【インタビュー】高橋健介「撮影中、3時のヒロインかなでさんとはポエム対決していました！」ドラマ『デブとラブと過ちと！』

TOKYO MX、BSフジで放送中、3時のヒロイン・かなでが主演を務めるドラマ『デブとラブと過ちと！』。11月21日放送の第３話から出演している俳優・高橋健介に、ドラマの魅力や撮影時のエピソードなどを聞いた。

本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で累計6,000万DL突破の大人気オリジナルコミック、『デブとラブと過ちと！』（ままかり/ソルマーレ編集部）を原作とした、超ポジティブな記憶喪失のヒロインとイケメン若手副社長が繰り広げる、ドタバタラブコメディ。
本作のヒロイン・夢子役は、ドラマ初主演となる3時のヒロインかなで。夢子が恋する若手副社長・結城役には、草川拓弥（超特急）。

高橋健介は、「ウルトラマンX」にて主演の大空大地役をつとめ、ミュージカル『刀剣乱舞』幕末天狼傳にて蜂須賀虎徹役を務めるなど、今勢いのある俳優。
そんな彼が演じるのは、ベンチャー企業から夢子と同じ企画部にやってくる松陰寺尊（しょういんじ たける）役。自信とやる気に満ち溢れた松陰寺は、夢子に弟子入りを志願して……。夢子、結城、松陰寺の三角関係（!?）にも注目だ。

高橋健介 インタビュー＆撮り下ろしフォト

■放送直前番組で垣間見えた高橋健介の人柄

－『「デブとラブと過ちと！」放送直前 胸キュンスペシャル！』（TVerにて配信中）を拝見しましたが、高橋さんが場を回しているように見えました。

高橋健介（松陰寺尊／しょういんじ たける 役）
それがよかったのかはわからないですけど、MCは崎山つばささんでしたので、僕はひな壇にいる気持ちでしたが、単純に僕とかなでさんの声が大きかったからかもしれません（笑）

－高橋さんのお人柄が垣間見れる楽しい番組でした。

高橋健介
ありがとうございます。僕はとても楽しくやらせていただきました。

■「僕ができる“松陰寺尊”を精一杯演じた」

－“松陰寺尊（しょういんじたける）”というキャラクターをどのようにとらえて演じられてますか？

高橋健介
放送直前特番を観ていただいた方には、かっこいいけどちょっと残念なポジションのキャラクターなのかなって思われたかもしれませんが、僕が演じることでよりそうなっていったというところはあります。なので、原作コミックの松陰寺尊のイメージ通りになっているかはわからないですけど、僕ができる松陰寺尊を精一杯やりました。

－本作では、人は外見も大切なところはありますが、心の持ち方や振る舞いも大きいことが描かれていますが、高橋さんが脚本を読まれた時はどういう印象を持たれましたか？

高橋健介
病は気からという言葉があるように、同じメイクをしていたとしても、気持ちの持ち方で可愛くも見えるし、可愛くないようにも見えると思うんです。それは姿勢にも言えて、明るくて自信があったら前向きになったり、胸を張ります。それだけでちょっと違うと思います。

－かなでさんとはインタビューでお会いしたり、テレビで拝見した範囲での意見ですが、夢子そのものに感じました。

高橋健介
ほんとにそうです。かなでさんもそうでしょうし、実は僕もそうなんですけど、役作りは？と聞かれても答えにくいかもしれません。それほど今回の役はそのまま演じた感じだと思っていて、かなでさん演じる夢子については、台本で書かれている夢子そのものに感じました。

■かなで vs 高橋健介 ポエム対決！

－かなでさんとは、撮影の合間などでは、どういう会話をされましたか？

高橋健介
かなでさんは、恋愛のポエムを書くことが多いそうで、カフェのシーンの撮影のスタンバイをしているときに、俺とかなでさんはずっとポエム対決していました。お互いが書いたポエムを、どちらが書いたのかは伏せて他の方に見せて、どっちがいいか判断してもらうという対決です。
たとえば、かなでさんは「コーヒーに写るあなたの顔を見るのが精一杯」。僕は「どうしても飲み干したくないこのコーヒー」。
この勝負ではかなでさんが勝ちました。
ほんとはもっと芝居のことを語るべき撮影の間の時間でこういうことをやっていましたね（笑）

－撮影現場全体の雰囲気は？

高橋健介
ほんとに明るい現場でした。撮影のスケジュールが２、３日おきで、皆の気持ちに余裕があったのもあります。

－そういう中で高橋さんは２週間の空きがあったと伺いました。

高橋健介
僕の場合、空き過ぎて大変なところはありました（笑）
クランクイン初日で一気に人間関係を作り上げたんですが、その後（２週間も空いたから）またゼロに戻ってしまって（笑）
でも、“マッスルメモリー”というものがあって、たとえば今年の１月に70Kgのベンチプレスを持ち上げたとします。それから半年後の6月、久しぶりにやってもすぐには持ち上げられないんですが、筋肉は覚えているからちょっとやり続けるとまたすぐに70Kgを持ち上げられるようになります。
それと同じで、初日に一気に人間関係を作ったものだから、２週間後だといったんゼロには戻ったものの、短い時間ですぐに元の人間関係に戻れたというのはありました。

■『刀剣乱舞』には感謝

－ミュージカル『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』での蜂須賀虎徹（はちすかこてつ）役を、2016年以降やられて、2018年には第69回NHK紅白歌合戦にも出演されています。高橋さんにとって、この『刀剣乱舞（とうけんらんぶ）』とはどんな存在でしょうか？

高橋健介
ミュージカル『刀剣乱舞』は、世の中の方々に僕を知っていただくきっかけとなった作品です。もちろん「ウルトラマンX」の存在も大きいですが、ウルトラマンシリーズは１年で次の世代に変わっていきます。でも、ミュージカル『刀剣乱舞』は2016年以降、毎年のように公演やライブがあって、NHK紅白歌合戦にも出場させていただき、ミュージカル『刀剣乱舞』きっかけで新しいお仕事もいただけることもありました。感謝してもしきれない作品だなと思います。

－紅白歌合戦出場はかなり話題になりました。

高橋健介
そうですね。それまでミュージカル『刀剣乱舞』を知らなかった方々にも広く知っていただくきっかけとなりました。

■トーク番組にも出てみたい！？

－今後、出演してみたい作品ジャンルや、演じてみたいキャラクターがあれば教えてください。

高橋健介
今、俳優について質問していただいたのに、最初に頭の中に浮かんだのが「人志松本の酒のツマミになる話」（フジテレビ）で、俳優としてどうなのかって自分で思いましたけど（笑）、映画にもどんどん出演してみたいです。ただ、役としてはこれ！というのはあまりなくて、「高橋にやらせたい」と思ってくださる監督がいらっしゃればいいなと思います。

－「人志松本の酒のツマミになる話」に出られるとしたら、エピソードトークはお得意ですか？

高橋健介
2.5次元俳優の中でしゃべると引き出しは多い方だと思うんですけど、トークのプロである芸人さんの方たちと戦えるのかと言われると、ある意味自分の可能性を知りたいなというのはあります。

－先ほどもお話しましたが、事前特番での高橋さんの回し方のうまさを拝見していると、バラエティ番組に出演されているのを見てみたいと思いました。

高橋健介
かなでさんにはすごい助けられましたからね。かなでさんは、どういう話の振り方をしたら、どう返ってくるかのイメージがあるので、成立するからです。かなでさんがいない場だとまた戦い方は変わってくると思います。

－ちゃんと場の状況を見て判断されていてるんですね。

高橋健介
俳優には要らないスキルかもしれません。ほんとは他の俳優さんのように、聞かれたことにしっかり答えることで「俳優さんって素敵だな」と思われたいですし（笑）

■果たして結末は皆さんの予想通りか？

－最後に、ご自身の役・松陰寺尊を中心に、『デブとラブと過ちと！』の見どころ含めたメッセージをお願いします。

高橋健介
夢子（かなで）、結城（草川拓弥）、松陰寺（高橋健介）の三角関係の展開がありますが、ご覧になる方は「結果は想像できるな」って思うかもしれません。他のドラマでも「たぶんコイツの恋は叶わないんだろうな」って想像つくことがあるじゃないですか。でも、このドラマはわからないですよ！最後まで見届けてもらってみなさんの予想が合っているのか是非確認してください。一見、二番手・三番手のポジションキャラの松陰寺がそこを覆すのかどうか？

高橋健介（たかはし けんすけ）プロフィール
1994年12月24日生まれ、東京都出身。
高校生の頃より芸能活動を開始する。
2015年ドラマ「ウルトラマンX」にて主演（大空大地役）をつとめる。
2016年ミュージカル『刀剣乱舞』幕末天狼傳にて蜂須賀虎徹役をつとめる。
以後、TV・映画・舞台・YouTubeなど幅広い活動をしている。

■フォトギャラリー

[スタイリスト：MASAYA／ヘアメイク：新田彩加／インタビュー・写真：三平准太郎]

新月曜ドラマ『デブとラブと過ちと！』

【INTRODUCTION】
本作は、電子書籍サイト「コミックシーモア」で累計6,000万DL突破の大人気オリジナルコミック、『デブとラブと過ちと！』（ままかり/ソルマーレ編集部）を原作とした、超ポジティブな記憶喪失のヒロインとイケメン若手副社長が繰り広げる、ドタバタラブコメディ。
物語は、コンプレックスの塊・夢子（３時のヒロイン・かなで）がある日、ビルの屋上から落下してしまうところから始まる。
なんとか一命を取り留めた夢子。しかし、目が覚めた彼女は 「これが…私…!? 超かわいい」と、以前と180度違う彼女に変わっていた！
そんな夢子に、周囲は驚きと戸惑いの連続。しかし、超ポジティブになった夢子によって環境は大きく変わっていく――恋に、仕事に、友情に…全力で突き進む夢子とその仲間たちの姿を、原作とは一味違った展開で描く！

【新月曜ドラマ】「デブとラブと過ちと！」60秒予告【11月7日よる10時スタート！】

『「デブとラブと過ちと！」放送直前 胸キュンスペシャル！』（TVerにて配信中）
https://tver.jp/episodes/epn1vsyug4

【第4話　「夢子、“師匠”になる」　あらすじ】
キャンディーメーカー・サイバラの企画部に新戦力が加わった。松陰寺尊（高橋健介）、ベンチャー企業でマーケティングをしていたという。夢子（かなで）は松陰寺の指南役を担当することになった。データや論理を大事にする松陰寺にとって、夢子の企画術には参考になることが多く、いつしか夢子を師匠と慕うまでになっていた。
待ちに待った結城（草川拓弥）とのデートの日、夢子は急な仕事の都合で約束の時間に間に合わなくなってしまった。後日、夢子が結城を見かけ、声をかけるとそこには……。

【予告動画】

出演：かなで（3時のヒロイン）、草川拓弥（超特急）、
太田夢莉、中西悠綺、西村ヒロチョ、志保、高橋健介、崎山つばさ　ほか

オープニング主題歌：-真天地開闢集団-ジグザグ「スマイル★かわいいねん」（CRIMZON）
エンディング主題歌：フウセンカヅラ「シンデレラ」（T-RECKLESS creative forest）
監督・脚本：本田隆一・綿種アヤ
制作協力：The icon
製作・著作：TOKYO MX
©ままかり／ソルマーレ編集部　©TOKYO MX

番組公式サイト：https://s.mxtv.jp/drama/debulove/
番組公式Twitter：https://twitter.com/debulove_mx

放送日時：毎週月曜22:00～22：30（TOKYO MX1）
毎週土曜24:30～25:00（BSフジ）
配信情報：『TVer』にて最新話2週間見逃し配信中
⇒ https://tver.jp/series/srq0qo8s99