【インタビュー】NMB48 白間美瑠「泣き虫だったけど泣かなくなりました」
NMB48最後の1期生・白間美瑠の卒業記念写真集『REBORN』が7月7日に発売された。卒業コンサートが間近に迫った彼女に、写真集のこと、NMB48の11年間でのターニングポイントのこと、そして今後のことについて話を伺った。撮り下ろしフォトと共にご紹介。
NMB48最後の1期生メンバーとしてグループを引っ張ってきた白間美瑠。8月の卒業コンサートで同グループを卒業することを発表した彼女が、11年間のアイドル活動の総決算として卒業タイミングで2冊目の写真集をリリース。
カメラマンは本人の強い希望でアンディ・チャオが担当。衣装に関してもこだわり抜いたセルフプロデュースの一作。ランジェリーからドレスまで、屋久島の幻想的な環境に身を置いて、深い感情表現で今の自分の全てを魅せる。
白間美瑠インタビュー
■戦いのような撮影でした
-アンディ・チャオ(ND CHOW)さんにオファーされた理由を教えてください。
白間美瑠
まず、今回の写真集は卒業記念ということで、絶対に出したいなという気持ちがありました。そして、これまでの11年間の集大成として、成長した部分、大人っぽさを表現したかったんです。
そういう、かっこいい部分を撮ってくださるカメラマンさんがいいな、と考えていた時に、プレイボーイの馬場ふみかさんのグラビアを見て、すごいめっちゃかっこよくて、エネルギッシュな写真が載っていて、それのカメラマンさんがアンディ・チャオさんだったんです。
さらに、自宅にある何冊かある写真集の中に綾瀬はるかさんの写真集があって、こういう雰囲気にもしたいなっていうイメージがあったのですが、これもアンディ・チャオさん撮影だったんです。「これは偶然の奇跡だ!」と思って、絶対にアンディ・チャオさんに撮ってほしいと思って、オファーさせていただきました。
-アンディ・チャオさんの写真は、影を上手く使う特徴がありますよね。
白間美瑠
そうなんです。ちょっと影のある大人っぽさを上手に引き出すのが素晴らしいと思います。
-アンディ・チャオさんの印象や撮影の進め方はいかがでしたか?
白間美瑠
打ち合わせで初めてお会いした時に「なんで僕を選んでくれたんですか?」ってことも聞いてくださったり、「どういう撮影していきたいんですか?」って、私に意見を聞いて寄り添ってくださいました。
最初の印象は、真面目で怖そうな人。なので、撮影初日はすごい緊張してドキドキだったんですけど、日が経つにつれて、心を開いてくださって、最終的には小学生みたいな可愛らしい部分がいっぱい出てきて、すごくお茶目な方でした。
-例えばどういうところがお茶目だと感じましたか?
白間美瑠
撮影中も小学生が言いそうな下ネタばっかり言ってて(笑)食事の時も好きな女性のタイプの話をしてくれたりとか、とにかくお茶目で気が合いました。
でも、いざカメラを持つと一瞬で空気がガラッと変わって、集中力がすごい方だなと思いました。
私が100%出そうと思ったら、アンディさんはそれ以上の120%を出してくださって。じゃぁ、私はもっとやってやろうと思ったら、アンディさんは更にもっと来てくれて、なんか戦いみたいでした。どっちが先にバテるかというような撮影でした。
-アンディさんの熱量に対応する白間さんもパワーが必要だったということですね。
白間美瑠
はい。今回は、衣裳は少なめでいこうと決めていたのもあり、ひとつひとつのシーンに熱を込めて時間をかけてガッツリ撮っていきました。
アンディさんは、「これだ!」って思ったら、何時間でも撮ってくださるので、その熱がすごかったです。
なので、これだけ親身に向き合ってくださっているから、私も応えないとって思いました。でも楽しかったです。2人の世界観っていう感じでした。
■シンプルな衣裳で大人っぽいしっとりとした私を。
-セルフプロデュースもされたということで、こだわりポイントを教えてください。
白間美瑠
自分の素の部分の魅力をしっかり出せるようなシンプルな衣裳をメインにしています。色も1色だけとか
屋久島をロケ地に選んだ理由も、ちゃんと自分で向き合いながら、そして大人っぽいしっとりとした私を撮っていただきたいなと思ったからです。
-森のカットでは霧がかっていて神秘的な雰囲気も漂ってますね。
白間美瑠
ほんとにそうです。屋久島は神秘的な森が多くありますし、雨の日が多いので、さらに神秘的な雰囲気があります。
-やはり、アンディ・チャオさんの写真は影の使い方が独特ですね。
白間美瑠
独特でカッコイイですよね。
■屋久島は神秘的な場所
-撮影時期は?
白間美瑠
3月です。めっちゃ寒くて、雨も降ってたのでほんとに毎日過酷でした(笑)
-屋久島は初めてですか?行かれてみての感想は?
白間美瑠
初めて行きました。空気が美味しい!って思いました。車で町を走ってても人も少ないし。そしてずっと曇ってるなって。
撮影したところは、屋久杉へと向かう道中なんですが、神秘的な場所が多くて面白かったです。自然のエネルギーを感じました。
-屋久島で食べたもので印象に残っているものはありますか?
白間美瑠
飛魚ラーメンです。飛魚1匹がドカーンと入っていて、美味しかったです。撮影2日目の時に食べたんですが、そのせいでお腹が出てたかもしれないです(笑)
-白間さん自身が撮影にあたって取り組んだことは?
白間美瑠
腹筋や、お尻の引き上げなど、ジムでの身体づくりは意識しました。
-お気に入りのカットとその理由を教えてください。
白間美瑠
横に寝そべって腹筋が見えるカットです。女性も男性も綺麗だなって思ってもらえるカットになっていると思います。
■白間美瑠にとってのターニングポイント
-改めて、NMB48一期生としての11年間を総括していかがでしょうか?何回か白間さんにとってのターニングポイントというのはありましたか?
白間美瑠
始めの頃はダンスもぜんぜん踊れず、毎日いろんなメンバーに迷惑をかけたし、悪ガキだったのでスタッフさんにもワガママをいっぱい言いました。
そんな私をここまで支えてくださって、今の自分があるのは、ほんとにスタッフの皆さん、メンバー、そして応援してくださるみんなのおかげだと思います。
印象に残っているターニングポイントは、じゃんけん大会で大島優子さんと勝負させていただいた時です。その時から、NMB48を引っ張っていくんだという覚悟や自覚をしっかり持つようになったと思います。
-デビュー直後と今の白間さん、ご自身でどういったところがいちばん成長したと思いますか?
白間美瑠
すべてが成長しました。泣き虫だったのも、泣かなくなりましたし、(子どもから大人へと)1番成長する時期をすべてNMB48に捧げているので。ここまで自分がセンターに立ってみんなを引っ張ろうという気持ちになるとは思っていなかったです。
■NMB48卒業シングル「シダレヤナギ」
-6月16日に発売されたNMB48卒業シングルとなる「シダレヤナギ」。この曲のポイントを教えてください。
白間美瑠
切なさの中にも強さのある、胸にぐっとくる歌詞になっていて、“シダレヤナギ”という花言葉が“自由”で、私もNMB48を卒業してこれから自由になるので、そういう部分では共通する点があるのかなと思っています。卒業シングルとしてぴったりな曲だなと思っています。
-劇場盤CDに収録されている、白間さん卒業ソロ曲の「いつもの椅子」についてもひとことお願いします。
白間美瑠
この曲は、この11年間、たくさんの方に出会って支えていただいて、その感謝の気持ちを伝える楽曲になっています。11年間の思い出を振り返りながら聴いてほしい曲です。
■歌って踊ることが大好き
-卒業後の活動として思い描いていることを教えてください。
白間美瑠
歌って踊ることが大好きなので、ソロのアーティストとしてずっとステージに立ち続けたいなと思います。
目標は海外でライブできたらいいなと思います。
-韓国の人気オーディション番組『PRODUCE 48』にも出演されてましたね。
白間美瑠
はい。そこで自分は歌って踊るのが好きなんだって改めて思うようになりました。
■最後にメッセージ
-最後に本写真集を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
白間美瑠
今回の写真集は私の11年間をしっかり詰め込んでいます。私の成長、そしてこれからの期待・ワクワク感を感じていただける内容になっています。
同時に、この11年間の感謝の気持ちも込めています。是非たくさんの方に手に取っていただけたら嬉しいです!
■撮り下ろしフォトギャラリー
[写真・聞き手:桜小路順]
白間美瑠 NMB48 卒業記念写真集『REBORN』
2021年7月7日(水)発売
定価:2,200円(税込)
撮影:アンディ・チャオ
判型:A4判 112ページ
発売元:ヨシモトブックス
【プロフィール】
白間美瑠(しろま みる)
1997年10月14日生まれ23歳。大阪府出身。B型。
2010年NMB48第1期研究生として加入。翌年、チームNとして正規メンバーに昇格。2021年3月にNMB48卒業を発表。
Twitter:https://twitter.com/shiromiru36
Instagram:https://www.instagram.com/shiro36run/?hl=ja
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCB5GrB8WW4lNBEchPyuH87w
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