広瀬すずの25歳の誕生日をサプライズでお祝い!大西利空、戸塚純貴、當真あみ、前田哲監督も集結映画『水は海に向かって流れる』公開記念舞台挨拶
2023年5月10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画『水は海に向かって流れる』公開記念舞台挨拶が行われ、広瀬すず、大西利空、戸塚純貴、當真あみ、前田哲監督が登壇。撮影エピソードを明かしたほか、6月19日に25歳の誕生日を迎える広瀬すずへのサプライズバースデーが行われ、『水うみ~』をイメージしたケーキが登場した。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画
■テキストダイジェストレポート
本作のカラーであるブルーを意識したファションで登壇した面々。
過去のある出来事から「一生、恋愛はしない」と宣言するOL・榊千紗役の広瀬は「どうしても言いたい!」とニコニコしながら前田監督のブルーのハットを指して「前田監督は昨日、白い帽子をブルーのマジックで塗られたそうです」と楽しそうに暴露。
これに前田監督は「一生懸命、広瀬すず広瀬すず…と言いながら塗りました」と冗談で応えると、広瀬は「怖いよ、呪われているよそれ…」と大笑いだった。
映画は昨日無事に公開。広瀬は「初日を迎えられるのはありがたく幸せなこと。こうしてみんなで舞台に立てたことで公開を実感できました」と嬉しそう。
シェハウスに引っ越してきた恋に鈍感な高校生・熊沢直達役の大西も「僕と同じ男子高校生にも、そして色々な層にも楽しんでもらえる作品になった」と手応え。
シェアハウスの住人で女装の占い師・泉谷颯役の戸塚は、劇中で見せた女装姿に拍手が沸くと「その反応が何よりも嬉しい。女装はとても気持ち良くやらせていただきました」と満更ではない様子だった。
颯の妹で直達の同級生・泉谷楓役の當真は長編実写映画初出演。映画館の座席が埋まる様子をネットで逐一チェックしていたそうで「公開初日におばあちゃんが観に行ってくれた。朝早くから『観たよ!』という連絡が届いて嬉しかった」と喜んだ。
前田監督は「優しくて静かな映画なので広がりもゆっくりだと思う。もしいい映画だと思ったら1週間後ではなくて明日またすぐに観てほしい」と現実的に訴えていた。
また本編でのおすすめシーンについて大西が「榊さんがお母さんに対して自分の感情を吐き出すシーンが好き。実際に広瀬さんの隣にいて飲み込まれそうになった」と挙げると、広瀬は「怒った瞬間、自分が思っている以上の声が出て現場もシーンとなった。間違ったかな?と思ったけれど、何も気にせずにやってみようと思った」と熱演を報告。前田監督も「…怖かったです」と迫真の演技を讃えていた。
そんな広瀬は「直達と楓がお弁当を食べるシーン」を見どころに挙げて「そのシーンはウエ~イとなった(笑)。憧れの詰まった甘酸っぱいシーンで可愛かった」とキュンキュン。当の當真は「同い年の大西くんと一緒だったので自然体でいい意味でリラックして出来た」といい、大西は「直達は鈍感で楓ちゃんを怒らせる。観ていて申し訳なく感じました」と役に代わって反省していた。
一方、戸塚は「榊さんがむすっとしながら料理している姿が良い。BBQでお肉を焼いてみんなにお肉を配っているときも目が怖くて…。でもグッときた。僕ってMのところがあるのかな?」とマニアックな魅力を熱弁していた。
広瀬は海の中でドロップキックするシーンを挙げて「飛べないかもと思いながらも、何度か練習。本番は濡れてしまうので一発勝負。ここぞとばかりの筋肉を使ってちょうど良いところにキックができました」と成功を報告した。
一緒に生活するなら絶対譲れないルール
シェアハウスという舞台にちなんで「一緒に生活するなら絶対譲れないルール」をそれぞれ発表。
広瀬、大西、戸塚が「一番風呂譲れない問題」で盛り上がる中、當真は「私は最後で良いです。私の後にお風呂に入らせるのは申し訳ないから」と譲るスタンスで、戸塚は「僕らは情けない。お風呂のことで文句を言ってさ。當真さんが一番大人じゃん」と反省。
一方、広瀬は「匂いは大事。私は甘い匂いがダメなので、何もしないか香りを焚いたりするならば統一してほしい。違う香りだとリラックスできない」と部屋の匂い大事説を唱えていた。
バースデーケーキ サプライズ!
そんな中、フォトセッションの直前には、6月19日に25歳のバースデーを迎える広瀬にブルーのカラーで彩られたバースデーケーキをサプライズ用意。
本編冒頭で直達と運命の出会いを果たすシーンの赤い傘を差したミニ榊さんと舞台となるシェアハウスがデコレーションされた特注ケーキでの一足早い祝福に広瀬は「私!?ありがとうございます!で、でか!」と嬉しそうで「この作品での思い出がまた一つ増えて幸せです」とニッコリ。
大人になったと思うことを聞かれると「今まではお腹いっぱいが苦しかったけれど、腹八分目という言葉がある意味がわかるようになった。また今までは『寝たい』と思っていたけれど、朝走ってみようと思ったりして、朝活をして健康志向になっています」と報告した。
25歳の抱負については「今回初めてのOL役ということで、今までは働く女性を演じる機会も少なかったので、この年齢になったからこそ演じられる役をやってみたい。それは今までにない経験なので凄く楽しみにしています」と期待。
さらに10代の大西や當真には「私は10代の頃に共演した同世代の人たちと今も仲がいいので、飾らずにいれた自分を全部知ってくれている、お仕事も理解してくれて何でも話せる同世代の存在は貴重。年齢を重ねてからまた共演したときに、自分をわかってくれる人が現場に一人でもいることが救いになったりする瞬間は沢山ある」と同年代の同志の大切さを熱弁して「仲良くしてください」とアドバイスを送っていた。
最後に主演の広瀬は「本を読ませていただいたときから完成を楽しみにしていた作品で、無事に公開を迎えて、たくさんの人に足を運んでいただいて幸せに思います。本当に素敵な映画です。一人でも多くの方に届いたらいいなと思います。榊さんを知ってもらうことが榊さんの救いになる、そう思っています」とロングランヒットへの願いを込めていた。
■フォトギャラリー
[写真:川尻敏晴/動画:古谷竜一]
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映画『水は海に向かって流れる』
INTRODUCTION
26歳のOL・榊さんと高校1年生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの賑やかな日常を描いた本作は、圧倒的支持と高い評価を集める田島列島の同名漫画の映画化。
過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言する主人公・榊千紗を演じるのは、広瀬すず。国民的女優として常に飛躍をしてきた彼女が、感情を表に出さないクールなオトナ女子役で、新たなステージに挑む。
榊さんに淡い想いを寄せる直達役に抜擢されたのは、若手期待の俳優・大西利空。『キングダム』シリーズで主人公・信の幼少時代を演じるなど確かなキャリアを積み上げ、満を持して等身大の高校生役を演じる。
直達の叔父・茂道(通称:ニゲミチ先生)役には、高良健吾。ユーモア溢れる脱サラ漫画家を抜群の存在感で魅せた。
シェアハウスのムード―メーカーとも言える女装の占い師・泉谷には戸塚純貴。直達に想いを寄せ、榊さんに対抗心を燃やす同級生で泉谷の妹・楓役を初々しく演じたのは、『かがみの孤城』で一躍脚光を浴び、本作が長編実写映画初出演となる當真あみ。
さらには、勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久らが会話劇を盛り上げる。監督は、『そして、バトンは渡された』の前田哲。心の揺れ動きや溢れ出る感情を丁寧に映し出した。
主題歌はスピッツが担当し、本作のために書き下ろされた新曲「ときめきpart1」が、登場人物たちの心情に寄り添い、この物語を一層彩っている。
10歳年下の直達のまっすぐな想いが、榊さんの止まっていた時間を動かしていく――。
STORY
この雨の日の出会いが、世界を変えたー
通学のため、叔父・茂道(高良健吾)の家に居候することになった高校生の直達(大西利空)。
だが、どしゃぶりの雨の中、最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さん(広瀬すず)だった。
案内されたのはまさかのシェアハウス。いつも不機嫌そうにしているが、気まぐれに美味しいご飯を振る舞う26 歳の OL ・榊さんを始めとし、脱サラしたマンガ家の茂道(通称:ニゲミチ先生)、女装の占い師・泉谷(いずみや/戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授・成瀬(なるせ/生瀬勝久)…と、いずれも曲者揃いの男女5人、さらには、拾った猫ミスタームーンライト(愛称:ムー)をきっかけにシェアハウスを訪れるようになった直達の同級生で泉谷の妹・楓(かえで/當真あみ)も混ざり、想定外の共同生活が始まっていく。
そして、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い想いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する彼女との間には、過去に思いも寄らぬ因縁が……。榊さんが恋愛を止めてしまった《本当の理由》とは・・・?
出演:広瀬すず
大西利空 高良健吾 戸塚純貴 當真あみ/勝村政信
北村有起哉 坂井真紀 生瀬勝久
監督:前田哲
原作:田島列島「水は海に向かって流れる」(講談社「少年マガジンKCDX」刊)
脚本:大島里美
音楽:羽毛田丈史
主題歌:スピッツ「ときめきpart1」(Polydor Records)
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作プロダクション:スタジオブルー
製作:映画「水は海に向かって流れる」製作委員会
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社
公式サイト:https://happinet-phantom.com/mizuumi-movie/
公式Twitter:@mizuumi_movie
予告映像
2023年6月9日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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