
寺西拓人「映画初主演です(2回言います)初主演です!」映画『天文館探偵物語』完成披露試写会【詳細】レポート
2025年11月6日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『天文館探偵物語』完成披露試写会舞台挨拶が行われ、主演のtimelesz・寺西拓人をはじめ、大原優乃、肥後遼太郎、室龍太、高田翔、原嘉孝、西岡德馬、そして諸江亮監督が登壇し、和やかな雰囲気で作品への想いや撮影秘話を語った。
舞台挨拶【詳細】レポート
‐主人公・宇佐美蓮役で本作が映画初主演となる寺西拓人さんより、皆様にご挨拶をお願いいたします。
寺西拓人(宇佐美蓮 役)
初主演です。初主演です(ニヤリ)
本当にたくさんの方の思いが詰まった作品ですので、皆さんの元に届くのがすごく楽しみです。
‐訳ありのシングルマザー・橋口凪役を演じられた大原優乃さん、今のお気持ちを踏まえてご挨拶をお願いいたします。
大原優乃(橋口凪 役)
ある問題を抱えたシングルマザー、橋口凪役を演じさせていただきました。故郷である鹿児島で撮影をするという目標を一つ叶えていただいた作品です。今日(完成披露)を迎えられたことをすごく嬉しく思います。
‐蓮の相棒、山下健斗役を演じられた肥後遼太郎さん、お願いいたします。
肥後遼太郎(山下健斗 役)
僕も大原さんと同じく鹿児島出身なんですけど、地元で撮影した映画がこのような大きな場所で注目されて、こうやってたくさんの人に見てもらえる機会があるというのは本当に幸せなことだと感じております。
‐蓮たちと対立する政治家の息子、板倉靖幸役を演じられた室龍太さん、お願いいたします。
室龍太(板倉靖幸 役)
テラ(寺西)の主演作に出演できるの嬉しく思いますし、皆さんどうか映画を楽しんで帰っていただけたらなと思います。
‐凪の息子の誘拐犯、蒲生清彦役を演じられた高田翔さん、お願いいたします。
高田翔(蒲生清彦 役)
ちょうど1年前くらいに撮影を終えて今日を迎えたのかな。なんか懐かしくもあり、あっというまでもあり。僕たちも映画を先に拝見させていただいたんですけど、いろんな思い出が蘇ってくるというか、新しい発見があったりして、すごい楽しく見させていただきました。
‐凪の兄で医者の橋口拓海役を演じられました原嘉孝さん、お願いいたします。
原嘉孝(橋口拓海 役)
大原さん演じる凪の兄役で医者なんですけども、性格としてはすごくドライな人間というか、自分の職業や立場を何よりも優先する、ちょっと嫌な役なんですけども、それを表現しようと一生懸命演じました。
‐大物政治家、板倉雄馬役を演じられました西岡德馬さん、お願いいたします。
西岡德馬(板倉雄馬 役)
主演をさせていただいた・・・
寺西&室
えっ!?
西岡德馬
主演の寺西拓人の友達です(笑)
この作品のお話をいただいている時は、こんなでかいスクリーンでやる映画になるとは夢にも思ってなかったので、今、感動しております。テラ(寺西)がとっても可愛らしいので、ゆっくりご覧になってください。
‐最後に、諸江亮監督、お願いいたします。
諸江亮監督
監督しました諸江亮と申します。私の力なんて本当に微々たるもので、ここにいるキャストの皆さんと、支えてくださったスタッフの皆さんのおかげでここまで来ることができました。12月5日の公開に向けて、これからもっと盛り上げていきたいと思います。
探偵の仕事と撮影の裏側
‐寺西さんは、探偵役ということで、演じる上で意識されたことであったり、撮影中印象的だったことがあれば伺えますでしょうか。
寺西拓人
探偵役といっても、この映画の探偵は、便利屋さんというか、街のみんなを助ける役なので、そんなに「探偵、探偵」はしていません。
意識したことは特にないですが、大変だったことといえば、物語の冒頭で亀を捜すシーンがあるのですが、その亀が緊張しすぎてうんちをめっちゃ漏らす、ということがありました(笑)
それで一回撮影が止まるというのは、まあまあしょうがないんですけどね(笑)
‐アクションシーンも印象的だったかと思いますが、いかがですか。
寺西拓人
そうですね、高田君演じる蒲生とのシーンは、本当に街中を走り回ったり、あとは路面電車でどこまで行ったか分からないくらい追いかけっこをしました。
高田翔
路面電車に飛び乗った彼(寺西)を僕が自転車で追いかけるというのを、実際の街の中でやらせていただいたので、なかなか撮影回数の限界がありました。
寺西拓人
ほぼ1発撮りだったよね。本当にチームワークでなんとか、という感じでした。
‐監督、この路面電車でのアクションはどのようなご指示があったんですか?
諸江亮監督
電車のシーンは本当に1発撮りだったので、状況だけ説明させていただいて、あとは本当にお願いするだけでした。「とにかく電車に追いついてください」と。
‐アクションシーンも見どころの一つですが、寺西さんから改めてメッセージはありますか?
寺西拓人
アクションシーンもそうですし、本当に色々なシーンがあるので、全通して楽しんでいただきたいなと思います。
‐アクションについて、誘拐犯役の高田さんからも何か伺えますでしょうか。
高田翔
ポスターとかにも僕の写真出てると思うんですけど、もう血が出てます(笑)
血が出るってことはネタバレしてもいいかなと思っていますし(笑)、テラ(寺西)とは舞台とかでも一緒だったので、アクションするにあたっては不安もなく、むしろ楽しくやれたので、それが今回映画で残るのは嬉しいですね。
‐誘拐犯役として、アクションシーンで心がけた点や、皆さんに見てほしいところはありますか?
高田翔
心掛けたのは、やっぱり子供を誘拐する上で優しさは不必要だな、ということで容赦なく連れ出してやりました(笑)
‐シングルマザーの凪役ということで、初の母親役と伺っていますが、演じる上で意識したことや思い出深いことはありますか?
大原優乃
あえて母親らしく演じようという思いを捨てるところから始めました。
撮影当時24、25歳の時だったんですが、台本を読んだ時に、凪は自分の容姿やおしゃれに時間や労力を費やすキャラクターではないな、自分よりも息子を大事にする人だと思ったので、監督になるべくその状態で画面に映りたいとご相談しました。髪のうねりとかもそのまま出したのが、自分の中でのこだわりの一つです。
‐肥後さんは、蓮の相棒役として、どんなところに意識して演技されましたか?
肥後遼太郎
蓮君とは兄弟のように育って、人生のほとんどを一緒にしてきた設定だったので、どんな思い出を過ごしてきたかを自分の中で一つ一つ作りながら演じました。
‐撮影以外でも(寺西さんと肥後さんの)お二人は息ぴったりだったと伺っていますが、いかがでしたか?
肥後遼太郎
僕がボディガードをしたみたいな感じです。撮影現場からホテルに戻られる寺西さんを僕がボディガードしながら歩く、というのはありましたね(笑)
寺西拓人
そんな危ない街じゃないですからね。天文館は、あったかい街ですから(笑)
‐室さんは、凪の元夫役でしたが、演じる上で意識した点や、鹿児島の撮影での印象的なエピソードがあれば教えてください。
室龍太
鹿児島にはあまり行ったことがなく、お邪魔させていただいたんですが、街並みはレトロな雰囲気がすごく好きで気に入りました。ただ、僕の撮影は本当に一瞬で終わりました。1日か2日くらいでした。
なので、撮影の印象というよりも、自分の出番があまりなかったので、ホテルでセリフを確認しているテラ(寺西)を邪魔していたことの方が印象に残っています。その時間が一番楽しかったです(笑)
‐関西ご出身なので、関西弁が出ないように気をつけるのは難しかったですか。
室龍太
イントネーションは気にしました。あとは、西岡さんの息子という役なので、息子に見えないと良くないので、その辺は気をつけました。
‐お父様(西岡さん)からも何かコメントをいただけますか。
西岡德馬
僕達似てるでしょ?(笑)
西岡德馬
でも、同じシーンがなかったからね。
室龍太
(会話するシーンはなかったけど)同じ店で飲むシーンはありましたよ。
西岡德馬
あったんだっけ?(苦笑)
‐原さんは、凪の兄で医者の役について、改めてどんなところを気を付けて演じられましたか?また鹿児島の印象は?
原嘉孝
嫌なヤツの役なので、すごくネチっこい笑顔というのを今回は意識しました。
妹(凪)と会話するシーンで、大原さんがどんなに悲しげになろうと、それを無視して嫌な笑顔で話し続ける、というのは辛かったですけど、そういう役としてしっかり生きるようにしました。
‐西岡さんは、地方創生担当大臣役で、撮影中の意識した点や思い出深いところは。
西岡德馬
撮影中、ちょうど鹿児島市内で選挙をやっていました。僕が応援演説をするシーンがあったのですが、本当に選挙をやってるんだと思ってどんどん人が集まってきて、おばさんに「あんた西岡德馬に似てるね」と言われたりしました(笑)
応援演説は自分もよくやっていたので、その気になってやれば大丈夫だと思い、思いっきりやりました。商店街でやってたもんで、ちょうど昼時だったんで、お集まりいただいて良かったです。
調査報告(エピソード披露)
‐宣伝チームがスタッフや共演者の方に、登壇者の皆様の撮影中の様子を調査してきました。まずは寺西さんの調査報告です。
【調査報告:寺西拓人】
多くのエキストラさんにご出演いただいていましたが、現場に到着する度に、自己紹介と共にお一人お一人にご挨拶をされていて大変驚きました。
また、配信の出番ではないシーンで肥後君と2人で「あれ何してるんですか?」と一般人のふりをしてスタッフを驚かせていました。
お茶目な面を見せつつも、座長としての意識の高さが感じられました。
‐こちらのエピソードについて、寺西さんいかがでしょうか。
寺西拓人
一言一句その通りでございます(笑)いやいや、それは恥ずかしいですね。でも、冗談抜きで、エキストラの方々もこの作品を作る上での大切なピースです!
‐肥後さんとの一般人のふりは、撮影中にされたんですか。
肥後遼太郎
ホテルに帰るところを僕がボディガードしていた時に、ちょうど前の方で撮影していたので、ちょっと様子見に行く感じで、「これ何ですか?」みたいなのをやりました。
‐続いて大原さん、肥後さんへ。息子役の上村俊介君からの報告です。
【調査報告:大原優乃】
優しくて大好きなママ。撮影中も休憩中もいつもそばにいてくれました。おやつを食べたりお話をしたりとっても楽しかったです。
初めての撮影だったけど、撮影の間はいつも手を握ってくれていたり、「このシーンはこんな風にするんだよ」と色々教えてくれて頑張れました。【調査報告:肥後遼太郎】
明るい健斗ちゃん。「いつもそれ何して遊んでるの?」と聞いてくれたり、おもちゃのピストルを持って「これして遊ぼう」と誘ってくれました。
現場が一緒で撮影が終わるとよしよししてくれて、本当のお兄ちゃんができたみたいで嬉しかったです。
‐大原さん、俊介君からのメッセージについていかがですか。
大原優乃
俊介君は撮影が初めてだったので、現場に来るのが少しでも楽しみだなって思っていただけたらいいなと思いながら過ごしていました。
ずっと小さな手を握らせていただいて、その温かさを感じながら私も愛がより湧いてきて、私も撮影の合間の時間でも俊介君に力をいただけたなと思います。
‐肥後さん、俊介君からのメッセージについていかがでしょうか。
肥後遼太郎
ずっと盛り上げてくれて嬉しかったです。あの撮影は本当大変なシーンだったんですよね。
‐続いて高田さんへの調査報告です。
【調査報告:高田翔】
誘拐された俊介君から、「僕をさらう時に痛くならないようにさすってくれました。これは実は秘密です」というエピソードが寄せられています。
‐容赦なく連れ去ったというお話でしたが、優しくしてしまった秘密があったんですね。
高田翔
やっぱりちっちゃい体だし、大人の力でグっていったらもしかしたら怪我しちゃうかもしれないから、それが心配でしたね。
その日は、僕の初めての撮影だったのかな。だから気になっちゃって、優しくしちゃいました。
‐続いて原さんへの調査報告です。
【調査報告:原嘉孝】
橋口拓海という役はどちらかというと嫌なタイプの役。本番では絶妙な表情を表現してくださり何度も真を見返したくなるほどでした。
ただ、あの明るい方でもいらっしゃいますので驚きました。このギャップ。
さらに撮影中、寺西さんに会いに来られているなんていうところも見ました。
原嘉孝
僕は、撮影時間にすると2、3時間で終わったんですよね。でも現地でのスケジュールが2泊3日っていう(笑)「え、何このスケジュール?」と思って。これはもう僕役作りだと思って、サウナに行って、白くま(かき氷)を食べに行って、夜はバーなんかを飲み歩いちゃって、これはもう役作りとして。
寺西拓人
もう撮影終わってたから!
原嘉孝
撮影終わってました(笑)だから時間があったんで、テラの撮影現場を見に行ったり楽しく過ごさせていただきました。
‐最後に西岡さんへの調査報告です。
【調査報告:西岡德馬】
朝、女子高生に囲まれていたという目撃談があります。
一同
えっ?大丈夫な話ですか?
西岡德馬
あ、そうでしたね。よくあるんですよ(笑)
‐撮影中も皆さんとこういった形で和気あいあいと撮影なさった感じでしたか?
西岡德馬
そうですね。テラ(寺西)と初めて撮影する前の晩に、「一度会っといた方がいいよな」って言って、室ちゃん、大原さんと4人で、一杯飲んで、「こんなおっさんですけどもよろしく」みたいな感じでやったから、変な緊張感はなくてやりやすかったです。
締めの挨拶
‐最後に、諸江監督、そして寺西さんから一言ずつご挨拶をいただければと思います。
諸江亮監督
こんな素敵なメンバーと一緒に映画を作れたことを誇りに思いますし、これからもまたご一緒できることに頑張っていきたいと思っています。
これからどんどん大きく成長していく作品になればいいなと思います。皆様のお力をお借りして頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
寺西拓人
本当にたくさんの方の思いが詰まった作品ですので、ぜひ楽しんでいただきたいなというのと、この作品は人というものにすごくフォーカスした作品です。
今、人間関係が希薄になっている世の中だと思うんですけど、この天文館という場所の温かさだったり、そこに気づく人たちの温かさみたいなのを見て、何か一つでも持って帰ってもらえたらなと思います。皆さんと一緒にこの作品を盛り上げていけたらなと思います。
■フォトギャラリー
[記事・写真:三平准太郎]
映画『天文館探偵物語』
《INTRODUCTION》
2025年11月21日(金)より舞台である鹿児島県にて先行公開、12月5日(金)より TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開いたします。
困ってる人たちを見過ごせない人情に厚い探偵たちが、訳ありのシングルマザーに手を差し伸べたことをきっかけに、天文館の再開発問 題に巻き込まれていく。無謀と知りながらも街を想い、人との絆を大切にしていく姿を描く探偵たちの物語。
主人公・宇佐美蓮役に映画初主演となる寺西拓人。
ヒロイン・橋口凪には『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』(24)の大原優乃。
蓮の相棒・健斗に映画『青すぎる、青』(23)の新進俳優・肥後遼太郎が大抜擢。
凪をめぐり、蓮たちと対立することになる元夫・板倉靖幸役に室龍太、凪の息子の誘拐犯に高田翔、凪の兄・橋口拓海役は原嘉孝(友情出演)に加え、天文館の再開発を進める政治家・板倉雄馬を西岡德馬が務め脇を固めます。
メガホンを執るのは『うちのじいじは字が書けない』が「29th キネコ国際映画祭」グランプリを受賞した諸江亮が脚本と監督を務めます。
鹿児島を駆け巡る探偵たちの想いが胸に迫る、この冬一番温かい作品が完成しました。
- メインカット
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
《STORY》
夏の「祇園祭(おぎおんさぁ)」の熱気に包まれる中、バーで働きながら密かに探偵業も営む・宇佐美蓮(寺西拓人)は相棒の山下健斗(肥後遼太郎)と共に、タモ網片手に脱走したペットの亀を探していると、DV夫から逃げてきたと言うシングルマザー・凪(大原優乃)と出会う。
蓮と健斗は、凪の働き口と凪の息子を預けられる託児所を紹介するが、安心したのもつかの間、凪の息子の誘拐事件が起きる。
凪は息子が地方創生担当大臣・板倉雄馬(西岡德馬)の息子・靖幸(室龍太)と凪の間に生まれた子だと明かす。
一方、板倉雄馬は天文館の再開発を強引に進め、街の人たちの居場所だけでなく思い出さえ奪おうとしていた。
蓮たちは凪親子と天文館を守るため立ち上がる。
主演:寺西拓人
出演:大原優乃 肥後遼太郎/室龍太 高田翔 原嘉孝(友情出演)/SHIGETORA 西田聖志郎 新名真郎/西岡德馬
監督・脚本:諸江亮
企画・原案・プロデュース:嶋田豪
音楽:朝倉紀行
主題歌:C&K「相思相愛 with SOIL&”PIMP”SESSIONS」(ユニバーサル ミュージック)
挿入歌:宮崎奈穂子「Love Forever」(作詞・作曲:犬飼伸二)
エグゼクティブプロデューサー:肥後潮一郎 新名真郎
プロデューサー:星野晴美 西田建一
アソシエイトプロデューサー:麻生直希
協力プロデューサー:松平義之 羽子田幸一 加藤衛
製作支援:かごしまフィルムオフィス
ロケ協力:鹿児島市 We Love天文館協議会 鹿児島レディスカレッジヘアーアート学科
公式サイト:https://tenmonkan-tantei.jp/
公式X:@tenmonkantantei
2025年11月21日(金)より鹿児島県にて先行公開!
2025年12月5日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開‼
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