• HOME
  • News
  • 映画
  • ベルリン国際映画祭W受賞日本映画『37セカンズ』初日舞台挨拶

ベルリン国際映画祭W受賞日本映画『37セカンズ』初日舞台挨拶

37セカンズ

2月7日、新宿ピカデリーにて、映画『37セカンズ』(サーティセブンセカンズ)の初日舞台挨拶が行われ、佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、板谷由夏、芋生悠、HIKARI監督が登壇した。

本作は、2019年2月に開催されたベルリン国際映画祭のパノラマ部門にて、同部門の最高賞となる観客賞と外部団体が選ぶ国際アートシアター連盟(CICAE)賞をW受賞し、話題となった。
生まれた時にたった37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かない身体になった主人公・ユマ(佳山明)が、自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、次第に自身を肯定していく様を描いた作品だ。

舞台挨拶レポート

ハリウッドデビューも決定。新鋭・HIKARI監督、鮮烈の初長編作品

37セカンズ

HIKARI監督
ちょうど1年前の2019年2月7日は、ベルリン国際映画祭がスタートの日でした。同じ2月7日というパーフェクトな日に本作の公開を迎えられて幸せな気持ちでいっぱいです。

HIKARI監督

HIKARI監督

佳山明(ユマ 役)
少々緊張していますが、素敵な皆さんとこの場に立たせていただいて、とてもありがたいなと思っています。

佳山明

佳山明

この作品がポジティブなエネルギーになったら嬉しい

– 1年前の撮影を振り返って、今のお気持ちは?

HIKARI監督
明ちゃんは、初出演、初演技。私も初長編作品ということで、二人三脚で、命をかけて頑張ってくれました。
毎日が猛暑の中、ワクワクドキドキの撮影でした。

佳山明
たくさんの方に応援していただいてこの作品があります。スタッフのみなさん、キャストのみなさんの素敵さと共にこの作品を素敵さを感じていただけたら嬉しいなと思います。
皆さんそれぞれ思われるところがあると思うんですけれど、ポジティブなエネルギーになったら嬉しいです。

37セカンズ

振り返りながら思わず涙ぐむ佳山明と、ハンカチを差し出す神野三鈴

渡辺真起子(デリヘル嬢・舞 役)
観終わった後は、みんな仲間です。みなさんに育てていただいたように、今日観てくださる方々もきっと、この作品と一緒に先に進んで、一緒に育てていただいて、仲間っていうことでよろしくお願いしたいです。

渡辺真起子

渡辺真起子

神野三鈴(ユマの母・恭子 役)
ほんとに夏の暑い中の撮影でした。
明ちゃんは現場で、「なんでこんな暑い中で撮影するんですか」って、ずっと疑問に思っていました。
明ちゃんは、(車いすなので)道路の熱をモロに感じてしまうし、そこをスタッフのみんなが冷やしたら、明ちゃんが今度は「寒いです」って(笑)
みんなでつくった作品ですが、監督の情熱と愛情と今までのいろいろな想いが初長編の中で、開花していると思います。
私が大好きな役者さんたちと、スクリーンの中で、細胞のひとつとして生きられるなら、こんな幸せなことはないと思っていたところに、明ちゃんが勇気を出して飛び込んでくれたことで、この映画は始まりました。どうぞ、この冒険旅行をみんなで一緒に楽しんでください。

神野三鈴

神野三鈴

愛情を持って現場に立ち、皆を演出した

– HIKARI監督の撮影現場はいかがでしたか?

大東駿介(俊哉 役)
HIKARI監督は、愛情を持って現場に立っていらっしゃる感じでした。
厳しいところも粘り強いところもあり、HIKARI監督の作品に対する想いが僕らには明確に見えていたので、一切、迷いはありませんでした。
ダメ出しをしてくれる時も、そのシーンだったり、この作品だからというだけではなくて、僕らの(俳優としての)将来に向けて接してくれるので、愛情深い人だなと思いました。

大東駿介

大東駿介

板谷由夏(編集長 役)
HIKARI監督は、厳しくもあり、愛もある。私はみなさんに比べたら撮影日数は少なかったけれど過ごした時間はとても濃かったです。

板谷由夏

板谷由夏

芋生悠(ユマの双子の姉 役)
私も撮影したシーンは短かったんですけど、一番いいものが出せるように、愛情を持って監督は演出してくれました。

芋生悠

芋生悠

– キャストの皆さんのお話を聞いて、監督、いかがですか?

HIKARI監督
役者さんは十人十色で、経験がみなさん違います。
私にも、作品にとっても、日本で撮影する意義がすごくありました。
皆さん、勉強家でした。私も勉強になりました。一生忘れない経験になったと思います。感謝しています。

学生手作りの衣裳

– 今日の衣裳は、文化服装学院の生徒の方が、ファッションブランドWEGOの服をリメイクして、今日のために制作してくださいました。車いすでの生活に適したデザインにもなっています。

佳山明
学生さんが(今日の登壇時の)衣裳を作ってくださいました。
これ(着ている衣裳)以外にもたくさん作っていただきましたが、悩みに悩んで、今日はこれを着させていただきました。
学生さん、WEGOさん、関わってくださったみなさん、ありがとうございます。

37セカンズ

HIKARI監督
昨日、学校に行って、見させていただいたのですが、本当に素晴らしくて、学生の皆さんがいろいろと考えてくださっていました。
私も今日の衣裳をどれにしようか悩みました。ありがとうございます。

最後にメッセージ

HIKARI監督
ここまで来るのに、本当に長い道のりでした。脚本を書いた時から3年、4年経ちました。
この作品と大好きなキャストと皆さんとこうして映画を上映できるのが嬉しいです。
この作品はいろいろな想いと、世に出したいと思ってくれたたくさんの方々との愛の賜物だと思います。
世界でいろいろなことが起こっている中で、私のことを信じて映画を作らせてくださって幸せだと思っています。
この作品を私たちは、ここまで持ってくることができました。あとは皆さんにバトンタッチします。
この作品を観て、お近くの方にも観てほしいなと思っていただけたら、その方と手をつないで劇場に来てください。
たくさんの人、日本中の方々に観ていただきたいので、どうぞよろしくお願いします。

37セカンズ

場面カット

映画『37セカンズ』

自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、思いもよらない展開でドラマティックにひとりの女性・貴田ユマの成長を描いた作品。
登壇者は、主人公の漫画家になることを夢見るユマを演じ、これが演技初挑戦となる佳山明(かやまめい)。
主人公ユマの母・恭子を演じるのは、数々の舞台やドラマで活躍し、近年では『日本のいちばん長い日』『光』などの映画に出演し、今年度の第27回読売演劇大賞にて最優秀女優賞を受賞している神野三鈴。
ユマの人生を変えるきっかけとなるデリヘル嬢・舞役には、『チチを撮りに』や『こんな夜更けにバナナかよ』などに出演し、インディペンデント映画から大作映画にまで幅広く出演している渡辺真起子。
その舞と共に行動を共にし、ヘルパーの資格を持つ俊哉には映画「クローズZEROシリーズ」や『曇天に笑う』などに出演し、人気を博している実力派俳優の大東駿介。
ユマが漫画を持ち込む成人漫画の編集部の編集長を演じた板谷由夏。
ユマが存在を知ることのなかった自身の双子の姉に、村上虹郎とW主演する『ソワレ』など今後話題の出演作品が待機している芋生悠。
その他にも、萩原みのり、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのりなど、HIKARI監督の脚本に惚れ込み、本作の想いに共鳴した日本が誇る多彩な俳優陣が多数出演している。

監督・脚本:HIKARI
出演:佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、萩原みのり、芋生悠、渋川清彦、宇野祥平、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり/板谷由夏
配給:エレファントハウス、ラビットハウス
(C)37Seconds filmpartners
公式サイト:http://37seconds.jp/
予告編

新宿ピカデリーほか全国公開中

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA