
【インタビュー】のん「私が何を考えているのかというところまで追求してくれたら」
10月13日まで開催中の「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。ー群れるー」。本展のリボンアートに込めた想いや直近の音楽活動、俳優活動も含めての話を、のん自身に聞いた。
のん インタビュー&撮り下ろしフォト
‐今回のリボンアート展の「群れる」というテーマについて改めてお聞かせください。
のん
人が集まっているところには惹きつけられることがあります。すごく話題になっているところとか、口コミがたくさんあるところとか、みんなが行っているところに惹きつけられることってあると思いますが、その「群れ」をアートとして表現したときに、どのように感じるんだろう?というのに興味があって、今回「群れる」という作品を作りました。
のん
これまでも、真っ赤童子という作品は、私にとっての「群れる」の実験で、前回は埋め尽くすということを目標にしていたんですけど、今回は、真っ暗な空間の中で、真っ赤童子たちが凝縮されれることで、より群れている感じが表現できるんじゃないかなという気持ちで作りました。そこに、赤べこたちやこけし灯籠増やして、更に群れを意識して作りました。
‐5月の「2025年北京スーパーストロベリー・ミュージック・フェスティバル」出演はどういった体験になりましたか?
のん
ステージの美術やインスタレーションとかも派手で、とても面白かったです。お客さんの反応も熱狂的で、感情の放出の仕方が開放的な気がしました。
‐9月3日に、3rdフルアルバム「Renarrate(レナレート)」が発売予定ですが、今度のアルバムのこだわり含めたアピールをお願いします。
のん
前作「PURSUE」を出した直後から準備を始めて、そうやって長い時間をかけて作ってきたアルバムで、とても自信がありますし、たくさんの方に聴いてもらわないとこの時間が報われない(笑)っていうぐらいこだわって作ってきました。なので、「Renarrate(レナレート)」って耳にした人は絶対に聴いてください!
‐同じく9月にアルバムタイトルをひっさげたツアーも予定されていますが、現時点、どんなツアーにしたいと考えられていますか?
のん
内容についてはまだ決まっていないんですけど、ニューアルバムに入っている曲はやりますので、「Renarrate(レナレート)」の魅力をしっかり伝えられるライブになったらいいなと思います。
‐今年は、アート活動、音楽活動に加えて、出演ドラマや映画作品公開など、のんさんの露出が増えていますが、ファンの方へのメッセージをお願いします。
のん
今年はアートも大々的に展示していますし、役者のお仕事も増えていますので、私の演技を改めて見てくださった方も、私が何を考えているのかというところまで追求して、音楽やアートにも触れていただけたら嬉しいなと思います。
‐「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。ー群れるー」で、初めてのんさんのリボンアートに触れる方へのメッセージをお願いします。
のん
今回はゾッとするような作品を目指したリボンアートになっていますので、不気味さや気持ち悪さを通して、人の感情に踏み入るような作品になったらいいなと思って作っています。
見た人の感情がかき乱されるような体験ができますので、是非直接見に来てほしいなと思います。
のん プロフィール
俳優‧アーティスト。兵庫県出身。
音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。 2022年2月に自身が脚本、監督、主演の映画作品『Ribbon』を公開(第24回上海国際映画祭GALA部門特別招待作品、新藤兼人賞 最終ノミネート)。
映画『さかなのこ』で、第46回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」、第32回日本映画プロフェッショナル大賞「主演女優賞」を受賞。 2024年12月、主演映画『私にふさわしいホテル』公開。
2025年2月、DMMTVでの実写ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』公開。同年4月、Netflix映画『新幹線大爆破』、9月4日にNetflixシリーズ『ポケモンコンシェルジュ』、9月29日より、ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス‧キング』配信予定。10月31日、映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』公開予定。
音楽活動では、2025年9月、3rdフルアルバム「Renarrate」をリリース予定。同月にアルバムツアーで全国4都市を回る予定。
また、俳優‧音楽‧映画‧アートといった枠にとらわれず、自由な表現に挑み続けてきた創作活動が評価され、 2024年に第16回伊丹十三賞を受賞。
■フォトギャラリー
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[インタビュー・写真:三平准太郎]
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イベント名称:Study:大阪関西国際芸術祭 2025
展示名称:のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。ー群れるー
アーティスト:のん
アーティスト:のん
キュレーター:仲野泰生(京都場館長、元川崎市岡本太郎美術館学芸員)
会期:2025年7月31日(木)~10月13日(月)
展示会場:国立民族学博物館(みんぱく)(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
(特別展地下会場で展示しています。)
(みんぱくについて https://www.minpaku.ac.jp/)
協力:東京リボン
料金:有料
「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」チケット、もしくは国立民族学博物館のチケットが必要です。
「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」チケット購入について
ネットでの購入もしくは、みんぱくショップでの購入が可能です。
【「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭 2025」とは】
Study:大阪関西国際芸術祭は、「アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭」です。
「ソーシャルインパクト」をテーマに掲げ、文化芸術による経済活性化や社会課題の可視化を目指しています。
私たちは、大阪‧関西万博を見据え、2022年より大阪を舞台に過去3回にわたり検証を重ねてきました。
万博年を迎える本年、24の国と地域‧93組のアーティストが参加し(6月8日時点)、大阪‧関西万博と大阪一帯をつなぐ役割を担う芸術祭として、万博開催期間中に展開されます。
会場は夢洲の万博会場内外に広がり、安藤忠雄設計の大阪文化館‧天保山やうめきたエリア、西成エリア、船場エリア、松原市、70年万博開催の万博記念公園内の国立民族学博物館、及び「Study×PLAS:Asia Art Fair」の会場である大阪府立国際会議場(いずれも黒川紀章建築)など、大阪を象徴する各地で展開いたします。
本芸術祭は、18カ国の大使館‧領事館等の協力や後援を頂いており、ドイツ、韓国、EU(欧州連合)などの国際機関と連携したアートプロジェクトを展開することで、グローバル規模での新たな対話と発見の場を創出します。
158カ国‧地域と9つの国際機関が参加する大阪‧関西万博開催の機会に、関西発の文化芸術を世界に向けて発信し、文化芸術による経済活性化や社会課題の可視化を目指してまいります。
※芸術祭の各章コンセプトについて: https://osaka-kansai.art/pages/program
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