miwa生歌唱。デビュー以来支えてきたNAOKI-Tも登壇。映画『神在月のこども』大ヒット御礼・応縁ライブビューイング

2021年10月31日、都内にて劇場オリジナルアニメ『神在月のこども』大ヒット御礼・応縁ライブビューイング＆上映会が行われ、主題歌・劇中歌・エンディングテーマを担当したmiwa、そして、デビュー曲からmiwaを音楽面で支えている音楽プロデューサーのNAOKI-Tらが登壇。miwaはエンディングテーマ「神在月のこども」の生歌唱を披露すると共に、楽曲制作のヒミツや、本映画作品の魅力を語った。（miwa生歌唱動画あり）

舞台挨拶レポート

－映画公開されてからの今のお気持ちは？

四戸俊成（原作・コミュニケーション監督）
この作品はたくさんのご声援ををいただいておりまして、
昨年の10月31日の東京国際映画祭のオープニングステージ、すなわち公開の１年も前のタイミングでで、miwaさんに主題歌「神無-KANNA-」をお披露目いただいて、それからずっと皆さんに作品が生み出されるまでを応援いただくという本当に幸せな作品になっています。

白井孝奈監督／NAOKI-T／miwa／新津ちせ／四戸俊成監督

新津ちせ（葉山カンナ（幼少期） 役）
この３週間にいろんな方から「見たよー」とか言ってくださったり、SNSとか周りの方とかに「この映画良かったよ」って言ってくださるのが本当にありがたいな、嬉しいなって思います。

新津ちせ

miwa（主題歌・劇中歌・エンディングテーマ）
四戸さんがおっしゃったように、日比谷での主題歌初披露からそれからちょうど１年というのは、なんか不思議な感じがしますが、この作品に長く携わってきて、四戸さんとお会いしてからもう２年という月日が流れました。
この作品にはすごく思いを込めてやってきたので、公開されて３週間経って、「映画と音楽がとてもマッチしていて感動した」と感想をいただけて本当に良かったな、嬉しいなって思います。
また、身近な人、例えばこの映画の曲にピアノで参加してくれたejiさん（miwaデビュー時からキーボードでサポート）が、「今、映画館で実際に自分のピアノが流れてくるのを聞いて感動した」とか、「泣いた！」「涙が止まらない！」と、身近な人もすごく応援してくれている作品になって嬉しいなと思っています。

miwa

－新津さん、おすすめシーンはありますか？

新津ちせ
皆さんにオススメしたいシーンは、カンナが全国を回っていろんな神様からご馳走をもらうんですけど、いろんな神様と日本中の色んなご馳走が出てくるところです。すごく楽しいです。

白井孝奈アニメーション監督
コロナ禍が終わった後、映画を見てくださった方々がぜひ行ってみたいと思っていただけるようこだわって描いたシーンなので、そう言ってくれてとても嬉しいです。

白井孝奈監督

■楽曲制作の裏側

－主題歌「神無-KANNA-」含めて３曲提供いただいてますが、制作はどのように進められましたか？

miwa
カンナが走る少女ということで、走っているシーンに合わせた楽曲を書こうということで、NAOKI-Tさんと相談して、バリエーション持たせた３曲を書いてまずは提出しました。
その３曲とも、監督さん含めて、気に入ってくださった方がいらっしゃって、３曲とも採用になったという経緯があります。
普通は、１曲選んでいただいて、残った曲は未使用ということになるんですが、今回すべての曲を採用いただいて、曲を作る身としてはとてもありがたかったです。

NAOKI-T（音楽）
最初にまだこのお話をいただいた時は、まだ映画ができていませんでしたが、監督のお言葉の中で「日本の風景を大事にしたい。その良さを伝えたい」ということがありましたので、曲のベースとして心がけたのは、日本の持つ匂い、温度感、空気感が伝わるようなものにしたいなと思って作りました。
そうやって作った３曲を気に入っていただけたということは、最初に伝えていただいた言葉や絵が、とてもヒントになったんだと思います。

NAOKI-T

miwa
そうですね。NAOKI-Tさんと私が同じ目ざすべきものが見えていたので、スっと作ることができました。

－NAOKI-Tさんとmiwaさんが一緒にご登壇されることってあんまり無いんですか？

miwa
ないですね。２回めかな。でも映画館で立つのは初めてです。

－miwaさん、NAOKI-Tさんと一緒にご登壇されるのはいかがですか？

miwa
スタジオの外でお会いするのがほぼ無いので、不思議な感じです。

NAOKI-T
スタジオの中では心強いかもしれないけど、こういうところでは（僕と一緒は）不安でしかないと思います（笑）

miwa
そんなことないです（笑）

NAOKI-T／miwa

■miwa、生歌披露！

この日の舞台挨拶で、miwaは、主題歌「神無-KANNA-」と、エンディングテーマ「神在月のこども」を生歌披露！
次の動画では、舞台挨拶トーク全編と、歌唱部分はWeb掲載許諾が得られた「神在月のこども」を一部ですが収録しています（19分54秒あたりから）。

■“諦め膝を曲げるんじゃない その先へ高くまで飛ぶために”

－歌詞の中で好きな部分はありますか？

NAOKI-T
「神無-KANNA-」の“諦め膝を曲げるんじゃない その先へ高くまで飛ぶために”という箇所です。
その言葉のとおり、膝が伸び切った状態だと、やっぱり人は高く飛べないんですね。
膝を曲げている間っていうのは、傷だったり人の痛みだったり、自分の心を知る時だったりするのかなと思いながら。
その歌詞の部分は、まさに制作の時にmiwaがパッと出してくれた歌詞だったので、それを思い出して、僕はそれがすごい印象に残っています。

miwa
私は“なぜやどうしてに追いつかれる前に どっかで選んでた想いを言葉にしたら それは好きってことなんだ”が好きなところです。
例えば私は歌が好きなんですが、なんで好きかって考えもしないうちから歌ってたと思うんです。それがほんとに心の底から好きなことなんだなって改めて思いながら、この曲にその思いを込めて作りました。

■最後にメッセージ

miwa
今日のイベント名は「応縁ライブビューイング」ということで、“応援”が“応縁”になっています。
この言葉のとおり、この映画はご縁を大切にしている作品で、それがカンナの場合は好きな走ることを通していろんなご縁と繋がっていくんですが、改めて、人と人の繋がりだったり、日本という国に生まれたという繋がりを感じられる映画だと思います。
今の時代、なかなか人との繋がりを感じるっていうのは難しいと思うんですけど、この映画を通してご縁の素晴らしさ、自分の“好き”から始まるご縁、自分が動けばいろんな人と繋がっていくんだという、そんな希望を持てる映画です。

NAOKI-T／miwa／新津ちせ

■フォトギャラリー

[写真・動画・記事：桜小路順]

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劇場オリジナルアニメ『神在月かみありづきのこども』

ストーリー
母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女カンナ。そんな彼女のもとに一羽の兎（シロ）と一人の少年（夜叉）が現れ、出雲への旅にいざなう。廻りはじめる歯車。人々と神々の境界をまたぎ、駆ける少女の旅がはじまる。

出演：蒔田彩珠　坂本真綾　入野自由
柴咲コウ　井浦新
新津ちせ　永瀬莉子　高木渉　茶風林　神谷明
原作・コミュニケーション監督：四戸俊成
アニメーション監督：白井孝奈
脚本：三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成
キャラクターデザイン・総作画監督：佐川遥／神様デザイン：小田裕康
色彩設計：垣田由紀子／美術監督：佐藤豪志／撮影監督：髙津純平／音響監督：岩浪美和
クリエーション監督：坂本一也／絵コンテ：白井孝奈、坂本一也、望月智充
統括プロデューサー：オシア ウコ／プロデューサー・ロケーション監督：三島鉄兵／プロデューサー吉田佳弘
プロダクションマネージャー：里見哲郎／スーパーバイザー：諏訪道彦
主題歌：『神無-KANNA-』miwa
企画：クリティカ・ユニバーサル／制作：ライデンフィルム／音楽：ソニー・ミュージックレーベルズ
統括：ＧＵＭ／宣伝：パジー・エンタテインメント／配給：イオンエンターテイメント
©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
『神在月のこども』公式サイト：http://kamiari-kodomo.jp/

予告編（60秒）

10/8(金)より全国ロードショー