和田光沙主演で6年前に完成した『蒼のざらざら』、劇場公開決定
『書くが、まま』の上村奈帆監督初長編作品『蒼のざらざら』が2020年6月27日(土)より、池袋シネマ・ロサで公開されることが決定した。2014年に完成してから、6年を経ての劇場公開となる。
物語は、主人公の中学生時代と、その12年後を描いた、忘れられない友人への思いが綴られている。
脚本は当時、第40回城戸賞最終選考にノミネートされ、主題歌に矢野絢子を迎え2014年に完成した。
主演は、女優・和田光沙。昨年『岬の兄妹』で、第34回高崎映画祭-最優秀新進女優賞と、その実力を世に知らしめている。
コメント
和田光沙
7年前、蒼く不器用な気持ちを抱えながら、どこにあるか分からない答えを追いかけた夏。あの時のあおちゃん、あやちゃん、そして⼀緒に過ごした仲間を、ぎゅっと抱きしめたい気持ちです。映画は、時間を駆けて答えてくれる。
そんな風に思える今、こうして映画館で上映していただける事を⼼より感謝します。あの時の私たちが、精⼀杯の想いで投げたボールの欠片を、スクリーンのこちら側で少しでも心に受け留めていただけたら嬉しいです。
上村奈帆
⾃分にとって特別な作品です。これを撮れなかったら私は私を肯定できないとさえ思っていました(笑)。
たぶん、あの時に抱いた感情を残さずにいられなかったんだと思います。書いたら、どうしても撮りたくなって二年貯金して自主映画を撮りました。それがこの『蒼のざらざら』です。
映画『蒼のざらざら』
もっと早く嘘を覚えてたら、
ずっとふたりぼっちでいられたかな。
Introduction
生きていれば全ては変わりゆく。もう二度と戻らない日々に、確かにあったあの気持ちはなんだろう。
大好きと大嫌いを凌駕したあなたへの思い。
今はもう思いだせないあの頃の全てが、この映画には刻み付けられている。
Story
絵を描くことが好きな主⼈公・柚木あおい(14)と、クラスでも部活でも人気者の野上あやこ(14)。
ふたりは正反対ながらいつも⼀緒にいた。しかし、変わりゆく日々の中で、いつしかすれ違うようになるふたり。
「変わらないで」と口にするあやこへの感情は、無意識にあおいに愛憎めいた気持ちをもたらす。
あれから12年。何年経っても、あやこへの気持ちを整理できずにいるあおい。そんなあおいが、ある日12年前のある感情を思い出す…。
Cast
和田光沙 小見波結希 千葉奈津子 小黒綾子 古木将也
Staff
監督・脚本・編集:上村奈帆
撮影・照明:瀬戸詩織
音楽:猪野進⼀
主題歌「露草」作詞・作曲 矢野絢子
2014年/日本/116分/カラー/DCP 製作・配給 上村奈帆
2020年6月27日(土)より、池袋シネマ・ロサにて公開
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