『女子高生、僧になる。』制作発表会見

畑芽育&奥野壮が生まれ変わったらなりたいもの。ドラマ『女子高生、僧になる。』制作発表会見

MBSにて9月17日(日)24:50 (初回25:15) より放送スタートのドラマ『女子高生、僧になる。』制作発表会見が行われ、主演を務める畑芽育、共演の奥野壮が登壇した。

MBS完全オリジナルで制作された本作は、お寺を舞台に、“尊いものは全力で推すこと”をモットーにオタ活に励む女子高生・下白石麦(畑芽育)と、数年ぶりの再会でイケメンへと変貌を遂げた幼馴染・磯野柊(奥野壮)による、青春ハートフルコメディとなっている。白石寺の住職・下白石仁常(田山涼成)の葬式で数年ぶりの再会を果たした麦と柊による、お寺再建に向けた奮闘劇がこの秋、開幕する。

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本作の主人公・下白石麦役を演じた畑芽育は、今回のオファーを受けて、「コミカルな内容に面白い作品になることへのワクワク感がありました」とコメント。原作のない完全オリジナル作品に出演することについては、「台本から伝わる麦のキャラクターが分かりやすく、頭の中で想像するのが楽しかったので、役には入りやすかった」と、役作りについて振り返った。
一方、麦の相手役となる磯野柊を演じた奥野壮は、「宗教・仏教に対して堅いイメージや厳しいイメージを持っていた」と語り、コミカルな作風に対する不安を抱く場面もあったという。そのような不安を抱きながらも、「現場に入ってみると、僧侶の方が(所作や袈裟の着方について)フランクに教えてくださったことで、その不安は払拭された」と話した。

「お寺再建でここまでストーリーが広がるのか!」

本作は、オファーの時点ですでに最終話までの台本が揃っていたと話した畑芽育は、「“お寺を再建する”という物語で、ここまでお話が広がるんだ!という驚きとともに、お寺をテーマにコメディドラマを描くのはすごくハードルが高いものに感じたものの、すごく楽しく(撮影を)終えることができた」と語った。重ねて、奥野も、「不安も一気になくなるような現場だったので、すごく楽しく撮影をできた」と加えた。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

畑芽育

「下白石麦は私そのもの!?」「ぴったりな役柄だったよね!」

ここで、畑芽育が、下白石麦の役柄について説明した。麦は、「アイドルオタクで、ものすごく推し活に専念する、すごく元気で明るい女子高生なのですが、おじいちゃんが住職ということもあり、お寺と関わりがあると思いきや、本人はお寺に無関心で。むしろ怖いという印象を抱いていたにも関わらず、柊仁さん(磯野柊の僧名)や周りの人に助けられながら、そして、おじいちゃんとの思い出を思い出しながら、お寺を大切にできるようになっていく、何事にも真っすぐで一生懸命な女の子です」と役柄を振り返った。そこにすかさず「すごくぴったりな役だったよね!」と奥野がコメント。芝居をしながら、畑自身が“この役が自分と似ている”と話していたエピソードを披露した。それを受けて、「何かと“推し”を作りたがりな部分がある」と自身の一面を打ち明けた。逆にMCから、「ご自身と違う部分は?」と問われると、考えてしまうほどに、下白石麦がまさに畑芽育自身であったと話した。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

畑芽育/奥野壮

麦と柊の関係性は、不純な動機から…!?

明るく活発な性格の麦とは対照的に、気弱な青年であった奥野壮演じる磯野柊。幼少期の接点は、白石寺と麦の祖父である住職・下白石仁常であった。人とのコミュニケーションを苦手とする柊が、麦と再会し、何をきっかけに関わりあうことになったのか―。対照的な性格でありながらも、“真っすぐで強い信念を持って行動する”部分が共通するという2人の役柄が再び関わりをもつようになったきっかけは、“不純な動機”からであったともいえる。
「シンプルに、(柊は)麦の推しなんです。」と話し始めたのは、畑。「麦が推していたアイドルグループが活動を休止してしまうから、新しい推しを見つけようというところに柊仁住職が現れて、偶然(推しが)見つかって、推し活をできるということで、最初は不純な動機だったんです。」

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

畑芽育

そんな2人の関係性は、「ビジネスパートナーでもあり…」「ただ、ラブコメディーではない…」と話し、奥野は、「一切そういう(ラブコメ)シーンはないです!」と断言した。「幼馴染という関係性をそのまま大人にしたような素敵な関係」で、その関係性を“ハートフルな関係性”と表現した。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

奥野壮

「今までの中で一番NGを出してしまいました…!」現場がピリつくほどのNGの正体とその犯人は…

「僕、今までの現場の中で一番NGを出してしまった現場で…」と話し始めたのは、奥野。そのNGの正体は、「笑いNG」だという!
撮影現場のエピソードを振り返る中で、「いろんなキャラクターがいて、皆さんそれぞれアドリブをしてくださるのですが、なんせ面白くて…耐えられないなと思うシーンが何度もあって、現場をピリつかせてしまいました」と現場での様子を赤裸々告白。「もういいよ!散々笑ったでしょ!」という空気が現場に流れてしまったという。
そして、奥野がNGを連発してしまうほどに現場で奥野を笑わせた犯人は、麦らと共に寺の再建を試みる寺・エボリューションの主任コンサルタント・里中樹役の東啓介だった。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

畑も撮影を振り返り、「監督もキャラクターのビジュアルから笑わせにきている」と話し、ドラマ自体もコミカル要素が多いので、クスッと笑えるような場面があるものの、いじわると感じてしまうほどの面白さだったそうだ。東啓介のビジュアルが、「ムッキムキ!ありえないくらいムッキムキ!」と、奥野は撮影当時を思い出しながら、会見中も思い出して笑ってしまうほどであった。
そして、高身長の東が、ムッキムキの佇まいでふざけると、奥野は耐えられずに笑いをこぼしていたとのことだった。畑も、撮影当時を振り返り、ピッチピチなスーツ姿の東が、「ちょっと脇汗足しちゃおうかな…」と自身にスプレーを吹きかけ、脇汗を足す様子に、奥野が笑い苦しんでいたことへの共感を寄せた。
そんな東の“ムッキムキ”なビジュアルは、解禁された予告映像でもご覧いただけます。笑いをこらえている様子がバレバレだというオンエアは、必見だ。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

今回の作品で2人が学んだことや知ったこととは―

今回の作品は、日常から遠い存在のように感じられるお寺が舞台ということで、この作品を通して2人が学んだことや知ったことはなにかとMCに問われると、畑は、「お寺ってこんなに気軽に立ち寄れる場所なんだという発見もありました」と答えた。そして、「現場にいらっしゃったお坊さんがものすごくコミカルなお話をされ、和やかな雰囲気に驚いた」と明かした。また、奥野は、「遠い存在だと思っていたのが、フランクに話せて身近な存在に感じられた」と話した。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

奥野壮は、不思議系お兄ちゃん。畑芽育は、安心感を与えてくれる存在。

ここで、それぞれの印象について聞かれた2人。畑は、奥野を「良いお兄ちゃん」と表現。「麦と柊のように、くだらないことを言い合えるいい仕事仲間でありながら、“不思議ちゃんなのかな?”と感じました。」そして、“不思議ちゃんだな”と感じた部分を問われると、「ちょっと揺れていたりとか…口ずさんでいたりとか。変な顔をしだしたりとか。」と答え、畑自身も「一緒に歌ってみたりとか、一緒にラップを考えたりとか」それらを一緒になって楽しんでいた様子を明かした。初めて会った時から、奥野の印象は変わらなかったという。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

一方の奥野は、「最初に現場で畑さんのお芝居をみて、このドラマは大丈夫だ」と確信したようだ。「僕らが想定している“こういうお芝居だろうな”を常に超えて、そこにぴったりなお芝居をされている姿をみて、大先輩はやっぱり違うな…」と煽る場面も。奥野からみて、畑は年下だけど、大先輩であり…21歳にして芸歴20年の畑の芝居力には安心感を覚えたという。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

生まれ変わったら…「アイドル!」「尾田栄一郎先生!」

今回の作品のタイトル、「女子高生、僧になる。」にかけて、「生まれ変わったら、○○になりたい」をそれぞれ発表した。
畑は、「私は生まれ変わったら“アイドル”になりたいです!」と発表。アイドルをやりながら俳優業をやられている方とも共演することのあった畑は、「(その方の)過去の映像を見た時に、アイドルの方は歌って踊っている姿を目にする機会があって、そこのギャップが素敵だなと思う瞬間がすごくあって、私自身もある種エンターテイナーという形で役者をやっていますが、マイクを持って歌って踊ってという姿に本当に憧れる」と話した。そして、実は最近、松浦亜弥にはまっているという畑は、「あややかわいい~!」と思いながら、「もし生まれ変わったら絶対にアイドルになりたい!」と心に決めたという。とにかく「あややになりたい」と話す畑は、生まれ変わったら「あややみたいな“キラキラで可愛い歌の上手いアイドル”になりたい」という憧れを語った。そして、いつか役者としてアイドル役を演じることを夢に見ているという。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

また、奥野が生まれ変わったらなりたいものは、「尾田栄一郎先生」。畑は、「現場でもワンピースの話をしてました!」と納得の表情を浮かべた。「大好きなので、先が知りたい…」と、まさかの不純な気持ちを明かした。「物心がついた時には、すでに漫画全巻が家にあり、父がすごくジャンプ好きでワンピースを読んでいたのですが、<ワンピースと共に人生を歩んできた>といっても過言ではない」と語った。最も影響を受けたキャラクターは、「サンジ」で、好きな言葉は、「女の嘘は許すのが男だ」と話すと、会場に笑いを誘った。畑も、「そこなんだ」と思わずツッコみ。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

視聴者へのメッセージ

最後に2人から視聴者の皆さんへのメッセージと見どころをご紹介。奥野は、「このドラマは、お寺・お坊さんをテーマにしてはいるのですが、とても笑えて、時に泣けるようなハートフルコメディになっております。楽しくお寺のこと、お坊さんのことを知れるドラマとなっていますので、ぜひ皆さんみてください。そして、配信もございますので、放送されない地域の皆さんは、ぜひ配信でお楽しみください。」とメッセージを送った。笑いだけではなく、時に泣けるシーンもあるということで、そこにも注目していただきたい。
「本当に気軽な気持ちでみていただけたら嬉しいなというのが一番で、一週間の疲れを今回のこのドラマで、笑いで、癒せたらななんて思います。お寺というものがテーマになっているということで、入口が狭いというか、入りにくい部分もあると思いますが、一回それを取っ払って、麦も何も知らないままお寺に関わっていくことになるので、主人公と同じ気持ちでみてくださる皆さんも一緒にお寺のことを知っていただいて、近しいものだということを感じていただけたらすごく嬉しいです。放送を楽しみにしていてください。」と、お寺というテーマに囚われず、幅広い方にみていただきたいという思いを届けました。

『女子高生、僧になる。』制作発表会見

MBS「女子高生、僧になる。」

《あらすじ》
主人公の麦(畑芽育)は、高校卒業を間近に控え、進路が決まっていない女子高生。
お寺の住職をしていた祖父(田山涼成)が亡くなり、その葬儀の中で、お寺に残された借金が発覚。親族はお寺を手放す事を考えはじめる。
祖父の葬式で麦はとあるイケメンに出会い、それは幼なじみの柊(奥野壮)だった。祖父とお寺に親しみを持ち、よく遊びに来ていた柊はその後仏教系の大学に進学し、僧侶の資格を取っていたのだった。なんとなく祖父の寺を手放すことが嫌な麦は、勢いで柊を住職に立て、祖父の借金を返済し、寺の再建をする事を宣言し、母(しゅはまはるみ)や親族から期間限定で寺を任されることにー!?

出演:畑芽育 奥野壮
東啓介 しゅはまはるみ 伊藤あさひ 吉田晴登
春海四方 / 田山涼成

監督:横尾初喜、森ハヤシ、戸塚寛人
脚本:森ハヤシ
制作プロダクション:ソケット
製作:「女子高生、僧になる。」製作委員会・MBS
オープニング主題歌:shallm「センチメンタル☆ラッキーガール」(ユニバーサル ミュージック)
エンディング主題歌:mzsrz「Odyssey」(avex trax)
©「女子高生、僧になる。」製作委員会・MBS
ドラマ公式HP:https://www.mbs.jp/joshikousei-souninaru/
ドラマ公式X(旧:Twitter):https://x.com/drama_mbs/

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2023年9月17日(日)より放送&配信スタート!

《放送》
MBS:9/17スタート 毎週日曜24:50~(※初回25:15~)
テレビ神奈川:9/22スタート 毎週金曜24:00~
チバテレ:9/19スタート 毎週火曜23:30~
テレ玉:9/23スタート 毎週土曜25:30~
とちテレ:9/20スタート 毎週水曜25:30~
NBC長崎放送:9/25スタート 毎週月曜24:55~(※初回及び第2話25:00~)
群馬テレビ:10/2スタート 毎週月曜22:30~
HBC 北海道放送:日時調整中

《配信》
Huluにて見放題独占配信
TVer、MBS動画イズムにて見逃し配信1週間あり

女子高生、僧になる。

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