• HOME
  • News
  • 映画
  • 小6の映画好きな男の子が好きな女の子ために自主映画作りスタート。映画『ラストサマーウオーズ』完成披露舞台挨拶
ラストサマーウオーズ

小6の映画好きな男の子が好きな女の子ために自主映画作りスタート。映画『ラストサマーウオーズ』完成披露舞台挨拶

5月14日、入間市産業文化センターにて、映画『ラストサマーウオーズ』(6/24公開)完成披露舞台挨拶が行われ、俳優でタレントのデビット伊東、女優の櫻井淳子、入間市長の杉島理一郎氏、メガホンをとった宮岡太郎監督が登壇した。
本作は、狭山茶の主産地として有名な埼玉県入間市を舞台に、小学6年生の映画好きな男の子が、想いを寄せる女の子の引越しが決まったことをきっかけに、彼女をヒロインにした自主映画作りをスタートさせようと奮闘する青春ジュブナイル映画。

舞台挨拶レポート

ラストサマーウオーズ

宮岡太郎監督/櫻井淳子/デビット伊東/入間市長:杉島理一郎

本作を制作したきっかけを尋ねられた宮岡監督は、昨年の5月頃に杉島市長や入間市から「何か入間で文化的な事業をやりたい」と声をかけられたことを明かし、「僕は入間市の仏子出身になるんですけど小学生のときから映画監督になりたくて、親のハンディカムをくすねて友だちと裏山で撮影をしていたんですね。そんな映画撮影ごっこをしていた思い出が蘇ってきて、その経験を映画にして、入間のご当地映画と呼べるものを作りたいとそこで芽生えて、いろいろな方に呼びかけて企画を立ち上げたところ、市長をはじめ、市の方々から『やりましょう』と言っていただいて、企画がスタートしました」と説明した。

入間市を舞台とした映画の企画が進行している状況を、どのような思いで見守っていたかと聞かれた杉島市長は「最初は『入間を盛り上げることをしようよ』って2人で話をして、だんだん仲間が集まってきて、いつの間にかラフな脚本まで書いてきてプレゼンをしていただいて、入間を舞台にした、しかも子どもたちが主役で、入間の風景がたくさん映る映画ができたら、それは夢だよねって夢を語り合ったことがスタートだったので、まさに今日、夢がかなったなという印象です」と感慨深げに語った。

そんな杉島市長は、本作にも出演しているが、自身の演技をスクリーンで見ての感想を求められた杉島市長は「前市長が舞台に上がられているのをよく見ていたので、前市長に演技指導を受ければよかったなと思いました」と吐露して観客を笑わせ、杉島市長の演技について宮岡監督は「テレビドラマや映画の仕事をしていてよく言われるのは、通説として“空手の経験者はお芝居がうまい”という話をよく聞いていて、杉島市長は高校時代に空手をやられていて、カメラを回したときにちゃんとお芝居できてるという印象がすごくあって、個人的には100点です」と太鼓判。撮影はテンポよく行われたそうで、杉島市長は「俳優じゃないんですけど、気持ちを作りたかったなというのはありました」とコメントして会場を沸かせた。

また、主人公・陽太(阿久津慶人)の父親を演じる伊東と、母親を演じる櫻井はともに埼玉県出身で、伊東は入間市で過ごした時間も長いそうで、地元を舞台にした映画に参加した感想を聞かれると、伊東は「やっときましたかって感じです。入間市で撮影できるのは最高じゃないですか。僕は芸能生活35年以上になりますけど、何回考えたか。『入間市ってどこ?』って聞かれちゃうんだから。こういう形で世の中に発表できることは嬉しいです」と喜び、オファーが来た際の様子については「台本が来る前にOKしました。台本が来て『この台本じゃちょっと…』って言いました」と冗談を言うと、同じ質問に、櫻井は「やっぱり嬉しいですよね。私は鶴ヶ島市出身なんですけど、撮影中は実家のほうから通っていたので、“ここ懐かしいな”って思って嬉しかったです」と声を弾ませた。

さらに、子どもたちの笑顔や葛藤が心に残る本作だが、子どもたちと共演しての感想を聞かれると、櫻井は「元気いっぱいだったので楽しかったですね。子どもたちが集まれば私は子どもたちのお母さんみたいな気持ちで遠くから見つめていたんですけど、とても礼儀正しくて一生懸命にやる子だなと思いました」とにっこり。
続けて、子どもに厳しい母親を演じた櫻井は、自身と重なる部分はあったか尋ねられると「実はダブるところがたくさんあるんです。私も3~4年前までは子どもに対して『あれやっちゃダメ、これやっちゃダメ』って厳しく育ててしまって、ストレスを与えすぎちゃったなって振り返るときがありまして、共感するところがいっぱいあったのでやりやすかったです(笑)」といい、宮岡監督は「子どもへの愛情が伝わってきて、守りたいという思いがすごくあって、最後は見守るほうへ変化するといういいお芝居をしていただきました」と絶賛した。

一方、伊東は「監督には申し訳ないんですけど、僕は子どもたちと遊んでいる記憶しか残っていないんです。僕たち役者はパッと親子や兄弟にならなきゃいけないので、なるべく早くと思ってずっと遊んでいたんです。そうしたらいつの間にか本番が終わって、“あれ?台本通りセリフ言ったっけな?”って。で、台本を見直したら僕、(台本通り)セリフ言ってないですよね」と宮岡監督に投げかけ、これに宮岡監督は「そういうシーンも…はい」と苦笑したが、伊東のアドリブがいい方向に転んだようで「食卓のシーンとか、“台本のどこをやっているんだ?”ってことが何度もありましたが、すごくいい雰囲気のシーンができたなと思います」と感謝。しかし、櫻井は「ついていくのが大変でした」とクレームを入れて笑いを誘っていた。

そして、本作にちなみ、夏休みの思い出を尋ねられた櫻井は、毎年、新潟の海に行っていたことを回顧し「父親と一緒に海に入っていて、空気が入っているボートに乗っていたときに波が来てひっくり返っちゃったんです。上だか下だかわからない状態で溺れてるのに、父親が助けてくれなくて、やっと助けられてゴホゴホ言って『海なんて嫌いだ』って言っている思い出しか残っていないです」と苦い思い出を明かした。

映画『ラストサマーウオーズ』

【あらすじ】
ボクのヒロインになってください!
小学6年生の内気な映画好き男子・陽太は、同級生の女子・明日香にひそかに想いを寄せていた。
そんな明日香が急に引っ越すことが決まり、動揺を隠せない。
「そうだ、彼女をヒロインにした映画を作ろう!」
思い立ったものの、インキャな彼をサポートしてくれる友達はいない。
映画好きな担任の土方や陽太の兄が相談にのってくれて、気づけば、ちょっとキャラ強めではあるけれど、愉快で才能に溢れた同級生5名が仲間になっていた。
つまずきながらも、スマホアプリやSNSなど令和テクノロジーを駆使して撮影はすすんでいく。しかし子供だけでの撮影は危ないと親たちの妨害や事故が発生してしまい・・・。映画を完成させて、初恋の明日香を笑顔にすることはできるのだろうか?

出演:阿久津慶人 飯尾夢奏 羽鳥心彩 松浦理仁 小山春朋 上田帆乃佳
井上小百合 長妻怜央(7ORDER) / デビット伊東 櫻井淳子
監督・企画・編集:宮岡太郎
脚本:奥山雄太
音楽:中村巴奈重
主題歌:「ラストサマーフィルム」はたゆりこ
協力:埼玉県入間市 入間市教育委員会 入間市文化創造ネットワーク
制作:映画「ラストサマーウォーズ」製作委員会(啓和運輸 住協 入間さんま祭り実行委員会 徳竹正彦 コスモ・スペース M×2films 吉沢建設 司産業 水村雅啓 テレ玉)
後援:入間市観光協会 入間市商工会 入間青年会議所 入間ロータリークラブ 入間南ロータリークラブ 入間ライオンズクラブ 入間市工業会
協賛:エヌエスティ・グローバリスト 徳竹茂男
配給:「ラストサマーウオーズ」製作委員会
©「ラストサマーウオーズ」製作委員会
公式サイト:http://lastsummerwars.com/
公式Twitter:@iruma_mov

6月24日(金)よりユナイテッド・シネマ入間先行公開
7月1日(金)より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

ラストサマーウオーズ

 

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA