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ミュージカル「カーテンズ」

城田優「9キロ痩せた!」菅井友香(櫻坂46)&三浦翔平ミュージカル初挑戦「カーテンズ」初日前会見

2022年2月26日、東京国際フォーラムホールCにて、ミュージカル「カーテンズ」初日前会見が行われ、演出・主演:城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平が登壇。初日前の意気込みや稽古の苦労エピソードや本作の見どころなどを語った。(動画&フォト)

本作は2007年3月にブロードウェイで開幕。2007年のトニー賞では、主演のデビッド・ハイド・ピアーズ が主演男優賞を受賞した他、作品賞、脚本賞、作詞作曲賞、演出賞、主演女優賞、助演女優賞の計8部門でノミネートされるという高評価を得た作品だ。日本では2010年に上演されているが、今回は別カンパニーとして、城田優の演出・主演で新たに上演される。

会見レポート

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-初日を迎えるにあたっての今のお気持ちをお聞かせください。

城田優/演出・主演 チョフィ役
あついに来てしまったなというところでございます。もちろんワクワクしているところもあるんですが、やはりコロナ禍での稽古というのは非常に制限も多く、正直なところもっと時間がほしい、それはどのカンパニーにおいても、どの作品においても、きっとみんなが初日を迎えた時に、もっと稽古したいって思うことではあるとは思うんですが、いつにも増してその感覚はあります。
素敵なキャスト、スタッフの皆さんに支えられながら、演出家としてもそうですし、主演としてもようやくチョフィという役が身体に入ってきたというところですので、あとはもう皆さんに乗っかりつつと言いますか、一生懸命精いっぱい、こんなご時世の中で足を運んでくださる皆様のために精いっぱい歌って踊ってお芝居して、楽しいハッピーな時間をお届けできるようにと、もうその一言に尽きます。

ミュージカル「カーテンズ」

城田優

菅井友香(櫻坂46)/ニキ役
ついに来たんだなっていう、なんか今も夢なんじゃないかって思うぐらい不思議な感じがします。初日ですもんね。

城田優
夢です。

菅井友香
夢ですか。起こしてくださいね。
本当にそれぐらい夢心地なんですけど、緊張と共にこうして、こんなご時世の中初日を迎えられるのかっていう不安もあったので、その中でできることは、徹底して感染対策してくださったスタッフの皆さん、キャストの皆さん、そしてずっと引っ張ってくださった城田さんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
なのでこれをパワーに変えて、今日は初ミュージカルで、体当たりで色々挑ませていただくので、楽しみにしていただけたらなと思います。

ミュージカル「カーテンズ」

菅井友香(櫻坂46)

三浦翔平/ボビー役
まずこのようなコロナウイルスが流行ってる中、幕が開けれることに大変嬉しく思います。
そしてこの稽古場で培ってきたものを、今日初日ということで皆さんの前にお届けできることを全力で我々はパフォーマンスをします。
けれども、正直、まだもっと稽古したかったなっていうのは心の声ではありますけれどもあります。
まずは初日、無事に終えれるように精いっぱい頑張りますので是非見届けてください。

ミュージカル「カーテンズ」

三浦翔平

-城田さんに質問です。演出兼出演で務められてのご感想をお願いします。

城田優
こんなこと言っていいのか分かんないですけど、日々後悔。
っていうぐらい、やっぱり他のスタッフキャストを含め僕にしか分からない大変さがあります。この2人を見ていても。
僕は過去にも「ファントム」という作品でも演出兼出演をやってはいるものの、その時は一度演じたことのある作品だから、具体的なプランを持って演出できました。
でも、「カーテンズ」は、新作に飛び込む形だったので、台本の直しも十回以上やってます。少々難解な部分がありますので、とにかく観に来てくださる方へがどうしたら一番楽めるか、どうしたら一番分かり易いかを考えるからです。
そして、美術の打ち合わせ、衣裳の打ち合わせ、本来演出家さんがされる仕事も並行してやりながら、膨大な量のセリフとの戦いというのがなかなかしんどくてですね、毎日家に帰ってからの城田優は外じゃ見せられないレベルにもうヘロヘロでした。
1月3日の休み明けから今朝までに、体重が9キロ減りました。

ミュージカル「カーテンズ」

三浦翔平
日に日に痩せたよね。

城田優
でも本当にやりがいがありますし、僕がこの演出・主演をやろうと思った理由は、やはり新たなチャレンジを誰かがしていったことで、そこに触発されて、また新たなエンタテイナー、クリエイターが育っていったり、いや、城田なんか面白くねぇ、私の方が面白くできる、僕の方が作れるっていう、切磋琢磨じゃないですけど、お互いに刺激し合いながら、よりこのエンターテイメントシーン、特にミュージカルシーンを盛り上げていきたいなっていう思いもあって、色々とビックマウスになってみたりだとか、こういうチャレンジングなことを、これからも勿論続けていくつもりではあります。
けれども、やっぱりその中に入ってみると、正直並々ならぬと言いますか、二足のわらじと言いますけども、二足のわらじどころじゃないレベルの重圧と責任とプレッシャーの中にいるのは事実です。
でも、先ほども申しましたように本当に素敵なキャスト、スタッフが常に私を全力でサポートしてくださっていたので、今日の初日もこれからも、もちろん僕自身も主演として引っ張って行きたい気持ちはありますし、とにかく皆さんの波に乗っかって、最高のこのカンパニーで素敵な時間を皆さんにお届けできればと思っております。

ミュージカル「カーテンズ」

ゲネプロ

-ミュージカル初挑戦の菅井さん、三浦さん、今のお気持ちをお聞かせください。

菅井友香(櫻坂46)
ずっと私自身、(観る側として)舞台やミュージカルにすごくパワーをいただいてきて、その中で今回初めてミュージカルに挑戦するっていう、本当に信じられない幸せな機会をいただいて嬉しさと同時に、でも自分の実力が本当に足りないっていうことを日々実感して、もう一分一秒も無駄にできないという気持ちで、日々トレーニングをしてきました。
やっぱりお稽古に入ってからも、まず心を解放するっていうところから難しいんだなっていうことを実感しました。
その中で、先生方やキャストの皆さん、そして城田さんが本当に優しく丁寧にサポートしてくださって、私は皆さんを信じて全てを受け止めて、スポンジになったつもりで日々吸収するようにして今日まで来ました。

ミュージカル「カーテンズ」

三浦翔平
もうワクワクとドキドキが止まらないですね。正直こんなに大変なんだなっていうことを知りました。
稽古期間もそうですし、ミュージカルならではの音のきっかけだったり、セリフのきっかけで音が入ったり、音に合わせての振り付けだったり、新しい刺激を勉強させてもらいました。
やっぱり一緒にやっている先輩たちのことを見ると、めちゃくちゃ上手いしバケモンだなと思いますし、そういう中で自分の力量がやばいなっていうのを肌で実感してます。
でも幕が開けたからには下手くそなりに最大限頑張ります。
芝居に関しては、城田演出家の言う通りにはいやってきたので、そこは信じて今日一生懸命やりたいと思います。

ミュージカル「カーテンズ」

-城田さん、ミュージカル初挑戦の菅井さんと三浦さんへ演出しての思いや、お二人の注目ポイントを教えてください。

城田優
かねてからミュージカルに挑戦したいと言っていたお二人なので、熱量は高い状態で入ってくれました。
菅井さんは、ご自身でもおっしゃってたように、まず心を解放するところから始めようということで、何やらされてるんだろうっていうような、たとえばとにかく全力で一回ジャンケンしてみようみたいなことを毎日やったりとか、みんなにタメ口で喋るぐらいの気持ちでとにかく距離を詰めていこうみたいな。やはり(菅井さんは)とても品が良くて、おしとやかで、普段から多分ファンの方たちが想像している通り、もしくはそれ以上にしっかりされているし、グループのキャプテンとしてシャキっとしてなきゃいけないっていう時間が多かったせいか、完成されてしまっていたので、まずはほぐしてあげるところから始まったんです。
初日の本読みの音源を今日聞いたら、きっとびっくりしちゃうくらい、私が言うのはおこがましいですけども、すっごく成長しました。
それはもう僕らだけでなく、今ここにいない関係者の皆さんも「菅井さん、すごく伸びましたね」とおっしゃいます。
やっぱりミュージカルって本当に難しいですよ。本当に難しいエンターテイメントのジャンルの一つだと僕も思いながら二十年やっています。
そんな中でこのミュージカルに挑戦するっていうことの難しさやプレッシャーは、僕自身が誰よりも分かっているつもりですし、そんな僕がお二人に、できる範囲で彼らが最大限魅力的に見えるようにという方向で、それぞれの役を一緒に追求していったんです。
とにかく菅井さんに関しては、ニキ・ハリスという役を敢えて演じ過ぎず、これはどの役においてもそうですけど、彼女が元々持っている部分、が非常に役立つなと思いまして、そして今回は劇中劇なので、一層と二層と呼んでいますけども、現実の世界と劇中劇の世界と分けなければならないので、ただでさえ一つの役を演じるの大変なのに、さらに使い分けて演じなきゃいけないってところもあり、そこも彼女は一生懸命に、時間があれば僕のところにお話を聞きに来るという日々でした。
その甲斐あってどんどん声が出るようになっていったし、どんどん表現も豊かになっていきました。
そして、初日から更に伸びていくと思います。なので非常に期待しております。

ミュージカル「カーテンズ」

城田優
翔平は、それこそ僕の作品をここ十年ぐらいはほぼ観てるよね。それぐらいミュージカルがとても好きで、いつも観に来てくれて、的確な感想や、こうだったよって厳しいことも良いことも言ってくれるくらい公私とも仲良くしてるんですけど、今回そんな翔平にお誘いしたところ、是非やりたいって言ってくれたんです。
最初はそれこそ
友だち同士なんだけど、今作では僕が彼に指導する立場。ノーを出したり、こっちの方がいいんじゃないかって言う立場を考えた時に、もしかしたら途中バトルなって思ったんですよね。
翔平はこだわりもあり、芯がある人なので、そこの不安があったんですけど、いざ始まってみたら、翔平は「今回は俺はとにかく全部あなたの言うことを聞いて自分なりにそれを解釈してやっていきたい」と言ってくれて、信頼してくれていることが何よりもそれが本当に嬉しかったです。
振り付けをほぼやったことが無い彼に、振付家という役をお願いしたことは心苦しいところはありますが、でもそんな中で、彼は非常に輝いていますし、彼も同様に稽古場で居残り稽古して、どんどん成長していく姿を見ていきながら、ある日気づいたら出来なかった技ができるようになっていたり、とても説得力のあるボビーという役を演じてくれています。
彼が元々ずっと芝居を重ねて培ってきた実力は、必ずこの舞台上でも出ていますし、ボビーの心情の部分を表現した彼の繊細なお芝居から、ダイナミックな動きまで、ファンの皆さんのみならず、ミュージカルを楽しみに観に来てくださる方が、すごいってって思ってもらえると思います。
翔平も初日からどんどん伸びていくと思います。それが生の舞台の良いところだと思っていますし、おそらく初日を観たお客様と千秋楽を観たお客様は、まったく違う舞台を観ることになると思いますし、これはどの作品でもそうですし、僕も常日頃から、2回ご覧になる方は初日と千秋楽がおススメですと常に言ってきていることです。

ミュージカル「カーテンズ」

-皆さんそれぞれから見どころを1ポイントずつご紹介ください。

城田優
私は常日頃から同じ話をしてきましたが、ミュージカルというものは特に今回においては、歌・芝居・ダンスというこの三つの大きな要素、どのミュージカルにもあることですけども、この三つの要素がいかに滑らかに切り替えられるかっていうところが自分の中ではミソだなと思っていますし、そんな作品を作れるようにずっと自分なりに尽力してきたので、この「カーテンズ」においても、お芝居と歌とダンスが一つのちゃんとした物語の中で融合している、完結している作品にしたいと思って作ってきました。
同時に“二層”という劇中劇もあるので、そことの差を出すっていうことも非常に難しいので、是非お客様にはその一層と二層と我々が呼んでいる普段の現実世界のボビーやニキやチョフィ、そして演技をしている時のボビーやニキや他のキャスターたちの違いだったりも楽しめる一つの要素です。

ミュージカル「カーテンズ」

ゲネプロ

菅井友香(櫻坂46)
カンパニーの中で起こる事件が物語となっていますが、その中で一人一人の人間性がしっかり作られているので、人間模様が見どころです。
最後まで事件の犯人を予想しながら見ていただくのが楽しいかなと思います。
あと、音楽も大好きで華やかです。個人的に馬が大好きなんですけど、その馬が走ってそうな躍動感のある華やかな音楽が心躍るので、そこも楽しんでいただけたらなと思います。

ミュージカル「カーテンズ」

ゲネプロ

城田優
その馬が走ってるようなナンバーって何?

菅井友香(櫻坂46)
「カンザスランド」です。

城田優
なるほど、そりゃそうだな。

三浦翔平
見どころは、今二人が言ったことに尽きるでしょ。
個人的に好きなところは「ショーピープル」というナンバー。ザッツ・エンタテインメントと言いますか、光輝いた中でみんなが笑顔になれるナンバーです。是非そこを注目して観てほしいと思います。

-最後にこれからご覧になるお客様へメッセージをお願いします。

三浦翔平
こういう状況の中、足を運んでくださってくれるお客様に対して、最高のパフォーマンスでお返ししたいと思いますので、初日から千秋楽まで日ごとにいろんな発見があると思いますので、是非一回ならず二回三回と足を運んでいただけたら幸いです。ぜひ楽しみにしてください。

ミュージカル「カーテンズ」

ゲネプロ

菅井友香(櫻坂46)
改めましてこの状況の中、劇場に足を運ぶという選択をしていただく皆様に感謝しています。
来ていただいたからには夢のひとときをお届けしたいなと思っています。
ひとつひとつの公演をこれが最後かもしれないという思いで全力でミキを生きさせていただきますし、皆さんのことを信じて私も精いっぱい努力しますので、是非この作品を楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします。

ミュージカル「カーテンズ」

ゲネプロ

城田優
我々は非常に幸運なことに、こうして初日を無事に迎えることができましたが、今菅井さんからもあったように、これがいつまで続くかということはもちろん保証はありません。明日止まるやもしれない、来週止まるやもしれない、そんな中でとにかく我々は今できるベストパフォーマンスをお客様にお届けして、我々が信じているエンターテイメントの力、エンターテイメントには心を救う力があるんだというエネルギーを信じて、足を運んでくださった皆さんには、この時間だけは現実世界の不安なことや心配事を全部忘れてもらって、「カーテンズ」というエンタテイメントにどっぷり浸かっていただいて、素敵な感情でお家まで帰っていただければと思います。そして翌日以降のエネルギーの糧にしていただければと思います。
カンパニ一度精いっぱい心を込めて上演させていただきますので、最後の最後まで「カーテンズ」をよろしくお願いします。

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■ゲネプロフォトギャラリー

■会見フォトギャラリー

[写真:安田寧子/動画・記事:桜小路順]

ミュージカル「カーテンズ」

あらすじ
舞台は1959年のボストン・コロニアル劇場。新作ミュージカル「ロビン・フッド」はブロードウェイに向けトライアウト公演の真っ最中。主演女優のジェシカは才能は無いのにプライドだけは高く、評判が悪かった。
そんななか、公演初日にジェシカが舞台上で何者かに殺害されるという事件が発生した。
駆けつけたミュージカルオタクの警部補、フランク・チョーフィ―(城田優)は事件の解決を急ぎながらも、その舞台作品が気になりはじめ、事件同様に舞台の内容に首を突っ込みはじめる。
新人女優のニキ(菅井友香)、看板俳優のボビー(三浦翔平)、作詞家のジョージア(瀬奈じゅん)、作曲のアーロン(岸祐二)、プロデューサーのカルメン(原田薫)、カルメンの娘で女優のバンビ(中嶋紗希)、演出家のべリング(宮川浩)など、出演者、スタッフ全員が容疑者!?というなか、第二の殺人事件も発生。犯人はいったい誰なのか…

原作:ピーター・ストーン 脚本:ルパート・ホームズ 作曲:ジョン・カンダ― 作詞:フレッド・エップ
追加歌詞:ジョン・カンダ―&ルパート・ホームズ 演出:城田優 翻訳・訳詞:福田響志

出演:城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平、原田薫、岸祐二、中嶋紗希、宮川浩、瀬奈じゅん/
中西勝之 米本学仁 高橋卓士/井上花菜、小山侑紀、坂元宏旬、竹内真里、茶谷健太、常住富大、
伯鞘麗名、福田えり、堀江慎也、横山達夫

日程:東京公演 2022年2月26日(土)~3月13日(日) 東京国際フォーラムホールC 20回公演
主催:フジテレビジョン、キョードー東京
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799 (平日:11時~18時 土日祝:10時~18時)

大阪公演 2022年3月18日(金)~3月22日(火) 新歌舞伎座 7回公演
主催:関西テレビ放送、キョードー大阪
お問合せ:キョードーインフォメーション(月~土11時~16時、日祝は休み)

愛知公演 2022年3月26日(土)・27日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール 2回公演
主催:東海テレビ放送、キョードー東海
お問合せ:キョードー東海 052-972-7466(日・祝除く 月~土:10:00~19:00 )

【ぴあ最速抽選先行】2021年11月1日(月)正午より(東京公演) https://w.pia.jp/t/curtains2022/
チケット一般発売:2021年12月18日(土)10:00~
※未就学児入場不可
公式HP:https://www.curtains-musical2022.jp
公式Twitter:@curtains2022

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