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BLUE/ブルー

松山ケンイチ、木村文乃、東出昌大の“新しく始めた挑戦”とは?映画『BLUE/ブルー』完成報告会

3月17日、都内にて映画『BLUE/ブルー』の完成報告会が行われ、松山ケンイチ、木村文乃、東出昌大、柄本時生、𠮷田恵輔監督が登壇し、本作にちなんで“新しく始めた挑戦”を明かした。(動画&フォトギャラリー)

舞台挨拶レポート

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-まずは松山さん、弱かったですね。ボクシングがひたすら弱くぜんぜん勝てない主人公でした。

松山ケンイチ(瓜田信人 役)
そうですね。たぶん、皆さんが見てきたボクシング映画というのは、主人公が再起していく様が感動的な作品が多かったと思うんですけども、この作品は再起しません!
ずっと負け続けてるボクサーなんですけど、逆に言うと、負け続けたからこそ得られるものが瓜田にはあるような気がします。
人に対して包容力があるというか、優しさを感じるキャラクターになってると思います。

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松山ケンイチ

-木村さん、男たちを見守るヒロイン役はいかがでしたか?

木村文乃(天野千佳 役)
とにかく、ずっともどかしかったです。
私だけがボクシングという輪に入れずにいたので、皆さん、撮影の合間すごく体を絞られて、ストイック中のストイックで、ジムにも通われてボクシングというものと向き合っている時間を皆さんで共有できているから、撮影外の会話も、私は全く入れず。
なんか東出さんのパンチがプロ級だってニヤニヤする監督がいらっしゃったり、松山さんが、ボクシングのことで疑問がある柄本さんにアドバイスしていたりっていう、カメラのカメラの回ってないところでも本当に作中のような関係でいた皆さんを、私は、ただただ眺めているだけだったので、ずっと寂しかったです(笑)

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木村文乃

-東出さんは天才ボクサー役、後楽園での試合のシーンは嬉しそうにも見えましたが、演じてみていかがでしたか?

東出昌大(小川一樹 役)
皆さん、ボクサー役というより、ボクサーそのものの生活をしていました。ですので、後楽園の撮影日は本当にタイトルマッチの日だって自分たちで思ってましたし、僕は日本チャンピオンのタイトル直前っていう役だったんですけど、監督がボクシング業界やボクサーの方々にすごいリスペクトがあるので、キャスティングも本気で、前日本チャンピオンと現日本チャンピオンを連れてきて、東出の相手になったって言うから(笑)、見劣りしないように鍛えて臨みました。

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東出昌大

-そして柄本さんは不純な時でポクシングを始める若者の役です。

柄本時生(楢崎剛 役)
女の子を振り向かせたいために格闘技を安直に始めてハマってくという役なんですけれど、僕はとても共感できたので楽しく演じることができました。

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柄本時生

-監督、撮影現場での皆さんのようすはいかがでしたか?

𠮷田恵輔監督
木村文乃さんは、役者としてちゃんと見てました。
ただ男三人は、同じジムの後輩みたいな気持ちで見てたので(笑)、すごい良い芝居してるシーンはあるんですが、私の感覚ではジムの休みの日みたいな感覚で撮影をしてました。
だから、映画なんだけども、本当のボクシングの試合に向けてみんなで作り込んでた感覚でいましたね。

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𠮷田恵輔監督

-監督はボクシング歴が実は長いんですって?

𠮷田恵輔監督
はい。中2から今も30年間ずっとやってます。

■挑戦したいこと!

-本作はキャストの皆さんの挑戦が大きなテーマなんですが、そこでキャストの皆さんにお伺いしたいのは新たな挑戦や、今挑戦していることについて教えて下さい。

柄本時生(楢崎剛 役)
最近、ひとりカラオケできるようになりました。
ある仕事で乱暴な男の役で、大声を出したら、声がすぐに枯れちゃったんです。
これは日常的に(大声を)出さないといけないなと思って、ひとりカラオケに行けるようになりました。

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木村文乃(天野千佳 役)
私は丁寧に生活するという挑戦をしています。
これまで仕事が忙しすぎて、見て見ぬふりをしている部分がたくさんあったので、そこにあえて目を向けて、ちょっとだけ手をかけて生活をしてみようっていうことが、この状況でありがたくもできて楽しいです。

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東出昌大(小川一樹 役)
「ザワークラウト」をやっています。
瓶に入れるキャベツの酢漬けみたいなものなんですけど、キャベツを千切りにして、塩もみして、それを瓶に入れて一週間ぐらいで乳酸菌が発酵して酸っぱくなってビタミン豊富になるんです。

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松山ケンイチ(瓜田信人 役)
スマホのアプリで、大喜利みたいなことをするものがあるんです。それでボケてます。
面白い男になりたいなと思って。
60個くらいボケて、星80個くらいついてます。もちろん匿名で投稿しています。

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柄本時生
写真で一言みたいなやつですよね?

松山ケンイチ
それ!

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■最後のメッセージ

松山ケンイチ
瓜田(松山ケンイチ)、天野(東出昌大)、楢崎(柄本時生)、それぞれのボクサー、それぞれが主人公みたいなキャラクターですし、そういう物語になっています。また、それぞれの個性的な熱さも持っています。多くの方に共感できる作品になっていると思います。

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𠮷田恵輔監督
ボクシング映画っていうと、とっつきづらい人もいるかもしれませんが、人生において負けてるなとか、自分に後悔がある人が見た時に、長い人生として振り返った時に、その負けというものの後ろ姿がみっともないかって言ったら、もしかしたら美しいんじゃないのかなって感じさせてくれる映画になっていると思います。

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■トークノーカット動画

上記レポートに書ききれなかった舞台挨拶全編は動画で!

YouTube player

■フォトギャラリー

[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]

映画『BLUE/ブルー』

ストーリー
時に人生は残酷だ。
どれだけ努力しても、どれだけ才能があっても、約束された成功なんてない。
誰よりもボクシングを愛する瓜田は、どれだけ努力しても負け続き。一方、ライバルで後輩の小川は抜群の才能とセンスで日本チャンピオン目前、瓜田の幼馴染の千佳とも結婚を控えていた。千佳は瓜田にとって初恋の人であり、この世界へ導いてくれた人。強さも、恋も、瓜田が欲しい物は全部小川に奪われた。それでも瓜田はひたむきに努力し夢へ挑戦し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田は抱え続けてきた想いを二人の前で吐き出し、彼らの関係が変わり始めるー。

出演:松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 / 東出昌大
監督・脚本・殺陣指導:𠮷田恵輔
主題歌:竹原ピストル「きーぷ、うぉーきんぐ!!」(ビクターエンタテインメント)
製作:『BLUE/ブルー』製作委員会(東映ビデオ 日活 ファントム・フィルム AMGエンタテインメント レイラインピクチャーズ)
製作幹事:東映ビデオ 制作プロダクション:ステアウェイ
配給・宣伝:ファントム・フィルム
2021年/カラー/ビスタ/5.1ch/107分
(C)2021『BLUE/ブルー』製作委員会
公式サイト:phantom-film.com/blue
公式Twitter:@bluemovie_21 #挑戦者たちの青春

4月9日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー

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