22歳新進女優「#手島実優」特集上映スタート。新作含む9作品で彼女の魅力に迫る。
地元群馬と東京の2拠点で女優としての活動の場を広げ、関係者から注目を集める22歳新進女優の手島実優(てしまみゆう)。その彼女の出演作品を特集した「the face vol.3 “手島実優”特集上映」が1月11日より池袋シネマ・ロサにて始まり、初日舞台挨拶が行われた。
この日上映されたのは、『カランコエの花』(2016年)、そして、撮り下ろしの新作『実優ちゃんは群馬から来る』(2020年)の2作品。いずれも中川駿監督で、『カランコエの花』は、現在ブレイク中の女優・今田美桜が主演。LGBTが抱える問題を当事者ではなく周囲の人々の目線から描く。『実優ちゃんは群馬から来る』は、女優・手島実優本人に密着した“フェイク”ドキュメンタリー作品だ。
池袋シネマ・ロサ特集上映企画「the face」は、“いつか映画の“顔”になってほしい・・・”というそんな願いを込めて銘打たれた若手俳優の特集上映シリーズ。これまでに、連日大盛況となったvol.1「品田誠」編、vol.2「根矢涼香」編がある。
今回のvol.3で特集された手島実優は、出身地の群馬と東京を行き来しながら、映画・ドラマと活躍の場を広げ、関係者から注目を集める22歳の新進女優。彼女の17歳から22歳までの足跡をスクリーンで振り返り、撮り下ろし新作を含む9作品でその魅力に迫る。
「the face vol.3 “手島実優”特集上映」初日舞台挨拶
初日舞台挨拶には、中川駿監督、手島実優、そして、『カランコエの花』のキャスト、イワゴウサトシ、石本径代、須藤誠、山上綾加。『実優ちゃんは群馬から来る』からは、門田宗大、増澤璃凛子、櫻井保幸、辻凪子が登壇。監督、キャストらのコメントを受けて、手島実優は、感謝の言葉を述べると共に、今回の特集上映までの日々ついての思いと喜びを次のように語った。
手島実優
the face Vol.2 根矢涼香さんの最終日に、池袋シネマ・ロサの舞台上でご挨拶させていただいたんですけれども(参考記事:映画の新しい楽しみ方の“波”)、根矢さんのように沢山のお客様の前できちんとお話しできるだろうかと、とても不安でした。こうやって皆様にご挨拶出来て嬉しく思います。ありがとうございます。
根矢涼香さんの the face Vol.2 がGWの開催だったので、そこから約9か月間、ひたすら準備を続けてきました。この9か月間、会う人に「the face」の宣伝しかしていなかったので、本業を全然していないような気がしているくらい、今日まで大切に温めて来ました。
つづけて、上映初日の2作品それぞれについて、中川駿監督は、次のようにコメントした。
中川駿監督
『カランコエの花』については、インディーズ映画の聖地と呼ばれるシネマ・ロサに4年かかってようやく来ることができたなという感想を持ちました。
『実優ちゃんは群馬から来る』については、「the face」の撮り下ろしの作品としてお話を頂いて、自由にとっていいよということで最初は気楽な所から話をいただきました。その後「the face」の撮り下ろし作品を作る意味を考えて、手島実優の演技の幅とか、役者としての手島実優を観てもらうのであれば、わざわざ撮り下ろさなくても、出演作を流すことで、わかるはずで、それならば、何をするべきかと考え、女優としての手島実優ではなく、彼女の人間そのものを知ってもらう作品になればいいと考えて、フェイク・ドキュメンタリー形式で、彼女の事実に基づく形にしました。
『カランコエの花』出演キャストコメント
イワゴウサトシ(担任教師 加藤健一 役)
シネマ・ロサで、『カランコエの花』が流れることを新鮮に感じました。
石本径代(主人公・一ノ瀬月乃の母 役)
明日、上映する『赤色彗星倶楽部』は、中川監督が評価していた作品。明日も観に来てください。
須藤誠(佐伯洋太 役)
手島さんの素を出させる作品に、彼女の魅力が映えています。
山上綾加(保健教師 小嶋花絵 役)
いろんな縁があって、映画やいろいろなものが出会うことを素晴らしいことだと思っています。
『実優ちゃんは群馬から来る』出演キャストコメント
門田宗大(助監督役)
助監督役を演じました。実際に映画の製作会社で働いていたことがあり、当時の経験を活かすことができました。
増澤璃凛子(カフェの店員役)
実優ちゃんから直接オファーをいただいて、嬉しかったです。
櫻井保幸(照明部役)
手島ちゃんとは、『赤色彗星倶楽部』で初共演して、そのお陰で今回キャスティングしていただきました。『実優ちゃんは群馬から来る』は、フェイクドキュメンタリーの作品なので、手島ちゃんの人生みたいな所、ほぼそのままだと思います。そこに関わらせて頂けたことを光栄に思っています。
辻凪子(撮影部助手役)
役というか、役割そのものを撮影時に担当していました。次回は、女優同士として共演したい。
登壇者のコメントを受けての感謝の言葉
初日舞台挨拶の締めくくりに、手島実優は登壇者のコメントを受けて次のように応えた。
手島実優
『カランコエの花』で共演した皆さんとは昨年、何回も定期的に舞台挨拶に登壇していたので、またここでお会いできて嬉しいです。
『実優ちゃんは群馬から来る』チームの皆さんが、私の人生の本当の部分に関わってくれたこと、そして、「『実優ちゃんは群馬から来る』の〇〇役の誰々です。」と、タイトルを言ってくれることがとても嬉しいです。
「the face vol.3 “手島実優”特集上映」情報
・1月11日(土)~1月17日(金) 1週間レイトショー *日替わり上映
・上映時間=連日20:30~
・連日上映後舞台挨拶あり
・料金=一般1500円/役者割(自己申告制)1100円/学割1000円
全席指定(チケットは当日の朝より受付開始)
*「the face vol.03 手島実優 特集上映」半券提示で1300円に割引
the face vol.3開催に伴い、オリジナルグッズが販売されており、購入者には手島実優や当日の登壇者によるサイン会も開催される。
連日の上映後舞台挨拶の登壇者等の最新情報は、池袋シネマ・ロサのHPや、the face 公式Twitterアカウントをチェック。
池袋シネマ・ロサ公式サイト:http://www.cinemarosa.net/theface3.htm
the face 公式Twitter: https://twitter.com/thefacecinema
◆手島実優(てしま・みゆう) プロフィール
1997年10月1日生まれ/群馬県前橋市出身・在住。地元群馬と東京の2拠点で活動の場を広げる。
2017年、ヒロインを演じた「赤色彗星倶楽部」(監督:武井佑吏)が第11回田辺・弁慶映画祭でグランプリ受賞。
国内13冠を受賞した「カランコエの花」(監督:中川駿)、山戸結希監督が企画・プロデュースを手がけた「21世紀の女の子」(竹内里紗監督作「Mirror」)、宇賀那健一監督「転がるビー玉」など話題作への出演を続け、各方面から注目を集めている。
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