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稀有な夫婦の愚直な写真行為。妻・安達祐実を撮った桑島智輝 写真展「前我我後」、GALLERY Xにて開催。

2020年6月25日(木)より、渋谷パルコGALLERY Xにて、写真家・桑島智輝による写真展「前我我後(ゼンガガゴ)」が開催される。

写真家・桑島智輝(クワジマトモキ)は、ポートレートを中心に、広告・雑誌・写真集など幅広い分野で活躍している。
2019年初秋に、妻である俳優・安達祐実を被写体に、2015年から2019年までの日々をとらえた写真集「我我(ガガ)」(青幻舎)が刊行。俳優・安達祐実のイメージからは遠く離れ、夫婦愛と一言では言い表せない我と我のぶつかり合いのようなその写真は、見るものに衝撃を与えた。

本展覧会では、「我我」の撮影期間中の未発表作品、そのタイトルの通り、前後の日々を追加した、419点の写真が展示される。
俳優という、被写体としてこの上なく強固な“イメージ”に徹底的に抗い、剥き出しの人間性を引き出す事に成功した写真家・桑島智輝。彼の“表現の新境地”ともいえる本展覧会となっている。
人と人との関わり合いや、コミュニケーションについて考えることが多いこの時代だからこその写真展とも言えるだろう。

写真展「前我我後」宣誓文
桑島智輝
「三途の川で写真を撮ってる。」
発売から時間が経ち、写真集「我我」は私たちを離れひとつの物語として歩きはじめました。
今の状況を照らし合わせると、写真集の中の日常はもはやパラレルワールドの様相です。
これら写真は、単純な夫婦愛故の写真ではないし、ましてや芸能暴露写真でもない、これらは自己顕示欲の塊のような写真だ。しかし最近はそれもまた変化している。
ここで一度、写真集「我我」含め前後の写真をペタペタ混ぜて、清濁含めたにごりでもう一度呑んでみよう、これが今回の実験「前我我後」です。
我々の写真の行き着く果ては写真の地獄か極楽か、因果の道も一歩から、彼岸に向かって撮ってます。

【展覧会概要】
タイトル:桑島智輝 写真展「前我我後」
会期:2020年6月25日(木)-7月6日(月)
入場料:600円(税込・特典付)・事前予約制
※詳細は公式サイトparcoart.com(リンク)にて。
営業時間:11:30~20:00
主催・企画制作:パルコ
協力:サンミュージック、match and company, inc.、青幻舎

前我我後

Special Topics
①完全限定生産のタブロイド“前我我後”(全32ページ)の販売決定
②会場・オンラインストア限定でオリジナルグッズを販売

 

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