“のん”春の火災予防運動一日消防署長による防火防災体験レポート
3月1日、本所防災館(東京都墨田区)にて「“のん”一日消防署長による防火防災体験」が行われ、女優・創作あーちすと“のん”が、春の火災予防運動の一日消防署長に。トークを行った他、本所防災館にある消火体験、地震体験コーナーを実際に体験した。(動画&フォトギャラリー)
東日本大震災の発生から10年の節目を迎え、首都直下地震などへの関心が高まるこの機会を捉え、東京消防庁では、初期消火を中心とした防災行動力の向上、自衛消防訓練など自主防火の推進等を広報の重点とした春の火災予防運動が実施されている。
その一環として、被災地ともつながり続ける “のん”は、春の火災予防運動ポスターモデルも務めている。
なお、この日のイベントは、新型コロナウィルス感染対策として無観客で行われた。イベントの内容は、当記事にて詳しく紹介、また、東京消防庁の公式SNSなどでも順次公開予定。
のん一日署長体験レポート
■火災予防トーク
-つい先日も東北地方で大きな地震がありました。
のん署長
すごくビックリしました。怪我をされた方もいらっしゃいますし、怖い思いをされた方もいらっしゃったと思うので、すごく心配になりました。
-のん署長は東日本大震災の被災地の皆さんとずっと繋がり続けるという活動をされています。この地震の当日は何をされてましたか?
のん署長
ちょうど自宅に帰る途中で、外を歩いている時に地震が起きたんです。ビルから叫び声が聞こえたり、外に飛び出してくる人がいて、「なんだろう?」って思ったら、周りの車とかが揺れだして、同時に私も揺れを感じました。帰宅してテレビをつけてみたら、東北が津波被害を受けているのを知って衝撃を受けました。
-首都直下地震が起きた場合、死者の約4割は火災によるものと想定されています。のん署長はこの点についてはご存知でしたか?
のん署長
4割と聞いて驚きました。
-新型コロナウィルスでおうち時間が長かった昨年は、それ以前と比べて火災の数は減ってると思いますか?増えていると思いますか?
のん署長
減っている?
-火災総件数は飲食店での火災を中心に(営業自粛などの影響で)減りましたが、住宅火災は増えているんです。特にガスコンロによる火災が増えています(おうち時間によりガスコンロを使う機会が増えたため)。
<令和元年>
火災総件数:4,089件
住宅火災件数:1,543件
<令和2年>
火災総件数:3,688件(減少)
住宅火災件数:1,550件(増加)
■消火体験
消火コーナーでは、消火器の使い方を学び、実際に消火器体験もできる。
本所防災館の高村館長から「消火器の使い方は3つの動作です。」と教わったのん署長は「ピン!ノズル!レバー!」と復唱し、その後、体験コーナーをチャレンジした。
-消火器体験はいかがでしたか?
のん署長
消火器はふだん使うことがないので、ちゃんと訓練できるのは大事なことだなと思いました
1回体験しておくと心構えが全然違ってきます。
■東日本大震災の地震体験
リニューアルされ、本日がお披露目となった地震体験コーナーでは、のん署長は東日本大震災の揺れを実体験。地震発生時の体勢と共に、その後の対応について学んだ。(詳しくは動画で)
■囲み会見
-一日消防署長の感想は?
のん署長
とても良い経験になりました。私が体験した動画をたくさんの方に見ていただいて、東京の街の安全・安心に繋がったらなと思います。
-体験してみて学んだことは?
のん署長
消火訓練は2回やらせていただいたんですけど、1回目より2回目の方が心構えができて、大きな声を出す気持ちが整ったり、早く消火できて、このような訓練する場所があるのは大切だなと思いました。
-新型コロナウィルスの影響で自宅で過ごす時間が増えていると思います。のんさんが自宅で火災予防として気をつけていることはありますか?
のん署長
お料理をする時に火の傍を離れないように、私はキッチンにイスを置いてちゃんと火を見るように心がけています。
-最後に東日本大震災から10年。地震のことををからめながら都民の皆さんに火災予防の呼びかけをお願いします。
のん署長
東日本大震災から10年となるこの機会に、いつ起こるかわからない火災に向けて消火方法をみんなで私と一緒に学びましょう。そして、東京の安全・安心をみんなで守っていきましょう。
■イベント動画
前編
後編
■イベントフォトギャラリー
のんさんからの大事なお知らせ(東京消防庁公式チャンネル)
東京消防庁公式アプリ
緊急時の連絡先情報、もしもの時に役立つツール情報、消防マップなどが確認できる
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/inf/app/index.html
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