坂ノ上茜

【インタビュー】坂ノ上茜「俳優もバラエティも楽しくやっていきたい」主演映画『愛ちゃん物語♡』

ポップでラブリーな世界観がとっても新しい新時代の人間賛歌ムービー『愛ちゃん物語♡』(7/29公開)に主演する坂ノ上茜。2022年になって『ぬけろ、メビウス!!』などの主演作が公開されるなど俳優としても注目な彼女に、3年前の撮影当時の思い出と“今”を聞いた。

映画『愛ちゃん物語♡』は、大野キャンディス真奈が、2年の構想・製作期間を経て完成させた長編初監督作品。2021年のぴあフィルムフェスティバルでエンタテインメント賞(ホリプロ賞)と映画ファン賞(ぴあニスト賞)をW受賞、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞を受賞する等、各地の映画祭を席巻し遂に劇場公開される。
東京藝術大学に通う新進気鋭のギャル監督が贈る新時代の人間賛歌ムービーで、ポップでラブリーな世界観を、主演の坂ノ上茜が見事に体現している。

愛ちゃん物語♡

©「愛ちゃん物語♡」作品チーム

坂ノ上茜 インタビュー&撮り下ろしフォト

■監督の個性がこの作品に投影されている

-『愛ちゃん物語♡』の撮影時期は約3年前だそうですが、16歳の女子高生の役柄についてはどうでしたか?

坂ノ上茜
まだ制服を着ていいんだって思いました(笑)
制服と言ってもギャルみたいな派手めのものから地味なものまでいろいろ着れて楽しかったです。

坂ノ上茜

坂ノ上茜

-本作はかなりポップな雰囲気ですが、台本を最初に読んだ時の印象は?

坂ノ上茜
文面からも伝わるワイワイ感と、大野監督ご自身が脚本も書かれているから、字面から伝わるニュアンスがアイドルっぽいところがあって、セリフも大野監督が言ってそうな言葉遣いで、自分ではなかなか使わない言い回しもあったから、面白いなって思いました。

-演じられた「愛ちゃん」はどんな女の子だと解釈されましたか?

坂ノ上茜
素直で明るい子です。最初はお父さんに束縛されて自由を知らずに育ったけど、聖子(演・黒住尚生)さんに出会ってからは、もっと楽しく過ごしていきたいと思うようになっていきます。

愛ちゃん物語♡

場面写真(黒住尚生/坂ノ上茜)©「愛ちゃん物語♡」作品チーム

-大野キャンディス真奈監督からはどういう演出がありましたか?

坂ノ上茜
その場で出てくるものを大事にしたいという方だったので、細かくきっちりというよりかは、(監督のモノマネをしながら)「とりあえずやってみて。」「それいいじゃん!やってみようよ♪」っていう感じで、現場の中から生まれるものから作ることが多かったかもしれません。

-今、監督のモノマネをしながらお話いただきましたが、監督の印象は?

坂ノ上茜
とても明るくて“陽”だけど、まっすぐな感じは愛ちゃんみたいだなと感じました。

-その愛ちゃんを演じるにあたって心がけたことや取り組まれたものは?

坂ノ上茜
監督が愛ちゃんみたいだと思ったので、監督を見てました。喋り方とかノリの感じとか、答えは監督だなと思っていたので。だから監督のマネしちゃうんだと思います(笑)
それほど監督には愛ちゃんと近しいものを感じました。監督の個性がこの作品に投影されていると思います。

坂ノ上茜

■自主制作映画ならではの段取り

-完成した映像を観た時はどう感じましたか?

坂ノ上茜
そもそも完成したものを観たのが1年前の映画祭に出品するタイミングが初めてだったんです。それまで撮影したものの観れていませんでしたし、アフレコも撮影から1年後というゆっくりしたペースでした。
監督は東京藝術大学で油絵を勉強されていて、現場の色使いのポップさも可愛いなと思っていたんですけど、編集時のカラーグレーディング(映像色彩補正)でさらにグっとキュートになって、すごい!って思いました。自分の想像をはるかに超える仕上がりになっていて感動しました。

-撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

坂ノ上茜
自主制作映画ということもあるんだと思いますが、段取りが自由だなと思いました。
商業作品だと、カメラワーク確認して、ドライ(=ドライ・リハーサル。カメラ無しの始めから終わりまでのリハーサルのこと)やって本番という段取りを踏みますが、『愛ちゃん物語♡』の場合は、ドライも何もしないで「1回ノリでやってカメラも回しちゃおうよ♪」って進めることが多かったので、こっちとしては「えっ?もう(カメラを)回すの?」「どうしようどうしよう」となったりしつつ、でも、その一発撮りだったからこそ出た新鮮なものがあったのかなと思います。

坂ノ上茜

-聖子役の黒住さんとの共演はいかがでしたか?

坂ノ上茜
自主制作映画の現場に戸惑って不安を感じていた私に、「こういうやり方の作品がもしかしたら映画祭で賞を獲ったりもするからさ」っておっしゃってくれて、その時はそんなものかなぐらいにしか思ってなかったんですけど、(その後ぴあフィルムフェスティバルでW受賞)言ってたとおりだって今になって理解できましたし、黒住さんには助けられました。

愛ちゃん物語♡

場面写真(坂ノ上茜/黒住尚生)©「愛ちゃん物語♡」作品チーム

-さまざまなメイクや衣裳で登場されますが、特にテンションが上ったものはありましたか?

坂ノ上茜
ポスターの写真の衣裳はとても可愛いと思います。愛ちゃん!って感じで。
劇中も私服じゃ着ないような衣裳がとても多かったので、新鮮だし、似合っているな?って心配にもなったけど(笑)、周りの方は「可愛い!」って言ってくれてたので嬉しかったです。
衣裳スタッフの女の子がほんとうにお洋服が好きで、それぞれの衣裳のブランドや作りを教えてくれたりしました。そういうスタッフの方々も大野監督のお知り合いで学生だったりもするんですが、映画づくりは初めてでも、お洋服が大好きな子、メイクが大好きな子、そういう好きが溢れたスタッフさんたちが作ったからこそ、“好き”に特化した作品になったのかなと思います。

愛ちゃん物語♡

ポスタービジュアル

■俳優もバラエティも楽しくやっていきたい

-今年は、『愛ちゃん物語♡』と『ぬけろ、メビウス!!』と主演映画作品の公開が続きますが、それについて改めて思われることはありますか?

坂ノ上茜
とてもありがたいです。メインキャストとして、作品の物語に深く関われるのは演じていて楽しいなと思います。

-今後も俳優に力を入れていきたい感じでしょうか?

坂ノ上茜
俳優もバラエティもどちらも好きでやらせていただいてますし、楽しくやれたらなと思います。

坂ノ上茜

-今の道に進まれたきっかけは?

坂ノ上茜
熊本に住んでいた13歳の時に今の事務所の全国オーディションを受けたのがきっかけです。
もともとテレビっ子で、特にドラマに影響される子だったんです。クールごとにいろんなドラマがありますが、ぜんぶ楽しそうって思って、こんなにワクワクさせてくれるテレビの世界ってどんな感じなんだろう?っていう興味があったからです。

-俳優として今後、挑戦してみたい作品ジャンルや、キャラクターはありますか?

坂ノ上茜
時代劇だったりとか和服を着たお芝居をしてみたいです。きっと所作や言葉の言い回しなどは難しいと思うんですけど、日本人に生まれたからこそ、和服を着て時代劇のお芝居に挑戦してみたいです。

■素肌でいられるために

-バラエティだと、お酒を飲む番組が多いですよね。

坂ノ上茜
はい。好きが高じてお仕事に繋がってありがたいです。お酒はなんでも好きなんですが、家で一人で飲むというよりは、人と一緒に飲むのが好きですね。
でも『愛ちゃん物語♡』がオールアップした日は、最寄駅に着いて酒屋さんに寄ってお酒を買って飲みながら帰りました(笑)マネージャーさんにも「撮影終わりました!」って写真を送って(笑)

-普段、好きなことはありますか?

坂ノ上茜
スキンケアが好きで、ぜったいにニキビ一つ作りたくないと思って、気になる商品があったら買って試したりしてるので、おうちの中にズラリとスキンケア商品が並んでます。メイクにはそんなに興味が無くて、素肌でいられるためのスキンケアに注目してますね。

-最後に『愛ちゃん物語♡』をこれからご覧になる方へのメッセージをお願いします。

坂ノ上茜
この映画は、いろいろ悩んでいることが「ま、いいか」って思えるような、映画館を出た後にハッピーになれると思います。息抜き感覚でもいいので是非劇場にお越しください!

坂ノ上茜

■撮り下ろしフォトギャラリー

坂ノ上茜(さかのうえ あかね)プロフィール
「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で俳優・ルックス部門賞を受賞。
2015年、テレビ東京「ウルトラマンX」のヒロイン・山瀬アスナ役で女優デビューを果たす。
ドラマTBS「チア☆ダン」、映画『見えない目撃者」『きみの瞳が問いかけている』、LINEドラマ「昔、好きだった人からLINEが届いた。」、月9ドラマ「監察医 朝顔」になど話題作に出演。
2021年3月にTBS「王様のブランチ」レポーターを卒業。現在BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」にレギュラー出演中。
2022年は主演映画『愛ちゃん物語♡』(大野キャンディス真奈監督)、主演映画『ぬけろ、メビウス!!』(加藤慶吾監督)など待機作が多く控えており、女優にバラエティ番組出演と幅広く活躍している。

[インタビュー・写真:三平准太郎/メイク:つばきち/スタイリスト:豊島今日子]


撮影データ:Nikon Z9、Godox AD300Pro ほか

映画『愛ちゃん物語♡』

INTRODUCTION
「歴史から消えた小野小町」(2017)がカナザワ映画祭や東京学生映画祭で話題となった大野キャンディス真奈が、2年の構想・製作期間を経て完成させた長編初監督作品。2021年のぴあフィルムフェスティバルでエンタテインメント賞(ホリプロ賞)と映画ファン賞(ぴあニスト賞)をW受賞、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞を受賞する等、各地の映画祭を席巻し遂に劇場公開!
ポップでラブリーな世界観のなか、新進気鋭のギャル監督が贈る新時代の人間賛歌ムービー!

STORY
愛ちゃん(16)は、仕事人間であり毒親の父、鉄男に過度に束縛され、自由を知らずに成長した。父とは一緒に食事もせず、メールだけの仲。友達もおらず、オシャレも知らない愛ちゃんは、ある日偶然、聖子さんと出会う。文化も生活も異なる2人は一緒に過ごすなかで、家族のようで友達のような関係になっていく。しかし、聖子さんにはある秘密があって…
普通って何?家族って?愛って?ひとりぼっちだった愛ちゃんが見つけた「♡」とは?

出演:坂ノ上茜
黒住尚生 松村亮 森衣里 林田隆志 西出結 上埜すみれ 竹下かおり 山根真央 大門大洋 及川欽之典 心結 保土田寛

監督・プロデューサー・脚本・編集:大野キャンディス真奈
撮影:澤木宥吾 小島翔 呉大雅俊 小畑智寛 田村悠
助監督:Ryo Matsumura 竹井啓悟
制作担当:山口小百合
録音:小畑智寛 野木亮太朗
美術:博徒出陣さほこ
スタイリスト:髙橋あみ
音楽:石川柚太 中島直樹 須藤佳帆
ポスターデザイン:古瀬彩香
アソシエイトプロデューサー:Monica 久米修人
共同プロデューサー:和田有啓
製作:「愛ちゃん物語♡」作品チーム
配給:Atemo
2021年/ビスタ/5.1ch/DCP/88分
©「愛ちゃん物語♡」作品チーム
公式サイト:https://aichan.atemo.co.jp/
公式Twitter:@lovelylittleai
公式Instagram:@lovelylittleai

7月29日(金)より全国順次公開

愛ちゃん物語♡

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