【インタビュー】Ｗ主演の簡秀吉＆西山潤、BL作品での初共演でお互いの印象は？ドラマ『好きやねんけどどうやろか』

1月11日(木)放送開始のドラマ『好きやねんけどどうやろか』でＷ主演を務める簡秀吉と西山潤。初共演＆BL作品初出演の２人に、本ドラマへの意気込みや、初共演としてのお互いの印象などを聞いた。（読者プレゼントあり）

本作は、千葉リョウコによる同名コミックの実写ドラマ化作品。登場人物の話すコテコテの関西弁に魅了される女子が多数の本作は、家庭的な小料理屋を舞台に、誰とでもフレンドリーに話すことのできる肉食系関西弁イケメン店主と、東京から転勤してきてきたものの関西の空気に馴染めない真面目なバツイチサラリーマンによる、愛おしくももどかしい“ムズキュンラブストーリー”となっている。

大阪の下町・路地裏にある、安くて美味くて家庭的なメニューを出す小料理屋「たまえ」で働く若き店主・松本栄枝（簡秀吉）。コテコテの関西弁を使う栄枝は、老若男女問わず誰にでもフレンドリーな性格。居心地の良いお店は、いつも賑わっている。
そんなある日、東京から大阪に転勤してきたバツイチサラリーマン・曽我久志（西山潤）が、上司に連れられて「たまえ」を訪れる。初めて店を訪れた曽我の一挙手一投足から目が離せない栄枝は、彼のとる行動にキュンとし、一目惚れをしてしまい…。

簡秀吉×西山潤 インタビュー＆撮り下ろしフォト

■ずっとニヤけてます

‐Ｗ主演として本ドラマの出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

簡秀吉（コテコテ関西弁の小料理屋店主・松本栄枝／まつもとさかえ 役）
BLをやりたいって公言した直後ぐらいにこのお話をいただいたので、何かの運命なのかなとも思いつつ、決まったことにとてもワクワクしてずっとニヤけてました。

西山潤（大阪転勤中の真面目なバツイチサラリーマン・曽我久志／そがひさし 役）
BL作品は僕も初めてです。仲の良い友人の中にBL作品をやっている人もいて、いつか自分にも来るのかな？いや来ないかなって思っていたところに、このお話をいただいて、「とうとう来たか！どんなBLだろう？」って思いました。僕が演じる役は元々は男性には興味が無いというキャラクターなので、そういうBLもあるのかと思って楽しみになりました。

‐脚本を読まれたときの印象は？

簡秀吉
コメディ要素もあり、人間ドラマもしっかりしている中、曽我くんとのもどかしい恋愛ストーリーが描かれていて、読んでてニヤけました（笑）

西山潤
ずっとニヤけてるね（笑）

簡秀吉
“栄枝（さかえ）”のセリフは関西弁ですが、僕は京都出身なので、言い回しがより自然になるように“栄枝”という人物を作り上げていこうと思っています。ただ、コテコテの関西弁なので、関西弁YouTuberの動画を観て研究もしています。

西山潤
僕以外のほとんどの登場人物が関西人なので、“曽我”が構えているように、僕自身もどういう雰囲気になるんだろう？っていうドキドキ感はあります。でも、役と同様、楽しい雰囲気に少しずつ溶け込んでいければなと思っています。
物語としては、BL要素だけではなく、登場する人たちの心情がひとつひとつ丁寧に描かれていて、台本を読んでいて楽しくなりました。

‐先ほど簡さんは「ずっとBL作品をやりたかった」とおっしゃいましたが、初のBL作品で、そのお相手が西山さんだと知ったときはどう思われましたか？

簡秀吉
このお話をいただいたとき、ちょうど映画『20世紀少年』を最終章まで観返していたんです（※同作で西山潤は、幼少期のケンヂを演じている）。
そうしたら、共演が西山潤さんって聞いて、「ウソやろ？」って思いました（笑）自分にとってはタイムリー過ぎて、とても嬉しかったです。

‐西山さんは『曽我役と知って、思わず「こっちか！」』とコメントされていますが、これの真意は？

西山潤
僕がこれまでいただいた役は、陽気でアップテンポでガツッとしたイメージのキャラクターが多かったので、配役情報を見る前に原作のビジュアルイメージを見て、僕は眼鏡の曽我ではなく、栄枝だなって勝手に想像していたんです。で、関西弁かぁとも思いながら（笑）で、資料をよく見返したら、僕が曽我くんだということで、「こっちか～！」って反応しちゃいました（笑）
でも、台本を読んでみると、曽我くんがとても魅力的だったので、とても嬉しかったです。

■２人とも濃過ぎないか？

‐西山さんはお相手が簡さんだと知ったときは？

西山潤
「２人とも濃過ぎないか？」って最初に思いました。原作では栄枝はキリっとしていて、曽我は草食系のイメージなので。
僕も簡くんも濃い顔してますよね。なので、ソース顔なところを落としていきたいなって思ってるし（笑）、相手が簡くんで楽しみでしょうがいないです。

‐お二人はこの作品で初めてお会いになったのでしょうか？

西山潤
はい。衣裳合わせで初めてお会いして、そのあと、本読み、そして今日の取材で３回目ですね。

‐現時点でのお互いの印象はいかがでしょうか？

簡秀吉
（西山さんは）とても優しいお兄ちゃんっていう印象です。お互い、顔が濃い同士ですし（笑）役者としては大先輩なので、胸を借りるつもりで現場に入ろうって思っています。

西山潤
本読みのときにちゃんとお話したんですけれど、（簡くんは）すごく素直で真っ直ぐな子だなって印象を持ちました。
今日もお話してわかったのが、めちゃめちゃ天然！もう弟のようです（笑）

‐栄枝は、小料理屋店主ということで事前に準備されていることはありますか？

簡秀吉
サウナシーンもありますので、まず身体を鍛えています。料理の練習ですが、僕は簡単な自炊はするんですけれど、今回は普段は使わない食材もあって、特に（料理するときの）手付きがうまくできるか心配ですね。料理の基礎を習ったこともないので料理の練習もしています。

‐西山さんはいかがでしょう？

西山潤
曽我くんは、食べ方がとても綺麗なキャラクターなので（栄枝が最初に曽我に惹かれる点でもある）、姿勢からまず変えていこうと取り組んでいます。そしてふだんの食事もスプーンやフォークじゃなく、お箸を使って、お椀を持って丁寧に食べるようにしています。でも、綺麗な食べ方を意識しすぎるとぎこちなくなってしまうので、そこはバランスを考えて、食事するように心がけています。

‐明日クランクインということですが、Ｗ主演としての意気込みをお聞かせください。

簡秀吉
主演として現場を引っ張っていくというよりは、キャストの皆さんは先輩の方ばかりなので、胸をお借りしつつ、いろんなことを勉強して、僕の俳優人生としてのステップアップに繋げられたらいいなと思っています。
そして、「好きやねんけどどうやろか」を皆さんに楽しんでもらえるように精進していきたいです。

西山潤
決まっている撮影スケジュールの中ですが、僕たちは先輩後輩関係なく、妥協の無いお芝居で、簡くんと殴り合っていきたい（＝お互いのお芝居をぶつけ合うという意味で西山がよく使う表現）なと思っています。
現場に入るにあたって、ここはこうしたいという意見はしっかりとお互い言い合うことを丁寧にやることで、愛として伝わると考えています。

■恋は猪突猛進！

‐栄枝は小料理屋を営んでいるということにちなんでの質問ですが、お二人が居酒屋や小料理屋に行ったときに、よく注文されるのは？

簡秀吉
レバーが好きです。ゴーヤーチャンプルーもよく注文します。

西山潤
僕はタコの唐揚げですね。

簡秀吉
お酒が進みそう！

‐お二人が好きなお酒は？

簡秀吉
ビール！

西山潤
僕は麦焼酎です。麦焼酎のソーダ割りとタコの唐揚げがあれば、永遠に飲んでいられます（笑）

‐お二人は、恋愛では栄枝のように積極的に自分から告白するタイプですか？

簡秀吉
僕は猪突猛進ですね。

西山潤
僕も絶対に自分から行きます！

■先輩西山潤から簡秀吉への助言

‐簡さん、改めて「仮面ライダーギーツ」で主演を務められた夏までの１年を振り返っていかがですか？

簡秀吉
1人の役で１年間立ち続けるというのは、役者としてとても良い経験させていただきましたし、アクションやアフレコなど、様々な分野にも挑戦できて、ほんとに大きな１年だったなという想いです。

‐今後の抱負などはありますか？

簡秀吉
その１年間で学ばせていただいたことを、今回の「好きやねんけどどうやろか」に活かしつつ、更にステップアップできたらいいなと思っています。

‐俳優として大先輩の西山さんから簡さんへのアドバイスはありますか？

西山潤
全然言える立場じゃないですが、僕が師匠と慕っている先輩からよく言われるのが「役者は言葉だから、言葉を大事にしていこうよ」。相手の言葉、自分の言葉のひとつひとつを大事にやっていくと、それが形になっていく。僕はそれをいつも意識してお芝居に取り組んでいます。だから、（簡くんとも）一緒に言葉を大事にしてやっていきたいなって思っています。

‐今のお話を聞いて、簡さん、いかがですか？

簡秀吉
ありがとうございます！やっぱりそれがお芝居に出ますよね！

西山潤
なんだか浅いなぁ（笑）

簡秀吉
（笑）

‐最後に、これからドラマをご覧になる方々へ向けて、ご自身役どころを中心にメッセージをお願いします。

簡秀吉
栄枝は大阪で小料理屋を営んでいて、老若男女問わずフレンドリーなキャラクターでお客さんからも親しまれています。そこに曽我くんがやってきて、恋愛ストーリーとしてどういう展開があるのか注目していただき、そして登場人物ひとりひとりの背景やコメディ要素も楽しんでいただけたら嬉しいです。

西山潤
曽我くんは、慣れない大阪で仕事をすることになり、元々は男性を恋愛対象として見ていないところから物語が始まって、最初はあたふたすることになります。そういったことを曽我が少しずつ受け入れて自身も変わっていく姿を、視聴者の方と一緒に一歩一歩進んでいけたらという気持ちがあります。
BL作品が好きな方も、BL作品に馴染みがない方も、素直に受け入れられるドラマになっていると思います。沢山の方に楽しんで観ていただきたいです。

簡秀吉（かん ひでよし）プロフィール
2002年10月23日生まれ。京都府出身。ドラマ「ナンパMG5」（2022年4月〜／CX）で俳優デビューし、ドラマ「仮面ライダーギーツ」（2022年9月〜／EX）でドラマ初主演、2022年12月23日（金）全国ロードショー「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」で映画初主演を務める。
主な出演作品に映画『High&LOW THE WORST X』（2022年9月）など。主演ドラマ「好きやねんけどどうやろか」が2024年1月11日より読売テレビの「ドラマDiVE」枠で放送される。

西山潤（にしやま じゅん）プロフィール
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。2006年に映画「サイレン～FORBIDDEN SIREN～」でデビュー後、映画「20世紀少年」では主人公・ケンヂの幼少期を演じる。
近年はドラマ『ドラゴン桜』『VIVANT』『どうする家康』など話題作への出演が続く。10月期ABCテレビ放送のドラマ『こういうのがいい』では初主演を務めた。

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【インタビュー＆撮り下ろしフォト】
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直筆サイン入チェキ🎁（４名）
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■撮り下ろしフォトギャラリー

[インタビュー・写真：三平准太郎／ヘアメイク：大江一代、三田地菫／スタイリスト：岡村春輝]

読売テレビ ドラマDiVE「好きやねんけどどうやろか」

《ドラマ全体あらすじ》
大阪の下町・路地裏にある、安くて美味くて家庭的なメニューを出す小料理屋「たまえ」で働く若き店主・松本栄枝（簡秀吉）。コテコテの関西弁を使う栄枝は、老若男女問わず誰にでもフレンドリーな性格。居心地の良いお店は、いつも賑わっている。
そんなある日、東京から大阪に転勤してきたバツイチサラリーマン・曽我久志（西山潤）が、上司に連れられて「たまえ」を訪れる。初めて店を訪れた曽我の一挙手一投足から目が離せない栄枝は、彼のとる行動にキュンとし、一目惚れをしてしまい…。

出演：簡秀吉、西山潤
奥野壮、村瀬紗英、堀家一希
原作：千葉リョウコ『好きやねんけどどうやろか』全1巻(海王社「GUSH COMICS」刊)
監督：柴田啓佑、高橋雄弥、遠藤健一
脚本：モラル
オープニング主題歌：GENIC「I’ll Be There」（avex trax）
エンディング主題歌：SG「Palette」（LDH Records/SUPERGENIUS Entertainment）
制作プロダクション：ファインエンターテイメント
製作：「好きやねんけどどうやろか」製作委員会　読売テレビ / エイベックス・ピクチャーズ
©千葉リョウコ／海王社／「好きやねんけどどうやろか」製作委員会
公式サイト：http://www.ytv.co.jp/sukidoya/
公式X：@dramaDIVE_ytv
公式ハッシュタグ：#好きどや #ドラマDiVE

2024年1月11日（木）より放送スタート！
TVer、ytv MyDo!にて見逃し配信あり