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『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

由紀さおり&BOYS AND MENが“バラの日”に贈る公開直前イベント。映画『ブルーヘブンを君に』

6月2日、都内にて映画『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベントが行われ、映画初主演の由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、本田剛文(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜、秦建日子監督が登壇し、コロナ禍により1年延期となった公開に向けての今の思いや撮影秘話などを語った。(動画&フォトギャラリー)
イベントが行われた6月2日は、6(ロ)ー2(ズ)ということで “ローズの日”“バラの日”とされ、バラをこよなく愛する人のための記念日だ。

本作は、不可能の代名詞といわれた「青いバラ」を品種改良により生み出した実在のバラ育種家の女性をモデルに、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描く感動作。

イベントレポート

■トークノーカット動画

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■今、この時期に公開できてよかった

由紀さおり(鷺坂冬子 役)
こういう状況の中ですけれども、映画館の営業をお許しいただけての公開ということになりましたので、とてもほっとして、新たな気持ちでここに立たせていただいております。
改めてこの作品を試写で観ると、撮影当時はコロナ禍前(約2年前)なので、スクリーンの中には伸び伸びとした姿が映し出されており、(ロケ地の)岐阜の皆様も楽しく参加くださっていて、感慨深い気持ちがあります。
そして、この作品は、(青いバラを品種改良により生み出した)育種家の河本純子さんをモデルとしていますが、バラの種類がこんなにもたくさんあるんだということを知ったことと、「ブルーヘブン」という青いバラを生み出した河本さんに出会えたことは私にとって元気と勇気をいただいた思いです。
地方創生ということで、地域の皆さんと一緒になって作らせていただいた映画です。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

由紀さおり

小林豊(BOYS AND MEN)(鷺坂蒼太 役)
この『ブルーヘブンを君に』は、公開は1年延びたんですけども、今日こうして公開を目前に迎えられたことが本当に嬉しく思っております。
とても心が温かくなる素敵な作品に僕自身出会えたので、それを皆さんに届けられたらなと思っております。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

小林豊(BOYS AND MEN)

柳ゆり菜(鈴木夏芽 役)
1年延期での公開ということで、私たちも気合を入れて今日臨ませていただきます。この映画作品を広げてくださったら嬉しいなと思います。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

柳ゆり菜

本田剛文(BOYS AND MEN)(恩田正樹 役)
世の中なかなか難しい状況が続いている中で、公開延期という形になりましたけれど、今こそ夢とか希望とか笑顔が必要な時なんじゃないかなと感じています。
このタイミングでこの映画を公開できることに、何かまた特別な意味があるんじゃないかなとも感じています。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

本田剛文(BOYS AND MEN)

秦建日子監督
に僕の気持ちも、今、皆さんが言ったことと同じなんですけれど、1年延期という形になりましたが、逆にこのタイミングで公開できてこその映画だったんじゃないかなと今は思っております。
コロナが流行る直前に撮影と編集を終えた映画で、僕たちが取り戻さなければいけない日常、戻っていくべき日常がこの映画の中に描かれています。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

秦建日子監督

■岐阜の美味しいものばかりを話してた

-BOYS AND MENとして活躍されているお二人は、今回の兄弟役はいかがでしたか?

本田剛文
自由奔放な兄貴(小林豊)と、どっちかっていうと固い弟っていうことで、自分たち自身のバックボーンというか、生きてきた道のりにはすごくフィットしてたと思うので、入りやすかったです。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

由紀さおり
二人は撮影時より痩せた?

小林豊
撮影の時は岐阜の美味しいものをたくさんいただいて、岐阜の色に染まって演じていたので、ちょっと太っていたかもしれませんね(笑)

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

由紀さおり
柳さんも撮影当時は、もっとふっくらして健康的なお嬢さんだったけど、2年ぶりに会ったらほっそりしちゃって。
なんかあったの?って聞いたら、「それは内緒です」って言われて(笑)

柳ゆり菜
(笑)
確かに、2年前の岐阜の時は、1ヶ月ぐらい滞在するスケジュールで、持っていく服もジャージ2着だけで行くようなちょっと男勝りな感じだったし、役もそうでしたし。
そんな中、由紀さんとのご飯会があると聞いて、ジャージで行って、一回帰らされて、1着だけ持ってたワンピースに着替えて。
そんな女子だったんですけど、2年で変わりました(笑)

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

-監督、現場をご覧になってて皆さんの雰囲気はいかがでしたか?

秦建日子監督
和やかでしたし、撮影が非常に順調で、いつも2時間以上予定より早く終わってました。
そうすると、今日は何を食べに行くのかっていう会話をあの若いキャストチームがしていて、やっぱり岐阜タンメンがとか、いやいや鮎がとか、いや飛騨牛がとか、そんな会話をずっと聞きながら僕らは撮影してました(笑)
そういう雰囲気は、チームとして一体感があって、それは映画の中にも入っているなと思っています。

■それぞれが持ち続けている夢

-本作で描かれている冬子さんはいつまでも夢を追いかけ続けるという人物です。そこで、皆さんが持ち続けている夢はございますか?

由紀さおり
これからの私の人生がどのくらいあるのかは分かりませんけれども、いつも、今までに出会ったことのない自分に出会いたい、そう思って日々を暮らしています。
「夜明けのスキャット」から由紀さおりになって、長い間歌わせていただいたし、いろんなお仕事させて頂いたけれども、私は欲張りですので、まだまだ自分が知らない自分がいるんじゃないか、まだ出会えてない自分に出会うためにどういう努力をしたらいいのかを考えております。
私の大好きな先輩たち、ご自身なりに乗り越えて長い間歌ってくださるその姿を見せてくださった先輩の方々に一歩でも二歩でも近づけるためには
近づくためにと。それが今の私の日々の夢です。
ですので、皆さんにも今まで見せたことのない私のひとつとして、この映画ももしかしたらそのひとつに加えていただけるのかもしれません。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

小林豊
僕は今掲げている大きな夢があって、BOYS AND MENとして紅白歌合戦に出場することが、今の一番大きな夢です。
これは、叶えたいじゃなくて叶えます!必ず叶えるというのを前提に僕は今活動してるので、その夢をまっすぐ保つことによって絶対叶えられる自信があります。それをしっかり叶えて、また新たな夢をさらに見たいなと思っています。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

由紀さおり
やるって決めたらできると思うよ。頑張れ!

小林豊
由紀さんにそう言っていただけると更に頑張る気持ちが高まります!

柳ゆり菜
お仕事の夢は今は秘密にさせていただきたいなと思うんですけれども、一つ子どもの頃から変わらない夢があります。
それは、野生のイルカと泳ぐことです。急に変なこと言うなって感じなんですけど、イルカのことが本当に大好きで、小さい頃はイルカの飼育員になりたかったんです。
1回お仕事でプールにいるイルカと泳ぐっていうことはさせていただいたんですけど、本当に素晴らしい体験でした。
今度は、海で野生のイルカと出会って泳ぐことをぜひしてみたいです。
ただ、私が海が怖くて入れないので、まずはそこを克服しないといけないんですけど(笑)
勇気振り絞って泣きながらでも野生のイルカと泳げるようになれたら一皮むけるんじゃないかなと思っています。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

本田剛文
BOYS AND MENとしての夢は紅白歌合戦なんですけど、個人的な夢としては、名古屋にでっかい自社ビルを建てたいという夢が僕にはあります。
下の階には地元の美味しいお店をたくさん入れて、2階、3階を僕らのライブ会場にして、エンタメ力の強い自社ビル。その上の階はテナントで収益
を上げてなんとか回していきたいなって思ってます。一番上の階は僕らの事務所のフロアで、屋上にはヘリポートも。
名古屋から芸能で夢を叶えるのはなかなか難しいと言われてるところがあるので、でかいビルを建ててひとつの形として見せつけたいです。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

小林豊
1階にはお花屋さんも入れてブルーヘブンも売ってね。

由紀さおり
ライブステージも作るの?いつか出してちょうだいよ。まだ元気だったらね。

本田剛文
出ていただけるんですか!?
嬉しいなぁ。(記者の)皆さん、今の部分は確実に書いて文字にしていただけると。言質取ったぞって感じでやりたいなと思います。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

■バラを贈りたい人は?

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

-6月2日は“バラの日”ということもございまして、本作のモデルになった河本バラ園さんから本当に素敵なバラをいただいております。そこで、皆さんに伺いますが、今、バラを贈りたい人はいらっしゃいますか?

由紀さおり
お世話になった方全ての方々に贈りたいと思いますけれども、やはり河本バラ園の河本純子さんにバラを贈りたいです。
本作を通して改めてバラを見直すことができ、こんなにも種類があって、そしてブルーヘブンを生み出すまでの努力なさったこと、その夢を叶えるための持続力に本当に敬服しました。
そしてこのように本当に素晴らしいバラを作ってくださってありがとう、この役をやらせていただいて光栄でしたという感謝の気持ちを込めて、香りの良い可愛い感じのピンク色のバラを贈らせていただける日があるといいなと思います。

小林豊
実は、素敵なバラと出会う機会があって、それは今、家にあるんですけど、そのバラをプレゼントしたいなって思う人がいるんです。でもまだちょっと内緒にしておきます(笑)

本田剛文
おいおい、変な含みを持たすもんじゃないよ!

小林豊
気持ちが整ったらお渡ししたいので、近日公開ということで。

本田剛文
僕の両親はまもなく結婚30年になるので、僕が渡すのもおかしいかもしれないですけど、結婚記念日とかにバラとか渡せたらいいのかなと。あまり親孝行らしい親孝行をそんなに自分の手応え的にはできてないので。
って言うと、ちょっとあざといかもしれませんが(笑)、たまには形にしないといけないかなとは思っています。

柳ゆり菜
多分ここにいるみんなが思っていると思うんですけど、由紀さんにお渡ししたいなってすごく思います。
やっぱりこの素敵な映画の座長を務めてくださって、そして由紀さんが素敵だからこそ、この作品は本当にあったかくて、人の心に届く作品になったなと完成品を観ても思いました。
その由紀さんの素晴らしさと暖かさそして、人間力に私はバラを100本贈りたいなという気持ちでいます。

秦建日子監督
映画館で映画を見るという事一つとっても当たり前ではない状況となってますが、そんな中でもたくさんの人、医療従事者の方、あるいは時短に協力してくださってる方々など、そういうこう無数の人たちが一丸となって踏んばってるからこそ、多少の制限はありますけれどもこうやって映画を公開できる。
そういう日々頑張ってる方々に心から感謝申し上げたいですし、もし機会があるんであればそういう方々お一人お一人にバラを贈れたら嬉しいなと思っております。

■最後にメッセージ

由紀さおり
演じさせていただいた私自身感じていることですが、夢を追い続ける事の難しさと素晴らしさを、河本さんから教えていただいたような映画でございます。
さらには岐阜というその土地柄がなぜこんなに綺麗なのって言ったら、鵜飼をするために水は綺麗じゃないと育たないっていうことみんな知ってるから、河にペットボトルがあったりコンビニの袋があったりなんていうことは私がロケにお邪魔した時にも一切そういう風景はありませんでした。
持続可能な社会という今の言葉で言えば、そういうことは岐阜の皆さんは意識してやってらっしゃるんだなと。
そういう環境の中で作られたとても心優しい、そしてちょっとメルヘンチックなところもある映画でございます。
日々ストレスが溜まったり、色々心にもやもやしてらっしゃる方に、少しそういうものを払拭できるような優しい映画に仕上がっております。
手前味噌ですけど、エンドロールで流れる「愛は花、君はその種子」という、映画『ローズ』(1979)の主題歌で、高畑監督が訳詞したものが『おもひでぽろぽろ』の主題歌にもなっている曲が自分で言うのはなんですけど、すごくいい感じです。是非観てください。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

秦建日子監督
「ブルーヘブン」というバラは元々は“不可能”というのが花言葉でした。育種家の河本純子さんが「ブルーヘブン」を作るまでは。
青いバラを作るのは不可能って言った人がこれまでどれだけたくさんいただろうかと思います。
でも、そんなことはないずだという一人によって、花言葉が“不可能”から“奇跡は起きる”とか“願いは叶う”とか、そういうポジティブな言葉に花言葉が変わりました。
そういう実話が日本にもあるっていうことを一人でも多くの方に知っていただきたいと思うし、おそらく、いろんなところでそういう“ブルーヘブン”みたいなことはあると思うんです。まだできてなくて、そしてほとんどの人がそんなのは不可能だと否定していて。でも自分はチャレンジしたいんだって思っている人たちがいるんじゃないかなって思うんです。
そういう人たちにとって、ほんの少しでもこの映画が背中のを押す力になってくれたらいいなと思いますし、そういうことがいっぱい積み重なることによって、僕たちのこの世界がもっともっと素敵な世界になってくれたら嬉しいなと思います。

『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント

本田剛文(BOYS AND MEN)/小林豊(BOYS AND MEN)/由紀さおり/柳ゆり菜/秦建日子監督

■フォトギャラリー

[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]

映画『ブルーヘブンを君に』

不可能を可能にしてきた―園芸家・冬子、63歳。
奇跡を信じて挑む、大空への壮大な「夢」とは――。

鷺坂冬子(由紀さおり)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としてはちょっとだけ有名だけれど、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおばあちゃん。そんな冬子には、家族に言えない秘密があった。がんが再発して現在余命半年のステージ4と診断されたのだ。「治療に専念して余命を延ばそう。まだまだやり残したことがあるだろう!」主治医の川越(大和田獏)の叱咤激励に、冬子はある“やり残したこと”を思い出す。それは、ハンググライダーで空を飛ぶことだった。病気のことは内緒にしたまま、冬子は蒼汰(小林豊)と正樹(本田剛文)の二人の孫とその友人で溶接工の夏芽(柳ゆり菜)を巻き込み、不可能と言われた夢にチャレンジしていく…。

《キャスト》 由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、柳ゆり菜、本田剛文(BOYS AND MEN)、おかやまはじめ 岩橋道子
柊瑠美 鈴木信二 関口アナン 松嶋亮太 中田圭祐 小池里奈 田村侑久(友情出演) 寺泉憲、大和田獏、寺脇康文
《スタッフ》 監督:秦建日子『キスできる餃子』『クハナ!』 脚本:秦建日子、小林昌
2020年/93分/アメリカンビスタ
©2020「ブルーヘブンを君に」製作委員会
公式サイト:https://blueheaven-movie.jp/

本予告

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2021年6月11日(金)全国公開

ブルーヘブンを君に

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