なら国際映画祭2020閉幕&受賞者発表。初の試みとなるオンライン参加は20万近くを数える。
なら国際映画祭2020が9月18日(金)~22日(火・祝)までの5日間の開祭を終え、閉幕を迎えた。
新型コロナウイルスによる影響が懸念される中の開催だったが、感染症対策を十分に行うことにより、4000名を超える来場者を数えたほか、初の試みとなるオンラインプログラムでは、20万近い反響があった。
9月22日は、クロージングセレモニーが奈良市ならまちセンター市民ホールで行われ、本映画祭における各賞受賞者が発表され、最高賞「ゴールデンSHIKA賞」には『エンド オブ ラブ』、「観客賞」に『ビクティム(たち)』。そして今回より新設された「俳優賞」は『シヤボンガ』のシヤボンガ・マジョーラとなった。
今回、インターナショナルコンペティション部門とNARA-waveにおいて受賞した監督には、「NARAtive」の企画提案権利が与えられ、採用されれば次回の映画祭で「NARAtive」作品の監督権利が与えられる。
フィナーレには中野聖子理事長と河瀨直美エグゼクティブディレクターが登壇し映画祭を締めくくった。
『なら国際映画祭2020』受賞結果
■インターナショナルコンペティション
●最優秀賞「ゴールデンSHIKA賞」
『エンド オブ ラブ』監督:ケレン・ベン・ラファエル
●「観客賞」:『ビクティム(たち)』監督:レイラ・ジューチン・ジー
●「俳優賞」:『シヤボンガ』シヤボンガ・マジョーラ
●「審査員特別賞」:「栗の森のものがたり』監督:グレゴル・ボジッチ
■学生映画部門:NARA‐wave
●最優秀賞「ゴールデンKOJIKA賞」『漂流』監督:アルヴィン・リー
●「観客賞」:『ROLL』監督:村瀬大智
●「俳優賞」:『ラニー』アイリーン・リュウ
■NIFFユース審査員プログラム
●長編部門:ベルリナーレ・スポットライト-ジェネレーション最優秀賞
「クリスタルSHIKA賞」:『ロス・ロボス』
監督:サミュエル・キシ・レオポ
●短編部門:SSFF & ASIA セレクション最優秀賞
「クリスタルSHIKA賞」:『サイレント・チャイルド』
監督:クリス・オーバートン
『なら国際映画祭2020』動員数
会場観客動員数:4100名
オンライン上映及びライブ配信視聴者数:35,350名
各種SNSアカウントでの動画視聴者数:160,000名
総参加者数 199,450名
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