Kōki,思わず涙ぐむ。そして仮面ライダーから告白も！？映画『牛首村』完成披露試写会

2022年1月19日、丸の内TOEI①にて、映画『牛首村』（2/18公開）完成披露試写会が行われ、映画初出演＆初主演となるKōki,、高橋文哉、芋生悠,大谷凜香、松尾諭、清水崇監督が登壇。（動画＆フォトギャラリー）

この日のMCも務めた松尾諭からは、高橋文哉に「Kōki,ちゃんのこと好きになった？」、清水監督からは「Kōki,ちゃん、仮面ライダーに告白されてどう？」とツッコまれる一幕も（高橋文哉は仮面ライダーゼロワン役だった）。
なお、本作に重要なキャラクターで出演している萩原利久は、急性穿孔性虫垂炎（盲腸）で入院することになったため舞台挨拶は欠席となった。

舞台挨拶レポート

■動画レポート

■フォトレポート

▼「演じることはこんなに楽しいんだ」

Kōki,（雨宮奏音／三澄詩音 役）
皆さまこんばんは。本日はお越しいただき本当にありがとうございます。

松尾諭（山崎壮志 役／MC）
えっと監督は挨拶しますか？

清水崇監督
どんなに喋ってもカメラはKōki,ちゃんをずっと撮っているのは分かっているんですが、どれぐらい喋ったらいいんでしょうかね？（笑）

松尾諭
Kōki,ちゃんは、初主演はいかがでしたか？

Kōki,
素晴らしいチームの皆さまのおかげもありますが、演じることはこんなに楽しいんだ、こんなに自分が夢中になって好きになれるものなんだな
と気づかせていただきました。

松尾諭
Kōki,ちゃんのお芝居を近くで見ていて、僕なんかが言ってもアレなんですけど、とても良かったです！
完成した映像を見ても、ちゃんと映画女優としてスクリーンの中にいるなと思いました。

Kōki,
ありがとうございます！
（松尾を笑顔でじっと見つめる）

松尾諭
あ、なんかちょっとドキドキしてきた・・・（汗）
現場でもそうだったんですけど、僕はちょっと薄汚れたところがあるので、Kōki,ちゃんの無垢な瞳で見つめられると、２秒ぐらいしか目を合わせられない（笑）

松尾諭
監督から見たKōki,ちゃんは？

清水崇監督
ストイックで素直。お芝居をやったことないということなので、監督としては正直不安はありました。そして初めてお会いした時に、「私初めてです。何もわからないです」と、凛とした姿勢がものすごく素直で純粋に真面目に走ろうとしている姿が見えたので、それを見て「お芝居がどうあろうとも、それを引っ張るのが僕の役目だし、こういう方と取り組めるのは、僕自身を浄化してくれるような作品に一緒に取り組めるんじゃないか。挑戦できるのは楽しいかもしれない。」と思って、お願いすることにしました。
現場ではお芝居で期待以上の答えをもらえましたし、これからご覧になる皆さんも観ていただければわかると思います。

松尾諭
Kōki,ちゃんの感想はたっぷり聞かせてもらいましたけど、ついでと言っちゃなんですけど、僕はどうでした？

清水崇監督
・・・

Kōki,
（笑）

▼役作りで7kgのダイエット！

松尾諭
大谷さんは冒頭シーンから出てますけど、どう見てもヤラかしキャラですよね？（笑）

清水崇監督
大谷さんは村シリーズ３部作、すべてに出演してもらってますけど、彼女がヤラかしてくれないと、このシリーズは続いてないのでね。

大谷凜香（アキナ 役）
アキナを操っているのは監督ですからね。
※大谷は『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』すべてで“アキナ”役で出演している。

清水崇監督
そうですね。マルチユニバースで（笑）

松尾諭
マルチユニバースだと別の作品になりますが（笑）
芋生さんは後半で非常に重要な役どころで出演されています。

芋生悠（アヤコ／タエコ 役）
はい。一番ネタバレ厳禁な役どころです。

松尾諭
今こうやって見ると、ドレッシーで綺麗な方だなと思いますけど、撮影現場では、芋生さんとは支度場所でご一緒しただけなんですけど、そこで既に怖かったですよね？

芋生悠
ウソだ！仲良く話してたじゃないですか。松尾さんからはお塩をいただいたんですよ。

松尾諭
僕、こんなガタイしてますが怖がりなので、神社でお祓いしてもらって、塩もいただいて。そして現場でも皆さんに塩を配りました。

芋生悠
私も怖がりなので助かりました。

松尾諭
でもあのような怖い役を演じられるというのはどうですか？

芋生悠
Kōki,ちゃんとの撮影の合間では、筋トレの話題で和気あいあいと会話してたので、撮影中は怖い雰囲気はありませんでした。

清水崇監督
芋生さんにオファーした時は、キャラクター設定上痩せてほしいとお願いしたんです。そうしたら7kg痩せてくれてすごいなぁと思いました。

芋生悠
キャラクターのイメージ画がほんとに骨骨しいイメージだったので、これは痩せなきゃと思ってまったくご飯を食べずに（笑）

松尾諭
女優魂ですね。ちなみに僕は魚津（ロケ地の富山県）で3kg太りましたけどね。

大谷凜香
松尾さん、ずっと食べ物を調べてましたよね？

松尾諭
せっかく魚津に行ったので美味しいものを食べなきゃと、鱒寿司をいただいてました。

▼お互いのセリフが聞こえないくらいの大雨での撮影

－海に入るシーンはどうでしたか？

高橋文哉（倉木将太 役）
大変でした。富山は海と山に囲まれていて天候の変化が激しいのもあって。ただ、夏の撮影だったので、夕暮れでしたがそれほど寒くなかったです。

－もうひとつ、電車の駅のホームでの大雨のシーンもすごかったですね。

清水崇監督
脚本上は晴れの設定だったんですが、撮影の時、見たこともない大雨が降ったんです。人工的にはできないほどの。
一発撮りだったので、スタッフもキャストも緊張感がすごかったし、雨のせいで、セリフの声も聞こえなかったよね？

Kōki,
雨の音がすごくて、お互いの声がぜんぜん聞こえない状態でした。

高橋文哉
横殴りの雨でしたからね。

清水崇監督
３人はお互いの唇の動きを見てお芝居してくれたんですよね。
カットがかかった時、スタッフもキャストも全員ずぶ濡れでしたね。屋根のあるホームにいるのに。

高橋文哉
すごいリアルなシーンが作れたねって、撮影が終わってから３人で話しました。

▼Kōki,、仮面ライダーから告白される！？

松尾諭
Kōki,ちゃんは、双子役でもあり、とても難しい役でしたが、監督からのアドバイスは？

Kōki,
監督からは数え切れないほどのアドバイスをいただきました。
その中でも特に印象に残っているのが、恐怖の緊張感を保つために、たとえばほんの小さな目や唇の動きひとつで、緊張感が途切れてしまうので、そういうところを気をつけながら演じていました。

清水崇監督
最初の頃は彼女のお芝居はやっぱり固かったので、なるべく日常的なシーンから入っていたんですけど、とはいえホラー映画なのですぐに恐怖描写シーンの撮影になって、最初は役じゃなく、本人のクセが出てしまうところがあったので、それを伝えました。そうしたら彼女は一発で修正してくれました。それはとても飲み込み早いなぁと思いました。一緒に緊張した空気を作っていけたのが僕は嬉しかったです。

松尾諭
文哉くんはKōki,ちゃんはいかがでした？役者としては先輩じゃないですか。

高橋文哉
いやいやいや（笑）
それこそ（Kōki,ちゃんは）緊張やいろんなプレッシャーもあったと思うんですけど、それがこちらに伝わってこないんです。これは（萩原）利久くんともそういう話をしてたんですが、それぐらい現場ではドンっと構えられてました。
それに、将太を演じながら、Kōki,ちゃんのお芝居に気持ちが持っていかれてのめり込んでいく感じでした。
そうやって一緒にシーンを作っていけましたし、Kōki,ちゃんは人柄も魅力的です。

松尾諭
気持ちを持っていかれるというのは、つまり好きになるってことですか？

高橋文哉
語弊がありますね（笑）将太を演じる中でやっぱり詩音への気持ちを大切にしながら演じたので、それをKōki,ちゃんがどんどん引き出してくれたなという意味です。

松尾諭
つまり（Kōki,ちゃんを）好きになったってことですね。

高橋文哉
もちろん好きですよ！

清水崇監督
（Kōki,ちゃん）、今、仮面ライダーに告白されたけど、どう？
※高橋文哉は仮面ライダーゼロワン役も演じている。

Kōki,
（笑）

高橋文哉
そうやって両端の大人たちがそんなこと言うと語弊がありますけど！（笑）

▼最後にメッセージ

Kōki,
この『牛首村』はチーム、共演者の皆さまと一緒に一生懸命力を合わせて作り上げた作品なので、是非ひとりでも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
・・・（涙）

Kōki,
私はチームの皆さまにほんとうに心の底から感謝しています。最初の演技の経験を清水監督の元でさせていただけたことをほんとに嬉しく思います！

■フォトギャラリー

[写真：金田一元／動画・記事：桜小路順]

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映画『牛首村うしくびむら』

恐怖の村シリーズ第三弾

INTRODUCTION
2020年2月に公開し大ヒットを果たした清水崇監督作品、『犬鳴村』。それに続く「恐怖の村」シリーズ第2弾として2021年2月に公開された『樹海村』。
そんな待望の「恐怖の村」シリーズ第3弾は『牛首村（うしくびむら）』。モデルとして国内外問わず大活躍中のKōki,が主演に決定し話題沸騰中の本作は、前作『樹海村』の舞台“富士の樹海”は、都市伝説がなかったり、シンボル的な心霊スポットがなかったり…といった点を大いに反省し、今回は北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台となっている。

出演：Kōki,
萩原利久　高橋文哉　芋生悠　大谷凜香　莉子　松尾諭　堀内敬子　田中直樹　麿赤兒
監督：清水崇
脚本：保坂大輔　清水崇　企画：紀伊宗之
企画プロデュース：高橋大典
©2021「牛首村」製作委員会
公式サイト：www.ushikubi-movie.jp

2022年2月18日(金)、降臨。