猪狩蒼弥「大西流星くんとは同じ事務所なんですけど…やめて！」窪塚愛流×齊藤なぎさ×莉子×志田彩良 映画『恋を知らない僕たちは』完成披露試写会【詳細】レポート

2024年7月15日、丸の内ピカデリーにて、映画『恋を知らない僕たちは』完成披露試写会が行われ、大西流星（なにわ男子）、窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、猪狩蒼弥（HiHi Jets）、志田彩良、酒井麻衣監督が浴衣姿で登壇。5月に撮影を終えたばかりの撮影エピソードを語ったほか、撮影中に言えなかった秘密をそれぞれ明かした。

舞台挨拶【詳細】レポート

■最初のあいさつ

本日はたくさんの方がここに集まってきてくださり、すごく嬉しく思っています。ついこの間まで撮影していたんちゃうかなというくらい、4月、5月にこの作品は撮影させていただいたんですけど、まさかこんなにも早く皆さんの元に届くと思うとめちゃくちゃドキドキしていますし、この映画はとても胸キュンが詰まっているので、この夏を彩ってくれること間違いなしだと思っております。ぜひとも皆さん楽しんで帰ってください。

この作品は5月に撮影して、僕たちもこんなに早く皆様のもとに届けられることをとても嬉しく思っていますし、それを完璧に最高傑作に仕立て上げた作ってくださった監督も本当に感謝しています。ありがとうございます。

自分なりにもすごく頑張った作品なので、こうやってたくさんの方に見ていただけるのがすごくすごく嬉しいですし、この夏、きっと皆さんも恋がしたくなる最高の作品になっていると思うので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。

いよいよ本日から始まるということで、今日もそうですし、今後いろいろ舞台挨拶だったり、イベントだったりいろいろあるのかなっていう予感がしているので、すごく楽しみにしています。本日は最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします。

みんな言ってますが、撮影から公開までがあっという間で、本当にすごいスピーディーに駆け抜けたんですけど、このスピード感がこの青春ならではの焦燥感というか、そういうのに繋がったんじゃないかなと、試写を見てめちゃくちゃキュンキュンしました。皆さん、今日はぜひ楽しんでいってくださいます。ありがとうございます。

この後、皆さんご覧いただくと思うんですけど、ぜひたくさんドキドキ緊張して帰っていただけたらなと思います。本日はよろしくお願いいたします。

最高の青春映画ができましたので、今日皆さんに届けられるのが本当に楽しみです。

■それぞれのキャラクターを演じてみて

 

‐今日は胸キュン祭りということで皆さん浴衣姿です。大西さん、いかがですか？

 

皆さん本当に素敵で、撮影の時の制服とはまたガラリと変わって、ちょっと大人っぽく見えたり、この作品と照らし合わせて見ていただけると、全然違うキャラクターを演じていたんだなと改めて思って、ドキドキしています。

 

‐水野美波さん原作のキャラクターを演じられて、皆さんいかがでしたか？まずは映画初主演の大西さんは？

 

英二君という役柄は、友情より恋より友情を優先してしまうという、恋を知らないピュアな男の子なんですけれども、中学生の頃から幼馴染だった泉や直彦と関わっていく中で、泉への恋心であったり、でもやっぱり直彦との友達としての関係を崩したくない。そういうドギマギしながらも、いろんな人と出会って、恋を知っていって、自分自身が成長していくっていうのがすごく丁寧に描かれています。

僕から見てみたら、めちゃくちゃ少年過ぎて、とても眩しい子だなっていうのは思いました。

 

でもスクリーンで見たらピッタリでしたよね。

今と違う人みたいで、本当に、なにわ男子の大西さんとはちょっと良い意味でイメージが違うと思った。

 

嬉しい（棒）・・・

 

一応同じ事務所なんですけどね。さっきまで（楽屋では）仲が良かったんですけども・・・

 

（今は）俳優の顔してます。

 

ヤメテ！！先に伝えといて！

 

（会場笑）

 

ホンマやな。確かに！

そうですね、初主演ということで、まさか自分がラブストーリーの、しかも少女漫画のこの実写化をさせていただけるなんて思ってもみなかったですし、エンドロールで一番初めに名前が出るということで、まだ本当に実感ない中ですが、この主要人物の6人のキャストがめちゃくちゃ僕を支えてくださいましたし、同世代だからこそ、この明るい気持ちであったり、カメラ回ってる時も回ってない時も、同じクラスメイトのように過ごしたひと夏の青春を過ごしたなという気持ちでいっぱいです。

 

‐英二の親友役を演じた窪塚さんはどうですか？

 

直彦を演じてみて、すごいなって思うところがいっぱいありました。理由は大人っぽいところです。高校生でその包容力と優しさ、そのまっすぐな振る舞いを友達にも彼女にもしてあげられる性格っていうのは当時の僕には全く、どちらかというと英二みたいな感じだったので憧れました。

‐齊藤さんはいかがでしたか？

 

小春ちゃんは本当に人に尽くしがちで、好きになった人にはもう尽くして尽くして好きになってもらいたいっていう、本当に恋に全力投球できる女の子なんですけど、私も小春ちゃんに共感できるっていう部分がとても多かったですし、現実世界にいる女の子もきっとこういう風になったことあるんじゃないかなっていう部分があるので、小春ちゃんにきっと共感していただける方がたくさんいるんじゃないかなって思います。私も、その可愛らしさを出せるように演じてました。

‐莉子さんはいかがですか？

 

泉はとにかく真っ直ぐなので、そこを映像化するからには、皆さんに愛されるキャラクターであるようにお芝居したいなと思っていたので、監督とも何度もコミュニケーションをとらせていただいたりとか、苦戦はしたんですけど、本日届けられるということで嬉しく思います。

やっぱりお芝居するとセリフを言うっていう作業があるので、どうしても自分だと自然には出てこない言葉を言ってる感覚になっちゃうんですけど、そこに嘘がないように、どれだけまっすぐに私も演じられるかっていうのはすごく意識してやってました。

‐猪狩さんは？

 

原作を読んだ時から、僕は太一が一番好きなキャラクターで、まっすぐで大切な人を大切に思えるんだけど、それが何か、女の子に対してもそうだし、男の子の友情的な部分に対しても、自分の幸せはもちろん、他の人の幸せもちゃんと願えるような、そしてそこに対して行動できるような、まさに俺だなと思って。

 

（笑）

 

なので、役作りはほとんど必要なかったですね。

 

そっか・・・

 

そんなことない？

 

（２人は）仲が悪い？

 

そんなことないですか？

 

でもなんか、本読みの時からもう太一くんに入り込んでいたよね。

 

確かに！

 

本読みのときはみんな探り探りな部分があるじゃないですか。この役柄、こういう中話しかけて大丈夫かな？みたいな。でも、（猪狩くんは）１言目からちゃんと太一になりきってたから、一気にこの作品の世界観の深みがすごく出ていた。

 

監督と、始まる前にいろんなお話をして、もう台本が無いぐらいの感じでしゃべってほしい、全部アドリブでいいぐらいの感じでよろしくみたいな感じだったから。原作をちゃんと読んでたから、台本は逆にさらっと読んで、現場の空気に合わせてやろうと思ったんですけど、いざ現場入ってみたら、たぶんそれを言われたのは俺だけだったみたいで、俺のアドリブに対してみんなが笑ってくれない瞬間とか、その笑いが起きるまでカットしない監督とか、撮影はかなり僕にとってかなりシビアでしたね。

 

‐監督はその点についてどういう意図があったんですか？

 

猪狩さんの持つ明るさを映像に残したいなと思っていて。そしたら脚本・原作も大切にしつつ、アドリブ大歓迎ですっていうことで、アドリブもいっぱい編集で使わせていただきました。

 

てんこ盛りでした。なんであのシーンでは（なかなか）カットしてくれなかったんですか？

 

面白いことを言ってくださるからです（笑）

 

そう、まさにそうなんですけど、そのシーンの僕の苦しさもわかってもらいながら楽しんでいただけたらなｔ思います。

 

‐志田さんはいかがでしょう？

 

瑞穂は、恋って何だろう？っていう想いを抱えている女の子なんですけど、実は多分この中で一番ピュアで乙女な一面を持っている女の子なので、言葉ではちょっと偽ってというか、自分の感情とは違う強さみたいなところを言いながらも、表情には素直な瑞穂の感情が出てしまっているみたいな、そういう素直さをすごく大事に演じました。

‐撮影が今年の4月、5月。九州オールロケだった撮影で印象に残っていることは？

 

やっぱり何と言ってもこのロケーションが素晴らしすぎて、原作にあるような学校の風景であったり、町並みであったりみたいなのも本当に忠実に再現されているというか、原作の世界観がしっかりとあるので、その中でお芝居するということで、とても集中しやすかったです。

本当に6人がその場所で生きているかのような、本当にありがたい環境を揃えてくださいました。

あとは九州の皆さんが、たくさん支えてくださったり、エキストラとして参加してくださり、本当に皆さんのおかげで作り上げることができた映画だなっていうのをすごく思いました。

■撮影中、言えなかったことをここで告白！

いろんな場所で撮影させていただいたんですけど、僕は文化祭でのお化け屋敷でのシーン。僕、実はすごいビビリな一面があって、今も後ろに風船がある時点で、めっちゃビビってるんですけど。。。

 

なんで？

 

いつ割れるかわからないのでビクビクしながら・・・

 

大丈夫ですよ（背景の風船をガシガシパンチ）！

 

やめろ！！絶体ヤメて！！

そう、ビビリなので、それをスタッフさんが知ってるのか、お化け屋敷のシーンで、扉を開けた瞬間に、驚かす仕掛けがバーンって出てくるみたいなのがあったんですけど、お芝居ですし、事前に説明してくるのかと思ったら、まず１回やってみましょうかということになって、え？みたいな。

とりあえず、「分かりました。英二くんになりきって、自分は英二くんだ、英二くんだ」と自分に言い聞かせて、英二くんになりきって、扉を開けると、仕掛けの骸骨みたいなのがバコーン！って来て、大西流星として「ヒヒーン！！！」みたいな驚き声を出してしまって、その仕掛けを担当していた美術のスタッフさんにドン引きされるということに。

それがちょっと（僕を）ビビりっていうことを知っててやったのか、どうなんですか？監督？

 

私の予想以上の仕掛けを美術部さんがやってくださっていて、私もビックリしました。大西さんの声に。

 

（笑）

でも、教室をしっかりとしたお化け屋敷に美術部さんがしてくださっていて、注目のシーンなので、皆さんにも是非見てほしいです。結果的に僕の大好きなシーンになりました。

 

僕は作品にはほとんど関係ないんですが、クランクインからクランクアップにかけて少し痩せました。

 

え、そうなの？福岡ですげえご飯食べてたじゃん。

 

食べてたけど。夜とかラーメンを食べに行ったり。

僕、すぐに痩せちゃうんで意識してたべてたんだけど、ある時からあんまり食べなくなった。

えっ？世の中には痩せたくても痩せられない人がいっぱいいるのに・・・

 

でも、太りたくても太れない人もいっぱいいるっすよ。

 

（窪塚くんとは）２人で屋台のラーメンを食べに行きました。２人のシーンの撮影の真横にも屋台があって、撮影しながらこれはもう行くねってなって。

２人きりで行くつもりだったんだけど、あんまり信用されていないのか、なんか護衛の人が２人付いてきて、４人で食べました。

ありがたいことにこの仕事をしているので、顔が知られていることも多い中、屋台に行けて、福岡を感じられたのは嬉しかったです。

 

撮影終わりに一人行動をずっとしてたんです。一人でひたすら博多を歩きまくるみたいな。一人でモツ鍋、サウナ、ジムのどれかに絶対に行ってました。特にモツ鍋は２週間連続で１人で食べに行ったんです。待ち時間にもモツ鍋を頼むぐらいに。

待ち時間、ずっとモツ鍋の匂いがしてるという（笑）

 

（笑）

モツ鍋にハマっちゃって（笑）でもスクリーンを見ればわかるんですけど、肌がツルツルなんですよ。モツってやっぱり肌が綺麗になるんだなって、改めてこの作品で感じました。

 

率直にもっと6人で話したかったなって。誰かが撮影しているって状況だったから、6人全員でお弁当を食べたことはなかったんじゃないかなと思って。

だからそれがちょっと悲しかったかなっていう告白です。

告白じゃないんですけど、女性陣３人をなんて呼んだらいいのか、今でもわかんなくて。この間、番宣でご一緒したときに「齊藤さん」って呼んだら、「斎藤さん？ウケる！死ぬ！」って爆笑しやがるんですよ。

撮影中は役名で呼んでたんですけど、終わってからしばらくはプロモーションで一緒になるので、なんて呼んだらいいのかなって。

 

私は「志田さん」か、でもりったん（莉子）とかは「さーたん」って呼んでます。

 

りったんとさーたん？

 

あと、なーたん（齊藤なぎさ）

 

でも俺が「なーたん」とか呼んだら、若干キモさがあるわけで。

じゃぁ、「齊藤さん、莉子さん、志田さん」って呼ぶんで、二度と笑わないでください！

 

わかりました！

 

‐志田さんが告白したいことは？

 

私は、告白というか謝りたいことがありまして。

撮影のクランクインで初めて九州に行った日に、猪狩さんと私の待ち時間が多かったんですよね。最初は莉子ちゃんもそこにいて、莉子ちゃんがいるときは、元々共演したこともあって仲がいいのですごい盛り上がるんですけど、（莉子ちゃんが）いなくなった瞬間にすごいシーンとなってしまって。

その時に、猪狩さんが気を使ってくださって、何歳なんですか？とか何が好きですか？とか、すごいたくさん聞いてくださったんですが。

俺、めっちゃキモいヤツみたい・・・

 

私も人見知りすぎちゃって、本当に1問1答みたいなインタビューみないな感じにしてしまったのを本当にごめんなさいって思ってます。

 

全然。僕も途中から務質問みたいになったので、お散歩に出かけました。

 

（笑）

 

初日だけはあの空気、ハンパなかったですよね（笑）

 

早く莉子ちゃん戻ってここないかなって思ってました（笑）

 

それが顔に出てるんですよ！

■最後にメッセージ

まず原作の水野先生にこの作品を生み出してくださって本当に感謝したいです。ありがとうございます。

今、ある気持ちだったりとか、今、目の前にある恋を正面から抱きしめる勇気をもらえる作品となっています。是非皆さん楽しんでください。

この作品は、恋って何？っていうのがテーマだなと僕は思っていまして、この恋にもいろんな形があって、追いかける恋、追われる恋、恋をまだ理解できていない恋、そういったいろんな恋がある中で、自分に合った恋を見つけて幸せになっていこうと奮闘する6人を、監督とスタッフさんのおかげで描かれています。この夏キュンキュンしたいなと思う方はぜひとも映画館で『恋を知らない僕たちは』を観ていただいて、最高の夏の締めくくりになればなと思っております。ぜひとも皆さんもお友達を誘って、『恋を知らない僕たちは』を一緒に盛り上げていけたらなと思いますので、ぜひともこの夏よろしくお願いいたします。

■フォトギャラリー

 

[写真・記事：三平准太郎]

映画『恋を知らない僕たちは』

この夏、6人の“本気の恋”が交錯する！
予想外の恋の行方に＜360度キュンとして共感＞する等身大（リアル）ラブストーリー！！

《STORY》
中学2年、親友同士の英二（大西流星）と直彦（窪塚愛流）の学校に、英二の幼馴染・泉（莉子）が転校してくる。英二は幼い頃から泉への想いを胸に秘めていたが、言葉にできずにいるうちに直彦が泉へ告白し、二人は付き合うことになる…。
同じ高校に進学した3人は、小春（齊藤なぎさ）、太一（猪狩蒼弥）、瑞穂（志田彩良）と出会い、それぞれの恋が動き出す。まだ“本当の恋”を知らない6人の予想外な恋の行方は――!?

大西流星
窪塚愛流　齊藤なぎさ　莉子　猪狩蒼弥　　志田彩良

原作：水野美波 「恋を知らない僕たちは」（集英社マーガレットコミックス刊）
監督：酒井麻衣
脚本：大北はるか
©2024「恋を知らない僕たちは」製作委員会　©水野美波／集英社
配給：松竹
公式サイト：https://movies.shochiku.co.jp/koiboku-movie
公式X：@koiboku_movie #恋僕
公式Instagram：@koiboku_movie
公式TikTok：@koiboku_movie

特別メイキング映像

2024年8月23日（金）全国公開