のん、地上波TVキー局に久々の登場で、縁の深い有村架純と直接対談。そして松本穂香も。「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」
2023年3月10日、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール「崑崙」にて、「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」が行われた。本授賞式で、縁のある女優たちが日本テレビでの放送で会話する貴重なシーンがあった。
今回の日本アカデミー賞授賞式の司会は羽鳥慎一と有村架純。その有村架純は、のんと2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で親子役共演(時代が違うため直接の共演は無い)。そして、松本穂香はその『あまちゃん』を観て女優を志し、有村架純と同じ事務所・フラームに所属するという経緯を持つ。また、のんは劇場アニメ版の『この世界の片隅に』で、松本穂香はTVドラマ版『この世界の片隅に』でそれぞれ、同じ北條すず役を演じるという縁もある。
のんは『さかなのこ』で主演女優賞、松本穂香は『“それ”がいる森』で助演女優賞を受賞し、この日、有村架純とインタビューの形で対談することとなった。その模様が、日本アカデミー賞授賞式で披露されたので、その会話を紹介する。
ちなみに、のんは、“のん”に改名以降、NHK以外の地上波TVキー局での出演は大変めずらしく、今後の地上波TVへの復帰を期待するファンの声もある。
有村架純×松本穂香
助演女優賞・松本穂香『“それ”がいる森』
有村架純
小学校の先生役ということで、松本さん自身が持つ優しさとか強さとか、そういったものを役から感じました。
子どもたちとのシーンが多かったですが、どうでしたか?
松本穂香
子どもたちと一緒に学校の中を逃げ回るシーンがあるんですけど、やっぱり子どもだちが大勢集まると、楽しくなっちゃうのか飛び跳ねる子がいたり、笑っちゃう子もいたりとかで、もう何テイクも何テイクも全力疾走して大変でした。でもほっこりエピソードとして話しています(笑)
羽鳥慎一
そして主演が相葉さんですが、共演はいかがでしたか?
松本穂香
個人的な話しなんですけど、私の母が嵐さんの大ファンでして、コンサートにも行ったことがあったので、そういう話を(相葉さんと)して、今も(嵐さんのメンバーの皆さんは)仲良くされているんですか?じゃないけど、ちょっと裏話というか(笑)、そういう話をしていながら、相葉さんは現場では優しくて、裏表が無い、良い意味で普通なフラットな方で、とても引っ張ってくれていました。
羽鳥慎一
二宮さん、いかがですか?
二宮和也
そうですね。僕らはもう毎日会っているんで。楽しくやっていますよ。
相葉さんが久々の映画がホラーですごい新鮮でしたし。おめでとうございます!
松本穂香
(笑)
羽鳥慎一
あれが二宮さんです。
今回、松本さんにとっては初めての日本アカデミー賞ということですが、楽しみなこと、会いたい方がいらっしゃったとか?
松本穂香
有村さんと同じ事務所に所属していまして、デビューしたときからすごく優しくお世話になっているので、こういう晴れやかな場所に、架純さんと立たせていただくというのが信じられないし、とても幸せです。
羽鳥慎一
有村さんはいかがですか?
有村架純
ずっとデビュー当時から見守ってきましたし、もちろん、スケジュールなど大変なことはあると思うんですけど、どんどん美しくなっていく姿、輝かしい姿になっていくのをずっと見ているので、これからも見守っていきたいなと思います。
松本穂香
ありがとうございます!
有村架純×のん
主演女優賞・のん『さかなのこ』
有村架純
さかなクンをモデルにしたミー坊という役柄で、ほんとに澄んだ瞳で無邪気でとても愛おしいキャラクターに思いました。。オファーを受けたときにどう思いましたか?
のん
最初はビックリしました。さかなクンの役を私がやっていいのか?って。性別を超えてだし、違和感を持たれたらいけないので。
でも、台本を読んでいくうちに、個人的な直感でしかないんですけど、私以外にないって思えて(笑)すごいしっくりきました。
沖田監督が、「男か女かはどちらでもいい」という張り紙をしてくれたんですよ。それがすごく勇気になって、「あ、どっちでもいいんだ。お魚が好きなミー坊を演じればいいんだな。」ってストンと心に落として演じることができました。
羽鳥慎一
ということは役作りは難しくなかった?
のん
めちゃめちゃ研究しました。さかなクンの動画を見て、どんな動きの特徴があるんだろうとか、テンションの上がり方とか。(さかなクンは)1回ゼロになってから、一気に100に上がるんです。
学ランの時のさかなクンまでさかのぼって見たり。
その動画を見ているうちに、ミー坊の“好き”には複雑さが無いんだなってことに気づいたんです。ネガティブな感情に影響されない“好き”がある。そのくらい純度の高い“好き”を持っているんだっていうのを元にセリフを解釈していきました。
羽鳥慎一
ほんとに好きなことを好きであり続けることの大切さを感じました。
のん、久しぶりの地上波TVキー局出演はレッドカーペット!
主演女優賞を受賞したのは、のん、吉岡里帆、広瀬すず、倍賞千恵子、岸井ゆきの。この組でレッドカーペットを揃って歩いた。
第46回 日本アカデミー賞 授賞式
主催:日本アカデミー賞協会
司会:羽鳥慎一、有村架純(第45回最優秀主演女優賞『花束みたいな恋をした』)
テレビ放送:日本テレビ放送網
ラジオ放送:ニッポン放送
副賞協力:ブルガリ
協賛:サラヤ、横井定
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