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なら国際映画祭2020

斎藤工、MIYAVIらが東大寺大仏殿レッドカーペットを彩る。「なら国際映画祭2020」開幕。

9月18日、東大寺大仏殿、春日野園にて、雨の中、「なら国際映画祭2020」のレッドカーペットとオープニングセレモニーが開催された。

なら国際映画祭2020

お経が唱えられる厳かな雰囲気。時折激しい雨が降りながらも、同映画祭のエグゼクティブディレクターを務める河瀨直美監督のほか、映画祭アンバサダー・斎藤工、永瀬正敏ら、俳優と監督ら映画関係者が東大寺に敷かれたレッドカーペットを歩いた。
また、今年の審査員として、行定勲監督、脳科学者・中野信子氏、渡辺真起子氏、スペシャルゲストとして、ギタリストのMIYAVI、モデルのアンミカらもレッドカーペットを彩った。

なら国際映画祭2020

なら国際映画祭2020

MIYAVI/河瀨直美監督

なら国際映画祭2020

行定勲監督/中野信子氏

レッドカーペット後、夜間特別参拝を経て、舞台を春日野園地に移してのオープニングセレモニーでは、世界的な厄災であるコロナウイルスが鎮まることを願っての黙祷。各国の映画祭関係者からの祝いのコメントが届いた。

なら国際映画祭2020

なら国際映画祭2020

次世代の育成をコンセプトに掲げる「なら国際映画祭2020」のテーマは「トレジャーハント」と「価値観のシェア」。通常の映画祭のように、招待作品、出品作品を上映するだけでなく、ユース(若手)育成のプログラムに力を入れている。
「トレジャーハント」というテーマについて、同映画祭エグゼクティブディレクターの河瀨直美監督は、「この映画祭がみんなにとっての宝物であってほしい。ここに映る奈良の風景、その土地が持っているポテンシャル。それは世界中比べてみても、いや、比べる必要がない自分たちのオリジナリティがそこにこそあるんだよ、ということで、宝物再発見というのもテーマにしています。と語っている。
ユース育成プログラムでは、高校生たちに映画制作を通して、「価値観のシェア」を体験させ、彼ら自身の中にある「宝物」の気づきを促す。
それは、今のコロナ禍における歴史的文化都市奈良での映画祭開催の意義ともなっている。

なら国際映画祭2020

「なら国際映画祭2020」は、9月18日(金)より22日(火)まで、奈良市ならまちセンターほかで開催。特別招待作品として、齊藤工監督作品、永瀬正敏セレクション、加藤雅也セレクション、LDH特別上映、神社仏閣特別上映などが行われるほか、オンラインプログラムも用意されている。
審査員は、エリック・ウー監督、行定勲監督、脳科学者/医学博士の中野信子氏ら。
詳しくは、同映画祭特設サイトまで。

なら国際映画祭2020特設サイト:https://nara-iff.jp/2020/

なら国際映画祭2020

斎藤工/河瀨直美監督

開祭宣言

●河瀨直美 なら国際映画祭 エグゼクティブディレクター
世界的パンデミックの最中、万全な対策をしながら、開催を決意したのには、大きく2つの理由があります。
1つには、こうした「分断」を体験した人の心の中には「闇」が生まれ、やがて、それが伝染する前に、映画の力で人々の心に「光」を届けたいと願ったこと。
もう1つには、そんな「光」を体験(体感)した 10代の人々がこの世界を「美しい」と感じること。この2つには、世界を変える力が宿る…と 私は信じています。大仏様のお膝元で、1300年の歴史の延長線上に、今年、第6回なら国際映画祭をここに開催いたします!

●中野聖子理事長
なら国際映画祭2020へようこそお越し頂きました。第1回目の開催から10年の月日が経ちました。
これまで継続できましたことはご支援くださる皆様のおかげです。深く感謝いたします。
今年は思いがけない出来事に世界は立ち止まりました。本当に大切なものは何なのか、深く考える時間をもつことができたといえるかもしれません。
先ほど皆様とともに大仏様に見守られつつ参拝をさせていただきました。皆様と心がつながっている気がいたします。
今年の映画祭でも映画を通じて海を越え、世代を越えたつながりがたくさん生まれますようにと願っています。

なら国際映画祭2020

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なら国際映画祭2020

[取材:Ichigen Kaneda]

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