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朝が来る

リアルを追及、実際にお酒を飲んで撮影。本物主義の河瀨監督×役を生きる井浦新の壮絶シーン

河瀨直美監督最新作『朝が来る』(10/23全国公開)より、本編映像とそれにまつわる撮影秘話が解禁となった。

朝が来る

場面写真

解禁となった本編映像は、栗原清和(井浦新)が無精子症で不妊治療をしていることを告白し、明るく話しながらも痛々しい苦悩が伝わってくる居酒屋でのシーン。
実はこの撮影時、リアルを追及する河瀨組のもとで役を生きた井浦は、実際にお酒を10杯以上飲んで撮影に挑んでいる。本物主義の河瀨監督による演出に、井浦が真摯に向き合った結果なのは言うまでもない。
サラリーマンが同僚と居酒屋に飲みに行き、昔話に花を咲かせたり、悩みを打ち明けたりする様子を、まさに身を持って体現している。少しうつろな表情を見せたり、言葉につまったりするのは演技でもなく全てが“本物”。
妻の栗原佐都子(永作博美)と休みを合わせて札幌に行っている事を明かした清和は「子供をつくりに行ってんのよ」と明るく話す。
同僚の冗談にから笑いしながら、「顕微授精をしてんのよ。俺な・・・精子がいい状態じゃないんだわ」と子供を授かれないのは、自身に原因があることを告白。つらいがゆえに笑い話にしようとするが、表情が徐々に曇っていく井浦の表情が実にリアルである。
最後に、二人の子供を授かっている同僚に対して、「奇跡だよ・・・」と何度も繰り返す。これは無精子症の検査から診断結果が出るまでの過程すべてを実際に経験し、役を生きた井浦の台本にない“本物”の言葉だ。
日本の不妊治療は女性が主体(妊活の初期では女性が先に行動することが比較的多いため)なイメージだが、男性側が苦悩するケースがあることを気づかされ、身につまされる。
“本物”を求める河瀨監督と、それに応える井浦に【その人その者】が宿った、心揺さぶられる映像となっている。

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映画『朝が来る』

STORY
一度は子供を持つことを諦めた栗原夫婦は、特別養子縁組という制度を知り、男の子を迎えいれる。
それから6年、息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。
ところが突然、産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子供を返してほしいんです。それがダメならお金をください」という電話がかかってくる。
当時14歳だったひかりとは一度だけ会ったが、生まれた子供への手紙を託す、心優しい少女だった。
渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい彼女は何者なのか、何が目的なのか。

監督・脚本・撮影:河瀨直美
原作:辻村深月 『朝が来る』(文春文庫)
共同脚本:髙橋泉
出演:永作博美  井浦新  蒔田彩珠  浅田美代子
  佐藤令旺 田中偉登/中島ひろ子 平原テツ 駒井蓮
  山下リオ 森田想/堀内正美 山本浩司 三浦誠己 池津祥子 若葉竜也 青木崇高/利重剛
製作:キノフィルムズ・組画
配給:キノフィルムズ/木下グループ
(C)2020『朝が来る』Film Partners
公式サイト:asagakuru-movie.jp

予告篇

全国公開中

朝が来る

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