瀬戸康史、松岡茉優ら出演。ニール・サイモン作の喜劇「23階の笑い」を三谷幸喜演出で12月舞台公演
12月5日(土)より、ニール・サイモン作、三谷幸喜演出「23階の笑い」が世田谷パブリックシアターにて上演される。
ニール・サイモンと言えば、アメリカが誇る20世紀最大の喜劇作家として、2018年に91歳でこの世を去るまで、舞台、映像の世界で長く愛されてきた人物。日本でも多くのファンに愛され、その戯曲は多くのカンパニーによって上演され続けている。その作風に影響を受けた演劇人や脚本家も多く、脚本家・三谷幸喜はその代表格の一人だ。
「23階の笑い」は、1993年11月から1994年8月まで、ブロードウェイ・リチャード・ロジャーズ劇場で初演され、人気コメディアン:ネイサン・レイン(テレビ映画版にも出演)、後にアカデミー賞を受賞する名優J・K・シモンズらが出演。1996年には英国ウエスト・エンド・クイーンズ劇場で上演され(ジーン・ワイルダー出演)、人気を呼んだ作品。
物語は、熾烈な視聴率戦争で各局がしのぎを削っていた1950年代のアメリカ・テレビ業界の裏側が舞台。その多くの作品に、自伝的要素を盛り込んできたニール・サイモンらしく、この作品も、彼が実際に大物コメディアン シド・シーザー門下で放送作家・コメディ作家として下積み時代を過ごしていた体験がリアルに描かれている。
後に大物作家や監督を多く輩出したシド・シーザーのチームとの日々…。物語は、若きニール・サイモンを思わせる青年ルーカスを語り部に進んでいく。
三谷幸喜演出「23階の笑い」で演じるのは、瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之の面々。劇中の個性豊かな登場人物同様、三谷作品常連のベテランあり、意外にも初顔合わせの俳優あり、多彩な顔ぶれが勢ぞろいした。このメンバーが「23階」に集結し、三谷幸喜と共に2020年最後の笑いを届ける。
ニール・サイモン × 三谷幸喜「23階の笑い」
~Laughter on the 23rd floor by Neil Simon~
あらすじ
時は、1953年。米国テレビ業界は、熾烈な視聴率戦争の真っ只中。その闘いの中心は、生放送のコメディー番組だった。
この物語の舞台は、ニューヨーク・マンハッタンの高層ビルの23階の一室。
ここは、人気コメディアン・マックス・プリンスの冠バラエティ番組「ザ・マックス・プリンス・ショー」のオフィスである。ここには、マックスの才能を愛し、彼のためにコントを書き、認められようと集まった個性的な放送作家たちが行き交い、いつも毒舌を戦わせながらも、切磋琢磨しながらコント作りに没頭していた。
そこに大きな問題が・・・。大衆受けを望むテレビ局上層部が、マックスの番組に対し、厳しい要求を突き付けてきたのだ。
マックスと23階の仲間たちは、このピンチをどうやって切り抜けるのか?!彼らに未来はあるのだろうか?
出演:
瀬戸康史 松岡茉優 吉原光夫 小手伸也 鈴木浩介 梶原善 青木さやか 山崎一 浅野和之
作:ニール・サイモン
翻訳:徐賀世子
演出・上演台本:三谷幸喜
企画・製作:シス・カンパニー
公演期間:2020年12月5日(土)~12月27日(日)
会場:世田谷パブリックシアター
チケット発売開始:2020年11月22日(日)
公式サイト:http://www.siscompany.com/23f/
※チケット料金、購入方法などは上記公式サイトまで。
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