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ヒヤマケンタロウの妊娠

斎藤工「日常がちょっとずつ変化していく疑似体験」Netflixシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』

2021年11月10日、都内にて「Netflix Festival Japan 2021ライブアクションDay」が行われ、新作情報一挙解禁と共に、作品ごとの豪華エストが一同に集結した。本記事は『ヒヤマケンタロウの妊娠』から、斎藤工、上野樹里、箱田優子監督登壇レポート。

『ヒヤマケンタロウの妊娠』

仕事第一のサラリーマンが妊娠する世界を描く社会派コメディ「ヒヤマケンタロウの妊娠」のステージでは、斎藤工、上野樹里、箱田優子監督、そして再びモデレーターとして犬山紙子が登壇。

斎藤工(桧山健太郎 役)
このキャッチーな作品に出演したことで、普段見えてなかったことが見えたような気がします。この作品がなにかのきっかけになることを心から願っています。
男性妊娠というテーマで言えば、ジャック・ドゥミ監督の『モン・パリ』(1973)や、シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)の『ジュニア』(1994)などがあったんですが、本作はまた観点が違って、現代にアジャストしたものになっています。
社会派でありながら、娯楽性も感じて、この軽やかさがあれば、ほんとに意味での問題提起になるのではと思いました。

ヒヤマケンタロウの妊娠

斎藤工

-役作りは?

斎藤工
妊娠している時のフォルムはかなりリアルにしてもらったので、身体の重心が変わってくるんですね。生命体なんですけど、自分が大事にするコアな部分がお腹になってくるっていう、ちょっとした動きも含めて、妊娠されている方は、これまでの日常がちょっとずつ変化していくんだなと疑似体験しました。
自分のフォルムが変化していくことによって、自分の心境も変わっていきました。

ヒヤマケンタロウの妊娠

上野樹里(亜季 役)
(パートナーとして)生活に余裕が無い中で突然妊娠と聞いて戸惑いますよね。
気が強く打算的な亜季が、桧山の妊娠を通して、少しずつ変わっていくという役どころで、私自身も気付かされることが多かったです。

ヒヤマケンタロウの妊娠

上野樹里

そして箱田監督は作品ついて、コメディとシリアスのバランスの難しさや原作の中で大切にしたかったメッセージなど作品に込めた想いを述べた。

-撮影中の思い出は?

斎藤工
俗っぽい話になりますが、都内での撮影が多かったんですが、(身体の)フォルムがフォルムなので、待ち行く方が私を二度見されることが多くて、自粛太りで不摂生の象徴みたいな目線をたくさんいただきました。今日、こうして作品のことを発表できてよかったです(笑)

ヒヤマケンタロウの妊娠

-この作品が是非たくさんの方がご覧になって、その疑いが晴れるといいですね。

斎藤工
それを願ってます(笑)

ヒヤマケンタロウの妊娠

-「自分の人生は正しい」と思い込んでいた桧山が、予想外の妊娠による出会いや経験を通じて他者を受け入れていく寛容の物語ですが、皆さんが人生のターニングポイントとなった出来事について教えてください。

斎藤工
ターニングポイントは日々訪れてますが、僕は、役者としての映画の仕事が無い時に、映画のコラムを書く仕事をしていたんですが、自分の中で歯がゆさがあってフェアじゃないなって思っていたんです。それがあって、自分で映画を作るようになりました。まず同じ土俵に立たないと、僕の中では自分の言葉に責任と説得力を持たせられないと思うからです。
そこから、自分の映画のクリエイションが始まりました。

ヒヤマケンタロウの妊娠

上野樹里
15歳で東京に出てきたのが良かったのかなと思います。当時は悲惨でしたけど。受験のことや母が亡くなったことなどいろいろありました。
その時は、お仕事が忙しくて高校にもあまり行けなかったし、おそらく大学にも行けないだろうと思って、劣等感もすごかったです。
でも今となっては、仕事をして20年という月日が流れてたくさんの良い経験ができたのは、その時東京に来たおかげだし、それで今の自分があるんだと思います。

ヒヤマケンタロウの妊娠

ヒヤマケンタロウの妊娠

ヒヤマケンタロウの妊娠

■動画レポート(2021/12/9まで)

2時間14分40秒~(頭出しリンク)

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■フォトギャラリー

■全体フォトセッション

11月10日に行われた「Netflixフェスティバル 2021」《DAY2》ライブアクションDAY 全キャスト勢揃いの全体フォトセッション。

[写真:金田一元/記事:桜小路順]

Netflixシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』

INTRODUCTION
独身を謳歌していたサラリーマンが妊娠!
予期せぬ出来事から浮かび上がる様々な問題とは…!?
社会派コメディドラマがNetflixに登場!!
仕事第一優先でプレイボーイな桧山健太郎が、「自分が」妊娠することで今まで見えていなかった様々な社会の問題に直面し、パートナーの亜季と奮闘しながらも徐々に周囲の人とそして自分自身の「無意識の偏見 」を変えていく姿をコミカルに描いた社会派コメディ。
原作は、坂井恵理による同名コミックス(講談社「BE LOVE KC」所載)。
本作の監督を務めるのは、箱田優子と菊地健雄。箱田はCMディレクターとして活躍し、長編デビュー作『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(19) で上海国際映画祭アジア新人部門・最優秀監督賞を受賞するなど今後活躍が期待されている監督の一人。菊地は2017年に発表した『ハローグッバイ』『望郷』両作品で第9回TAMA映画賞最優秀新進監督賞とおおさかシネマフェスティバル2018新人監督賞を受賞し、その後も次々に作品を発表し続けている実力派。脚本は、「全裸監督」シリーズ (19/21)『新聞記者』(21) などの山田能龍、監督脚本作『あのこは貴族』(21) が好評だった岨手由貴子、監督脚本作『ミセス・ノイズィ』(20) で日本映画批評家大賞脚本賞受賞の天野千尋と、今話題のクリエイター3名が担当している。

出演:斎藤 工、上野樹里、筒井真理子、岩松 了、高橋和也、リリー・フランキー

原作:坂井恵理「ヒヤマケンタロウの妊娠」(講談社「BE LOVED」所載)
監督:箱田優子、菊地健雄
脚本:山田能龍、岨手由貴子、天野千尋
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix コンテンツ・アクイジション部門マネージャー)
プロデューサー:間宮由玲子(テレビ東京)、 太田勇(テレビ東京) 、 平林勉(AOI Pro.)
企画・制作:テレビ東京/制作協力:AOI Pro.

ティーザー予告

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2022年全世界独占配信

ヒヤマケンタロウの妊娠

 

 

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