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映画『春画先生』完成披露舞台挨拶

内野聖陽、安達祐実の本気の鞭に目覚める!?北香那、柄本佑らも偏愛しているものを告白!映画『春画先生』完成披露舞台挨拶

2023年9月14日、新宿ピカデリーにて、映画『春画先生』完成披露舞台挨拶が行われ、内野聖陽、北香那、柄本佑、安達祐実、塩田明彦監督が、本作のテーマカラーであるピンクのドレスコードで登壇。トークでは映画にちなんでキャスト全員「今偏愛しているもの」をそれぞれ告白した。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画レポート

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■テキストレポート

「台本がものすごく魅力的だった」と本作に触れた最初の感想を話した“春画先生”こと芳賀一郎を演じた内野。猛暑の中での撮影だったため「スリーピースを着た内野さんが音を上げないか心配でした」と塩田監督が明かすと、「大変だったのはメイクさんかも。汗を拭かなきゃいけないので…」と汗との戦いだった真夏の撮影を振り返った。「自分なりに満足のいく代表作ができました」と胸を張った塩田監督は「(映画を観て)おおらかで楽しい気分になっていただけたら」と上映を楽しみに待つ観客に呼びかけた。

映画『春画先生』完成披露舞台挨拶

塩田明彦監督

異色の偏愛コメディである本作について「かなり特殊な世界の話」としながらも、男女の出会いから始まるシンプルな物語だと説明した内野は、撮影はとても楽しかったと笑顔を浮かべ、「芳賀先生のキャラクターにたどりつくまで、何度もテイクを重ねましたが、割と最初のほうで“コレだ!”と(役を)掴める日がありました」と役作りに触れ、塩田監督のビジョンが明確だったことが、役を掴むきっかけのポイントになったとも話した。

映画『春画先生』完成披露舞台挨拶

内野聖陽

芳賀は“笑い絵”とも言われる春画の奥深い魅力を、真面目に説く変わり者の春画研究者。役には内野自身のかわいさやエッセンスが入っているように感じるとの声も。柄本は「内野さんとは10代の頃から、節目節目で共演させていただいていますが、現場に向かう時のストイックさと、普段のお人柄の柔らかな感じのギャップがかわいいと思っています」とコメント。

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柄本佑

柄本の言葉に大きくうなずいていた北は「側でお芝居をさせていただいて、ついていかなければ、追いつかなければという気持ちになっていました。撮影中はとてもストイックだと思っていましたが、カメラが回っていない時に笑ってもらえたりすると、『1笑顔ゲット!』とうれしくなっていました」と内野のギャップを解説。

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北香那

「ストイックと言われがちだけど、放っておくとダラシなくなるので…」と照れ笑いの内野が「こう見えて、実は不安で不安でしょうがないタイプ。なので、作品に集中するしかないんです」と、ストイックに見える理由について持論を述べる場面も。
安達も内野について「ストイックだと思います」と断言。内野に鞭を打つシーンの撮影では「もっとやって、みたいな感じが出ていました」とニヤリ。この撮影シーンを振り返り内野は、「芳賀先生はM的な気質のあるキャラクターなんです。僕自身はどちらかというとSキャラだと思っていたのですが、安達さんに打たれた瞬間に発見しちゃいました、Mだったんだって(笑)。安達さんに感謝です。リハーサルから本気で打ってくださって…」とペコリ。「最初は遠慮していたけれど、『もっと打って!』みたいに感じたので」と答えた安達に、内野が「アドレナリン出てましたよね?」と確認すると、「(もっと)やっても大丈夫なのかなって思いながら、やらせていただきました」と撮影の様子を丁寧に説明。塩田監督が「見るからにMに見えないからキャスティングしたのですが、映画を観たらMかもしれないと思うようになりました」と内野に対する印象の変化を語る場面もあった。

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安達祐実

オーディションから絶対にやりたかった役だと話した北は「キャストの名前も聞いていたし、塩田監督の作品でこの役ができるなら、これ以上のものはないのではと思っていました」と意気込んでいたことを明かす。
春野弓子というキャラクターについては「やってみて大好きになりました。少女性があって、『愛されるよりも愛してやるぞ!』みたいなまっすぐさを感じました。その感じがスクリーンにちゃんと出ていればいいなと思います」とスクリーンを見上げる北の隣で塩田監督は「これだけ大きいスクリーンなら、エネルギーも何倍にもなります。音もめちゃくちゃいいと思います!」と笑顔でおすすめしていた。

「衣装合わせの際に、いい加減な色男役と言われました。芳賀先生と辻村俊介は師弟関係のようなところもあって。(実際の)内野さんと僕との関係性に近しいところも感じたし、内野さんとのやりとりはとにかく楽しくて。マイペースな芳賀先生に、マイペースながらも寄り添うタイプの辻村を、塩田監督の演出のもと、楽しく演じました」と満足の表情を浮かべた柄本。北の芝居については「僕が割と怒らせるという役どころ。強いけど、非常にかわいらしい怒りっぷりが素敵でした。この体、この顔から出てくる険しい感じが弓子という役にピッタリな気がして。側で(北の芝居を)見れて幸福でした!」と大絶賛していた。安達も「北さんと対峙する場面があります。こちらが放ったものに対して、すごく向かってきてくれて。その瞳の強さというのでしょうか。いたいけでもあるのに強くもあって。心に刺さり、とても素敵だと思いました」と北の芝居の印象を語っていた。

劇映画で無修正の浮世絵春画が【R15+】で上映されるのは日本映画史上初。塩田監督は2015年に足を運んだ春画展に触れながら、「会場は満員の山手線のような感じでした。エネルギーが渦巻いていたあのときの雰囲気や印象は映画に反映されていると思います。そこから夜な夜な部屋で春画をリサーチして。春画は卑猥なものとして扱われてきたけれど、強烈な性描写の絵である、というのとは違う一面が見えてきたんです。自分のものの見方が一枚めくれたと感じた瞬間があり、それをみなさんにも体感してほしいと思いました」と映画の構想が浮かび上がった瞬間を明かし、さらに「その瞬間、内野さんのような人が、ものを教えている風景が浮かんで、『春画先生』というタイトルを思いつきました。その後にストーリーを作っていきました」と制作過程を振り返る場面もあった。

イベントでは、今、偏愛するものを発表するコーナーも。

なるべく初出しのものをと求められると内野は「僕は、あまり偏愛することがない人だけど、最近野菜を作るのが楽しくて」と笑顔を見せ、「猫の額ほどの庭で、ナス、トマト、パプリカ、ピーマン、ネギ、ゴーヤなどを育てています。この夏はたくさん収穫できて。とれたての野菜はとてもみずみずしく、キラキラしていて、頬擦りしたくなるし、ペロペロなめまくりたくなります(笑)」と立派な偏愛エピソードを披露して笑いを誘った。

北は「10歳年下の妹です。高校1年生の彼女と、愛犬のふじこちゃんとセットなら最高。ずっと見ていられるし、ずっと触りたいし、何でもしてあげられます!」と溢れる愛を表現した。柄本は「最近だとサウナ。ずっと偏愛しているのは池袋の新文芸坐という映画館です。短いスパンでハマることはあるけれど、長く偏愛することはあまりなくて…」としながらも、「この5年くらいはボクシングにハマっています。階段を登ったら疲れるようになったので、体力作りで始めました。腕2本を使うというシンプルなところもやたら面白くて…、ハマっています」と偏愛の対象を告白していた。

「裁縫など細かい作業が好き」だという安達は「最近はレゴが好き。最近作ったのはピラミッド。中を開けると作業員が作業をしているような場面も作れるんです」と熱弁。「一緒に作り始めた7歳の息子が途中で飽きてしまっても、私1人で黙々と作り続けています。没頭できるし、雑念が取り払われるので、すごくハマっちゃいます(笑)」とうれしそうに話した。

最後の挨拶で内野は「本作は難しいお話ではありません。男性と女性が出会い、そこから繰り広げられるものには、奇抜なものや性愛に関する話も出てくるけれど、映画を観終わったら、性愛に対しておおらかになれると思います。『ここは笑いどころなの?』と思ったら、躊躇せずに笑ってください。塩田ワールドの仕掛けを存分に楽しんでください!」と作品をアピールして、笑顔でイベントを締めくくった。

■フォトギャラリー

[動画:三平准太郎]

映画『春画先生』

《INTRODUCTION》
江戸文化の裏の華であり、“笑い絵”とも言われた春画の奥深い魅力を真面目に説く変わり者の春画研究者と、しっかり者の弟子の師弟コンビが繰り広げる異色の偏愛コメディ『春画先生』が10月13日に全国公開します。
春画先生こと芳賀一郎を内野聖陽、弟子の春野弓子に北香那、春画先生の担当編集辻村俊介を柄本佑、ストーリーの鍵を握る芳賀の亡き妻の姉・藤村一葉に安達祐実ら演技派が揃い、一癖も二癖もある人物たちを嬉々として演じている話題作。
また劇映画で無修正の浮世絵春画が【R15+】で上映されるのは日本映画史上初!

《STORY》
“春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。
退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。
やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の 登場で大きな波乱が巻き起こる。
それは弓子の“覚醒”のはじまりだった―。

出演:内野聖陽
北香那 柄本佑 白川和子 安達祐実

原作・監督・脚本:塩田明彦
製作:中西一雄 小林敏之 小西啓介
製作:『春画先生』製作委員会(カルチュア・エンタテインメント、TCエンタテインメント、ハピネットファントム・スタジオ)
企画・製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023「春画先生」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/shunga-movie

予告編

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2023年10月13日(金)新宿ピカデリー他、全国公開!!

春画先生

 

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