小野花梨「19年経ってやっと1年目って言えるかな。これから映画界に恩返ししていきたい」「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」
3月10日、グランドプリンスホテル新高輪にて、「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」が行われた。新人俳優賞を受賞した8人のうち、番家一路は、映画初出演&初主演で受賞。それとは対照的に、俳優歴19年目で受賞した小野花梨のコメントが印象深かった。
小野花梨のこれまでの出演作一覧を見ると、TVドラマも映画もほんとに数多く出演しており、俳優としての実績は申し分ない。
2006年、TBS系ドラマ『嫌われ松子の一生』で女優デビュー後、長編映画初主演を務めたのは、映画『プリテンダーズ』で2021年になってから。そして同年後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』にて朝ドラ初出演。
現在も、草彅剛主演のドラマ『罠の戦争』で、草彅演じる主人公で政治家の秘書役で好演している。
直近の映画出演では、今回新人俳優賞を受賞した映画『ハケンアニメ!』や、のん監督・主演の『Ribbon』では、のんが演じる主人公の妹役を演じている。
新人俳優賞:小野花梨『ハケンアニメ!』
羽鳥慎一
受賞の喜びの言葉をお願いします。
小野花梨
5歳からこの仕事をさせていただいて19年くらいになるのですが、いろんなところで「経歴が長いね」って言われるようになった中で、ある方に、「経歴っていうのは、売れてから数えるものだから。」と言われたことがありました。
私は、1年目っていつ言えるのかな?って思っていたところで(涙)、この賞をいただけたので、やっと自信を持って1年目と言えるなって思って、とっても嬉しく思っています。ありがとうございます!
有村架純
役者として長く続けてこられた中で、大切にしていることはなんですか?
小野花梨
こうして見ると、たくさんの方があったかい顔をして、こっちを見ていてくださっていて。そういう方に愛されているなっていうことを実感しながら、いつか自分もそうして愛を返せるような人間になれるようにと毎日思いながら生きることが、この映画界への感謝や恩返しになるのかなと思っています!
羽鳥慎一
小野さん、受賞おめでとうございます!
小野花梨
ありとうございました!
プレゼンター:西島秀俊
おめでとうございます!
皆さんは日本映画の未来です。俳優の人生は長いので、どうか自分を大切に、ゆっくりゆっくり進んでいってください。
なにか悩みごとがあったら先輩たちが、僕も聞きますので、なんでも相談してください。
明日でちょうど東日本大震災から12年になります。被災されたみなさん、世の中でいろんな想いをされているみなさんに楽しんでいただけるように、より一層人生を深く見つめる映画を共に作っていきましょう。
皆さんの将来が輝かしいものであることを心から祈っております。おめでとうございます!
新人俳優賞 受賞者一覧
小野花梨『ハケンアニメ!』
菊池日菜子『月の満ち欠け』
生見愛瑠『モエカレはオレンジ色』
福本莉子『今夜、世界からこの恋が消えても』
有岡大貴『シン・ウルトラマン』
番家一路『サバカン SABAKAN』
松村北斗『ホリック xxxHOLiC』
目黒蓮『月の満ち欠け』
第46回 日本アカデミー賞 授賞式
主催:日本アカデミー賞協会
司会:羽鳥慎一、有村架純(第45回最優秀主演女優賞『花束みたいな恋をした』)
テレビ放送:日本テレビ放送網
ラジオ放送:ニッポン放送
副賞協力:ブルガリ
協賛:サラヤ、横井定
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