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轟音

国内の多数の映画祭で観客を沸かせた『轟音』(俳優 片山享 初長編監督作品)の公開決定

俳優 片山享による初の長編監督作品『轟音』。国内の多数の映画祭にて観客を沸かせた本作が2020年2月15日(土)から池袋シネマ・ロサにて単独レイトショー公開されることが決定した。

主人公の誠役は『1人のダンス』にて監督・主演をつとめた気鋭の安楽涼が熱演。その他にも実力ある俳優陣が集結。俳優出身の監督だからこそ描ける嘘のない芝居が織りなす感情の行く先をぜひ劇場で体感を!

轟音

映画『轟音』について

あらすじ
ある日、誠の兄が犯罪を犯した。
それを苦にした父は自殺し、誠は⺟親に助けを求めたが、母は助けてはくれなかった。
誠は家を飛び出し、自分を傷つけてくれるものを探した。
そして、一人の浮浪者に出会う。
彼との出会いをきっかけに、誠の生と向き合う音が静かに響き始める。

轟音

誠役(安楽涼)

片山享監督コメント
「普通」をいとおしく思える映画が撮りたいと思い、はじめてオリジナル長編映画を撮りました。
舞台は福井県で、監督の私自身が福井の出身です。福井県にはどこか鬱屈としたものが漂っている気がします。
たぶん土着した血から逃れられないからかもしれないです。それが子供の頃すごく嫌いでした。
だから東京に早く出たいと思い、大学入学を機に上京しました。
そして、方言が話せなくなりました。

それから何年か経ち、両親が病気になり、それをきっかけに両親共に東京に呼びました。
福井の実家がなくなり、よその人間になったからでしょうか、そこに生きる人たちの「生」に対する執着を美しいと思うようになりました。そして、方言が話せるようになりました。
誰しもが何かしらの何かを抱えて生きている。
「普通」は、本当はもっとも幸せなことなのかもしれないと思いました。
福井という認知度も低く、娯楽も少ない地で、さまざまなことを背負いながら、一生懸命に生きていく人達を描いた映画です。

轟音

片山享監督

監督プロフィール 片山 享
1980年福井県鯖江市生まれ。大学卒業後から俳優活動を始める。主にインディーズ、単館系映画にて多く出演を重ね、主演も果たしている。舞台では賞レースを賑わせたトラッシュマスターズに多く客演。安定感のある演技力を武器に着実にメジャー作品にも進出しつつある。近年の主な出演作は「22年目の告白-私が殺人犯です-」(監督:入江悠)、「リングサイド・ストーリー」(監督:武正晴)「DEVOTE」主演(監督:田島基博)

映画監督・俳優からのコメント

森 義隆 (映画監督『聖の青春』、『宇宙兄弟』)
「顔」の映画だ。俳優たちの「顔」が素晴らしく暗くて抜けていて湿っている。それを演出したのは福井という町だ。 片山監督の心のなかの福井という町だ。「安上がりなので地方で撮りました」というくだらないご当地商業映画が氾濫するなか『轟音』は、それらをファーストカットで粉砕する。

関口アナン (俳優 『やすらぎの刻~道』、『一人の息子』)
「轟音が流れている。最初から最後まで、登場人物の1人1人の頭の中に。
多分、この音は、誰しもが一度は聞いたことがあって、多分、孤独な時に、流れるんだと思う。
多分、僕たちは、孤独な生き物で、だから人を求めるんだ」

映画『轟音』

クレジット
出演:安楽涼、太田美恵、大宮将司、岸茉莉、中山卓也、柳谷一成、松林慎司、片山享、宮田和夫、他
プロデューサー:夏井祐矢・宮田耕輔 脚本:片山享 撮影/照明:深谷祐次 録音:マツバラカオリ 特殊メイク:北風敬子 編集:片山享 サウンドディレクター:三井慎介 カラリスト:安楽涼 監督・脚本:片山享
2019/日本/99分/カラー/16:9/ステレオ/DCP

公式Web:https://www.go-on-film.com/

順次全国の劇場にて公開が決定!

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