白石晃士版『アベンジャーズ』的なものを作った!堀田真由 主演『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』初日舞台挨拶
2022年8月27日、新宿ピカデリーにて、『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』初日舞台挨拶が行われ、堀田真由、飯島寛騎、筧美和子、白石晃士監督が登壇。WOWOWドラマ版から続く劇場版としての想いや、本作にちなんでオカルト体験談などが語られた。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画
動画概要欄に頭出しチャプタータイムを記載しています。
■テキストレポート
毒舌助監督・市川美保役の堀田真由は、これが映画出演20作品目という節目。WOWOWドラマでデビューしたことから「いつかWOWOWさんで主演を演じて原点に戻ってこられたらいいなと思っていたので、20作品という節目で白石監督作品に出演させていただけてとても光栄です」としみじみ。
すかさず白石晃士監督が「でもまさかこんな作品だと思っていなかったでしょ!?」と聞くと、堀田はノリよく「ハイッ!(笑)」と答えて笑いを誘った。それでも「どんな映像になるのか想像ができず、だからこそ新たな自分にも出会えるのではないかと思った」と新境地開拓に期待していた。
オラオラ系の金髪ホスト風カリスマ霊能者・ナナシ役の飯島寛騎は「金髪、ホスト風、カリスマ霊能者…」とキャラ設定を数え上げて笑いつつ、
錯乱気味の美女・三好麻里亜役の筧美和子も「私は錯乱気味の美女…自分で言うのが恥ずかしい!」と照れていた。
黒石光司ディレクター役も演じた白石監督。「市川美保」「霊体ミミズ」「江野祥平」など白石ユニバースを形成する要素がふんだんに登場することから、本作を集大成的作品と位置付けているが「私の作品のファンの方々は白石版『アベンジャーズ』的なものを期待されていると思うので、それならばと今回もやってみました!」とサービス精神旺盛だった。
見どころのシーンについて堀田は、バス車中でのオカルトなシーンを挙げた。「登場人物も多くて撮影が大変だった」と振り返ると、飯島も「白石監督から『ナナシは最強だから車中であっても揺れない』と言われたので、バスの座席と座席の間に足を固定して最強感を出していました」と知られざる苦労を告白。
すると白石監督は「踏ん張っているのを知らず…。よく立っていられるなあと感心していました」と他人事のように語り、飯島をビックリさせていた。
筧はお気に入りシーンについて「池の周りで寝ているところを黒石監督から起こされて、みんなで『さあ行くぞ!』となる瞬間が好き。仲間意識が生まれて冒険が始まるようなワクワク感がいい」と独特な視点で見どころを挙げていた。
また役柄との共通点について聞かれた堀田は「…似ている部分はないです」と恐縮も、「市川の『助監督なんで判断が早いんです!』というセリフは頼もしくて好き。もし私が同じような立場だったら『この森は良くないと思うので逃げましょう!判断早いんです!』と言いそう。性格的に真逆です」と肩をすぼめていた。
一方、錯乱キャラゆえに筧は「似ていたら…ヤバいです!(笑)」と吹き出しつつ「特殊なキャラクターだったので、本読みの時に白石監督から憑依レベルの確認がありました。『今は憑依レベル30%です』とか指示があって、そんな演出初めてだったので楽しかった」と思い出深そう。
飯島は本作にまつわる“オカルト”なエピソードを尋ねられると「劇場版を観た後に白石監督に『ラップ音が良かった』と伝えたら『そんなの入れてない』と言われて…。それこそ冒頭の麻里亜憑依レベル30%~50%くらいの時にパチパチ!と。それを聞いて『いいな』と思っていたのに」とオカルトな幻聴現象告白。白石監督は改めて「そんな音は入れていません!」と完全否定して場内をヒンヤリさせていた。
最後に主演の堀田は「一年前の暑い夏にみなさんと撮影を頑張っていて、今思えば気候の暑さだけではなく、キャスト&スタッフが一丸となっていたのでその熱量からくる熱さだったのではないかとも思います。全身全霊で魂を込めて撮った作品。ドラマ版はもちろんのこと、臨場感あふれる劇場版を大きなスクリーンで何度も観ていただきたいです!」とアピール。
白石監督も「この映画は大人版『グーニーズ』的なニュアンスのある作品にしたいと思っていたので、ホラーアドベンチャーとして楽しんで観ていただきたいです!」とヒット祈願をしていた。
■フォトギャラリー
[写真・動画:三平准太郎]
映画『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』
STORY
ホラー映画監督の黒石光司(白石晃士)は助監督の市川美保(堀田真由)を引き連れて、実録映画の撮影のために山奥の家を訪れる。そこには黒石の映画のファンだという、精神錯乱気味の美女・三好麻里亜(筧美和子)がいた。彼女は必死に訴える、「私が体験した出来事は、監督の映画の内容そのものなの」と。そして不気味な麻里亜の家で、黒石のカメラが思いもよらぬ現象を捉え始める。事態はより恐ろしく、不可解で危険な方向へと猛スピードで向かっていく。
次々と恐怖が迫りくる森の中、“スーパーボランティア”の江野祥平(宇野祥平)に助けられ、さらにイケメン霊能者・ナナシ(飯島寛騎)も加わり、カメラは絶えず恐ろしい出来事を記録していく。麻里亜を救うため、そして傑作映画を作るため、撮影隊の冒険が始まる。
出演:堀田真由 飯島寛騎/筧美和子 宇野祥平/白石晃士
佐々木みゆ 中野英雄 池谷のぶえ
監督・脚本・撮影:白石晃士
配給:WOWOW・KADOKAWA/本編:123分/レーティング:PG12
Ⓒ2022WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV
予告編
8月27日(土) 新宿ピカデリーほか全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信同時開始
「WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」
7月22日(金)午後11時30分放送・配信スタート [全6回]
第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
ひかりTVでも7月22日(金)より同時配信。
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/okamori
総合サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/okamori
公式Twitterアカウント:@okamori_jp
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。