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映画『ラストサマーウオーズ』全国公開記念舞台挨拶

「子どもたちが躍動している映画を作りたかった」映画『ラストサマーウオーズ』全国公開記念舞台挨拶

2022年7月2日(土)、東京のシネ・リーブル池袋にて、映画『ラストサマーウォーズ』全国公開記念舞台挨拶が行われ、主演の阿久津慶人、共演の井上小百合、櫻井淳子、デビット伊東が登壇した。

本作は、狭山茶の主産地として有名な埼玉県入間市を舞台に、小学6年生の映画好きな男の子が、想いを寄せる女の子の引越しが決まったことをきっかけに、彼女をヒロインにした自主映画作りをスタートさせようと奮闘する青春ジュブナイル映画となっている。

舞台挨拶レポート

映画『ラストサマーウオーズ』全国公開記念舞台挨拶

宮岡太郎監督/デビット伊東/小山春朋/松浦理仁/阿久津慶人/井上小百合/飯尾夢奏/羽鳥心彩/上田帆乃佳/櫻井淳子

主人公の宮竹陽太役を演じる阿久津は、会場いっぱいに詰めかけた観客を目にした心境を尋ねられると「“失敗したらどうしよう”ってプレッシャーが…」と緊張した面持ちで語り、伊東から「失敗しないから大丈夫!」と背中を押されたが、「(観客がいっぱいで)嬉しいんですけど(プレッシャーに)潰されそうな感じです…。頑張っているんですけど、今けっこう押しつぶされそうな感じです」と吐露して観客の笑いを誘った。

また、主演という立場での映画撮影は緊張しなかったかと尋ねられた阿久津は「初めての主役なのでめちゃくちゃプレッシャーがかかっていて、失敗しないかなとか、足を引っ張ったりしないかなってめちゃめちゃプレッシャーに潰されそうになって、めちゃくちゃ緊張しました」と回顧し、完成した本作を見て「やり切ったんだという達成感があって、すごく嬉しかったです」と語り、観客から温かい拍手を浴びた。

そんな阿久津の主役ぶりについて、土方先生役を演じる井上は「素晴らしかったですよ!すでに大物俳優でした。初日から台本がすべて頭に入っていて、阿久津くんが台本を読んでいるところを私は見たことがないですし、私は勉強させられてばかりでした」と舌を巻くと、阿久津は「話を盛られているかもしれません」とコメントして笑わせ、「まったく見てない訳ではなくて、5分くらいは見ました」と正直に答えた。

加えて、陽太の母・宮竹晴子役を演じる櫻井は「家族のシーンで、監督から『こういう風にやったほうがいいよ』って言われたことを飲み込んですぐに演じられていたので、やはり大物だと思いました。理解力があるよね」と阿久津を絶賛したが、阿久津は再び「これも話を盛られているかもしれません」と指摘して会場を沸かせ、「小学校6年生だし、そこまで理解力はないと思います」と謙遜した。

そして、陽太の父・宮竹宏役を演じる伊東が、家族団欒の食卓のシーンは8割アドリブだったこと明かすと、井上は「すごく自然で、本当に家族の食卓を覗き見している感じがして、めちゃくちゃ温かい気持ちになりました」と声を弾ませ、「私は大人数の家族で多いときだと家に11人くらいいて、あんな風に家族みんなで集まって“食事です”みたいなことがなかったので、“家族っていいな”って思いました」と笑顔を見せた。

さらに、本作の企画を聞いた際の心境を尋ねられると、井上は「嬉しかったです。私も埼玉出身なので、地元に貢献できるなというのと、埼玉出身の方々とお仕事ができる機会もなかなかないので、すごくワクワクしてクランクインしました」と話し、先生役は初めてだったそうで「むしろ今までは生徒役が多かったのですごく新鮮で、最初は子どもたちとどう接したらいいのかなって考えていたんですけど、いま思えばそんな必要なかったなって。みんないい子だし、しっかりしているので、逆に“子どもたちだからどうこうしよう”と思っていた私が情けなかったなって思うくらい、素晴らしい現場でした」と語った。

同じ質問に、櫻井は「私は入間市の隣の鶴ヶ島市出身なので、隣の街だけど参加できて嬉しいなと思って、子どもたちがキラキラと輝いていて活躍しているので、出来上がったものを見て涙してしまいました」と目を輝かせ、伊東は「僕は中学から入間市ですが、“我が街が”という意識よりも、近くには大きな街があるので、そこに肩を並べる訳ではないですけど、入間市がフューチャーされることは嬉しいですよね」としみじみと語り、「うちの両親は入間市にいるんですけど、昨日電話がかかってきて、『あんた見たわよ。子どもたちがよかった』って。でも本当に子どもたちがよかったです」と阿久津らを称えた。

そして、小学6年生の子どもたちが活躍する本作にちなみ、小学6年生の頃の自分に声をかけるとしたら、なんと声をかけたいか質問されると、井上は「私は男の子みたいに遊びまわっていて、ちゃんとしたことをちゃんとやっていなかったので、『ちゃんとしなさい!』って言いたいです(笑)」といい、「完全に男の子でしたね。お兄ちゃんよりお兄ちゃんで、『ボク何歳?』って聞かれるくらい“少年”って感じだったので、今こうやってお仕事をしていることを、地元のみんなから1番不思議に思われていますね」と打ち明けた。

一方、櫻井は「井上さんと真逆で、小さい頃から家の中で弟とファミコンをやっていたので、『もっと外に出なさい』って言いたいですね。鶴ヶ島というところも入間市と同じように素敵なところがたくさんあるのに、あまり外で遊んでいなかったので、もし戻れるならもっと弟や仲間たちと外でいろいろな遊びができたらなと思います」と話し、転校が多く友だち作りに必死だったという伊東は「黒板消しをドアに仕掛けて、先生が見事に引っかかったあとに下にバケツも置いておいて、バケツにも引っかかってすごく怒られましたもん。そのときに戻って言えるなら『バケツはやめておけ』って言いたいですね」とにっこり。

これに、井上も「私もやっていました。先生に怒られた記憶が…」と黒板消しをドアに仕掛けるようなわんぱくな子どもだったことを明かし、最近、その先生から手紙をもらったそうで「(前日、入間市で行われた)舞台挨拶にいらっしゃったかわからないんですけど、『12歳のときの私のことを思い出します。あなたの背中を思い出して、いま立派になったことを感慨深く思います』ってお花とお手紙をいただきました。あんなに私ヤンチャ坊主していたのに(笑)」と遠くを見つめた。

最後には、宮岡太郎監督がマイクを持ち「少子高齢化のこの時代、子どもたちを主役にした実写映画がすごく少なくなってしまっていることに危機感を抱いていまして、あえてこの時代に実写で子どもたちが躍動している映画を作りたいという思いを込めて作りました」と熱く語り、「この映画を通じて子どもたちに夢を追ってほしいと思うとともに、1人でも多くの子どもたちが、小学生だったときの僕のように、映画って面白いな、映画って楽しいなって思っていただけたら素敵だなと思います。この映画の輪を広げていきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします」と挨拶した。

なお、7/8(金)には、兄役の長妻怜央が新宿、吉祥寺、横浜にて舞台挨拶することが決定した。

映画『ラストサマーウオーズ』

INTRODUCTION
埼玉県入間市が全面協力した本作。
クランクイン前に全国から子役オーディションを開催し、主人公・陽太役には「明日の食卓」など数多くの映画作品でメインキャストを務める阿久津慶人が決定しました。ヒロイン・明日香役には、ニコ☆プチで専属モデルを務める飯尾夢奏を抜擢。ほか、主人公を取り巻く個性豊かな子供たちを羽鳥心彩、松浦理仁、小山春朋、上田帆乃佳が演じております。
子供たちを見守る小学校の若手担任教師役に、アイドルグループを卒業し舞台で活躍している井上小百合。
主人公の兄役には、舞台「タンブリング」など俳優としても活躍中の7ORDER・長妻怜央。
主人公の父親役は、ラーメン店の経営と並行して俳優・タレント業を積極的に行っているデビット伊東。そして主人公の母親役は、30年以上にわたりドラマ・映画の第一線で活躍し続ける櫻井淳子。
撮影は埼玉県入間市の全面バックアップのもと行われ、雄大な入間の茶畑や自然を背景に、埼玉県出身の豪華キャスト陣が脇を固め、子供達の目線で描かれるひと夏の物語をお届けいたします。
監督は、入間市出身で映画『恐怖人形』、『成れの果て』、『gift』ほか、テレビドラマ「スミカスミレ〜45歳若返った女〜」(テレビ朝日系)、「ひぐらしのなく頃に」(BSスカパー)等の演出も手がける注目の若手クリエーター宮岡太郎。
そして入間市出身のシンガーソングライターはたゆりこが本作のために書き下ろした主題歌「ラストサマーフィルム」は、夢や恋、友情と真っ直ぐに向き合う子供たちの熱いパワーを感じる一曲となっています。
この夏、未来の世界の担い手となる子供たちの夢と希望が詰まった映画をお届けいたします。

【あらすじ】
ボクのヒロインになってください!
小学6年生の内気な映画好き男子・陽太は、同級生の女子・明日香にひそかに想いを寄せていた。
そんな明日香が急に引っ越すことが決まり、動揺を隠せない。
「そうだ、彼女をヒロインにした映画を作ろう!」
思い立ったものの、インキャな彼をサポートしてくれる友達はいない。
映画好きな担任の土方や陽太の兄が相談にのってくれて、気づけば、ちょっとキャラ強めではあるけれど、愉快で才能に溢れた同級生5名が仲間になっていた。
つまずきながらも、スマホアプリやSNSなど令和テクノロジーを駆使して撮影はすすんでいく。しかし子供だけでの撮影は危ないと親たちの妨害や事故が発生してしまい・・・。映画を完成させて、初恋の明日香を笑顔にすることはできるのだろうか?

出演:阿久津慶人 飯尾夢奏 羽鳥心彩 松浦理仁 小山春朋 上田帆乃佳
井上小百合 長妻怜央(7ORDER) / デビット伊東 櫻井淳子
監督・企画・編集:宮岡太郎
脚本:奥山雄太
音楽:中村巴奈重
主題歌:「ラストサマーフィルム」はたゆりこ
協力:埼玉県入間市 入間市教育委員会 入間市文化創造ネットワーク
制作:映画「ラストサマーウォーズ」製作委員会(啓和運輸 住協 入間さんま祭り実行委員会 徳竹正彦 コスモ・スペース M×2films 吉沢建設 司産業 水村雅啓 テレ玉)
後援:入間市観光協会 入間市商工会 入間青年会議所 入間ロータリークラブ 入間南ロータリークラブ 入間ライオンズクラブ 入間市工業会
協賛:エヌエスティ・グローバリスト 徳竹茂男
配給:「ラストサマーウオーズ」製作委員会
©「ラストサマーウオーズ」製作委員会
公式サイト:http://lastsummerwars.com/
公式Twitter:@iruma_mov

75秒入間Ver.予告編+阿久津慶人×井上小百合×長妻怜央メッセージ

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6月24日(金)よりユナイテッド・シネマ入間先行公開
7月1日(金)より新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

ラストサマーウオーズ

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