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CUBE 一度入ったら、最後

オリジナルよりスケールアップ。「CUBE」のセット制作過程を収めた写真公開

菅田将暉主演映画『CUBE 一度入ったら、最後』(公開中)より、「CUBE」のセット制作過程を収めた写真が公開された。また、オリジナル版『CUBE』ヴィンチェンゾ・ナタリ監督による清水監督を激励するコメント動画が解禁となった。

■オリジナルよりもスケールアップ!「CUBE」のセット制作過程を収めた写真公開

今回特別に公開されたのは本作で使用された撮影セットの制作過程を収めた写真。
オリジナル版では予算の都合上、一部屋分のセットしか制作されなかったが、本作は隣と真上の部屋も制作。これによりオリジナルでは成し得なかった、あらゆる角度からの撮影と「CUBE」間の一連での移動撮影が実現可能に。

CUBE 一度入ったら、最後

メイキング画像①

部屋の大きさという面でも、オリジナル版は一辺が約4.26mだったのに対し、本作は一辺が4.5mとスケールアップを果たしており、これについてはキャストの斎藤工も「日本版の『CUBE』はオリジナルよりも大きめで、閉鎖的なんだけど、どこか開放的でもある、日本独特の空間になっている」と語っている。
また、オリジナル版では豆電球で「CUBE」内の明かりを点灯していたが、本作の「CUBE」ではLEDを搭載し、タッチで照明の色をコントロール可能にし、「CUBE」の照明変更担当専属のスタッフがいたとのこと。

CUBE 一度入ったら、最後

メイキング画像②

そして「CUBE」のデザインは存在自体の意味や概念を突き詰めたデザインを、実際に模型を造って繰り返し検証しながら作り上げていったが、オリジナル版監督のナタリも日本版のデザインについて「オリジナルを踏襲しつつ、フラクタルをデザインに落とし込んでいるのが良かったよ!」と絶賛している。

CUBE 一度入ったら、最後

メイキング画像③

オリジナルをリスペクトしながらも、日本独特の空間となっている今回の「CUBE」。物語やキャストの演技はもちろん、「CUBE」という空間そのものにもぜひ注目して、映画を観て頂きたい。

■日本文化・映画が大好きなヴィンチェンゾ・ナタリ。サプライズ登場した舞台挨拶でも、その愛を熱く語る。

本作は1997年にオリジナル版を作り上げたヴィンチェンゾ・ナタリが、初めて公認した「CUBE」のリメイク作品。完成した本作を大絶賛しているナタリだが、実は日本の文化や映画が大好きと言う一面も。
先日行った本作の初日舞台挨拶で、新作の撮影地であるアメリカから生中継でサプライズ登場した際も「日本の文化や映画が大好きなんだ。オリジナル版は日本の映画に影響を受けているしね。黒澤明の映画は好きだし、『パプリカ』などを監督した今敏にも大きな影響を受けてるんだ!」と日本文化や映画への愛を熱弁。
さらには、今回のリメイク版にはクリエイティブアドバイザーとしても参加したナタリは、唯一の女性キャストである杏に「母として、女性としてこの作品に参加する意義」を個別にビデオメッセージで送っていたなど、本作のことを心から応援しているエピソードも明かされた。

■オリジナル版を監督したヴィンチェンゾ・ナタリより清水康彦監督を激励するコメント動画解禁

今回解禁されたのは映画製作前にナタリから清水監督に届いた激励動画。
日本のアニメキャラクターと共に「逃げ場ありません」と、図らずも本作を連想させる文字がプリントがされたTシャツを着て登場したナタリは「シミズさん、あなたが新たな『CUBE』を作ってくれることが本当に嬉しいです!」と喜びを語り、「あなたのことを信じているし、才能に恵まれていて、新しいCUBEを作るのに相応しい創造性をあなたは持っている」と続け、清水監督の演出手腕を絶大な信頼を寄せる。

今回の日本版リメイクについてオリジナル版とは違った作品になることを期待していたというナタリは、その点についても「私が観たいのは、“あなたの”CUBEなんだ!」と力説すると同時に、「とても大変なことだと思うけど、『CUBE』に閉じ込められた人が必死に脱出しようとするように、あなた自身が持てる力の全てを出し切って、この挑戦の果てに生き残れると信じているよ!」とリメイク作品を作ることの難しさも伝えつつも、清水監督ならきっと乗り越えられると伝えた。
最後に「CUBEがあなたに素晴らしい経験をもたらす事を祈っているよ!あなたを信じている!ガンバッテネ!」と、日本語を交えて熱く激励。
完成版を観たナタリは「オリジナルと違ったものを作ってくれると思ったし、実際に違った作品になっていて、清水監督は本当に素晴らしい映画を作ったと思います!」と期待に応えた清水監督の演出手腕を絶賛している。
映画史的にも数々の作品に影響を与え続ける最重要作品であるオリジナル版『CUBE』を生み出した、あのヴィンチェンゾ・ナタリも絶賛するのが『CUBE 一度入ったら、最後』だ。

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映画『CUBE 一度入ったら、最後』

INTRODUCTION
1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画『CUBE』。密室サスペンスの先駆けとして、世界中でカルト的人気を誇るこの作品を、日本を代表する実力派俳優陣により、ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイクとして10月22日(金)から全国公開。
主演の菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃い。謎の立方体「CUBE」を舞台に、全世界を巻き込む2021年一番“ヤバい”劇薬系密室エンタテインメントがここに誕生する。

STORY
目が覚めるとそこは謎の立方体=CUBEの中だったー。
突然閉じ込められた男女6人。
エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員。
彼らには何の接点もつながりもない。
理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。
体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…
恐怖と不信感の中、終わりが見えない道のりを、それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。
果たして彼らは無事に脱出することはできるのか?!

主演:菅田将暉、杏、岡田将生、柄本時生、田代輝、山時聡真、斎藤工/吉田鋼太郎
原作:ヴィンチェンゾ・ナタリ「CUBE」
監督:清水康彦
製作:「CUBE」製作委員会
配給:松竹株式会社
(C)2021「CUBE」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/cube/
公式Twitter:@cube_m0vie
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@cube_m0vie

劇薬予告編

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