芳根京子、岡田将生が100年後にやっていることとは?映画『Arc アーク』完成報告会
6月2日、都内にて映画『Arc アーク』完成報告会が行われ、主演の芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、風吹ジュン、小林薫、石川慶監督が登壇。(動画&フォトギャラリー)
人類にとって全てが初めてとなる不老不死の世界を描いた物語で、芳根京子は10代から100歳以上までを姿を変えずに演じ分けている。
その本作にちなんで、本日の登壇者それぞれが、永遠の命を手に入れて、100年後に生きていたら何をしているだろうと自身の未来を予測した。
完成報告会レポート
■動画レポート
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■最初のあいさつ
芳根演じる主人公・リナと寺島演じるリナの人生の師・エマが劇中で披露する、故人を在りしままの姿で保存する技術<プラスティネーション>。
まるで操り人形のように無数の糸のようなものを駆使して行う<プラスティネーション>をイメージし、ストリングスを張り巡らして劇中の雰囲気をそのままにスタイリッシュな装飾が施された会場に、6人の豪華キャストと本作のメガホンをとった石川慶監督が登場。感染症対策から無観客・生配信でのイベントとなった。
最初にあいさつをしたのは、人類で初めて永遠の命を得た主人公・リナの役柄を意識したレザーとチュールスカートが特徴的な美しい漆黒のドレスを身に纏った芳根京子。
芳根京子(リナ 役)
本日は、観てくれているみなさん、ありがとうございます。今日を迎えられてとてもほっとしています!配信ですが、今日はよろしくお願いします。
寺島しのぶ(黒田永真 役)
とても不思議な作品が出来上がりました。石川監督の緻密で崇高でとても美しい映像美、みなさんにどう届くのかとても楽しみです。今日はよろしくお願いします。
岡田将生(天才科学者でリナの最愛の夫・黒田天音 役)
配信を見ているみなさんありがとうございます。石川慶監督とお仕事をしたいとずっと願っていたのでとても嬉しかったです。いろんなテーマを投げかける作品ですので早く観てほしいです!
■芳根京子は「できない」とは絶対に言わない。でも悔し涙も。
-芳根さんが演じたリナは、ストップエイジング技術によって人類で初めて永遠の命を得る女性。30歳の姿のまま、年齢の変化を表現するという難しい役どころについてはいかがでしたか?
芳根京子
1人では作れなかった役だなと思っています。撮影の前にいろいろ考えても想像がつかなくって、石川監督と沢山お話させてもらったんですけど、現場で感じたことを表現しようとなりました。
石川監督とは、がっつり二人三脚で同じ歩幅でいろんな感情を共有しながらリナという女性を作っていきました。
そして、寺島さんの<プラスティネーション>をする姿がを観て、かっこ良すぎて!凄い焦りました。
寺島しのぶ
私の見せ場はここしかないなと(笑)。だから必死でやりました。そして、リナに(”プラスティネーション”の技術を)引き継ぐわけだから、リナよりも絶対に上手くなきゃいけないと思ってたし、プレッシャーがありながらも頑張りました。
-現場での芳根さんの様子は?
寺島しのぶ
芳根さんは本当にガッツが凄くて!踊るところなど、なかなかうまくいかなくて、悔し涙を流しながら出来るまで頑張る子で、気づいたら深夜までなんてこともあって、それでも監督が撮ろうとするから、私が止めなきゃと思うくらい(笑)
でも、芳根さんの魅力をもっと引き出そうとする石川監督と、それに答えようとする芳根さん2人の姿がとても素敵だったと思います。頑張ったね。
芳根京子
ありがとうございます。
岡田将生
彼女の闘っている姿が、この小さな体のどこからこんなにパワーが湧いて来るのだろうと思って、その姿がすごく美しかった。
芳根さんを支えたいという気持ちで現場に一緒にいたので、リナと天音として映画で生きられたことは僕にとっても幸せな時間でしたし、芳根さんにとってもか幸せだったらいいなと思います。
芳根京子
私も幸せでした!
清水くるみ(可南子/奈々 役)
きょんちゃん(芳根京子)は、皆さんがおっしゃってるとおりなんですけど、ほんとにガッツがあって。大変な現場だったんですけど、「できない」とは絶対に言わないんです。
■芳根京子と岡田将生の共演について
岡田将生
この映画のクランクインのシーンがキスシーンだったんですよね、、、緊張しました(笑)
2度目の共演で役者としての信頼関係はあったけれど、リナと天音としては初めましてだったので、監督と3人で1時間くらい段取りをする中で役柄としての関係を掴んでいきました。
芳根京子
天音役が岡田さん“かも”と聞いたとき、“かも”なんて言わないで、岡田さんでお願いします!ってお願いしたんです。
天音はリナにとってとても重要な役柄だし信頼している岡田さんでとても安心して撮影できました。癒しのマーさんです(笑)
■小林薫&風吹ジュン
-長年ドラマや映画で夫婦を演じていている小林さんと風吹さん、共演はいかがでしたか?
小林薫(利仁 役)
現場で、風邪を引いちゃったんだけど、誰も助けてくれなくて(笑)。そんな時に、風吹さんがビタミン剤をくれて風吹さんの言う通りに飲んだら熱がさがった。本当に有り難かった。
風吹ジュン(芙美 役)
隠れ妻のように支えました(笑)
■映画化について
-世界的SF作家ケンリュウ氏の原作を映画化するにあたってこだわったところは?
石川慶監督
美術に凄いこだわりました。これだけの役者さんに集まってもらって演技は良いのに、SFだと、世界観が作り切れてなくて残念に思うことがある。だから、この作品ではそんなことがないように作りこみました。
■【永遠の命を手に入れたとしたら、100年後には何をしていると思う?】
-本作の内容にちなんで【永遠の命を手に入れたとしたら、100年後には何をしていると思う?】というテーマでフリップで回答を書いていただきます。
芳根京子【答え合わせをしたい】
劇中のリナと同じくらいまで生きて、果たしてリナと同じことを思うのか、答え合わせをしたいです。
寺島しのぶ【そんなに生きなくて大丈夫です】
もう十分かな、今を生き切ろうと思っているので。
岡田将生【自分の島を作りたい】
孤独になりたくなりたくて…。自分といて楽しい人だったり価値観の会う人を集めて「一緒に住みませんか?」って仲間を探したいです。
芳根京子
どうぶつの森みたい(笑)
岡田将生
そうだよね、自分も話していて途中で思った(笑)
清水くるみ(可南子/奈々 役)【宇宙語を学んで宇宙人の友だちを作る!!】
100年後ならばきっと宇宙にも行けるだろうし、宇宙人の話してみたい。できれば友だちになりたいと思いました。
■最後にメッセージ
芳根京子
本日は、ありがとうございました。完成したこの作品を観た時に、新たなジャンルの映画ができたなと思いました。そんな作品に主演として参加できたこと嬉しく思っています。
個人的には、7年ぶりの主演作で気合いもすごくすごく入っています!大きな声で劇場に来てねと言えないことが悔しいですが、美術もヘアメイクも衣装も全て美しくて、劇場で見ていただけると嬉しいです。映画『Arc アーク』をどうぞよろしくお願いいたします!
■フォトギャラリー
[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]
映画『Arc アーク』
ストーリー
17歳で生まれたばかりの息子と別れ、放浪生活を送っていたリナは、19歳で師となるエマと出会う。彼女は大手化粧品会社エターニティ社で、〈ボディワークス〉という仕事に就く。それは最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)するもので、悲しみを乗り越えたい人々からの依頼は絶えることがなかった。一方、エマの弟で天才科学者の天音は、その技術を発展させ、姉と対立しながら「不老不死」の研究を進めていた。30歳になったリナは天音と共に、「不老不死」の処置を受ける人類史上初の女性となり永遠の命を得た。やがて、不老不死が当たり前となった世界は、人類を二分化していくこととなり、同時に混乱と変化を産み出していった。果たして不老不死が生み出した未来の先にリナが見たものとは・・?
原作:ケン・リュウ『円弧』(ハヤカワ文庫刊 『もののあはれ-ケン・リュウ短編傑作集2』より)
脚本:石川慶 澤井香織 音楽:世武裕子 監督・編集:石川慶
出演:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり/倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫
製作:映画『Arc』製作員会 製作プロダクション:バンダイナムコアーツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年/日本/127分/スコープサイズ/5.1ch
(C)2021映画『Arc』製作委員会
公式サイト:http://arc-movie.jp/
公式Twitter:@Arc_movie0625
予告映像
6月25日(金) 全国ロードショー!
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