高橋文哉

【インタビュー&撮り下ろしフォト】高橋文哉「役にも自分にも素直になって全力で向き合いたい」

映画『牛首村』(2/18公開)でKōki,演じる双子の姉妹・詩音に強い想いを抱く将太役を演じた高橋文哉。現在「ドクターホワイト」で研修医として出演中など、俳優として大きくステップアップしている彼に、『牛首村』のこと、自身のことについて話を伺った。
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高橋文哉インタビュー&撮り下ろしフォト

■これからはホラー映画も観ようと思えるようになった

-高橋さんは、普段、ホラー映画はご覧になられますか?

高橋文哉(倉木将太/くらきしょうた 役)
最後までちゃんと観たのは『牛首村』が初めてです。怖がりなのでこれまで避けてきました。

高橋文哉

高橋文哉

-そういう中で本作に出演されていかがですか?

高橋文哉
この映画に出させていただくことが無かったら、ホラー映画と向き合うことはなかったので、とてもありがたい経験をさせていただけたと思っています。
でも台本を読みながらヒヤっとしたり、ウワーって言ったりしてました(笑)
撮影現場も暗いところはちょっと苦手でしたが、明るい雰囲気で撮ってたので、そこは助かりました。

-12月の会見で清水監督の『樹海村』も『犬鳴村』も冒頭で観るのを挫折したとおっしゃってましたが、『牛首村』の撮影を終えて、改めて他のホラー映画作品についてはいかがですか?

高橋文哉
観たいと思うようになりました。『牛首村』を観た時に今まで感じたことのない感覚、満足感があったので、他のホラー映画にも作品ひとつひとつの味があるのではと思うようになったからです。
それこそ、まずは『樹海村』と『犬鳴村』を最後までちゃんと観ようと思います(笑)家族も全員ホラー映画が苦手なんですが、家族や友だちと一緒に。

■“将太”には尊敬するところがたくさんある

-役作りなどで取り組まれたことがあれば教えてください。

高橋文哉
将太を演じる上で一番大切にしていたのは、詩音(演:Kōki,)への想いだと僕は思っています。それが将太の行動の原動力になっているからです。その感情のグラデーションを意識しながら演じました。

-将太に共感できる部分はありますか?

高橋文哉
無いです。僕が高校生の時に、同じ境遇に置かれたとして、将太ほどに覚悟を決めた行動に出て、人と戦い、人を信じるという勇気を果たして持てたかどうか。将太のように冷静な行動はできなかったかもしれませんし、尊敬するところがたくさんあります。

-嵐のような大雨の駅のホームでのシーンがとても印象的でした。特に将太はここで大きく感情を表に出したように思います。

高橋文哉
台本を読んだ時点でも、このシーンは将太にとってとても重要だと思っていたので、撮影前からソワソワして緊張はしていました。将太は、高校生ながらもさまざまなことを考えていて、そして詩音に対する想いがピークに達する場面でもあったからです。

高橋文哉

■「最後に将太は裸になって」

-清水崇監督の演出は?

高橋文哉
清水監督は役者にすごく向き合ってくださる方で、一緒に作っている感覚がとてもありました。将太というキャラクターが固まるのも遅かったので、だからこそ清水監督とたくさん話しました。

-撮影は順撮りですか?

高橋文哉
それが違うんです。でも、撮影前に清水監督がそのシーンの前提を丁寧に説明してくれたので、とてもイメージしやすかったです。ただ、どういうお芝居をするかは役者に任せてくれました。

-一方で清水監督は真面目な話の中、さりげなくボケを入れてこられるとも伺いました。萩原利久さんは最後までそれに対応できなかったとおっしゃってますし、高橋さんも「変身しろ」と言われたりとか。

高橋文哉
そうなんです!僕も最後までそのボケに対応できませんでした(笑)
たとえばシーンや役について、とても真面目に説明いただけるので、真剣に話を聞いていたら、「そして最後に将太は裸になって」と気づいたらボケられてて。それがボケだとこちらが気づくまでに時間差があってそうやって翻弄されながらも楽しんでやってました(笑)

高橋文哉

■Kōki,ちゃんは魅力溢れる方

-Kōki,さんの印象は?

高橋文哉
Kōki,ちゃんはほんとにすごいなって思わされる日々でした。ご本人は緊張やいろんなプレッシャーなんかもあったと思うんですけど、それをこちらにまったく感じさせずに現場でドーンとしっかり主演として意識されていて、その背中を見させていただきました。
かと思えば、撮影の合間でプライベートな会話している時は笑顔がとても素敵で、魅力溢れる方です。

-たとえばどんな会話をされましたか?

高橋文哉
身体にいい食べ物の話とかしてました。Kōki,さんがどんなものを食べてるのか気になりません?朝起きて、何をしてから家を出るのかとか、そういうことを聞いてました(笑)

牛首村

場面写真(高橋文哉/Kōki/萩原利久) ©2021「牛首村」製作委員会

■2021年はたくさんの役と出会えた

-インスタグラムで「2021年は出会いと学びの1年でした。自分が想像していなかった景色を見せて頂いてます。」と書かれてましたが、どういう学びがありましたか?

高橋文哉
仮面ライダーをやっていた時は、ほとんどそのひとつの役でしたが、2021年は、1年を通してたくさんの役と出会えたので、それぞれの役を演じることによって得られる学びがたくさんありました。

-仮面ライダー50周年という歴史の1ページに高橋さんが存在されていることも想いがあれば教えてください。

高橋文哉
50年の歴史の1ページとして、そして令和時代最初のライダーを演じられたのはとても光栄ですし大切な財産だと思っています。それは、やっている時よりも終わってからの今の方がその重みを感じています。

-2022年は、さっそくカンテレ・フジテレビ系 ドラマ「ドクターホワイト」が放送開始となり、高橋さんご自身も好発進されているのを感じますが、2022年含む今後の抱負をお聞かせください。

高橋文哉
役を演じる上で、役との境界線を引きすぎず、自分と照らし合わせながら、役にも自分にも素直になって、ひとつひとつのお仕事に真摯に全力で向き合いたいと思います。

-最後に『牛首村』の見どころとPRメッセージをお願いします。

高橋文哉
ホラー映画ですけどしっかりとした人間の物語があって観る者がまずそこにのめり込みます。そうした中でホラー要素が入ってくるのですが、それがわざとらしくありません。そして観終わった時にきっと満足感と、ほっとする安心感があると思います。ホラー映画好きな方はもちろん、そうでない方も是非劇場に足を運んでご覧ください。

高橋文哉

高橋文哉(たかはしふみや)プロフィール
2001年3月12日生まれ(20歳)、B型、日本の俳優。埼玉県春日部市出身。A-PLUS所属。
2019年9月1日〜2020年8月30日に放送された特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』にて、飛電或人 / 仮面ライダーゼロワン役で主演を務める。主役ライダーを務める俳優としては初の21世紀生まれである。
2020年12月18日、映画『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』にて、飛電或人 / 仮面ライダーゼロワン役で映画初単独主演を務める。
2021年12月16日、女性ファッション誌『ViVi』の人気投票企画「2021年下半期 国宝級イケメンランキング」NEXT部門で1位を獲得した。
2022年1月17日より放送開始の「ドクターホワイト」(カンテレ・フジテレビ系)では、佐久間新平役を演じている。

■高橋文哉さん直筆サイン入り読者プレゼント

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当選者には、TwitterのDMにてお知らせいたします。(参考:個人情報の取扱いについて
応募締め切り:2022年2月28日(月)23時59分

高橋文哉

■撮り下ろしフォトギャラリー

[スタイリスト:鴇田晋哉/ヘアメイク:CHUUNi 速水昭仁/写真・インタビュー:桜小路順]

撮影データ:Nikon Z 6II/SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art (A014)/Godox AD300Pro/Godox AD100Pro ほか


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映画『牛首村うしくびむら

恐怖の村シリーズ第三弾

INTRODUCTION
2020年2月に公開し大ヒットを果たした清水崇監督作品、『犬鳴村』。それに続く「恐怖の村」シリーズ第2弾として2021年2月に公開された『樹海村』。
そんな待望の「恐怖の村」シリーズ第3弾は『牛首村(うしくびむら)』。モデルとして国内外問わず大活躍中のKōki,が主演に決定し話題沸騰中の本作は、前作『樹海村』の舞台“富士の樹海”は、都市伝説がなかったり、シンボル的な心霊スポットがなかったり…といった点を大いに反省し、今回は北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台となっている。

牛首村

出演:Kōki,
萩原利久 高橋文哉 芋生悠 大谷凜香 莉子 松尾諭 堀内敬子 田中直樹 麿赤兒
監督:清水崇
脚本:保坂大輔 清水崇 企画:紀伊宗之
企画プロデュース:高橋大典
©2021「牛首村」製作委員会
公式サイト:www.ushikubi-movie.jp

牛首村

本ポスタービジュアル

2022年2月18日(金)、降臨。

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