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手島実優

女優・手島実優特集上映、大盛況の中終了。「まだまだ彼女の魅力は語り尽くせない」

the face vol.3

手島実優(中央)(最終日・1月17日)

池袋シネマ・ロサで1週間にわたって行われていた、女優・手島実優(22)の特集上映「the face vol.3」。期間中、劇場には連日、多くのファンが詰めかけ、連日大盛況となった。最終日の1月17日に行われた舞台挨拶では、「これからの手島実優をまだまだ観たい」という客席とのコール&レスポンスが沸き起こるなど、彼女の魅力にまだまだ飽き足らない多くのファンがいることを証明した形となった。

「the face」は、今後の活躍が期待される若手俳優を1人挙げて特集上映する、池袋シネマ・ロサの定期イベント。vol.1「品田誠」、vol.2「根矢涼香」に続き、今回、vol.3となる手島実優特集は、1月11日より1週間に渡り、撮り下ろしの新作を含む10作品が上映された。

これからの手島実優をまだまだ観たい

お祭り感満載の舞台挨拶

6日目となる1月16日(木)に上映された『かく恋慕』。10の国内映画祭でグランプリ含む4冠を獲得した本作は、海外映画祭出品と、劇場公開への後押しを目標としたクラウドファンディングがCAMPFIREで実施され、早々に目標額に達したという経緯を持つ。手島実優は、非常に鼻が利く主婦主人公アリカを演じ、“匂い”という映画では見えないものを伝える難しい役を生きた人物として見事に表現していることが高く評価された。
本作でメガホンを取った菱沼康介監督は、「the face vol.3」での上映日に満席達成の目標を掲げ、SNS等で盛んに宣伝活動を展開していたが、見事満席達成。16日の舞台挨拶に登壇した菱沼監督は、目標達成の喜びと来場者への感謝を述べた。

the face vol.3

菱沼康介監督/手島実優(16日)

また、『かく恋慕』で手島実優の妹・カスミ役を演じた芋生悠(いもうはるか)(22)は、2015年に女優活動を始めた新人ながら、小泉今日子が立ち上げたプロジェクト「明後日」公演の舞台『後家安とその妹』で、ヒロインとしての出演を果たすなど、要注目の女優の一人だ。
16日の舞台挨拶は、ラジオ出演のため登壇を果たせなかった芋生悠だが、彼女から手島実優宛ての手紙が届いていることを菱沼監督が明かし、場内が沸く中、同作出演の札内幸太が代読した。

芋生悠から手島実優宛ての手紙

手島さん、「the face」の開催、おめでとうございます。
同い年で、地元を愛する素敵な役者さんで、『かく恋慕』での共演から、『実優ちゃんは群馬から来る』ではナレーションを担当させていただいたりと、とても幸せでした。
来られているお客様は、今頃、手島さんの虜になっていることでしょう。存分に堪能して、帰ってください。
『かく恋慕』もこれから劇場公開に向けて、どうか皆様に愛されますように。
手島さん「the face」を最後まで楽しんでください。

芋生悠

the face vol.3

代読する札内幸太/手島実優(16日)

また、菱沼監督は、「the face」で上映される手島実優出演作品だけでなく、これからの女優・手島実優をまだまだ観たい気持ちを自身の映画『かく恋慕』(かくれんぼ)のタイトルにちなんで、客席にコール&レスポンスを呼びかけ、手島の「もういいかい?」の掛け声に、劇場全体から「まぁだだよ!」の声が上がった。

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「もういいかい?」と呼びかける手島実優(16日)

「the face vol.2」女優・根矢涼香

16日の舞台挨拶には、「the face vol.2」で特集された女優・根矢涼香も登壇。この日上映された『実優ちゃんは群馬から来る』にも本人役として出演している。撮影を振り返っての次のように語った。

根矢涼香
『実優ちゃんは群馬から来る』はプロットだけで、どういう映画になるかも分からないままみんなで進めて行きました。それは、実優ちゃんへの信頼あってのことだし、ずっと尊敬もしています。素晴らしい作品に私を選んでもらえて、光栄でした。
昨年5月のthe face vol.2の最終日に、実優ちゃんから花束を受け取り、そして引き継ぎをしてという儀式をして、ここに立っていることが感慨深いです。

根矢涼香

根矢涼香(16日)

手島実優

根矢涼香/手島実優(16日)

女優から見た、女優・手島実優

「the face vol.3」の最終日となった17日の舞台挨拶で、連日登壇となった堀春菜(『カランコエの花』、『実優ちゃんは群馬から来る』で共演)が、女優としての手島実優について感想を求められると、自身がオーディションの相手役を務めた『カランコエの花』を振り返り、「実優ちゃんは、(与えられた課題の)フリートークに唯一、私が話す隙が無いくらいしゃべって帰って行った女の子でした。」というエピソードを紹介。
エチュード(即興劇)形式となった撮影では、「実優ちゃんは、頭の回転がとても速いし、すごいしゃべるんだけど、周りの役者たちを置いて行かずにきちんと周りを巻き込んで話をして連れて行ってくれる(お芝居を進めてくれる)役者です。」と明かした。

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堀春菜(17日)

the face vol.3

手島実優(17日)

本気で向き合っている女優という仕事

そして、最終日の舞台挨拶で、手島実優は次のように締めくくった。

手島実優
「the face」の1週間に、自分がどういう風に皆さんに映るのかを考えながら準備をしていました。
今回、「the face」の撮り下ろしの作品『実優ちゃんは群馬から来る』は、フェイク・ドキュメンタリーの形をとっていて、自分の過去のことや、私が群馬から東京へ通って女優の仕事をしていることが(ストーリーとして)入っています。観ていただいた方は分かるかもしれませんが、私はこの女優という仕事をとても楽しくやっています。
群馬から通ってはいるけれど、楽しく本気で向き合っています。自分がいろんな人に出会って、たくさん素敵な経験をさせていただいたことをしっかりインプットして、それをアウトプットできるようなこの仕事が好きなので、ノビノビ、スクスクと豊かに生きて行きたいなと思います。
これからも応援をよろしくお願いします。1週間、ありがとうございました。

the face vol.3

手島実優(17日)

the face vol.3 手島実優 特集上映
期間:2020年1月11日(土)~1月17日(金)
劇場:池袋シネマ・ロサ
上映作品:
『カランコエの花』 2016年/39分
『実優ちゃんは群馬から来る』 2020年/39分 ※初上映
『赤色彗星倶楽部』 2017年/82分
『爽「call me」MV』 2018年/5分
『高崎物語―夏―』 2018年/18分
『おかしなふたり』 2017年/20分
『グリモン~Dream of Flying Car~』 2015年/98分
『コーンフレーク』 2020年/90分 ※初上映
『かく恋慕』 2019年/50分
『世界の終わりとアダムとイヴ』 2018年/5分

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