“世界自然遺産”小笠原諸島の圧倒的大自然に俳優たちが触れるドキュメンタリー映画『プラネティスト』公開決定

2020.03.10

“世界自然遺産”最後の楽園・小笠原諸島で、４年に渡り撮影をした豊田利晃監督のドキュメンタリー映画『プラネティスト』の全国公開が決まり、本予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。合わせて豊田監督よりコメントが到着した。

最後の楽園・小笠原諸島を撮影した豊田利晃監督の１３７２日の奇跡。

「東京から船で24時間。あの島に行くには、夜をくぐりぬけていくしかない。」
小泉今日子がそう語るナレーションで始まる本作は、渋川清彦、窪塚洋介らも出演。小笠原諸島の自然と一体化する様が描かれる。
企画・撮影・監督は、『泣き虫しょったんの奇跡』『狼煙が呼ぶ』の豊田利晃。『アンチェイン』(2001年)以来のドキュメンタリー映画を、2018年版より再編集し新たに完成させた。

新ビジュアルでは、「一寸先は光」— 豊田監督が出会った、まるで生き物のように表情を変える小笠原の夕日が連なり、島の多彩な色が映し出される。

新ポスタービジュアル

そして、本予告映像では、2011年に世界遺産登録された＜ボニン・アイランド＞小笠原諸島の海、島、空、星、クジラ、イルカたちが誘い、そして、本作案内人のレジェンドサーファー・宮川典継が「島の環境をエネルギーにして、今がある。ぜんぶ島がやらせていること」と語る。
さらに、島を訪れた旅人たちの島とのセッション、魂の揺さぶり。「今の時代を生き抜くヒントがこの映画の中にある」というキャチコピーに続き、小笠原という惑星に呼ばれた＜プラネティスト（惑星人）＞は決して死なない。という窪塚の囁きに繋がる。

本予告映像

6500万年前に誕生した原始の地球の風景が残る小笠原諸島

本作で案内人を務めるのは、小笠原諸島・父島で自然と共に歩み生きるレジェンドサーファー・宮川典継。
野生イルカと泳ぐ世界初のドルフィンスイムでブームを巻き起こし、絶滅危惧種となっていたアカガシラカラスバトを保護し、世界遺産の登録に大きな貢献をした宮川は、島を訪れる旅人を受け入れる島文化のパイオニア。
2014年、小笠原を訪れ魅了された豊田監督は、宮川との出会いをきっかけに住民票を島に移してドキュメンタリー映画の制作に着手。
俳優やミュージシャンを島に呼び、原初の地球の風景の中で想像力を解き放たれたアーティストたちが、歓喜と興奮に満ち溢れた奇跡と出逢う島とのセッションの瞬間が広がる。
窪塚洋介は、息子・窪塚愛流と共に。そして、俳優・渋川清彦、高次脳機能障害を持ちながらディジュリドュ奏者・画家として活躍するGOMA、元ブランキー・ジェット・シティのドラマー中村達也、孤高のギタリストのヤマジカズヒデが島を訪れている。

映画『プラネティスト』は、~~4月11日（土）公開。~~→ コロナ禍により、7月11日（土）に変更
また、この小笠原との出会いから誕生し、再々公演が決定した豊田利晃作・演出＜ライブシネマ演劇＋音楽＋舞台＞『怪獣の教えTHE FINAL』が、主演・窪塚洋介、渋川清彦、芋生遥を迎え、4月24日（金）～5月3日（日）、横浜赤レンガ倉庫にて上演が決定している。

豊田利晃監督コメント
都市の文明から遠く離れ、原初の地球の風景に囲まれながら自分のコアを見つめていた。
魔法のような夕陽に魅せられて、毎日カメラを回し続けた。気がつけば、4年が過ぎていた。
時間放浪の旅の記録。自分の半生の答えが映っていた。