは変わらない

‐単独でしかも主演として舞台に立たれるお気持ちは?

高城れに
初めてグループから離れて、演劇の世界、舞台の世界に飛び込むのは初めてで、私にとっては未知過ぎて、大丈夫なのかな、できるのかなっていう不安も大きかったです。
でも、グループ活動の中でも、お芝居など知らない世界に挑戦したいという気持ちが強くあったので、今回のお話はとても良い機会をくださったなと、ありがたい気持ちでいっぱいです。なので、自信を持ってやるしかないという想いで毎日稽古に挑んでいます。

‐昨年末、明治座でももいろクローバーZとしてのミュージカル第2回 ももクロ一座特別公演」を上演されましたが、今回はお一人となります。その違いで感じられていることはありますか?

高城れに
全然違います。作品の作り方も違ってまったくの別物です。これまで、ももクロのライブを観てくれたモノノフさんの方々からしたら、とても新鮮で、知らない世界に初めて触れる感覚になるんじゃないかなと思います。それぐらい違います。
でも、良い作品にしたいという私の中の気持ちは、ももクロでもソロでも変わりません。
ただ、今回は会話劇でセリフ量がとても多いだけではなく、会話のキャッチボールというより一方的に話しかける部分も多く、そこはもっとナチュルになるように頑張りたいなって思っています。

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‐良い作品を見せたいという気持ちは変わらないとのことですが、そういう中でもライブと演劇の一番大きな違いはなんでしょう?

高城れに
(演劇は)舞台上でパフォーマンス中のコミュニケーションの取り方がすごく違うなって思いました。
コンサートだと、グループでひとつのものを作り上げるから、個性も大事だけど協調性を重視します。
一方、演劇の舞台では、協調性というよりは、ひとつひとつが目立つことで作品に繋げていく。そこはライブとは作り方が違うのかなって思います。
ライブは、アイコンタクトやフォローの仕方も違います。誰かが歌詞を飛ばしちゃったら、誰かが歌ってあげることができるけど、演劇はそれぞれのキャラがあって、それぞれの道筋を立てていかなくてはいけないので、フォローの仕方がまったく違います。

‐コンサートも演劇もライブですが、ライブの一番の魅力は?

高城れに
私自身もそうですけれど、いろんな感情や、大切な言葉を観に来てくれた人に届けられること。なにかプレゼントしてあげられるというのが、ライブに限らず、エンターテインメントの素敵なところだなと思います。

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■リーダーシップは無いけれど

‐高城さんはご自身でリーダーシップが無いと以前おっしゃってましたが、今回、主演・座長として、どういう取り組みをされていますか?

高城れに
リーダーシップは無いんですが(笑)、主演、座長という言葉だけ聞くと、気持ちがギュッとなってしまいそうなので、気負わずやっていこうと思っています。共演者の方々は演劇の大先輩なので、勉強させてもらいたいと思っていますし、“座長”という言葉には囚われていないです。その分、パフォーマンスで頑張りたいと思っています。

‐気負わないでということですが、毎日の稽古を重ねていく中、どういうお気持ちで取り組んでおられますか?

高城れに
こんなに頭を回転させるのは、学生のときも無かったなっていう気がしています(笑)
それぐらい毎日とても頭を使っています。私達はアイドルグループとして活動してきたので、身体で覚えるっていうことが多かったんです。耳で覚えるとか。
なので、今回は戸惑いもあるんですけれど、とても楽しい毎日だなと思います。

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■わからないままにするよりは、ちゃんと聞こう!

‐稽古の中で、共演者の方々とはどういう相談をされていますか?

高城れに
最初はできなかったんですけれど、だんだん言えるようになってきました。わからないところは、三浦さんに「ここはどういう気持でいったらいいんですか?」とか質問できるようになりました。それは自分でも成長したなと思います。

‐きっかけはあったのでしょうか?

高城れに
他の皆さんが質問されているのを見て、「あ、聞いていいんだ」って思ったんです。それまでは「自分で考えろよ」って思われてしまうんじゃないかなって勝手に解釈していてなかなか聞くことができなかったんです。
でも、わからないままにするよりは、ちゃんと聞こう!って思いました。

‐質問できるようになって、ご自身の中で変わったことはありますか?

高城れに
この作品は、笑いもありますが、大切なテーマを伝えたいという点もあるので、観た方にとっていろんな得るものがあると私は思っています。そういったところを、私自身がしっかり理解して表現したいので、わからないところは質問して、しっかりと吸収したいという気持ちが強くなりました。

■空想の友達とお話していた

‐高城さんが演じられる“立花箒”は、“模造街”という未知の世界に飛び込んで行きます。その意味で、単独主演という高城さんにとって初めての世界に飛び込むという点で、共感できる部分はありますか?

高城れに
箒ちゃんとリンクする部分はたくさんあると感じています。でも箒ちゃんは私には無い強さや行動力を持っていて、なんだか(私と)近しいような近しくないような、不思議な感覚になっています。
でも、だんだんと箒ちゃんという人物像が出来上がってくるにつれて、愛おしくなってきました。箒ちゃんが紡ぐ言葉にどんな感情が隠されているのかなとか、本当はこうなんじゃないかなとか、箒ちゃんのいろんな面が見えてきたんです。なので、舞台を観てくださる方が箒ちゃんをどのように捉えられるのかが気になります。

‐お話を伺っていると高城さんは想像力が豊かな方だなと感じました。

高城れに
どうなんでしょうね。箒ちゃんも想像力があると思います。私も一人っ子で、小さい頃は人見知りだったので、友達と遊ぶことはあまり無かったですし、一人遊びが上手でした。箒ちゃんは、小さい頃、自分の中にもう一人の空想の友達を作り上げて、その友達と会話してましたが、私もまったく同じでした。
そういうことをやってこなかった人からしたら、「何それ?」ってなると思うんですけれど、私は箒ちゃんの気持ちがわかるので、そういう点もリンクしているのかなと思います。

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■「最高の家出」は、きっと思い入れの深い作品になる

‐別のインタビューで高城さんが「(作・演出の)三浦さんって、なんで私の幼少期の気持ちがわかるんだろう」と答えられてましたが、具体的には?

高城れに
先ほどお話しましたが、箒ちゃんは小さい頃に空想の友達がいて、その友達とお話していたという設定は私と一緒だし、さらに、箒ちゃんの空想の友達の名前が、昔私が初めて飼った猫の名前なんです。しかも“モナカ”という猫の名前としては珍しいと思うのに。なんで(三浦さんは)知っているのかな?って驚きました。

‐先ほど、箒ちゃんとリンクしている部分が多いということ、そして稽古を重ねて行く中で変わっていく部分もあるというお話がありましたが、そういう中で、箒ちゃんを高城さんに寄せていくということはありましたか?

高城れに
逆ですね。ももクロとして舞台に立つときにいただく役は、けっこう自分寄りなんですけれど、今回は初めて私が役に寄っていくという感覚を覚えています。私がだんだん箒ちゃんっぽくなってきたのかなって思います。
それにしても、三浦さんってほんとうに(私のそういう内面の変化に)敏感なんですよ!「なんで今このセリフを追加したんだろう?」、「なんでこの発想ができるんだろう?」って驚かされることが多いんです。
ちなみに、私はお笑い芸人の永野さんと毎年お笑いライブをさせていただいているんですけれど、(三浦さんは)永野さんの発想と似ているとも感じます。丸くなった永野さんっていうか(笑)
そして、私生活でも、「最高の家出」という作品に染まってきているのかなって感じます。母と話す会話もちょっと劇っぽくなってきたり(笑)、家でもいつも「最高の家出」のことを考えています。
3日ほど前に、友達から電話がかかってきたんですが、その時の会話でも、劇中に出てくるのと同じセリフを言っちゃったり。いい感じに(「最高の家出」に)染まってます(笑)

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‐高城さんが箒ちゃんに寄せているということですが、三浦さんとしては高城さんへの当て書きをされているわけじゃないってことですよね?

高城れに
当て書きはしていないと思います。でももう一つ、三浦さんのことで鳥肌が立ったことがありました。
私は、以前、森崎ウィンくんとのW主演で「彼女が成仏できない理由」(NHK よるドラ枠)というドラマに出演したんですが、このドラマのある重要なシーンと、今回の「最高の家出」の重要なシーンとが、結果的にリンクするものになったからです。
元々はぜんぜん違うものだったんですが、読み合わせや稽古をしていく中で、ある時三浦さんがガラッと変えた結果、偶然にも2つの作品がリンクするものになるという。
よるドラの時は、初めてのドラマ主演で森崎さんとやらせていただくのにどうしようって相当悩んだし、でもお芝居をもっとやりたいと思うきっかけにもなって、思い入れの深いドラマになったんです。なので、今回の「最高の家出」もきっと思い入れの深い大切な作品になるだろうなって改めて感じています。

‐なるほど、三浦さんと高城れにさんとの相性の良さを感じます。

高城れに
はい。今回の舞台で、私は三浦直之さんのセンスが好きだ!って改めて思って、ファンになったんです。あんなにピュアな人がこの現実世界に存在するんだって。写真で(三浦さんを)見ると、難しい方なのかなっていうイメージがあるんですけれど(笑)、でもすごい天然だし、目の奥がとても綺麗だし、会わないとわからない魅力が三浦さんにはいっぱいあって。ある意味、三浦さんがこの舞台の主役なんですよ。漫画みたいな寝グセで稽古場に来るし、だけど、全部のことを一人でやるんです。
だから頭の中がどうなっているのかがわからない。読むだけでは難しい内容の脚本だし、描かれている人の動きも(普通なら)絶対に考えられない、シンプルじゃない動きになっている。だから、漫画みたいな人だなって思います(笑)
ひとつひとつのワードチョイスが大好きで、ぶっ飛んでるなぁ、私生活ではこんなこと絶対に思わないけど、でもなんとなくそれがかけ離れているワードではなくて、自分の生活で、聞き馴染みのある言葉とかをユニークにしているだけなので、すごく面白いっていう感覚があります。

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■ドリフの皆さんはアドリブで生まれる空白の時間も大切に。

‐高城さんは、ドリフのコントもされたり、普段からお笑いに関わる活動もされていますが、それらが、「最高の家出」のお笑い要素に活きている部分はありますか?

高城れに
できているかはわからないですが、今までお笑いをやってきて大切だなって思っているのは「セリフの間(ま)」です。でも間を意識し過ぎてもいけなくて、ナチュラルに面白くという。難しいですけれど、ドリフターズさんもとても間を大事にされてますし、そして、セリフはもちろん大事なんですけれど、アドリブで生まれる面白さや、アドリブで生まれる空白の時間とかもとても大事にされていたのを一緒にコントさせていただいた時に感じました。
なので、「最高の家出」の本番で、お客さんが入った状態だとまたアドリブで変わるところもあるのかなって楽しみです。

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■ももクロの高城れにとして。「最高の家出」の立花箒として。

‐年末には毎年恒例の「ももいろ歌合戦」が開催されましたが、そのあと、2023年から2024年の年末年始はどのように過ごされましたか?

高城れに
毎年、年末はとても忙しくて、ももいろ歌合戦という豪華なステージで年を越した後、1月はなんとなく緩やかなんです。
でも今回は、歌合戦で年を越した後、気持ちを新たにというのはもちろんあったんですけれど、やっぱりこの舞台の稽古が控えていたので、一段落!っていうよりは、切り替えて新たに頑張ろう!っていう気持ちで年を越しました。
ちなみに、歌合戦が終わったら日の出を見て、初詣に行って、お墓参りに行って、元旦は寝ないぞ!っていうのが毎年のルーティンなんです。でも30歳になると、正直最近は朝まで起きていられないっていう(笑)でも今年の元旦はルーティンを崩すことなく過ごせたので、まだいけるなって。だから舞台も頑張ろうって思いました。

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‐ももクロとして活動されているときは、“高城れに”御本人としてですが、こうしたお芝居の場合、役への切り替えで意識されていることはありますか?

高城れに
意識していることは特になくて、稽古場に来てみんなと会うと、自然に気持ちが落ち着いて箒ちゃんになります。
先ほども言ったように、家に帰ってもこの作品のことがなかなか頭から抜けないことはありますけど、休みの日は、高城れにとして過ごしています。

‐どういう過ごし方でしょうか?

高城れに
先日、急に休みになった日は、たくさん寝なきゃ!ってお昼ぐらいまで寝て、好きなテレビ番組とアニメ作品を観て、一人で大好きなCoCo壱番屋に行って。家に帰ってきてもグウタラしたり、でも掃除もしたりしてました。

‐公演が始まると忙しくなりますね。

高城れに
私は休みになって暇すぎると不安になっちゃうタイプなので、毎日忙しくしている方がいいかもしれません。
でも、今回のようにここまで公演数が多い舞台は初めてですし、舞台の休演日には、ももクロとして、バレンタインライブがあるので、忙しいですけれど、その切り替えが楽しみです。

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■夢を託す、夢を託される

‐「最高の家出」というタイトルにちなんでの質問ですが、高城さんは子どもの頃含めて家出されたことはありますか?

高城れに
大人になってからもあります。ほんっとにくだらないことでケンカするんですけれど、休みの日にどこに行く?とか、今日何を食べる?とかで母とケンカして、パッと家を出て、でも何も持ってきてないしどこに行こう?っなって。で、なんとなくみなとみらいに行ったら、カップルやファミリーがたくさんいて、自分がみじめな気持ちになって、結局家に帰るっていう(笑)

‐家に帰って普通に仲直りされるんですか?

高城れに
最初は「お腹すいた!」って、まだ機嫌悪い感じなんですけれど、食事をしているうちにいつの間にか仲直りしています(笑)

‐最後に、この舞台をご覧になる方に、どんな気持ちを持って帰っていただきたいかお聞かせください。

高城れに
いろんな気持ちを持って帰ってほしいです。誰にでも、そこに居て、自分らしさをしっかり持つ権利があります。でもそうは言っても、自分って何なんだろう?自分の居場所はどこなんだろう?と悩むときはあります。そういうときでも焦らず周りと関わりながら、ゆっくりと自分自身を見つけていけばいいし、逆に他人に見つけてもらうということもあるという安心感を持って帰ってほしい。
そして、行きたかったけど行けなかった場所、やりたかったけどできなかったことがあっても、そういう夢を誰かに託すこともできるんだということ。
例えば、私の母は、芸能活動をしたい気持ちをかつて持っていたそうで、私が中学生の頃、ももクロの活動を始めるときに「頑張ってね」と母自身の夢を託す意味でも応援してくれました。こういう、誰かに夢を託す、誰かから夢を託されるということにも共感していただけたらいいなと思います。

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高城れに(たかぎ れに)プロフィール
1993年6月21日生まれ。2008年にももいろクローバーZ 結成。担当カラーは紫。2015年以降毎年ソロコンサートを実施。2020年には、NHK 総合「よるドラ」枠『彼女が成仏できない理由』にて、W主演。メンバー初となる連続ドラマの主演となった。舞台は2015年に『幕が上がる』、2018年『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』、2019年『座長・佐々木彩夏 大江戸娯楽活劇 「姫はくノ一」』、にメンバーで出演。2023年11月には『座長玉井詩織 大江戸ミュージカル「CHANGE THE FUTURE!~未来を変えろ~」』へ出演。

■人物相関図

物語の理解促進のため、観劇の予習のために、公式サイトにえ、人物相関図(PDF)が用意されれています。

『最高の家出』人物相関図

■高城れに(ももいろクローバーZ)さん直筆サイン入りチェキ読者プレゼント(当選者様のお名前入り!)

高城れに(ももいろクローバーZ)さんの直筆サイン入り撮り下ろしチェキを抽選で1名様にプレゼントします。
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応募締め切り:2024年2月19日(月)23時59分
*お名前 or ニックネームについて:チェキに書ききれない長いお名前、難しい文字や公序良俗に反する言葉が含まれる場合は、変更をお願いさせていただく場合があります。その際、ご対応いただけない場合は、ご当選取り消しになる場合もありますので、予めご了承ください。

以下のWIDE版チェキに、高城れにさんより、ご当選者様のお名前入りでサインしていただきます!(諸事情により、写真が変更になる場合があります)

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■撮り下ろしフォトギャラリー

[インタビュー:安田寧子/写真:三平准太郎/ヘアメイク:竹内美紀代(KIND)/スタイリスト:寄森久美子(WONDER STYLE)]

■舞台『最高の家出』全力稽古中!

2月4日(日)に開幕するパルコ・プロデュース 2024『最高の家出』にて、バンドceroの荒内佑が舞台音楽に初挑戦する事が決定。そのデモ音源と稽古シーンの動画が特別公開されている。

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■関連記事&動画:『最高の家出』初日会見&ゲネプロ

パルコ・プロデュース2024『最高の家出』

《INTRODUCTION》
『最高の家出』はある演劇が繰り返し上演されている「模造街」という虚構の街で<その街に迷い込んだ人>
<その街しか知らない人>の2人の家出が交差する物語です。

演出を務めるのは 2009年に劇団ロロを立ち上げ、古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら描く世界観が演劇ファンのみならず、ジャンルを超えて注目されている三浦直之。近年では、ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』、映画『サマーフィルムにのって』の脚本や、舞台 KERA CROSS『SLAPSTICKS』の演出を担うなど、活動の幅を広げています。様々なポップカルチャーをサンプリングしながら、演劇表現の新たな地平を切り開いてきた三浦が書下ろし新作でパルコ•プロデュースに初登場いたします。

主演を務めるのは、2023年に結成15周年を迎えたももいろクローバーZ のメンバーで、今回、単独での舞台初出演となる高城れに。6月に30歳の誕生日を記念したソロコンサート『30祭』を神奈川•ぴあアリーナMMで開催するなど、活躍の幅を広げています。
共演には、映画『サマーフィルムにのって』や舞台玉田企画『영(ヨン)』、映画『忌怪島/きかいじま』など
に出演の祷キララ。ブロードウェイ•ミュージカル『バイ•バイ•バーディー』、また2023年3月にはイギリス•ウェストエンドにて『GALAXY TRAIN-A New Musical』ロンドン公演への出演を果たした東島京。
主演映画『それぞれの花』や NHK 大河ドラマ『青天を衝け』など多数のドラマに出演、2023年11月には、まつもと市民芸術館プロデュース舞台『ハイ•ライフ』に出演した尾上寛之。
またロロからは板橋駿谷、亀島一徳、 篠崎大悟、島田桃子が出演いたします。

瑞々しい台詞と、イマジネーションがはじける三浦直之の劇空間にご期待ください!

《STORY》
結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(高城れに)。
道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。
この劇場ではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメに。
舞台の主演薪時アハハ(祷キララ)は「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。
演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。
そんなある日、劇場に箒の夫・向田淡路(尾上寛之)が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる……。
舞台上と舞台裏、それぞれの“家出”が重なり合って生まれる、ファンタスティック迷走ストーリー!

出演:高城れに(ももいろクローバーZ) 祷キララ 東島京 板橋駿谷 亀島一徳 篠崎大悟 島田桃子 重岡漠 尾上寛之
作・演出:三浦直之(ロロ)
音楽:荒内佑(cero)
企画・製作:株式会社パルコ
公式サイト:https://stage.parco.jp/program/iede

日程:2024年2月4日(日)~2月24日(土) 紀伊國屋ホール ※地方公演あり

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