日向坂46影山ら大ヒット祈願パフォーマンス披露『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』完成記念イベント
6月2日、都内にて、『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(メディア向け)が実施され、主人公・恩田希のキャスト(CV)である島袋美由利、本作では主題歌「空は誰かのものじゃない」を担当する小林愛香に加え、「さよなら私のクラマー」アニメプロジェクトの応援マネージャーである、自他共に認める“サッカー”をこよなく愛するアイドル、日向坂46影山優佳、応援隊長として、長年サッカー番組のMCを務め、豊富なサッカー知識を持つナインティナインの矢部浩之が登壇し、作品を観た感想やキャラクターや主題歌に関して、本作の注目ポイントなどを語り、さらに大ヒット祈願として、素敵なパフォーマンス行った。
「さよなら私のクラマー」アニメプロジェクトとして、子どもの頃から男子にまじってサッカーを続けてきた主人公・恩田希が、女子サッカーの頂点を目指す高校生編を描いたTVアニメが4月より放送開始となり、この度劇場公開となる本作は、男子サッカー部のなかで苦闘する中学生編を描く、リアルで熱い、青春の物語。
完成記念イベントレポート
冒頭の挨拶は、矢部の「ライバルは『漁港の肉子ちゃん』です!」との宣言でスタート。
本作と同日公開となる明石家さんまプロデュースの劇場アニメーションをライバルに挙げ、応援団長を務める本作のタイトルにかけて「ファーストタッチが大事なので、(映画公開)初日はどうぞよろしくお願いいたします」と力強くアピールすると、島袋、小林、影山の3人も一緒に会場に集まったマスコミに向かって深々とお辞儀をした。
恩田希役の島袋はキャラクターの印象について「気持ちいいくらいサッカーが大好きで、どこまでも自分のやりたいサッカーを突き詰めている、素敵な子だと思いました。周りからは”夢のあるサッカーをする”と言われるキャラクターだけあって、決めるときには決めるしキラキラしていてかっこいいんです。悩んでいたり、壁にぶつかっていたりと、実は活躍している時間はそんなにないのですが、1回の煌めきがすごい子だと思っています」と解説した。
劇場版では中学生編、TVアニメでは高校生編が描かれるが、その演じ分けについては「中身はずっと変わらず同じなので、あまり大きな変化をつけることは考えていませんでしたが、中学時代時は男子に混じってサッカーをする中で、なかなか試合に出られずに悶々としています。そういう気持ちには寄り添うように心がけました」とアフレコを振り返った。
TVアニメ に続き映画でも主題歌を担当する小林は「映画の主題歌をやるのが夢だったので、とてもうれしいです」とうれしそうな表情を浮かべながら「この作品は、スタッフさんの作品への愛もすごく強いんです。愛の詰まった作品に関わることができてすごくうれしいです」と喜びを噛み締めていた。
原作も読んでいたという小林は「(アニメになって)動いてほしいと思いながら読んでいました。サッカーをよく知らない私でも、サッカーをしているような気分になって、どんどんのめり込んで楽しめます」と原作のおすすめポイントを明かしていた。
■応援マネージャーとして。日向坂46・影山優佳
サッカーをこよなく愛するアイドル、影山は本作で応援マネージャーを務めることについて「サッカーの魅力をいろいろな面から伝えていきたい、広げていきたいという気持ちがあるので、映画を通してサッカーを、そしてサッカーを通して作品の魅力を伝えられることはすごくうれしいです」と興奮気味。少年サッカーチーム所属の経験がある影山は「映画で描かれる中学生編は、すごく共感できました。小学生時代、男子が20人近くいるチームで女子は私1人でサッカーをやっていて、体格の差が出てきて当たり負けをすることが多くなっていた頃、とても悔しい思いをしました。自分ではどうしようもできない問題だったので、のんちゃんの葛藤には共感できました」としみじみ。
矢部がすかさず「まさに、のんちゃんみたいやな」とコメントすると、「今日はのんちゃんを意識して、(のんちゃんと同じように)ポニーテールにしてきました」と少し恥ずかしそうに微笑んだ。
映画の感想を訊かれた矢部は「のんちゃんは男子の中で女子一人がんばるけれど、この作品は、男子に置き換えても楽しめると思いました。自分も(サッカー)がうまいけれど、みんなのレベルが上がってくると“通用しない、どうしたらいいんだろう”という壁には、うまい人ほどぶつかると思います。サッカーをやる人すべてへのメッセージにもなっていると感じました」と見どころを語った。
■エンドロールのさらに終わりに出演!
本作に声優として出演している矢部は「映画を観に来る方に伝えたいことがあります。それは、エンドロールまで観てください、ということです」と強調。
というのも、出演シーンはエンドロール終盤とのことで、矢部曰く「本編には関係ないんです。サッカー好き、そして応援隊長ということで、気を遣っていただいたのだと思います」と微笑む。
本編には関係ないがストーリーは繋がっているので、エンドロールを最後まで観てから席を立ってほしいと懇願していた。
ほぼ本人役に近いキャラクターらしく、「自分の役だけど、難しさはわかっていました。3、4個しかないセリフでしたが、自分の中でトーンを落としたバージョンと、声を張ったバージョン、2パターンの演じ方を持って挑みましたが、収録は5分で終わりました」とのこと。
MCから矢部の演技の感想を訊かれた島袋が「ものすごく自然体でした。(演じることに)慣れてくると忘れてしまうことなので、見習いたいと思いました」と褒めると、「よう言うわ。その演じ方しかでけへんのや」と苦笑いする場面もあった。
■本作の注目ポイント
「本作の注目ポイントは?」という質問に島袋は「試合のシーン」と解答。「いろいろな視点からサッカーをみることができるところに注目してほしいです」とニッコリ。
小林は「実際に走って、ボールを蹴って、パスを繋いでいるような感覚になるところ」を挙げ、戦術を考えるのが好きだという影山は「実際のプレーでは、相手の考えていることは分からないけれど、映画になると心の声を聞くことができるので、実際のサッカーでは感じ取れないものが体感できます」と強調した。
矢部は「終盤でのんちゃんのプレイスタイルが変わります。それが成長の瞬間です」とおすすめしながら「あとは、矢部先生の登場シーンです。エンドロール最後までご覧いただきたいです」と自身の登場シーンも改めてアピールした。
■夢中になっているものは?
主人公・のんちゃんのように今、夢中になっているものをたずねると、島袋は「コンビニで期間限定発売している抹茶のクッキー!」と答え、「レギュラー(商品)化してほしいので、見かけては買って、自分でも食べるし、いろいろな人にあげて宣伝しています」とコメント。
すると矢部が「知ってる!俺も抹茶大好きだから。コンビニのレベルじゃない。タルトもおいしいよ」と饒舌に。ハッとした表情で「おっさんがウキウキ、何話してんねん!」と自分にツッコミを入れる場面もあった。
小林は新しく飼いはじめた犬にハマっているそうで、「すくすく成長していて、手のひらサイズだったのが4kgになりました。一緒に遊んだり、成長を見届けることにハマっています」と目を細めた。
YouTuberにハマっているという影山は「メイク系、都市伝説系、実験系などいろいろなジャンルの動画にハマっています。今、外にあまり出られないので、動画は私の癒しです」とうれしそうにコメントした。
矢部は「スニーカー」と解答。マラソンをしないのにマラソン用の厚底のスニーカーを買ってしまうそうで「クッション性の高さにハマってしまいました。先日買ったのは、マラソンでも記録を出せるようなスニーカー。それを履くと、走らなくても普通に歩くだけでちょっと早く歩けるんです。早く歩かされているような感覚で。それを履けば、いつもより3分くらい現場に着くので、遅刻はしません」とおすすめしていた。
■欧州サッカー、今シーズンの感想は?
欧州サッカーは今シーズンが終了したばかり。今シーズンの感想を訊かれた影山は、ユベントスについて「監督の立場を考えるととても苦しい1年だったと思う」とコメント。
さらに、シーズン序盤からのフォーメーションやポジションチェンジなどについて語り出し、どんどんマニアックな単語が飛び出した。出演者が影山を見つめながら話に聞き入っていると「すみません!喋りすぎちゃいました」と我に返り、恥ずかしそうに話を切り上げた。
矢部は「ジダン監督の今後が気になる」とし、「プレーを観ていた選手が、監督になっている。そういう姿を見ているとサッカーだけでなく、生き方や人間性も気になります」と年齢を重ねてサッカーの楽しみ方が幅広くなったことを明かしていた。
大人気選手C・ロナウドについて影山は「今後、どういう道を歩むのか楽しみです。もっとサッカー界を盛り上げてくれたら個人的にはうれしいです」とし、矢部は「ほしいものはほぼすべて手に入れている方ですが、サッカーファンとしてはまだまだ選手としてのロナウドを見たいです。もし、願いが叶うならJリーグで、一瞬でも見ることができたら、日本のサッカーももっと盛り上がると思います」と野望を語った。
■大ヒット祈願のパフォーマンス披露!
そんなロナウドのパワーにあやかり、大ヒット祈願として、ロナウドのゴールパフォーマンス「Siuuuuu!!」を影山、島袋、小林の3人で披露することに。
3人のパフォーマンスが想像以上にキレイにそろったのを見た矢部は「ゴール決まりましたけれど、オフサイドでしたというコメントを準備していたけれど、思いのほかキレイに決まりましたね」と少し、驚きながら感想を伝えていた。大ヒット祈願がバッチリ決まり、登壇者全員が満面の笑みを浮かべていた。
■最後にメッセージ
最後の挨拶で島袋は「劇場で公開していただけることが何よりもありがたいです。どんな状況でも挫けず、折れず、やりたいことを笑顔でやってのける恩田の勇姿を、ぜひ劇場でご覧ください」と呼びかけ、小林は「エンドロールには、サッカーをがんばっている女の子たちの写真も登場します。そして、矢部先生も登場するので最後まで見逃せません!」とアピール。
影山は「今、サッカーをがんばっている少年少女たち、そして昔サッカーをしていた人たち、いろいろな方が共感できるところがたくさんあります。もっとサッカーが身近なものになったらうれしいです!」と笑顔で挨拶し、矢部は「サッカーをやっているちびっ子たちは“あんな風になりたい”と思いながら観れるし、お父さんお母さんたちは懐かしいと振り返って楽しむことができる作品です。友情、夢が描かれている作品なのでサッカーをしていなくても、おもしろいと思ってもらえるはずです」と締めくくり、最後に「『漁港の肉子ちゃん』よりも力を入れて宣伝をお願いします!」と再びライバル作品?!名を挙げて、マスコミ陣へ宣伝協力を再度お願いし、イベントは幕を閉じた。
■フォトギャラリー
『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』
Story
女子中学生サッカープレイヤー・恩田希は、誰よりも練習し、誰よりも努力してきた。それでも、彼女は試合になかなか出してもらえなかった。藤第一中学校、男子サッカー部──。それが、彼女の今いるフィールドだ。中学2年生となった希は、監督に「新人戦の1回戦に出たい!」と何度も願う。その理由は、対戦相手にあった。
一緒にサッカーを続け、小学4年生で転校していった、幼馴染の“ナメック” 谷安昭がいる、江上西中学校なのだ。「サッカーはフィジカルだ。身体のデカイ俺に、女のお前が敵うわけがない。男というだけで俺は──お前を超えたレベルにいるんだ」 再会したナメックから受けたその言葉を、希は試合に出て、勝つことで、はねのけたかった。
「上等だわ。見せてやろうじゃない。私に何ができるのか」 希の孤独なチャレンジに、いま、ホイッスルは鳴らされた!
出演:島袋美由利、若山詩音、内山昂輝、逢坂良太、土屋神葉、白石涼子、遊佐浩二
原作:新川直司「さよならフットボール」(講談社KC刊)/「さよなら私のクラマー」(講談社『月刊少年マガジン』連載)
監督:宅野誠起
脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:伊藤依織子 音楽:横山 克
アニメーション制作:ライデンフィルム
プロデュース:斎藤俊輔 アニメーションプロデューサー:柴 宏和
製作:「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会
配給:東映
©新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会
公式サイト:https://sayonara-cramer.com/movie/
6月11日(金) より新宿バルト9ほか 全国ロードショー
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