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『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

「“不思議な国のアリス”のような映画です」南沙良&大西流星(なにわ男子)映画『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

「“不思議な国のアリス”のような映画です」南沙良&大西流星(なにわ男子)映画『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

2022年9月17日、新宿バルト9にて、映画『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、主人公の女子高校生•窪花を演じた南沙良、花の幼馴染•四井純を演じた大西流星(なにわ男子)と、本作を手掛けた片岡翔監督が登壇。世にも奇妙な作品らしく(?)3人に共通する3のキーワードも上がった。

舞台挨拶レポート

リピーターが多いことでも評判になっている本作。MCが「3回以上鑑賞の方!」と観客に声をかけると、実際に50人ほどの観客から手が上がった。そして続いて南、大西、片岡監督が登場すると、今まさに衝撃のラストを味わったばかりの客席からは大きな拍手が沸き起こった。

■Twitter質問コーナー

この舞台挨拶にあたり、公式Twitterで質問を募集。いくつかの質問に答えていくことに。

もしも窪花役と四井純役を交換してやる事になったら、どのシーンに苦戦する?

まずは「もしも窪花役と四井純役を交換してやる事になったら、どのシーンに苦戦すると思いますか?」との質問に南は「お父さん(玉木宏さん)と純くんが取っ組み合いになるシーンがあるんですけど、気持ちの流れ的にもアクション的にも難しそうだと思いました」とコメント。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

南沙良

対して大西は迷いながら「どのシーンも花ちゃんの表情が大切になってくると思うんですけど、お母さん(桜井ユキさん)のほくろを取るシーン…」と話し、会場からは鑑賞後だからこそ分かる笑いが漏れた。
そして「驚きの演技とかもかなり大事になってくるので、花ちゃんの気持ちの変化が表れていくシーンだと思いますし、そこかなと」と理由を加えた。聞いていた演じた南は「あそこはびっくりしました」とほほ笑んだ。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

大西流星(なにわ男子)

自分以外の役で好きな役、もしくは演じてみたい役を選ぶとしたら?

続いて「自分以外の役で好きな役、もしくは演じてみたい役を選ぶとしたら?」との問いには、南が「私は純くんです。窪家を客観視したお芝居にな るので、楽しそうだなと」と窪家の中にいる身としての回答。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

大西はかなり悩んだ末に「(花の妹役の)月(ルナ)ちゃんとか」と答えると、会場からは「ええ~!」と驚きのリアクションが。しかし「仮面をつけての演技というのは、表現するうえで動作とかも限られてくると思うので、その難しさも乗り越えてみたい」と話すと、会場も南も納得の様子。
しかし片岡監督からは「大西さんを観にきたのにほとんど仮面をつけていたら、ファンの方ががっかりされるのでは?」と鋭い突っ込みが入った。すると大西も「たしかに。目の部分を大きく開けていただいて」と返し、会場からも笑いが漏れていた。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

片岡翔監督

一番時間が掛かったシーン

オリジナルで本作の世界を生み出した片岡監督には「一番時間が掛かったシーンはどこですか?」との質問があり、「やはりクライマックスのシーンですね」と振り返りつつ「特にラストカットは、丁重に扱わないといけない俳優さんが出てらっしゃるので時間がかかりました」と含みを持たせた答えが返ると、そのシーンに出ている南もうなずいていた。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

片岡翔監督

一番良い感想を言ってくれた人は誰?

「この映画を見た周りの人達の反応で一番良い感想を言ってくれた人は誰ですか?」との質問には、大西が「こういったジャンルが苦手な友達にお すすめした方法」として「ファンタジーで、うさぎがたくさん出てくる可愛い映画に出てるんですよ」とおすすめしたそうで、見事、その友達に観てもらうことに成功。しかし案の定「『うそつくなや!』と怒られました。可愛らしい映画だと思っていたから、より驚いたみたいで。『怖い映画じゃないんだよ』と伝えたかった結果、そうなっちゃいました」と明かすと、片岡監督からは「でもそのおすすめの仕方は間違っていないと思います。僕は全部可愛いと思ってます。出演者もうさぎもぬいぐるみも。『不思議の国のアリス』みたいな。うさぎから始まる物語ということで」と、監督ならではの分析が出た。

さらに、終始不穏な空気が漂う本作には、大西の友達しかり、そのジャンルに足を運ぶことに迷っている人がいる一方、歪んだ家族の姿が浮き彫りになっていく様や、ラストでの伏線回収とその衝撃度など、冒頭での2回目、3回目以上に、すでに「5回観た!」という強者も出現し、「ラストのオチ を知ってから、伏線を確かめにもう一度映画を観たくなる」「不穏さがクセになる」とSNSでも考察や分析に大盛り上がり中で、南も「母親が3回観てくれた」と告白。すると、大西も「僕の母親も3回観てくれました!」と続き、さらには片岡監督も「僕も父親が3回観てくれました」と驚きの偶然の一致が。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

次に観る際は、ここも観てね!

そして「次に観る際は、ここも観てね!」と、さらに注目して欲しいポイントがあるか尋ねると、南が「月のぬいぐるみの中に鈴が入ってるんです。撮影中には気づいてなかったんですけど、あとで監督に聞いて」と、そこにも注目して欲しいとアピール。そして今日の昼に映画館で2回目を観たという大西は「キャラクターのちょっとした変化は、2回目、3回目だからこそ気づける変化かなと思います」と話し、MCから「ご自身のシーンもしてやったりだったのでは?」と聞かれると「いや、それは編集の力です」と謙虚に話しながらも、その表情は自信たっぷりだった。

■最後にメッセージ

そして最後は主演の南が「数回観てくださっている方もいると思うんですけど、何回も楽しめる映画だと思うので、面白いと思っていただけたら、周りの方に進めていただけると嬉しいです」と挨拶。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

大西からは「この作品は、観終わったあとに『気持ちよかった』とか『すっきりした』とかじゃなくて、『心がざわつく』感じが、スリルがあって面白い映画だと思います。1回観てくださった方々が、またちょっと時間空いて、『これどういう意味やったんやろ』と答え合わせみたいな感じで観ていただくとより作品の深いところまで知れると思います』とメッセージ。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

大西流星(なにわ男子)

片岡監督も映画が公開されると、「楽しみにしていたのにもう公開してたんだ、もう終わっちゃったんだという声が聞こえたりしますが、ぜひ周りの方に声をかけていただいて。みんなで頑張って作った映画です。スクリーンで上映される機会というのは、この時しかありません。スクリーンの大画面で映える作品なので、どうぞよろしくお願いします」とプッシュした。

『この子は邪悪』大ヒット御礼舞台挨拶

大西流星(なにわ男子)/南沙良/片岡翔監督

■フォトギャラリー

[写真:三平准太郎]

映画『この子は邪悪』

STORY
心理療法室院長・窪司朗の娘である花はかつて一家で交通事故に遭い、司朗は足に後遺症が残り、母は植物状態に、妹は顔に重度の火傷を負った。その事故で心に深い傷を抱えていた花のもとに、母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純が訪れる。花は純と次第に心を通わせていくが、ある日突然、司朗が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくる。司朗は「奇跡が起きた」と久しぶりの家族団らんを喜ぶが、花は違和感を覚える。「この人、お母さんじゃないー」。

監督・脚本:片岡翔
出演:南沙良 / 大西流星(なにわ男子) 桜井ユキ 渡辺さくら 桜木梨奈 稲川実代子 二ノ宮隆太郎 / 玉木宏
製作:「この子は邪悪」製作委員会(カルチュア・エンタテインメント、ハピネットファントム・スタジオ、C&Iエンタテインメント、TCエンタテインメント)
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント、Lamp.
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017 準グランプリ作品企画 GREEN FUNDING賞
© 2022「この子は邪悪」製作委員会
2022年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/100分
映倫区分:PG12
公式サイト:https://happinet-phantom.com/konokohajyaaku/
公式Twitter:@konokohajyaaku #この子は邪悪

本予告映像

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9/1(木)より新宿バルト9他にて全国ロードショー

この子は邪悪

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