88生まれの女たちによる初の長編映画『話したりない夜の果て』、池袋シネマ・ロサにて3週間上映決定
演劇映像創作団体「88生まれの女たち」の初長編映画『話したりない夜の果て』が、2022年7月2日より3週間限定で池袋シネマ・ロサでの公開が決定した。
「88生まれの女たち」は、移ろいうねり続ける現代を全力で生きる女達を等身大で表現することを目的とし、今作にはメンバーの菅原雪、石高由貴、上村奈帆、矢島理佐、仲村唯が参加している。
本作は、東京の片隅で暮らす同級生たちの10年間を描いたヒューマンドラマで、コロナ禍をきっかけに妙子の世界も少しずつ変化が起きはじめる。
コメント
●矢島理佐
いつから始まったんだっけ?と思いやりとりをスクロールしてみた。なかなか1番上までいかない。ようやくたどり着いた 2019年5月。最初に話したのはもう少し前。それから3年。
新型コロナウイルスによって完成させることすら危ぶまれた中公開できること、とても感慨深く本当に 嬉しく思います。携わってくださった全ての方々に感謝です。ひとつひとつ手探りで大切に創りました。今の私たちだから撮れた作品です。まだ気軽に観に来てくださいと言いづらい世の中ではありますが、少しでもたくさんの方にご覧いただきたいです。劇場でお待ちしております。
●菅原雪
この作品は、学生時代のシーンはコロナ以前に撮っていて、現在のシーンはコロナ禍の中で撮影 するという、フィクションでありながらもノンフィクションな部分も持ち合わせている稀有な作品だと思 います。
企画から携わり、一つの映画が完成するということは、本当に奇跡のようなことだと実感しました。それもすべては、沢山の方々のご協力のおかげです。それを映画館で上映していただける幸せ。あとは、この映画を観た方に何かしらを感じてもらえたら、もう。
●仲村唯
コロナを切り離しては語れない世の中になってしまいました。この作品の世界にも、我々の気持ちを 無視して、コロナは侵食してきて、撮影中止や改稿を余儀なくされました。しかし、それを真正面か ら受け止めることで、現代を等身大で表現する作品、そして現代に生きづらさを感じながらも一生 懸命生きている人々の背中を押す映画を作り上げることが出来ました。ぜひよろしくお願いします。
●上村奈帆(監督)
今作は、「88生まれの女たち」という創作ユニットで製作されました。そして作品はメンバー以外のキャストの方々のご出演、スタッフはじめ多くの方のお力添えで無事完成いたしました。
撮影中にコロナ禍となり、1年の延期。大幅な脚本の改稿…コロナのない世界から、コロナ禍の世界として書き換えられていきました。その過程で、テーマも変わっていったと思います。それがいいことであったのかはわかりません。ただ、今のこしておきたいと思うことをこの作品に閉じ込めたように思います。よろしくお願いします。
映画『話したりない夜の果て』
生きることに真っ向から躓くすべての人に送る、不器用すぎる人生賛歌。
INTRODUCTION
本作は、1988年生まれの女性6人が集まって結成された演劇映像創作団体「88生まれの女たち」によって製作された。撮影は2020年1月から始まるもコロナ禍により一時中断。2021年の夏に改稿した脚本をもって撮影を再開した。
当団体は、移ろいうねり続ける現代を全力で生きる女達を等身大で表現することを目的とし、今作 が初の長編映画作品となる。
STORY
心が折れたある時から、立ち直り方を忘れてしまった主人公・妙子。
過去を言い訳に漫然と今をやり過ごす日々に生きる気力を失っていた。
精神的にも生活においても依存していた彼氏・コタロウとの関係が変化していく中で、妙子はようや く自分の心の内と対峙することになる。
出演:矢島理佐 安楽涼 菅原雪 仲村唯 二見悠 日高ボブ美 前田司郎
監督・脚本・編集:上村奈帆
音楽:猪野進一
ロケ地協力:藤田雄一 日本映画大学
企画・プロデュース・配給:88生まれの女たち
2022年/日本/83分/カラー/5.1ch/DCP
©88生まれの女たち
「88生まれの女たち」公式サイト:https://8umare-8onna.mystrikingly.com/
2022年7月2日(土)~7月22日(金) 池袋シネマ・ロサにてロードショー
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