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映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

吉沢亮主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』、ロンドン映画祭とバンクーバー国際映画祭正式出品決定

呉美保監督、吉沢亮主演の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9/20公開)が、今年10月開催されるロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)コンペティション部門、バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival 2024)パノラマ部門への正式出品が決定。あわせて、少年期から青年まで主人公の心の機微を映し出す新たな場面写真12点が解禁となった。
 
呉美保(監督)×吉沢亮(主演)×港岳彦(脚本)×五十嵐大(原作)
耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡いでいく
 
今回、来る10月9~20日(現地時間)に開催される第68回ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)のコンペティション部門、そして、9月26~10月7日(現地時間)で開催される第43回バンクーバー国際映画祭(2024)のパノラマ部門に『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が正式出品されることが決定。
ロンドン映画祭は英国映画協会が主催するイングランド最大の映画祭で、昨年は、濱口竜介監督の『悪は存在しない』がコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞。その他、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、 『怪物』(是枝裕和監督)、『パーフェクト・デイズ』(ヴィム・ヴェンダース監督)と話題作が上映されており、68回目を迎える今年の映画祭へも注目が高まっている。
今年で43回目を迎えるバンクーバー国際映画祭での本作の上映は、北米プレミアとなる。昨年は『怪物』(是枝裕和監督)、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、『悪は存在しない』(濱口竜介監督)、『アンダーカレント』 (今泉力哉監督)、 『バカ塗りの娘』(鶴岡慧子監督)が上映された。
 
そしてロンドン映画祭での公式上映にあわせ渡英予定の呉美保監督よりメッセージが到着した。
 
●呉美保(監督)メッセージ
上海国際映画祭に続いて、ロンドン映画祭コンペティション、
さらにはバンクーバー国際映画祭への出品だなんて、
これ以上の吉報があるでしょうか。
世界に羽ばたく我が子を送り出すような緊張と期待で、
いつもカサカサの手のひらが珍しく汗ばんでいます。
日本での公開もあと少し、いよいよですよ!はじまりますよ!
 
■新たな場面写真12点解禁
 
まだ幼い主人公・大(4歳の大役:畠山桃吏)が母・明子(忍足亜希子)や父・陽介(今井彰人)と過ごす場面や、母に黙っていた小学校での授業参観(小学三年生の大役:加藤庵次)、そして何かと反抗してしまう中学生の三者面談、自分の未来に悩む大(吉沢亮)の姿など、複雑な心のうちが感じ取れる場面写真の数々だ。
劇中、吉沢亮は中学生時代から成人していく主人公の五十嵐大を演じきり、自らの境遇の中で変化する母への思いを繊細に表現。また大の祖父(でんでん)、祖母(烏丸せつこ)、大が就職した編集プロダクション社長・河合(ユースケ・サンタマリア)ら大を取り巻く個性的な面々にも注目したい。

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

《INTRODUCTION》
2014年モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀監督賞に輝き、第87回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出、そして 2014年キネマ旬報ベスト・テン1位に輝く『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。
脚本を担当したのは、『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』(23)等を手掛ける港岳彦。 そして、主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等の話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

《STORY》
宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親のもとで愛されて育った五十嵐大。幼い頃から母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。
しかし次第に、周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るささえ疎ましくなる。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つが・・・。

◆本作における「きこえる/きこえない」表記について:
「聞こえる」=音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。
「聴こえる」=注意して耳にとめる。耳を傾ける。
それぞれの漢字の意味するところが違うことにより意味を限定してしまうこともあるため、「きこえる」とひらがなにすることで幅広い意味合いをご理解頂ければと思い、ひらがなにて統一して表記することになりました。

主演:吉沢亮
出演:忍足亜希子 今井彰人 ユースケ・サンタマリア 烏丸せつこ でんでん
監督:呉美保 『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)等
脚本:港岳彦 『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』、『アナログ』(23)等
原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)
企画・プロデュース:山国秀幸 『オレンジ・ランプ』(23)、『ケアニン』シリーズ等
手話監修協力:全日本ろうあ連盟
製作:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会(ワンダーラボラトリー/博報堂 DY ミュージック&ピクチャーズ/ギャガ/JR 西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/アミューズ/河北新報社/東日本放送/シネマとうほく)
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
配給:ギャガ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/
公式X:@FutatsunoSekai_

9月20日(金) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

本ポスター

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