岩田剛典・新田真剣佑、ドッキリを仕掛ける側?仕掛けられる側?観客からの質問に回答。『名も無き世界のエンドロール』公開記念舞台挨拶
1月30日、TOHOシネマズ六本木にて、映画『名も無き世界のエンドロール』公開記念舞台挨拶が行われ、岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、佐藤祐市監督が登壇。全国314の劇場にてライブビューイングも行われた。
舞台挨拶では、事前にSNSを通じて募集したお客様からの質問に答えるなど、大切な人との“絆”を描いた本作ならではの企画として、全国の観客と登壇ゲストたちが”想い”を繋いだ。(動画&フォトギャラリー)
舞台挨拶レポート
岩田剛典(キダ 役)
本日はほんとにありがとうございます。ちょっと感動しております。これだけお客さんが入った状態で舞台挨拶ができるというのはほんとうに幸せなことなんだなと改めて実感しております。
新田真剣佑(マコト 役)
お客さんが入った舞台挨拶は最近なかなかできなかったので、とても嬉しく思っています。
山田杏奈(ヨッチ 役)
ここにいる皆さんと、ライブビューイングでご覧になっている全国の皆さんと楽しい時間を共有できたらなと思います。
中村アン(リサ 役)
今日やっと皆さんにお会いできて、そして公開を楽しみに待っていたのでほんとうに嬉しいです。
佐藤祐市監督
黙っているとちょっと反社っぽく見られる顔つきなので、なるべくツッコんでいこうと思います(笑)今日は楽しい時間を全国の皆さんと共有できればいいなと思っております。
■本作を初めて見た時の感想
-皆さんは初号をご覧になった時にどんな感想をお持ちになりましたか?
中村アン
見終わったあと、第一声がなかなか出ませんでした。余韻がすごくあって。
佐藤祐市監督
アンちゃんと杏奈ちゃんは初号を同じ回で観てましたが、二人の表情が印象的でした。言葉が出てこない感じの。
「アンちゃん、どうだった?」って聞いたら、「私、こんな怒り方をするんですね」って言ったのを覚えています。自分の怒っている顔なんて見ないもんね。
中村アン
見ないですよね。喧嘩したとしても自分の顔は見ないので。
山田杏奈
台本ではもちろん話しをしていたんですけど、ヨッチがいなくなった後に、キダとマコトが10年間も頑張ってくれてたのかって、うわーって気持ちになって、今もお話があったように、私も初号を見終わったあとは、なんとも言えない空気になったのと覚えています。
新田真剣佑
僕、個人的にすごく好きなジャンルで、僕は皆さんと一緒には見れなかったんですけど、家でDVDで2回も見たんですよ。そんなことって普通は無いんです。僕は。なんだかものすごく面白くて。台本を読んで内容はわかってはいるんですけど、映像で見ると違っていて、さらに自分の想像を超える進化がたくさんあって、2回見るほど面白かった。なので、皆さんも2回、映画館に足を運んでいただけたらと思います。
岩田剛典
脚本をいただいて2年近く経つんですが、脚本を初めて読んだ時から面白いなって思っていたんですけど、初号で映像化されたこの作品を見て、いやぁやっぱり面白いなと、それが最初の感想です。
切ないヒューマンドラマがこの作品の本質だと思うんですが、そこはご覧いただく皆さん、一人一人が違う人生を歩まれていますが、自分の大切な人とか、自分の中ですごく大切にしている感情というものを、自分の環境が変わっても変わらないものがあったりとか、そういったいろいろ人生を見つめ返すようなひとつのきっかけのになるメッセージも含まれている作品だと感じましたし、ラストも自分の中で腑に落ちました。
もし、自分の人生でこういうことが起きてしまったらどうするんだろう?ってそういうことを考えましたね。
■お客さんからの質問コーナー
Q1.映画の中でキダがとてもよくドッキリにひっかかってましたが、ふだん皆さんは、ドッキリを仕掛ける側、ひっかかる側、どちらが多いですか?
新田真剣佑
仕掛ける側です。最近、岩田剛典さんにドッキリを仕掛けました。ものすんごい面白かったです。某番組でほんとに些細なドッキリを仕掛けさせていただいたんですけど、映画の中のキダとおんなじだなと思ってすごく楽しかったです。
岩田剛典
それで言うと僕は完全に(ドッキリを)仕掛けられる側ですね。
まっけんは普段から鍛えてるから普通にあるのかなと思って。バッグからダンベルが出てきた時。
新田真剣佑
無いです、無いです(笑)
佐藤祐市監督
(岩田は)掛けようという発想がそもそもない感じがするよね。
岩田剛典
あんま無いですね。
佐藤祐市監督
まっけんはやっぱりイタズラ好きだもんね。楽しみたい!って感じがするよね。
新田真剣佑
そうですね。どんな現場でも楽しみたいと思っています。
山田杏奈
私も誰かを引っかけようとは思わないタイプなので、どっちかっていうと引っかかることの方が多いですかね。あんまり疑わないので、すんなり受け入れて、えっ?ってなるかもしれないです。
中村アン
私は引っ掛けたいという気持ちもありますし、引っかかるのも楽しいと思いますね。
新田真剣佑
引っ掛ける方が楽なんですよ。僕は引っ掛けられてもリアクション薄くて。ピリピリペンってあるじゃないですか。僕はそれに引っかかっても「あ(真顔)」ってなるだけで面白くないんですよ。面白い反応できなくて申し訳ないなって。
でも、ガンちゃん(岩田)の場合は、(ピリピリペンを持って)「あれっ?何これ!?イテっ!」って(笑)
Q2.ガンちゃんに質問です。お気に入りのシーンはどれですか?
岩田剛典
いっぱいありますけど、10年前の幼馴染の3人が海辺で話しているシーンなんかは、撮影当時、日が落ちるのが早い時期で、マジックアワーのきれいな夕陽の中で撮影しないといけないというシチュエーションでしたので、意外と時間が無い!っていう中で撮影したのを覚えています。
このシーンは、杏奈ちゃん演じるヨッチの本質をすごく語っているところがあるんです。まさにタイトルにも繋がるような。すごくお気に入りのシーンです。
Q3.まっけんのマジックは本当にされたものですか?
新田真剣佑
はい、全部練習してやりました。
佐藤祐市監督
まっけんはほんと器用で、もしムリだったらカット分けるねとも話したんですけど、やってみたらすごく上手くできて、ワンカットでOKでした。
新田真剣佑
マジシャンの方に来ていただいて、教えてもらいました。
Q4.新田真剣佑さんのディーラーの姿、様になっていてすごくカッコよかったです。練習はされましたか?
新田真剣佑
手付きとか、カードのさばき方、ちゃんと意味がありまして、それをちゃんと習いました。
Q5.山田杏奈さんに質問です。ヨッチは、ナポリタンに大量のパルメザンとタバスコをかけていましたが、人とは違って変わった嗜好や食べ方はありますか?
山田杏奈
同世代とは違うかもしれないですけど、渋めのもの、肝とか銀杏とかか好きで。なのでオジサンみたいだねってよく言われます。小さい頃から好きで、ちょっと食べ物の趣味が変わってるのかなって思います。
Q6.中村アンさんへ。中村さんの感情爆発シーンは迫力がありました。実際の現場の雰囲気はどんな感じでしたか?
中村アン
スタッフ含めてみなさん集中して、一丸になって撮影してました。
新田真剣佑
ほんとうに集中して撮影しましたよね。2日間かけて撮ったんですけど、長く集中しないといけないシーンでした。
Q7.監督に質問。キダ、マコトそれぞれに表世界とはかけ離れた裏の顔がありました。監督から見て、これはファンも知らない裏の顔が見れた時はありましたか?
佐藤祐市監督
ガンちゃんもまっけんもすごい集中力だと思っていて、もちろんワンテイクで終わるシーンもあったんですけど、さっきも話しに出た、アンちゃんとまっけんとのシーンや、まっけんのマンションにガンちゃんとまっけんがいて「そんなのに協力できるか!」ってキダが言うシーンなど、何回もお芝居を変えさせてもらったことがあって、段取りだけで1時間以上かけることも。撮影そのものも何テイクもしました。
このシーンは、撮り順としては2人のシーンを撮って、そこの中村アンちゃんが来るというシーンで、アンちゃんを相当待たせたと思う。
そこで2人はすごい集中力で、何テイクやってもクオリティが下がらないし、もっと良いものが見れるんじゃないかって思ってテイクを重ねました。
実はこのシーンはいくつかのテイクを混ぜてます。それぞれのテイクで、まっけんの一番良いところ、ガンちゃんの一番良いところを採用してます。
ファンの方々が知らない一面の話じゃないかもしれないけど、僕は2人のこの集中力に感激しました。撮ってても楽しかった。
■最後にメッセージ
岩田剛典
今日は皆さんにお越しいただき、ほんとうにありがとうございます。この作品はご覧いただいたあと、作品を振り返る会話を楽しくしていただけるようになっていると思います。まっけんも2回見たって言ってくれてましたけど、2回目見るとまた違うんですよ。あそこのセリフが実はここに繋がっていたとか。トリックというか仕掛けがたくさんある映画になっています。
宣伝部が一生懸命考えてくれた「ラスト20分の真実」というコピーがありますが、それをいったん忘れて映画をご覧になっていただきたいなと思います。この作品はカテゴライズすると、どんでん返しもののサスペンスではなくて、切ないラブストーリー、ヒューマンドラマだと僕は思っています。そのつもりで映画館に来ていただけたらなと思います。
こういう時代だからこそ、映画がもっともっと活気づいてほしいし、映画館に人が入ってほしいし、感染対策バッチリすれば絶対に安全だと思います。
こういう映画の時間が皆さんにとって少しでも安らぎのひとときになってくれたらと思います。是非お時間を作って劇場にいらしてください。今日はありがとうございました。
■トークノーカット動画
■フォトギャラリー
[写真・記事:Jun Sakurakoji]
映画『名も無き世界のエンドロール』
<あらすじ>
クリスマス・イブの夜。日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた―。
複雑な家庭環境で育ち、淋しさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし20歳の時に、ヨッチが2人の前からいなくなってしまう。そんな2人の元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。住む世界の違うリサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその“理由”を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。
以来、キダは〈交渉屋〉として、マコトは<会社経営者>として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。
ラスト20分、衝撃のエンドロールが幕を開けるー。
原作:行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫)
監督:佐藤祐市(『ういらぶ。』、『累 –かさね-』 など)
出演:岩田剛典 新田真剣佑 山田杏奈 中村アン
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
公式サイト:www.namonaki.jp
公式Twitter:@namonaki2021
公式Instagram:@namonaki2021
#名も無き
全国ロードショー中
「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」は映像配信サービス・dTVで独占配信中【全3話】
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