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ミッドナイトスワン

【完全レポート】草彅剛「皆が支えあってそれぞれの役を演じられた」 映画『ミッドナイトスワン』公開記念舞台挨拶

9/27(日)、TOHOシネマズ六本木ヒルズシアター7にて映画『ミッドナイトスワン』公開記念舞台挨拶が行われ、草彅剛、服部樹咲、水川あさみ、内田英治監督が登壇。このもようは、全国145館の映画館に中継された。

本作は、内田英治監督のオリジナル作品。主演・草彅剛は、トランスジェンダーの凪沙を熱演。水川あさみ演じる母親が育児放棄となり、広島から凪沙が住む新宿のアパートで暮らすことになった、中学生の一果を新人の服部樹咲(はっとりみさき)が演じる。

9月25日(金)の一般公開以前から、SNS上では「#ミッドナイトスワンを広げよう」というハッシュタグと共に、大きな盛り上がりを見せていた上に、週刊文春の「原色美女図鑑」と題した人気グラビアコーナーに、男性として初めて、草彅剛扮する“凪沙”が登場したことでも話題となっている。

今、いわゆる商業映画として公開される多くの作品が、原作ありきだったり、続編ものが多い状況なのは、いわゆる“作家性”が強いオリジナル作品が、一般の人々に訴求しにくいという現実がある。
ただ、日本の映画作品がこれからも世界に通用する作品であり続けるためには、オリジナル作品がもっと成功していく状況になることが大切だ。
内田英治監督が本作を作った動機のひとつがそのことで、「この作品が売れないと、やっぱりオリジナル作品はダメだっていう前例を増やしてしまう。」「この作品に自ら出たいと言ってくれた草彅剛さんには、この作品がヒットすることで恩返ししたい」と、当サイトの単独インタビューで答えている。

舞台挨拶トークノーカットレポート

ミッドナイトスワン

内田英治監督/服部樹咲/草彅剛/水川あさみ

■最初のあいさつ

草彅剛(凪沙 役)
コロナで大変な中、全国の皆さん、劇場に足を運んでくださってほんとにありがとうございます。すごい感謝しています。
登場した時に声援がなかったというのは生まれて初めてで、僕ももうアイドルを卒業したのかなと。
(コロナ対策で観客の声出し禁止のため沈黙)
これはウケているのかスベっているのかリアクションがまったくわからない(笑)

-皆さん(コロナ対策に)ご協力くださってますので。では声の代わりに是非拍手で。

(場内大拍手)

草彅剛
ありがとうございます。
(コロナ禍という)初めての状況の中で映画が公開となりました。たくさんの方がいろんな努力をされて、この作品を皆さんに届けられるということが、ほんとに幸せに思っています。
僕たち出演者、スタッフが一丸となって、とても良い作品を作り上げました。
今、デジタルの力で僕たちの顔が全国に届いていると思いますが、是非楽しみにこの作品をご覧になっていただきたいと思います。
劇場に足を運んで、やっぱり生の映画館で観るこの作品、映画というのはほんとうに素晴らしいものがありますので、是非皆さん今日はお楽しみください。ありがとうございます。

服部樹咲(桜田一果 役)
初めまして、桜田一果役を演じました、服部樹咲です。今日は貴重なお時間を割いていただき、全国でこの舞台挨拶をご覧になっていただきありがとうございます。
皆さんがSNSなどで『ミッドナイトスワン』をたくさん盛り上げてくださっていることがほんとに嬉しいです。
今日もまたこれが終わった後に更にまた『ミッドナイトスワン』が広まるといいなと思っています。今日はよろしくお願いします。

水川あさみ(一果の実の母/桜田早織 役)
大変な状況下で劇場に足を運んでくださったこと、とても嬉しく思っています。
この映画はさまざまな愛の形をテーマにした作品なので、それを映画館で観れるっていうことの素晴らしさを是非体感して帰ってほしいなと思います。

内田英治(監督・脚本)
コロナ禍になって、この映画も撮影が一時ストップしたわけですけど、まさかこういう形でお客さんが入った形で上映できるというのは、2、3ヶ月前は想像できなかったわけです。ほんとうにこの時を迎えられて良かったです。
僕はずっと自虐的に身内ウケの作品なんじゃないかっていろんなところで言ってきましたが、今日劇場に来た時にスタッフの方から「大ヒットですよ!」って言われて、ようやくその呪縛から逃れられるかなって思っています。
今日は是非楽しんでいってください。ありがとうございます。

■草彅剛「皆が支えあってぞれぞれの役を演じられた」

-草彅さんは、母親になるという難しい役どころでしたけれども、いろいろ苦労されたことも多いんじゃないですか?

草彅剛
経験のない、難しい役だったんですけど今までいちばん何も考えなくてできたんですね。普通はたくさん考えないとできないと思うんですけど、ほんとに何も考えないでできたっていうのは初めての経験です。
それは、内田監督が引っ張ってくれたっていうのも大きいですけど、隣にいる樹咲ちゃんとあさみさんが引っ張っていただいて。
役も作品も一人で作るものではないということを、改めて実感させていただきました。
みんなでひとつの方向に向かっていると奇跡が起きるんだなと、そういう気持ちがあります。

-服部さん、今、草彅さんから引っ張っていただいたとありましたけれども、女優デビュー作としていかたですか?

服部樹咲
小さい頃からずっと続けていたバレエでこの映画に貢献できて、ほんとに良かったなって思います。
演技が未経験だったので、内田監督とたくさん練習しました。
不安だったシーンがいっぱいあったんですけど、(完成品を)試写で観た時に、草彅さんや水川さんに助けられていたシーンばかりで、ありがとうございました。

草彅剛
いえいえ、こちらこそ!

水川あさみ
こちらこそ!

草彅剛
みんなが支えあいました。そうじゃないと、皆さんそれぞれも演じきれない役だったと思うので。

■水川あさみ「心が痛かったです」

-水川さんも育児放棄の母という、これまでない役どころでしたよね。

水川あさみ
はい、そうです。心が痛かったです。殴ったりしなきゃいけなかったので。
でも、愛の大きさだったり、深さがそれぞれ違うんだなっていうことを踏まえて演じました。ただ単にネグレクトだけをフィーチャーしないで演じれたらいいなと思って。

■“母対決シーン”

-草彅さんと水川さんの“母対決シーン”がありました。お互いの母っぷりはどうでしたか?

水川あさみ
母っぷりはもう、私の役なんかよりはぜんぜん凪沙の方が母親だったから。負けてました。

草彅剛
お互い違う立場の母親というか、お互い一果が好きなんですけど、

水川あさみ
表現の仕方が違う、

草彅剛
それを見事にあさみちゃんが演じてくれました。怖かったです(笑)

水川あさみ
(笑)

草彅剛
迫力がめちゃくちゃあって、あさみちゃんってこんなに怖いんだって思って(笑)
でもしょうがないですよね。だって仕事ですからね。
僕もそうですけど、あさみちゃんもすごい挑戦していて振り切っていました。それが画面からバーンって伝わってきて。最後はそれがすごいクライマックスに繋がっていきます。

-それぞれの母っぷりの見どころについて、監督、お願いします。

内田英治監督
いっぱいあるんですけど、やっぱりこの3人の関係性です。水川さん演じた母親もやっぱり愛情は持っていましたし、草彅さんが演じた凪沙も愛情ある母親だし、その微妙な関係性。それを是非観てほしいと思います。

■オリジナル脚本映画がヒットすることの嬉しさ

-監督は、先ほど裏で大ヒットですよとお聞きになって、とっても喜んで肩の荷が降りたような表情をされていましたけれども。

内田英治監督
やっぱりずっと信用できなくて(笑)
(僕は)もともと自虐な性格じゃないんですけど、こういったオリジナル脚本のこういった題材の作品がヒットすることは少ないので、僕も信じられず劇場に来たんですけど、今日、皆さんが劇場に入っているのを見ると、「あぁ、スクリーンで上映されるんだな、いろんな人が観てくれてるんだな」と実感できました。

■穏やかだった撮影現場

-撮影中の雰囲気はいかがでしたか?

草彅剛
スムーズで問題なく荒波が立たない現場で、今どきなのかなと。
映画の方って職人の方が多いから、現場で「早くしろよ!何やってんだよ!」「早くレールを敷けよ!」とか、そんな感じの声が一切ない。内田監督がそういう方針だということで、穏やかでした。
劇中シーンでは罵声もあるんですけど、でもカメラが回っていないところではスムーズでした。

-服部さんは初めてだから比較はできないと思うんですが、撮影はどうでしたか?

服部樹咲
ほんとに穏やかな現場で、優しいスタッフの方で、怒る声はぜんぜん聞かなかったです。穏やかでした(笑)。

-水川さんもさまざまな現場を経験されていますけれど、本作はいかがでしたか?

水川あさみ
穏やかでしたよ。穏やかでしたし、剛さんもすごく集中されてましたよね。

草彅剛
品のある方が多かったんですよね。やっぱり、品が大事ですから。

水川あさみ
何よりも品ですよね(笑)

草彅剛
今こそはね。“今でしょ”って。
古い?

水川あさみ
かなり古い(笑)

■愛の告白タイム!

-本作は“愛の映画”とも言えると思いますが、それぞれ愛の告白を今ここでお願いします。誰に対してでもけっこうです。

草彅剛
じゃぁ、「いつも僕を癒やしてくれるクルミちゃん。今日も六本木の映画館で舞台挨拶をしています。あなたのご飯代を稼ぐために。」
これ、今言うことですかね?(笑)今でしょ!
ほんとうは大爆笑なんでしょうけど、コロナ対策中ですからね。もう抑えて抑えてね。

(会場大拍手)

草彅剛
ほんとに皆さん、コロナ対策に協力していただいて。全国の皆さんもすごい笑いたかったと思いますけれど。私の渾身のギャグをね(笑)
これはスベっているのか、ウケているのか・・・。でも逆にいいですね、心のなかに留めているということで。

-服部さんはいかがですか?

服部樹咲
愛の告白かはわからないんですけど、内田監督の第一印象がすごい怖くて、近づきづらい感じかなと思っていたんです。
だけど全然優しくて、話しやすい方だし、笑顔がチャーミングで(笑)、そのギャップがいいと思います。「好きです」。

内田英治監督
たぶん、彼女のお父さんと僕は同じ歳くらいなんですけど嬉しいですね。よくツンとしていて何を考えているかわからないって言われるんですけど、嫌われてなくて良かったです。

-水川さんはいかがですか、愛の告白と言われたら?

水川あさみ
ここにいるすべてのお客様へ。
こんな時に劇場に来ていただいたこともそうですし、知らない人同士が映画館でひとつのものを観て、感動したり、笑ったり、怒ったりするわけです。
この空間って特別だなぁって思うんですけど、今日それを共有できる方々に「好きです」。

(会場大拍手)

-監督はいかがですか?

内田英治監督
2つあります。
1つはスタッフに。今回のスタッフみんながこの作品を愛してくれて、そして、草彅さん、水川さん、樹咲ちゃんが演じるキャラクターをスタッフたちが愛して出来上がった映画です。それにはほんとに心からありがとうと言いたいです。
もう1つは、今、145館に中継されているので是非伝えたいんですけれども、やっぱりSNSとかで盛り上げていただいた方々に。たぶんそれがなかったらここまで広がらなかったんじゃないかと思います。劇場に来ていただいた全国の皆さんに心からありがとうと言いたいです。

■新たなハッシュタグでTwitterトレンド入りを目ざす!

-これまでSNSで「#ミッドナイトスワンを広げよう」で盛り上がってきましたけれども、草彅さん、ここでTwitterトレンド入りを目ざしたいと思うんですが、新たなハッシュタグを考えてみませんか?

草彅剛
そうですね、これを機に新しいハッシュタグを考えましょうか。「#クルミちゃんラブ」みたいな。
樹咲ちゃんやあさみさんは映画のことをちゃんと言っているのに、俺は何を言っているんだ、ちょっと反省しています(笑)
「#ミッドナイトスワン公開中」なんていかがでしょうか?監督いいですか?

内田英治監督
じゃ、「#ミッドナイトスワン大ヒット公開中」にしましょう。

草彅剛
いいですね!じゃ、そうしましょう!
「#ミッドナイトスワン大ヒット公開中」
それに、できれば観た方の感想を添えていただくと、とっても拡散されると思うので。

■最後にメッセージ

草彅剛
みなさん、本日は劇場に足を運んでくださってありがとうございます。全国の方、ほんとうにありがとうございます。
この映画は、攻めてはいるんですけど、R指定がついてないんですよね。なので、家族の方と観てもらいたい作品です。
観る方によって、あたりまえではあるんですけど、みんな感じ方がこれほど違う映画はないんじゃないかなと思っています。
年齢、性別、国籍問わず、みんなに観てもらいたいなと思っています。
必ず何か伝わるものがあるんじゃないかなと思います。本日はみなさん、ありがとうございました。

内田英治監督
映画が完成して上映されたことも感慨深いですが、やっぱりゼロから脚本を書いて、草彅さん、水川さんに出ていただいて、樹咲ちゃんがオーディションにやって来て、ひとつずつ出来上がった映画です。
是非応援していただきたいのと、今、草彅さんがおっしゃったように、性別とか、血が繋がっている・繋がっていないとか、国籍とか、そういうものは関係ないんじゃないかなという思いも込めていますので、是非観ていただきたいと思います。今日はありがとうございました。

『ミッドナイトスワン』コラボメニュー

本作の公開に先駆け、9月18日より、銀座のレストラン「BISTRO J_O」にてコラボメニューが販売され、「映画の中でも印象的なシーンとして出てくる「ハニージンジャーソテー」などが提供されている。
孤独だった凪沙と一果が2人で生活していかなければいけなくなった状況で、まだお互いを知らないけど、この食事を通じてお互いを受け入れあい、ゆくゆくは、一果にとっての“母の味”となるのがこの「ハニージンジャーソテー」。
映画の中のメニューに、「BISTRO J_O」らしく、サラダや卵を添えて見た目を少し華やかにアレンジ!レストランでは、ランチ・ディナー共にコースメニューの1つとして、9月18日から提供が始まっており、テイクアウトは、9月25日からご飯もついて登場している。

<レストラン>
ランチ:SPECIAL LUNCHコース(4,000円)
ディナー:J_O DINNERコース(5,500円)
SPECIAL DINNERコース(8,000円)

BISTRO J_O

ハニージンジャーソテー

<テイクアウト>
ハニージンジャーソテー弁当 価格:1300円(税込)
・ハニージンジャーソテー
・紫キャベツと赤玉ねぎのソテー
・人参のラペ
・いぶりがっこ
・うずらの卵
・海苔おかかご飯

BISTRO J_O公式サイト:https://friendshop.tokyo/


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映画『ミッドナイトスワン』

あらすじ
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。
ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。
常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。

出演:草彅剛
服部樹咲(新人) 田中俊介 吉村界人 真田怜臣 上野鈴華
佐藤江梨子 平山祐介 根岸季衣
水川あさみ・田口トモロヲ・真飛 聖
監督/脚本 内田英治(「全裸監督」「下衆の愛」)
音楽:渋谷慶一郎
配給:キノフィルムズ
(C)2020Midnight Swan Film Partners

30秒版予告編

60秒版予告編

100秒版(セリフなしVer,)

925秒予告編

9月25日(金)TOHOシネマズ日比谷他 全国大ヒット公開中

ミッドナイトスワン

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