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田中泯、石田ゆり子、南野陽子。映画『いのちの停車場』完成披露試写会舞台挨拶【Part 2】

4月14日、東京国際フォーラムにて、映画『いのちの停車場』完成披露試写会舞台挨拶が行われた。3部構成で行われたステージのうち、本動画は、田中泯、石田ゆり子、南野陽子、成島出監督が登壇したPart 2をレポート(動画&フォト)。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

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■最初のあいさつ

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

南野陽子/田中泯/石田ゆり子

田中泯(白石達郎 役)
私は吉永小百合さんのお父さんという役で出演いたしました。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

田中泯

石田ゆり子(中川朋子 役)
私はあの吉永小百合さん演じる白石咲和子先生の古くからの知り合いで、5年前に癌を患って手術をして一度治るんですが、またいろいろあって、咲和子先生訪ねてやってくるという、囲碁の女流棋士の役です。
私の役は、原作には無く、映画のオリジナルと伺っています。
岡田会長(※岡田裕介東映グループ会長。2020年11月18日、本作打ち合わせ中に倒れ、帰らぬ人となった)が、私を薦めてくださって、吉永小百合さんとまたご一緒できることも嬉しくて、私でよければ是非とお受けしました。
先日、映画を見たんですが、本当に素敵な素晴らしい映画です。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

南野陽子(若林祐子 役)
私の役は娘が病に冒され、余命数日と言われた時になんとか生きて欲しい、生かしたいと思うお母さんです。
そのお母さんがどのようにして気持ちを整理させ、変わっていくのか。そういった役です。
この作品は本当にいろんな人の、近づいてくる死、直面した死についてのシーンが多く描かれているんですが、見終わった感想は、生きるって何て素晴らしいんだということ。生きることの素晴らしさと、どう生きるかということがきちんと描かれています。
皆さんもご覧になって、もし自分だったら命の仕舞い方をどうするかなとか、どう生きるかなっていうのを改めて考えていただける作品になったんじゃないかなと思います。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

南野陽子

■役作りについて

-演じるにあたって、監督とどのようなお話をされましたか?

田中泯
以前にも成島出監督の映画に出させていただいて、その時のとても楽しい記憶が残っております。
本作については、お電話で(監督と)お話ししたんですが、吉永小百合さんというスターのお父さん役ということで、本当に驚きました。(吉永さんとは)同い年なのに。
(会場笑)
ちょっと不安になって、「大丈夫ですかね?」って言ったら「大丈夫、大丈夫」って。
映画をご覧になれば、大丈夫だったかそうでなかったは、皆さんが決めてください。
本当に本当に撮影の期間、必死の思いでした。記憶に残る、おそらく残り続ける映画になると思います。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

成島出監督
泯さんは病人の役なんですが、この撮影のために5kg痩せたいって言うんです。
泯さんはダンサーで、絞る肉なんかないんですよね。しかも、20代や30代の俳優さんがそう言うならともかく、泯さんの年齢で5kgってどこを絞るんですかって話です。本当に命に関わる危険があるから、やめたほうがいいって言ったんだけど、いやいややりますと。
本当に5kg以上痩せていただいて、その気迫はスクリーンに写ってると思うし、そこまで命削って役を作ってくれた事には感謝の言葉も見つかりません。感謝でいっぱいです。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

成島出監督

石田ゆり子
成島監督とご一緒できることが本当に嬉しくて。ただご一緒する前はすごく厳しい方だといろんな方から伺っていたのでとっても緊張していました。
でも、実際現場でお会いする監督は、穏やかであまり多くを語られない。ずっと遠くからじっと見守って下さっているという印象です。
私の役は、実はそのモデルになる方がいらっしゃって、小川誠子(ともこ)さんという、実際にいらした女流棋士の方です。また、吉永小百合さんともお友達だった方です。
その方の本や映像を拝見して、彼女のお母さんに失礼がないように、そして吉永小百合から見ても違和感がないように演じようということは、監督とお話しました。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

成島出監督
小川誠子さんとそっくりでした。ここまで乗り移るのかと現場でも驚きました。
ですので、吉永小百合さんも本当に感情が乗って、2人のシーンは本当に素敵なシーンになりました。

南野陽子
監督とお話し色々させてもらったのは、監督自身の死生観。
例えば安楽死についてどう思いますかとか、そんなことをたくさんお話しさせていただきました。
監督は、この作品に出てくる“まほろば診療所”の先生かなって思うぐらい、私たちが言うことややることを見守ってくださる感じでした。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

■撮影中エピソード

-撮影中のエピソードで記憶に残っていることは?

南野陽子
私は、ちゃんとお母さんでたいなと思ったので、家のセットには、娘の小さい頃からの写真なんかをたくさん美術さんが用意してくださっていて、この子はこんな風に成長したんだなぁとか、そういうのを見るだけでぐっとくるものがありました。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

石田ゆり子
吉永小百合さんとのシーンで、「携帯電話で自撮りしません?」と言うセリフがあるんですけど、それがなんかすごくそれがすごくなんかすごく嬉しかったです。
私は、10代の頃から吉永小百合さんに憧れてきて、こういう日が私の人生に来るんだって思うと、とても幸せな時間でした。

映画『いのちの停車場』完成披露試写会

■フォトギャラリー

[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]

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映画『いのちの停車場』

「そこは、自分らしく輝ける場所。」
誰もが予想だにしなかった未知のウイルスに、世界が翻弄されている昨今。「生と死」について考える機会が増えたそんな今だからこそ立ち返るべき、 “いのちを生きる”ことの喜びを、映画『いのちの停車場』が、全世界に問いかける。

INTRODUCTION
都内の高齢者医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「サイレント・ブレス」(2016年刊行)や、NHKにてテレビドラマ化され話題を呼んだ「ディア・ペイシェント」(2018年刊行)を世に送り出した南杏子による「いのちの停車場」(幻冬舎)。今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点やタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族が描かれたその感涙の物語を、『八日目の蟬』(2012)や『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』(2015)など多数の名作を生みだした映画界を代表する監督のひとり成島出がメガホンを取り、映画化。
在宅医療を行う主人公の医師を演じるのは、日本を代表する女優である吉永小百合。吉永を支える共演陣として、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行をはじめ石田ゆり子、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、泉谷しげるら豪華キャストが集結!この春、世代を超えたオールスターキャスト&スタッフが紡ぐ感動のヒューマン医療大作が誕生する。

STORY
東京の救命救急センターで働いていた咲和子(吉永小百合)は、ある事件をきっかけに、故郷の金沢で「まほろば診療所」の在宅医師として再出発をする。様々な事情から在宅医療を選んだ患者と出会い、戸惑いながらも、まほろばのメンバーと共にいのちの一瞬の輝きに寄り添っていく。その時、最愛の父が倒れてしまい…。

出演:吉永小百合
松坂桃李 広瀬すず
南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる
石田ゆり子 田中泯 西田敏行
監督:成島出  脚本:平松恵美子  原作:南杏子「いのちの停車場」(幻冬舎)
推薦:日本在宅医療連合学会 全国在宅支援医協会  後援:日本在宅ケアアライアンス
(C)2021「いのちの停車場」製作委員会
公式サイト:teisya-ba.jp
公式Twitter:@Teishaba_movie
公式インスタグラム:@Teishaba_movie
#いのちの停車場

映画『いのちの停車場』予告映像

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映画『いのちの停車場』特別バージョン予告

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2021年5月21日全国ロードショー

いのちの停車場

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