MAPPA初オリジナル劇場アニメーション作品『アリスとテレスのまぼろし工場』特報&ティザービジュアル&メインキャスト一挙解禁
数々のヒット作を手がけるスタジオMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる『アリスとテレスのまぼろし工場』が、ワーナー・ブラザース映画と MAPPAの共同配給で、9月15日(金)から全国公開することが決定した。監督は、岡田麿里。
■変化を禁じられた世界で、止められない思いが、暴走するー
突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学三年生の正宗。いつか元に戻れるように、住人たちは変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女―。二人の少女と正宗との出会いが世界の均衡を崩していき、日常に飽きた少年少女たちの、止められない<恋する衝動>が世界を壊し始める―。
■監督:岡田麿里×制作:MAPPA×配給:ワーナー・ブラザース映画が初タッグを組んだ豪華布陣!
アニメーション制作は『この世界の片隅に』『劇場版 呪術廻戦 0』「進撃の巨人 The Final Season」など数々のヒット作を手がけるスタジオMAPPA。
岡田の才能に惚れ込み「岡田監督の作りたい世界を徹底的に追求した作品を作りたい」と初のオリジナル劇場アニメーション作品の制作を決意した。
また、これまで細田守監督『サマーウォーズ』や、空前の大ブームを巻き起こした『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』など、常に時代の最先端をいくクリエイターを発掘し、大ヒットに導いてきたワーナー・ブラザース映画が、今回も満を持して岡田監督最新作の配給を担い、全国拡大公開を決めた。
制作陣にも実力派スタッフが集結。
副監督に「呪術廻戦」の平松禎史、キャラクターデザイン・総作画監督に 「凪のあすから」の石井百合子、美術監督に『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』の東地和生、音楽は『空の青さを知る人よ』などの横山克が担当する。
作品について岡田は「少年たちが主人公の本作だが、甘酸っぱい青春物とは全力で逆走している、ヒリヒリした青春」を描いていると話す。本作の制作に至った理由の一つとして「自分が子供の頃に憧れた邦画や劇場アニメの空気を、現代の文法で作ってみたい」という思いを明かし「抱いていた理想そのままに、どこか懐かしい、それでいてちょっと見たことがないよう な映像になってきている」と手応えも伺わせた。岡田の元に集まった最強の布陣によってどのような作品が生み出されるのか、完成に期待が高まる。
■“恋する衝動が世界を壊す”--容赦なく胸に刺さる特報映像&ティザービジュアル解禁
この度、特報映像とティザービジュアルが解禁。
特報映像は、夕焼けが広がる空の下、光が反射する工場風景から始まる。14歳で時が止まった世界の退屈さを紛らわせるように、主人公の正宗と同級生の睦実がいらだちをぶつけ合っている中、空がひび割れ、突如、少女の泣き声が響き渡り、風が吹き荒れるシーンが続く。何かの衝動のように映像が加速していく中、「退屈、根こそぎ吹っ飛んでいっちゃうようなの…見せてあげようか」という謎めいた睦実の声が聞こえ、“恋する衝動が世界を壊す”という意味深なフレーズで映像が終わる。変化を禁じられた世界で果たして何が始まるのか、否が応でも胸騒ぎが止まらない衝撃の映像となっている。
特報映像
ティザービジュアルには、光に手をかざす少女の後ろ姿が描かれている。彼女の髪の毛は色濃く、その毛先には空のひび割れが続いており、謎めいた雰囲気を感じさせる。一体この少女は何者なのか?「この少女に近づいてはいけない」という怪しげなコピーが、物語の始まりを想起させる。
今後明かされる情報が楽しみだ。
■メインキャストに、榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲ら人気声優が決定
メインキャストも解禁。
主人公・菊入正宗役には榎木淳弥。爽やかな少年系キャラクターから「呪術廻戦」の主人公・虎杖悠仁のコミカルな演技まで幅の広い演技力を持つ榎木が、退屈を持て余しながらも睦実や五実と出会ったことをきっかけに変化していく14歳の少年を繊細に演じる。
謎めいた正宗の同級生・佐上睦実役には上田麗奈。現在OA中の「マッシュル -MASHLE-」レモン・アービン、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」ギギ・アンダルシアなど常に演じるキャラクターが話題。可憐な声ながらキャラクターの持つ危うさや狂気じみた部分を巧みにのぞかせる演技力で、正宗を翻弄する睦実に息を吹き込んでいる。
謎の少女・五実役には久野美咲。大ヒットアニメ「リコリス・リコイル」クルミ、「メイドインアビス 烈日の黄金郷」ファプタ、「サマータイムレンダ」ハイネなどで活躍、“リアルな子どもの声”でキャラクターを自在に操る演技で、謎の少女を熱演。
■岡田麿里の書き下ろし!原作小説の発売決定
「あの花」以来約10年ぶりとなる岡田の書き下ろし小説が、角川文庫より発売されることも解禁された。登場人物達の迷いや葛藤、誰かに強く惹かれていく気持ちなど、繊細な心の動きが岡田自身の言葉で綴られており、映画公開に先駆けて堪能できる。
一読してから映画を観れば、セリフの一言一言やシーン描写をより深く楽しめること間違い無しの1冊だ。カバーイラストは、角川文庫版のみの限定カットで、光が差し込む製鉄所で正宗と睦実が佇む美しいイラストになっている。
6月13日(火)より全国の書店および電子書店で発売開始。
■海外にも新作を待ち望む多くのファン!唯一無二の世界を描き続ける岡田麿里とは?
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、『心が叫びたがってるんだ。』を始め、数々の脚本を手がけてきた岡田は、ファンタジックな設定の中で人間の心の機微を繊細かつリアルに描き、アニメファンのみならず多くの人々の心の奥底を深く揺さぶる作品を生み出してきた。
また、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』は2018年に劇場公開され、スマッシュヒットを記録。第21回上海国際映画祭「金爵奨:アニメーション最優秀作品賞」を日本のアニメ作品として初めて受賞、第51回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭で「ファンタスティック・ディスカバリー部門最優秀長編作品賞」に輝くなど海外でも高い評価を受け、岡田の紡ぎ出す唯一無二の世界観は、日本のみならず、海外のアニメファンをも熱狂させている。
待望の監督最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』は、2021年6月の制作発表に合わせて、2分ほどの特別映像が公開された際には、瞬く間に再生回数が500万回以上を超え、YouTubeのコメント欄は国内外からの期待コメントで埋め尽くされた。
コメント
●岡田麿里 コメント全文
『アリスとテレスのまぼろし工場』ですが、作品に関わってくれている多くのスタッフの情熱により、少しずつ作品の完成形が見えてきました。
この作品を作っている理由の一つに、自分が子供の頃に憧れた邦画や劇場アニメの空気を、現代の文法で作ってみたいというものがありました。抱いていた理想そのままに、どこか懐かしい、それでいてちょっと見たことがないような映像になってきていると思います。
少年たちが主人公の本作ですが、甘酸っぱい青春物とは全力で逆走している、ヒリヒリした青春を描いています。皆さんに楽しんでいただけますよう、スタッフ一同頑張ります。なにとぞよろしくお願いいたします。
映画『アリスとテレスのまぼろし工場』
《STORY》
突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学三年生の正宗。いつか元に戻れるように、住人たちは変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女―。二人の少女と正宗との出会いが世界の均衡を崩していき、日常に飽きた少年少女たちの、止められない<恋する衝動>が世界を壊し始める―。
原作・脚本・監督:岡田麿里
副監督:平松禎史
キャラクターデザイン:石井百合子
美術監督:東地和生
音楽:横山克
制作:MAPPA
出演:榎木淳弥 上田麗奈 久野美咲
配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA
©新見伏製鐵保存会
公式サイト:https://maboroshi.movie
2023年9月15日(金)全国公開
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