
桐谷健太「沖縄の想いと笑顔を!」伝説のロックバンド“紫”のライブも披露、映画『ミラクルシティコザ』完成披露舞台挨拶
2022年1月13日、ライブハウス・川崎クラブチッタにて、映画『ミラクルシティコザ』完成披露<爆音>試写会&舞台挨拶が行われ、主演の桐谷健太、脚本・監督の平一紘、そして音楽協力の伝説のハードロックバンド「紫」が登壇。映画については、制作のきっかけや見どころ、そして、舞台挨拶後は、「紫」によるライブパフォーマンスが披露された。
映画『ミラクルシティコザ』は、主演に桐谷健太を迎え、日本復帰前の70年代と現代の沖縄を描いたタイムスリップ・ロックンロール・エンターテイメント。
舞台挨拶レポート
■動画レポート
舞台挨拶はトークノーカット&紫によるライブパフォーマンスも1曲収録!

■フォトレポート
▼26回書き直した脚本
桐谷健太(ハル(過去)役)
みんな本当に楽しみながら一生懸命この作品作りをやってきました。それを皆さんの前にこうやって出せることがすごく嬉しく思います。
平一紘監督
この作品は、ハワイでワールドプレミア上映を行ってきたんですけれども、日本で一般の皆さんに見てもらうのは今日が初めてです。
ジョージ紫(紫・キーボード)
この映画に僕らの音楽を何曲も使っていただき、そして映画の制作にも関わってすごく光栄に思っています。
五十年余りこのバンドをやってきて本当に良かったと思っています。
-この映画のオファーを受けた時のお気持ちは?
桐谷健太
オファーの話をマネージャーからの電話で聞いたんです。「沖縄ロケの映画のオファーが来てます」って。
その時、母親と神奈川に旅行に行っていて、海辺を歩いていたので、海を見ながら「あぁいい感じやな。なんかあピンと来るわ」と思ったのが最初でした。
それから脚本をいただいてで読んだ時に、とても斬新な切り口が面白いなと思いまして、でももっと沖縄の人たちの想いが出たらもっといいんじゃないかなとかいろいろ監督に話したんです。
そしたら、監督が書き変えた脚本を何稿も送ってくるんです。その度に感想を返すんですが、6稿くらい次々とまた送ってくるので、「あの、もうちょっと定まってから送ってもらっていいですか?」ってお願いしました(笑)
平一紘監督
全部で26回書き直しました。
桐谷健太
めちゃくちゃ送ってきましたよね?
俺、毎回最初から最後まで読んで、「今回はあんまり変わってへんなぁ」って思ったり。
そして、やっぱりコロナ禍で撮影が3回ぐらい延期になったんですけど、その度に監督が僕だけに見せるYouTube映像を編集して、送ってくださったりしたんです。だから再生回数2回とかなんですけど。
でも情熱はめちゃくちゃ伝わりました。
▼劇中は桐谷健太も紫の楽曲を熱唱
-主演として桐谷さんにオファーをされた理由は?
平一紘監督
この作品は音楽映画でもあるんですけど、コメディ映画でもあると心に決めていて、面白い人にお願いしたいと思っていたんです。
僕が邦画で一番笑ったのが『僕の彼女はサイボーグ』での桐谷健太さんのシーンなんです。で、本作が沖縄を舞台にしたロックの映画なので、桐谷さんだったら本当に嬉しいなと思ったからです。
-劇中では、桐谷さんが紫の楽曲を熱唱されてます。
桐谷健太
(歌えて)嬉しかったです。今回はほとんど同録(同時録音)だったので、外国の方のオーディエンスの前で歌ったり、ラップもやったり、音楽満載なんです。
紫さんは50年間ずっと続けてらっしゃって、そして僕が50年前の時代にタイムスリップして歌えるのは自分にとっても大きなことでした。
▼紫のヒストリーが反映された本作
-監督は映画制作にあたって、紫さんにインタビュー取材されたそうですが、この映画に紫さんのヒストリーがどれくらい反映されていますか?
平一紘監督
紫さんのメンバーが書かれた本や、インタビューで、ヤクザに追い詰められた話とか、実は26回書き直した台本には、書けなかったエピソードもたくさんあって、音楽的な部分だけでなく、人柄の部分にもたくさん影響を受けました。
▼主題歌のHIROKI(ORANGE RANGE)からビデオメッセージ
HIROKI(ORANGE RANGE)
『ミラクルシティコザ』は、コザのあらゆる魅力が詰まっている作品だと思いました。コザの近くで僕も生まれ育って、今もなお住んでますけど、そんな僕でもワクワクして感動する作品になってるので、たくさんの人たちにグサグサ突き刺さる感動を与えるのは間違いないなと思います。今回、主題歌「エバーグリーン」を制作しましたが、コザという街の呼吸みたいなもの、先人の想いをうまく伝えられたらいいなと思いながら作りました。
ほんでですね、この平監督とは中学校が同じなんです。僕の後輩にあたりますけど、これもまたミラクルですよね。今回こうやって一緒にお仕事てできてほんとうに嬉しかったです。
そんなコザが生み出した才能、平監督の作品を是非皆さんも楽しんでください。
平一紘監督
僕が中学の卒業を迎えた時は、既にORANGE RANGEさんはめちゃくちゃ売れてて、卒業式でライブをやってくれたんです。学校中が大騒ぎで、そういう伝説の先輩たちとお仕事をご一緒できてとても嬉しいです。
▼最後にメッセージ
桐谷健太
沖縄の日本復帰50周年である今年に、こういう映画を公開できることは僕にとっても、沖縄のみんなにとってもとても意義のあることだと感じています。
僕もずっと沖縄が好きで、こういう沖縄映画を主演でやれることは、とても幸せなことだと感じています。
内容はコメディ映画なので、肩肘張らず楽しく観てもらって、笑って泣いてもらえたら嬉しいです。
■舞台挨拶フォトギャラリー
- 桐谷健太/平一紘監督
- 桐谷健太
- 桐谷健太
- 桐谷健太
- 桐谷健太
- 桐谷健太
- 桐谷健太
- 平一紘監督
- 平一紘監督
- ジョージ紫
- 桐谷健太/JJ(紫)
- 桐谷健太(中央)
- 桐谷健太(左)/平一紘監督(右)
- 桐谷健太(中央)
- ジョージ紫(左)/桐谷健太(右)
■紫ライブフォトギャラリー
[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]
映画『ミラクルシティコザ』
STORY
ロックスターだったハルが、孫に託した、最後の夢。
沖縄市コザ、かつては隆盛を極めた街だが、現在ゴーストタウンの一歩手前!? そこで暮らす翔太は、特にやりたいこともなく、惰性な日々を過ごしていた。
彼にはちょっと変わった祖父(ハル)がいた。ハルは、かつて、ベトナム戦争に向かう米兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだった。ある日、自慢の祖父ハルを交通事故で亡くし、失意の翔太の前に現れたのは、なんと死んだはずの祖父。「やり残したことがある」とハルが翔太の体をのっとると、翔太の魂は、タイムスリップして1970年のハルの体へ入ってしまう。
翔太はロックンローラーだったハルとして、ベトナム戦争特需に沸く70年代の沖縄で、驚きの真実を知り、未来へのサプライズを仕掛けようとするが……。
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
桐谷健太
大城優紀 津波竜斗 小池美津弘
津波信一 神崎英敏 アカバナー青年会 渡久地雅斗 山内和将 玉代勢圭司 山城智二 城間やよい 喜舎場泉
岸本尚泰 平隆人 ニッキー ベンビー 南里美希 渡辺光 小川深彩 山田行 宮城夏鈴 新垣晋也 西平寿久
粒マスタード安次嶺 けいたりん 西平孝架 らむちゃん 饒波正庸
監督・脚本:平一紘
製作:長坂信人 エグゼクティブプロデューサー:神康幸 プロデューサー:大城賢吾 松永弘二
共同プロデューサー:服部洋 ラインプロデューサー:金森保
音楽プロデューサー:横澤匡広 音楽:Chris
撮影:砂川達則 照明:鳥越博文 録音:横澤匡広 DIT:小野寛明 美術デザイン:林チナ 美術:濱田智有希
スタイリスト:むらたゆみ ヘアメイク:比嘉みみ 新垣文望 制作担当:米原直樹 監督補:東條政利
助監督:丹野雅仁 キャスティング:新江佳子 編集:又吉安則 音響効果:佐藤祐美 VFX:平良隆一
宣伝アート:加藤正憲 アシスタントプロデューサー:眞栄城守人
協賛:沖縄ファミリーマート セカンドストリート
協力:沖縄市 沖縄市KOZAフィルムオフィス 7th Heaven KOZA
特別協力:ジョージ紫 紫(MURASAKI)
制作プロダクション:PROJECT9
配給:ラビットハウス
©2021 Office Crescendo
本予告編

1月21日(金)シネマQ・シネマライカム他沖縄先行!
2月4日(金)新宿武蔵野館 ほか全国順次公開!
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