
奥平大兼「現実の僕たちにも起こりうる」、出口夏希「純度100%の意味が分かる作品」映画『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント
2025年5月13日、丸の内ピカデリーにて、映画『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベントが行われ、W主演の奥平大兼、出口夏希に加え、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、そして中川駿監督が登壇し、作品の魅力や撮影中のエピソードを語った。
本作は、住野よる氏の累計発行部数80万部を突破した同名大人気小説を映画化。「少しだけ人の気持ちが見えてしまう」という特別なチカラを持つ男女5人の、純度100%の青春ラブストーリー。
イベント【詳細】レポート
イベント冒頭、主演の奥平大兼(大塚京 役)は、初めて観客に作品を見てもらうことについて「ちょっと緊張もしている」と述べ、「映画が少しでも楽しめるようになるような話ができたらいいな」と挨拶した。
出口夏希(三木直子/ミッキー 役)は、「やっとみんなに披露できて本当に嬉しい」と喜びを表し、本作が「純度100%の青春ラブストーリー」であることに触れ、「少しの時間ですけどもよく伝えられたらいいな」と語った。
佐野晶哉(高崎博文/ヅカ 役)は、登壇者と監督の「仲いい空気感がそのまんまこの映画スクリーンでも映し出されてる」と感じ、「僕たちの青春を楽しんで帰っていただけたら嬉しい」と観客に呼びかけた。
菊池日菜子(黒田文/パラ 役)は、試写で作品を見た際の「とんでもない青春映画と収めていいのかという衝撃」を振り返り、「同じような衝撃をきっと味わってもらえるだろうと確信がある」と期待を寄せた。
早瀬憩(宮里望愛/エル 役)は、「本当に本当に素敵な作品に仕上がっていて思い入れのある作品です。皆さんにようやく見ていただけるのがとても嬉しい」と心境を述べた。
中川監督は、本作で「一番自信があることは何かって聞かれたら僕はこの5人のキャスティングだ」と断言し、「役以外でも役者として人として大好き」な5人の「魅力を今日皆さんは存分に味わっていただけたらいいな」と語った。
それぞれの役柄について、奥平大兼は自身が演じた主人公・京について、「自分に引け目を感じている」内気な高校生だが、「ヅカ(演:佐野晶哉)と一緒にいる時は普通の男子高校生として明るくしてる時もあった」と説明した。特に「ミッキー(演:出口夏希)の前だと自分に自信がなくなってしまう部分は、自分の学生時代の経験を重ね合わせながら演じました」と語った。
出口夏希は、自身が演じたミッキーについて、「ヒロインじゃなくてヒーローになりたいクラスの人気者」であるとし、演じる上で「何も考えずにただ楽しくやってたらなんか自分っぽくなっちゃって、私からしたらそれがミッキーっぽいなとも思えました」と、自身に最も近い役であったことを明かした。
続けて、原作の住野よる先生から「バカ可愛いミッキーを演じてください」という手紙をもらったことが役作りのヒントになったというエピソードも披露した。
佐野晶哉は、自身が演じたヅカについて、「分かりやすく言うと土曜日でスクールカーストの一番上の上にいるようなやつ」だと表現したが、「決して嫌なやつではなく、誰とでも分け隔てなく仲良くできるからこその悩みみたいなのがすごく深くある役」だと解説した。
菊池日菜子は、パラを演じる上で「すっごく人間」だと感じたと述べた。「予測不能な言動行動でみんなを書き回すようにキャラクターとして説明されることが多いけど、解釈するにつれて、もうどうしようもないその人間っぽさに愛しく感じるような感覚がありました。パラに出会えたことで私自身としてすごく成長できました」と役との出会いに感謝を述べた。
早瀬憩は、エル役を演じる上で、高校生である自身の経験から「学校に来れなくなってしまうきっかけは分かるなと感じましたし、誰かにとってはすごい些細なことだったりしても、誰かにとってはそれがすごい重要なことだったりするんです。そういう学生ならでは、同世代ならではな部分がすごいリアルに切り取られています」と作品の描写に触れた。
「エルは他のキャラクターに比べて、人に対してはちょっと気分を出せないとか、ちょっと安心できるとか」という相手によって接し方を変える部分があることを意識して演じたという。
中川監督は、キャストそれぞれが役のアプローチが全く異なっていたため、監督からはあまり細かいことは言わず、「みんなの個性が出るように、やりやすい環境作り」を意識したと語り、「一緒に修学旅行してるみたい」な楽しい撮影だったと振り返った。
イベント中盤では、本作のタイトルにかけて、撮影時のそれぞれの「かくしごと」をフリップで発表する企画が行われた。
登壇者それぞれの「かくしごと」は以下の通り。
中川駿監督:「筋トレ」。奥平さんと一緒に新潟のロケ先でトレーニングした。
早瀬憩:「ちょっぴりおとなしくしてました」。L役のイメージに合わせて公式の宣伝などではおとなしく振る舞っていたが、本当はもっと明るいという。
菊池日菜子:「公園で物干し竿をぶん回す」。長い棒を使うシーンの練習のため、夜中に公園で物干し竿を振り回していた。
佐野晶哉:「中川さんからプレゼント」。監督からヅカとパラの重要なシーンのご褒美として筋トレ器具をプレゼントされた。
出口夏希:「でんぐり返し」。学校行事のアクション練習シーンで、でんぐり返しを指示されたものの、途中で止まってしまい恥ずかしい思いをした。
奥平大兼:「喫茶店に行った。おいしかったなぁ…」。新潟での撮影中、学校の目の前にあった喫茶店「ブルドッグ」にマネージャーと立ち寄った。他のキャストや監督は行っていなかったため、これが唯一の「かくしごと」になったという。
続いて、本作の主題歌を担当したちゃんみなからのサプライズメッセージ映像が上映された。
ちゃんみなは、書き下ろした主題歌「I hate this love song」について、「自身の初恋のことを書いた一曲」だと明かし、「言いたいけど言えない、分かってよ!」という「かわいらしい楽曲」だと紹介した。
また、この曲は7、8年前に書いた曲に手を加えて映画に寄り添った内容にしたと述べた。作品について、「大切な人だったりとか、大切な友達だったりとか、ちょっと気になるなっていう人だったりとか、初恋の人だったりとかと皆さん一緒にご覧になってください」とメッセージを送った。
偶然にも原作も企画から公開まで7年かかっていると紹介され、運命的なつながりに驚きの声が上がった。
最後に、奥平大兼、出口夏希、中川監督から観客へメッセージが送られた。
中川監督は、「それぞれの隠し事が何なのか」「それを何で隠さなきゃいけないのか」に思いを巡らせながら見ると「より味わい深い作品になる」と見どころを語り、「もしよかったらたくさん拡散してください」と締めくくった。
出口夏希は、「純度100%の意味が分かる作品です。主題歌と合わせて最後まで楽しんでほしい」と伝えた。
奥平大兼は、「原作ファンや住野氏のファンに、いい映画だったなと思ってもらえる作品です」自信を見せた上で、「登場人物のある気持ちであったりとか行動っていうのは決してフィクションではなく、現実の僕たちがしてもおかしくない行動や気持ち」だと述べ、ぜひ自分に当てはめて見てほしいと語った。
さらに、住野氏が「この作品は自分自身が自分である事を肯定してくれるような作品だ」と語っていたことに触れ、「そんなところも感じながら楽しんでほしい」と作品への想いを語った。
笑いと感動、そして意外な一面が垣間見えたイベントは盛況のうちに終了した。映画『か「」く「」し「」ご「」と「』は、2025年5月30日(金)より全国ロードショー。
■フォトギャラリー
- 早瀬憩/佐野晶哉(Aぇ! group)/奥平大兼/出口夏希/菊池日菜子/中川駿監督
- 奥平大兼/出口夏希/菊池日菜子
- 奥平大兼
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- 佐野晶哉(Aぇ! group)
- 佐野晶哉(Aぇ! group)
- 菊池日菜子
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- 奥平大兼/出口夏希
- 奥平大兼/出口夏希
- 奥平大兼/出口夏希/菊池日菜子
- 奥平大兼/出口夏希
- 奥平大兼/出口夏希
- 奥平大兼/出口夏希
[記事・写真:三平准太郎]
映画『か「」く「」し「」ご「」と「』
『君の膵臓をたべたい』でデビュー以来、数々の人気作を手がけてきた住野よるの同名小説を映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』が5月30日(金)より全国公開します。
本作は、“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100%の尊い日々を描く青春ラブストーリー。
原作は累計発行部数80万部を突破し、2017年の原作発売から若者を中心に根強い人気を誇る。
W主演を務めるのは、『MOTHER マザー』(20)にてスクリーンデビューを果たし、「日本アカデミー賞」など数々の映画賞にて新人賞を総なめし、その後も話題作に立て続けに出演。
さらに、1月クールのTBS日曜劇場「御上先生」でも話題沸騰の今最注目の若手俳優・奥平大兼。引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京を演じる。
底抜けに明るい性格でヒロインよりもヒーローになりたいと願う・三木直子(通称ミッキー)役には、モデルとしての活躍のみならず、映画『赤羽骨子のボディガード』(24)など俳優としても活躍の場を広げ、第46回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した注目度No1の若手俳優・出口夏希。
その他、体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・高崎博文(通称ヅカ)役に、佐野晶哉(Aぇ! group)、予測不能な言動でいつもマイペースな黒田文(通称パラ)役に、菊池日菜子。内気で控えめな性格で、ある日突然学校に来なくなる宮里望愛(通称エル)役に、早瀬憩。
いま最も勢いのある若手キャストが集結した。
メガホンをとったのは、『カランコエの花』(18)、『少女は卒業しない』(23)などを手掛ける新進気鋭の中川駿監督。
それぞれの“かくしごと”が織りなす、もどかしくも切ない物語。
「自分なんて」と引け目を感じている高校生・京(奥平大兼)は、ヒロインじゃなくてヒーローになりたいクラスの人気者・三木(出口夏希)が、気になって仕方がない。三木の親友で予測不能な言動でつかめない存在の黒田文・通称パラ(菊池日菜子)と、明るく楽しそうな彼女を、いつも遠くから見つめるだけ。
そんな三木の幼馴染で京の親友の、高崎博文・通称ヅカ(佐野晶哉)を通し、卒業するその日まで“友達の友達”として一緒にいるはずだった──ある日、内気な性格の宮里(早瀬憩)が、学校に来なくなったことをきっかけに、5人の想いが動き出す───
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 大塚京(演:奥平大兼)
- 大塚京(演:奥平大兼)
- 大塚京(演:奥平大兼)
- 三木直子/ミッキー(演:出口夏希)
- 三木直子/ミッキー(演:出口夏希)
- 三木直子/ミッキー(演:出口夏希)
- 高崎博文/ヅカ(演:佐野晶哉)
- 高崎博文/ヅカ(演:佐野晶哉)
- 高崎博文/ヅカ(演:佐野晶哉)
- 黒田文/パラ(演:菊池日菜子)
- 黒田文/パラ(演:菊池日菜子)
- 黒田文/パラ(演:菊池日菜子)
- 宮里望愛/エル (演:早瀬憩)
- 宮里望愛/エル (演:早瀬憩)
- 宮里望愛/エル (演:早瀬憩)
- 大塚京(演:奥平大兼)
- 大塚京(演:奥平大兼)
- 三木直子/ミッキー(演:出口夏希)
- 三木直子/ミッキー(演:出口夏希)
- 高崎博文/ヅカ(演:佐野晶哉)
- 高崎博文/ヅカ(演:佐野晶哉)
- 黒田文/パラ(演:菊池日菜子)
- 黒田文/パラ(演:菊池日菜子)
- 宮里望愛/エル (演:早瀬憩)
- 宮里望愛/エル (演:早瀬憩)
主題歌:ちゃんみな「I hate this love song」 (NO LABEL MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
(C)2017住野よる/新潮社
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