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映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

風間俊介、先生として特別授業!映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

2025年9月20日、テアトル新宿にて、映画『ふつうの子ども』公開記念 <4年1組大集合!風間俊介&呉美保監督による特別授業>が行われ、風間俊介、呉美保監督と、劇中の4年1組の生徒たちより、嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大ら27名が登壇した。(動画&フォト)
 
国内外で高い評価を得ている監督・呉美保と脚本・高田亮の黄金コンビが三たび手を組んだ。
シリアスなサスペンスからラブコメディまで幅広く手がける高田が、「ずっと前から書きたいと思っていた」という子ども同士の人間ドラマ。
一方、呉監督も「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という思いを長年温めていた。自らも親となった監督と脚本家の二人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカスした最新作『ふつうの子ども』は、10才の子どもたちの日常をドラマチックに描き、「ありそうでなかった子ども映画」となって誕生した。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画レポート

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■ダイジェストフォトレポート

登壇、浅井先生による出席確認、そして「特別授業」の開始

満席となった会場に登壇した呉美保監督と風間俊介(浅井先生)、そして総勢27名の子どもたちを前に、MCは特別授業の開始を告げた。
 
まず、呉美保監督が観客への感謝を述べた。
「映画『ふつうの子ども』の監督をしました、呉美保と申します。本日、こんなにたくさんの方にお集まりいただき、満席だと聞き、とても嬉しいです。皆さん、どうぞ楽しんでいってください」と挨拶した。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

呉美保監督(右)

続いて、担任教師の浅井裕介を演じた風間俊介がマイクを握った。
「担任の浅井でございます。よろしくお願いします。本当にこの映画はこの子たちが主役です。皆さんは、この4年1組のみんなの顔をたくさん見ていってください」と、子どもたちに光を当てるメッセージを送った。
その後、イベントは風間による「出席を取っていきたい」との言葉で、映画さながらの特別授業形式で進行。クラスメイト全員の出席が確認された。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

風間俊介(左)

撮影中の「暴れん坊」エピソードと夏の思い出

風間が「撮影の合間に一番ふざけていたのは自分かも」と思う人間に挙手を求めると、多くの手が上がった。この質問に対し、大久保壮駿(おおくぼたけはや)が自身の印象を語った。
「実は、役の陽斗(はると)よりも僕の方が暴れん坊でした。ガチで。スタッフさんに何度も怒られたぐらいです」と告白し、会場の笑いを誘った。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

大久保壮駿

これに対し呉監督は、「でもその自由さとかもこの映画の良さではあった」と述べつつも、役柄のハルト本人は暴れん坊ではないところが面白いとも付け加えた。
 
続いて「またこのメンバーで撮影したいな、楽しかったな」と思う人に質問が振られると、ほぼ全員が手を挙げ、夏の撮影が充実していたことがうかがえた。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>
特に、撮影がちょうど1年前の夏休み時期だったことに触れ、真中ちはやが「これまでは家で寝転がりながらYouTubeを見る生活をしていたけど、今回初めてちゃんと充実した夏休みを過ごせたので、いい思い出になりました」と語ると、呉監督は「サマーキャンプ的」な良い夏休みだったと感想を述べた。
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真中ちはや(中央)

また、撮影中の「喧嘩」のエピソードも飛び出した。伊藤尊(いとうたける)は「大久保壮駿くんと喧嘩した時がありまして」と告白。映画が終わった後、一度は仲直りせず終わったものの、別の機会に再会して仲直りしたことを明かし、「あの時はちょっと本当にどうなるかと思いました」と振り返った。
 
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

伊藤尊

観客の反応と作品への思い

映画を鑑賞した感想について、瑠璃(三宅心愛 役)は、観客の反応に喜びを感じていることを明かした。
「最初は実感が湧かなかったのですが、何回も見るうちに実感湧いてきました。お客さんが『心愛ちゃん、可愛かったよ』などと感想を言ってくれるのが嬉しくて、何回も見に行っています」と語った。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

嶋田鉄太/瑠璃/大熊大貴

 
風間は、この映画を通じて「監督は、ここにいるみんな一人一人が大好きなんだな」ということが伝わり、子どもたちが「愛されている」ことが詰まっている映画だと称賛した。
 

映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

登壇者による感謝のメッセージと今後の期待

イベントの終盤、クラスの代表として子どもたちから、そして風間俊介と呉美保監督から挨拶があった。
 
味元耀大は、観客への感謝を丁寧に伝えた。
「皆様の貴重なお時間とお金を使ってこの映画を見に来てくださり、本当にありがとうございました。監督が、この舞台挨拶に立てることを当たり前に思わないでとおっしゃっていましたが、4年1組全員でこの場に立てるのは、皆様がたくさん見てくださっているおかげです。浅井先生、僕たちを上手にまとめてくださり、ありがとうございました」と、深い感謝の意を表した。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

味元耀大(中央)

瑠璃は、映画の広がりへの期待を込めて呼びかけた。
「改めて、本日『ふつうの子ども』をご覧いただきありがとうございます。去年の夏に皆でこの映画を撮ったことがとても楽しかったこと、そして今日また4年1組の皆と浅井先生に会えてすごく嬉しいです。SNSでの口コミで、皆さんがこの映画について書いてくださり、そのおかげで今、この場に皆さんが集まってくれています。皆さんもSNSなどでたくさん口コミをお願いします」と、SNSでの拡散を促した。
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瑠璃(中央)

そして、主人公の唯士を演じた嶋田鉄太は、ボケを交えながらも力強くメッセージを述べた。
「上田唯士役をさせていただきました、嶋田鉄太です。こんなにたくさんの方に見に来ていただき、本当に感謝しかありません。面白いと思ってくれたら、知り合いや家族にどんどん伝えていってほしいです。(会場の笑いを誘いながら)アカデミー賞を目指していますので、よろしくお願いします」と、作品への大きな目標を掲げた。
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嶋田鉄太

風間俊介は、改めてこの作品の普遍的な価値を強調した。
「この映画は派手な爆発シーンや特別なシーンがあるわけではありませんが、本当に普遍的なものを描いており、時間をかけてでも、少しでも多くの人に届いたらいいなと心から願っています。今すぐに爆発的に広がらなくても、何年かかっても最終的に多くの人に見てもらえる作品だと信じています。これからもこの作品を愛してください」と語った。

映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

呉美保監督は、映画が「一人歩き」し始めたことへの喜びを語り、プロデューサーとの言葉を引用して作品への手応えを述べた。
「9月5日の初日を迎えてから、正直、小さな作品なので、どのように一人歩きしていくか見守っていましたが、たくさんの方が口コミで広げてくださり、映画評論家の方からも後押しをいただき、多くの方に見ていただけています。そのおかげで今日、皆がこの場に立てています。企画当初、プロデューサーから『100年残る映画を作りたい』と言われましたが、今、風間さんがおっしゃったように、時間をかけてでも多くの方に伝わり、ずっと残る映画にできたのかもしれないと実感し始めています。この満席の皆さんが、隣近所やSNSで感想を言っていただけると、さらに広がっていくと思います。今日は本当にありがとうございました」と締めくくった。

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締めの「タカショウキャフェ」コール

イベントの最後にはフォトセッションが行われ、登壇者一同が笑顔でカメラに応じた。その際、長峰くみが音頭を取り、映画に登場するフレーズ「タカショウ(鷹匠)カフェ」 を観客とともに叫び、特別な授業イベントを締めくくった。
嶋田鉄太は「アカデミー賞を目指している」と公言するなど、『ふつうの子ども』は、公開後も観客や評論家からの絶賛の声が相次ぎ、今後も長く愛される作品として広がりを見せることが期待される。
映画『ふつうの子ども』公開記念<4年1組大集合!>

長峰くみ

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■フォトギャラリー

 
[写真・動画・記事:三平准太郎]

映画『ふつうの子ども』

《INTRODUCTION》
国内外で高い評価を得た『そこのみにて光輝く』(14)『きみはいい子』(15)の監督・呉美保と脚本・高田亮の黄金コンビが三たび手を組んだ。
シリアスなサスペンスからラブコメディまで幅広く手がける高田が、「ずっと前から書きたいと思っていた」という子ども同士の人間ドラマ。
一方、呉監督も「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という思いを長年温めていた。自らも親となった監督と脚本家の二人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカスした最新作『ふつうの子ども』は、10才の子どもたちの日常をドラマチックに描き、「ありそうでなかった子ども映画」となって誕生した。
主人公の唯士には、気鋭の監督たちに愛される嶋田鉄太(しまだ・てった)が抜擢され、唯士が恋心のようなものを抱く、大人びた同級生の心愛を瑠璃(るり)、そして二人と一緒に“環境活動”を始める陽斗を味元耀大(みもと・ようた)が演じる。
さらに、今を全力で生きる子どもたちと時に衝突し、寄り添う大人たちには実力派キャストが勢ぞろい!
唯士の母親・恵子を演じるのは、蒼井優。唯士の担任教師・浅井役には風間俊介。また心愛の母親・冬役を瀧内公美が演じた。
 
《STORY》
いつだって、世界は「好き」でまわってる
上田唯士(うえだ・ゆいし)、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。
最近、同じクラスの三宅心愛(みやけ・ここあ)が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスのちょっぴり問題児、橋本陽斗(はしもと・はると)に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。
出演:嶋田鉄太 瑠璃 味元耀大
  瀧内公美 少路勇介 大熊大貴 長峰くみ 林田茶愛美
  風間俊介 蒼井優
監督:呉美保
脚本:高田亮
製作:「ふつうの子ども」製作委員会
製作幹事・配給:murmur
製作プロダクション:ディグ&フェローズ
制作プロダクション:ポトフ  
特別協力:小田急不動産 湘南学園小学校
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
© 2025「ふつうの子ども」製作委員会
協賛:ビーサイズ キュウセツAQUA YOIHI PROJECT Circular Economy.Tokyo デザイン・エイチアンドエイ
公式サイト:https://kodomo-film.com/
 
2025年9月5日(金)テアトル新宿ほか全国公開
映画『ふつうの子ども』

ポスタービジュアル

 

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