黒川芽以 20代最後の映画主演。濃厚ラブシーンも
黒川芽以・井浦 新W主演の「二十六夜待ち」。劇中には長回しによる2人の濃厚なベッドシーンも登場し、R-18指定の作品となっている本作。
12月23日からの全国公開に先かげて、第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品作品として公開され、10月27日、TOHOシネマズ六本木にて、越川道夫監督、黒川芽以、井浦 新が上映前の舞台挨拶を行った。
「20代最後の大きな作品」と、黒川芽以は本作出演にかける思いを語った。
あらすじ
震災で何もかもを失った由実(黒川芽以)は、少しは外に出なければ、と叔母に促され小さな飲み屋・杉谷で働くことになる。
店主・杉谷(井浦 新)には謎めいたところがあった。彼は記憶を失い、覚えているのは料理をしていたことだけ。
温かな人々に囲まれながらも杉谷の心は怯え、自分が何者なのか分からない孤独を抱え込んでいた。
傷ついた魂を持つ杉谷と由実。ふたりは、やがて“月”と“波”がおたがいを引き寄せ合うように、心と体を寄り添い合わせるようになるのだが…。
杉谷と由実を演じるのは、多くの監督から信頼を得る実力派の井浦新と黒川芽以。佐伯一麦の同名小説を、『海辺の生と死』(満島ひかり主演)の越川道夫監督が映画化。町の片隅に生きる男女の、大人の恋愛映画が誕生した。
舞台挨拶
井浦 新(いうら あらた)
越川監督がプロデュースされている作品には昔からお世話になっていました。
作品によっては壁にぶつかった時に、越川さんが現場での一番の相談相手でした。
自分が映画に感じている「良心」という部分を越川さんが持っていらっしゃっていて、気を使わずに思いっきり芝居していける作品となりました。
黒川芽以(くろかわめい)
思ってたより早く観ていただける機会があったので、すごい興奮と緊張といろいろな思いでいっぱいなので、ぜひ楽しんでください。
私は、台本を頂いた時、20代最後の自分の中で大きな作品になると思って、挑戦ではあるけれども楽しみだなと思いました。
越川監督とは以前、お仕事させてもらっていて信頼関係ができていたので、このお話頂いた時に、たくさん話し合いながら参加したいなと思いました。
越川道夫監督
前作「アレノ」を公開して、その時見に来てくれた方(方言指導の岡田氏)が、いわき市の人と話したり彼らが表現するものに触れることがありました。
その時に、「二十六夜待ち」という短編を思い出して、舞台は本当は仙台なんですけど、いわき市に移して撮ろうと思いました。
本作は、小さな公開の小さな映画でありますので、なるべく多くの人に届いてほしいなと思いますし、観ていただいた方がどう思うのかを直接聞いてみたいなと思います。上映後もそのへんウロウロしてますので是非呼び止めてください。
「二十六夜待ち」作品情報
監督/脚本 : 越川道夫
音楽 : 澁谷浩次
原作 : 佐伯一麦
キャスト:
井浦 新
黒川芽以
諏訪太朗
天衣織女
鈴木晋介
山田真歩
鈴木慶一
宮本なつ
足立智充
杉山ひこひこ
内田周作
嶺 豪一
信太昌之
吉岡睦雄
124分 カラー 日本語 | 2017年 日本 | 配給:フルモテルモ
©2017 佐伯一麦/『二十六夜待ち』製作委員会
[写真・記事:Jun.S]
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